トワイライト・エネルゲイア   作:サムラビ

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個人的な外出 その肆

「――んっ……あれっ? これ……プリン? 何で……俺プリンの方渡したよな?」

 

「いえ、プリンというのは言葉だけで、渡されたのはコーラでした」

 

「はっ? じゃお前、俺がプリンのがイイよなって言ってコーラ渡したのに、何も言わずにコーラを口に含んだの?」

 

「はい。面倒だったので」

 

「マジか……俺、コーラの舌だったんだけど……プリン甘っ」

 

「私もプリンの舌でしたが、コーラも美味しいので今となっては特に問題はありません」

「……」

 

 失態を犯したのは俺。故に、何も言えはしない。仕方なく、ヘルメットを被る。咥えた棒キャンディーの甘さにより、塩気のある何かが既に欲しくなってきた。

 

「中原今何食べたい?」

 

「そうですね。頂けるなら、先輩の羊羹が食べたいです」

 

「よし、出発するぞ」

 

 隙あらば強請ってくる後輩を後ろに乗せ、俺はバイクを発進させる。

 

 考えてみれば、会長の意味不明系指示である、今月中旬までの期限付き強制外出コーナーも本日がオオトリ、十日火曜日のおやつ時。ただ、今日は外出とは言っても中抜けと呼んだ方が適切かと思われるが、例によって細かいことは気にしない。

 

「何気にファミレス行くの超久々かも」

 

「……私も、今年は初めてだと思います」

 

 色んな物が食べられるファミリーレストランは素晴らしいが、現環境では専門店を利用するケースが圧倒的に多い。これも、天津神学園生あるあるの一つかもしれない。実際、ファミレス区画は存在しないし。

 

 目的地は表向きの学園入口から林道を抜けてちょっと行ったトコ。用事や外部委託の際には必ず看板が視界に入る大手ファミリーレストラン。

 

「あ……アラームってセットした」

「はい」

 

 真面目枠の中原が、そこら辺を忘れるはずもなかったか。

 

 外気温は余裕で30℃を超え、猛暑日が日常となったここ一週間。中原の黒セーラーも先日から夏服に切り替わったが、見た目としては半袖になった以外の変化はない。本人的には、脚部を保護する特殊黒ストはもはや必須らしい。まぁ少々のことでは汗などかかんし問題ない。

 

 当然ながら、このエリアはがっつりと学園と斑鳩が手を回しているため、住人自体が少なく、その上で全員関係者で固められている。仕事をする場所と自宅を離したい派の人以外は、職員さんもほぼここら辺に住んでいるらしい。

 

 交通量の少ない道をまったりと走らせ、数分と掛からずファミレスの駐車場へ入る。おそらく、利用中のお客さんも学園関係者が濃厚、向こうから見れば、俺らの身分はバレバレであろう。

 

「車ある?」

「はい。もう既に到着しているはずです」

 

 ということで、早足で店内を目指す。

 

「御爺様は来られないんだっけ?」

 

「はい。地元から出たがらないので、会いたいならそちらから出向けとのことです」

「まぁ確かにそれが道理だな」

 

 ドアを押し開け、お互い先端を失った元棒キャンディーをゴミ箱にポイして、中原に前を譲る。

 

「いらっしゃいませ、二名様でしょうか?」

「いえ、待ち合わせです」

 

 中原がフラットに応え、左奥の禁煙席の方へ視線を向けると、察した店員さんは礼をして厨房へ引き返す。利用客はそこそこに疎ら、ホールスタッフは二人いれば十分で、どちらかが常に暇になる感じかもしれない。

 

 とりあえず中原の背中に続き、禁煙席のプレートの下を潜って一番奥の四人掛けのソファ席へ。そこに一人で座っているのは眼鏡を掛けた若い女性。中原とも俺とも既に目が合っているが、手を振ったりというリアクションはなく、クール系の美人お姉さんといった印象。

 

「ごめんね。わざわざ来てもらって」

 

「いえ。こちら、二年の太刀川シン先輩です。私も所属している学生会では副会長を務めています。先輩、中学一年から卒業まで同居させていただいていた、綾瀬サクラさんです」

 

「初めまして、太刀川です。よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 わざわざ立って挨拶を返してくれる。クール系かと思ったが、気怠い雰囲気の方が遥かに濃かった。緩いウェーブの掛かった長い黒髪に、やや太ぶちの眼鏡がよく似合っている。

 

 服装も超シンプルでシャツにデニム。最近はレイカ関係の方々と顔を合わせる機会もあったためか、少し安心してしまう。

 

 そんな感想は置いといて、促されるままに中原の隣へ。てっきり綾瀬さんの隣に中原が座ると思ったのだが。

 

「先に、何か頼む?」

「中原、何か食べる?」

 

「では、パンケーキをいただきます」

 

 愚問。既に隣の後輩は呼び出しボタンをプッシュしている。秒で店員さんが馳せ参じ、中原は宣言通りに注文を済ませる。当然ながら、次は俺の方に視線が向く。

 

「……じゃ、こだわり唐揚げ御膳で」

「がっつりいくのね」

 

 その口調は、元同居人と同じく平坦。何か勝手に陽キャな感じを想定してたが、中原と二人だと無言のまま時間が流れそうだ。ドリンクバーは頼まず、氷水を一口含む。

 

「そういえば、一緒に住んでるお姉さんと会うってトコで会話が終了して、そのままそれ以上聞いてなかったな」

 

「はい。先輩の基本的な形だと思います」

「いやいやそんなことないって……」

 

 酷く一面的な評価だと思われる。

 

「……仲がいいのね」

「え……今ので?」

 

 まぁ、個人的には仲が良いつもりで行動を共にしてはいるのだが。

 

「用件が伝わっていないなら、改めて私の方から。私の師匠でもある彼女の祖父から頼まれて、太刀川君の為人を伝える、というのが、理由。けれど、私としては、本人からだけでなく、第三者から、サヤがちゃんと生活出来てるか聞きたかった、というのが本音」

 

 師匠、ということは、つまりこのお姉さんもこう見えて達人だったりするのだろうか。だが今はその前に。

 

「……なる、ほど……えっ? 中原さん? 御爺様は俺にどういう印象を抱いてるんすか?」

 

 どういう訳か、一撃目から雲行きが怪しい。

 

「私に祖父の考えは分かりません。ただ、月に一回の手紙のやり取りにおいて、何か誤解があったのではないかと推測されます」

 

「手紙? 通話でもメッセでもなく? でも、ゲーム好きだし、スマホも使いこなしてるイメージだったんだけど……」

 

「概ねその通りですが、距離の離れた孫と手紙のやり取りをするのが祖父の夢だったようで、有無を言わさず付き合わされている、というのが現状です」

 

「へぇ、そういうご家庭……」

 

 家族には家族のルールがある。それは当然の話。

 

「一応、私も文面については読ませてもらった。端的に、太刀川君が愛孫をたぶらかしているのではないか、という話。私が先月電話した際には、酔って激怒していたけど、今どういう心境なのかは、ちょっと分かりかねる」

 

 完全に厄介事じゃねぇか。

 

「……中原、俺のことをどういう表現で紹介したんだ?」

 

「学生会に入り、行動を共にしていること。他には、立ち合いで敗れたこと、怪我をさせられた詫びとして、ハイスペックPCを頂いたこと位でしょうか」

 

「うーん……十分に誤解する可能性はありそうだな……」

 

 ホントは殺害してしまったことによる賠償なのだが、さすがにそこはオブラートに包んでくれた様子。だが、愛孫が怪我をさせられて、その補償が物質ではキレられても文句は言えまい。

 

「私の見解では、それだけではなくて――」

 

 ちょうど運ばれてきたパンケーキが中原の前へ置かれる。綺麗に焼かれた三枚重ねにデカめのバター、メイプルシロップの入った小さな器が添えられている。

 

 とりあえず、気を取り直して。

 

「えっ? まだあるんですか……」

 

 グァバジュースっぽい何かを飲みつつ、綾瀬さんは言葉を続ける。

 

「六月のやり取りで、師匠が太刀川君との交際を疑った際、サヤのそれに対する返答が、誤解を深めてしまったのかもしれない」

 

「その……返答というのは?」

 

 中原の方を見やるが、ヤツは今バターを満遍なくパンケーキの表面へ伸ばすことに注力しており、全く話を聞いているようには感じられない。

 

「太刀川君のことを好いている女性は複数いて、自分とはそういう関係にはなり得ない。内容をまとめると、そんな所。それをどういう訳か、複数の女性と関係を持ちながら、今正にサヤをも毒牙にかけようとしている。そう捉えられてしまったみたい」

 

「っ……まず第一に、今日この場にいなくて良かった……」

「それは同感。師匠は、奥様が亡くなられて以降、一度も県を跨いだことがないから」

 

 よく分からんが、亡き奥様に感謝を。

 

「っていうか中原、他に言いようがあっただろう……」

「今思えばそうですが、客観的事実を伝えた方が、より納得できると思ったので」

 

「見た目も含めて、特に不自然さは感じないけれど、太刀川君は随分とモテるようね」

 

 変わらず淡々としていて、特に攻めるようなニュアンスは感じないが、だとしても現状では嬉しい言葉ではない。

 

「いや……そんなことは……その、副会長という立場上の勘違いに起因する何か、かと……」

 

「いえ、先輩は創作物の主人公のように著しい鈍感ではないですし、加えて、明確なものについては、客観的に確定された事実かと思われます」

 

 スラスラと言いつつ、ほぼパンケーキを平らげている中原。

 

「……例えば?」

 

 何だか知らんが、詰め将棋なら既に詰められる一歩手前辺りか。

 

「……私の口から伝えるのは本意ではありませんが、もし先輩がどうしてもと言うのでしたら、恋愛感情ではないという逃げ道がある方を除外して、複数人について言及出来ますが、本当にいいのですか?」

 

「いや、止めておこう……」

 

 これは慈悲だと言わんばかりの冷たい視線を受け、即時撤退を決める俺。

 

「つまりモテるのは事実。ただ、どれも交際の事実はなく、サヤについてもそれは同じ。ということで、間違いない?」

 

「はい。私としてはそうですが、先輩はどうですか?」

 

「はい……俺も、そうっすね……てか中原なら分かるだろ? 今の俺の生活に、そんな隙間は存在しない……あぁ、何かそれもキツい事実だな……」

 

 つい遠くを眺めてしまうが、窓の外に大した景色はない。

 

 そもそも、このベクトルは既に斑鳩先輩とマトイ姉さんに弄られ尽くしており、結局の所、それによる得は何もないという救われない事実で締め括られている。

 

「それはつまり、サヤは太刀川君のタイムスケジュールを把握している、ということ?」

 

「不可抗力的に、概ね把握しています。本人の言う通り、基本的な起床時間となる朝6時半から、寮の自室へ戻る午後6時……最近では7時ですが、その間はほぼ全て予定が埋まっていると言っていいでしょう。隙間の時間も、学生からの相談などで即時埋まりますので」

 

「それは、随分とブラックね。役所勤めの私よりよっぽど忙しそう」

 

「その内容は鍛錬、依頼、学園外の用事、各種書類作成、少ないですが授業の時間もあり、横から見ていても多忙であることは間違いありません。また、先輩は直接話すことをよしとするため、自発的に部活やそれ以外の学生、教師や職員の方を訪ねることも多いです」

 

「それはそうしないと困り感がわからんってだけの話なんだが……」

 

「加えて、夜の時間にも突発的に用事が入ることは日常茶飯事です。ただ、自由になる時間をほとんどゲームやその他の遊びに費やしているため、それを全て置き換えれば、十分女性との交際は可能とも言えます」

 

「いやいやいやいや。衣食住ゲームの中の一つが欠けてしまうだろ……」

 

「そういう価値観なのね……」

 

「とは言え、私も夕食後は休息の時間とすることが常ですし、一緒にゲームをプレイする頻度も多いです。サクラさんの言う通り、現状における先輩の価値観では、相手が合わせなければならないという意味も含めて、交際は難しいと考えらます」

 

「改めてそう冷静に論じられると中々しんどいものがあるな……」

 

 休もうと思って休んでも、依頼や書類が増えるだけで何にもイイことないし。そしてその考えは既にワーカホリックだと複数人から指摘を受けている。

 

「…………私が話を聞く限り、師匠の考えについては誤解だったと受け取れる。当人が納得するかはともかく、そのままを報告しておくから」

 

 当人の納得が不可欠な話なのだが、多くを求められる立場ではないだろう。

 

「あの、お手数をお掛けしますが、よろしくお願いします」

「承りました」

 

 まぁ地元に縛られているのであれば、今生で出会うことはないかもしれんが。

 

「後は、太刀川君から見て、サヤはどう? 学園の中で、周りと上手くやれてる?」

「えっ? そう、ですね……」

 

 余りに淡々としていて忘れていたが、昨年度まで三年間一緒に暮らしてきたとなれば、心配して当然だ。ただ、きっとある意味でその必要はないことも分かっているはず。

 

「周りとは、上手くやれてますね。同級生、上級生共に、周囲からの評価は高いです。きっと、中学の頃もそうだったんじゃないですか? 基本は一匹狼且つ浮世離れしてますが、来る者は拒まないので、嫉妬心の強い手合いを除けば、良好な関係が結べると感じられます」

 

「っ……何か急に担任の先生みたいだけど、言っていることはその通りね」

「……」

 

「……中原。パンケーキ食って、しょっぱい系が欲しくなったんだろ?」

「はい」

 

 隣の後輩は、明らかにサイドメニューを吟味している。

 

「イカ唐はチンするだけだから最短40秒で来るぞ」

「揚げ物を食すと、今度はご飯を求めてしまう可能性が高いです」

 

「お前それじゃ夕食食えなくなる……ことはないんだよなぁ……」

「太刀川君が頼んでいるものもそうだとは思うけど」

 

 結局、中原は店員さんに提供の早いメニューを尋ね、意外にも天ぷらそばをオーダー。これは何と、店員さんがまかないで調理中だったらしく、ガチですぐに運ばれてきた。

 

 

 

「――そういえば、太刀川君は、魔法みたいな現象が起こせるの? サヤのは……凄いけど、正直地味っていうか……」

 

 短時間で大分打ち解けてきた綾瀬さんが、そこそこにギリギリのラインを攻めてくる。まぁ、別に大きな問題はない話題ではあるが。

 

「あー、でも今の中原は派手なヤツもあるよな?」

 

 魔法の定番、独力による飛行。

 

「そのためには、相応の対価が必要ですが?」

「そうだった……」

 

 こいつ、もうほとんど麺が残ってないし、てんぷらから食べるタイプな様子。ちなみに俺は中盤に食べる。理由は特にない。

 

「分かり易く、手から火を出すとか、そういうのって、出来たりするの?」

「先輩が今日火を放てば、この辺り一帯の大規模火災は避けられないかと」

 

「まぁ、そうだな……」

 

 あぁそっか、今日火曜日か。帰ったら書類やんなきゃ。

 

「あの……パッと見せられるのだと……手を握って……はいっ」

 

 右手を開いて差し出すように見せて、握って発動してまた開く。

 

「っ…………羊羹? 手品?」

「あ、そうなるか……」

 

 考えなくても、インパクト弱めな能力ではあった。

 

「えっと……折角なんで、どうぞ」

 

 行き所を失くしたスティック羊羹をプレゼントするが、表情に喜怒哀楽は見られない。まぁキレられても辛いけど。

 

「……これを、太刀川君は魔法で出現させた……だから、この羊羹は何処にも売ってない……」

「はい、取り扱い店舗はないです」

 

「……」

 

 中原からは割と本気な目で、一日二十個限定で高級スイーツ区画に卸すことを提案されたが、当然の如く却下した。

 

「コレ……口にしても大丈夫なの? 原材料は不明……というか、太刀川君の持つ何かから生まれた……私達人間が食べて、後々何か起きたりはしないのかしら……」

 

 初めて見る表情の変化。だが残念ながら、見て取れるのは不審だった。

 

「…………」

「…………」

 

 そしてその真っ当なリアクションを受けて、自然と目を合わせる俺達。

 

「――あ、違うわ、完全に忘れてた。一応、じゃなくて、最先端技術で成分分析はされているので、人体に害はないですし、栄養価も通常の練り羊羹と同じなんで、心配は要りません」

 

「それを忘れていたことに、私は驚きました」

「いやド忘れだって……」

 

「……面白そうだから、師匠に送ってみる」

 

 この人、ふざけたりするんだ。そりゃそうか。

 

「――っ、先輩、時間です」

「えっ? 早くね?」

 

 と言いつつ、到着から30分以上が経過していた。嘘だろ。

 

「っていうか、唐揚げ……」

 そこで、俺のツィートを拾った店員さんが申し訳なさそうにこちらへ歩み寄る。

 

「大変申し訳ありません。ちょうどオーダーが重なってしまったことに加え、唐揚げは特殊な揚げ方をしているため、少々お時間をいただいているんです……」

 

「あ、なるほど……確かなこだわり……」

「先輩、早く立って下さい。出られません」

 

「えーいや、俺今、唐揚げ食べる感じになっちゃってるんだけど……」

 

 今にも押してきそうな圧を放つ夏服黒セーラー。自分はパンケーキに天そばまで食いやがって。

 

「申し訳ありませんが、サクラさんが夕食として食べて下さい。先輩、遅れると、また龍を封印できなくなります」

 

「えっ? 貴方達、これからドラゴンを封印しに行くの?」

 

「あぁはい……ちょっと事情がありまして……」

「どんな事情……」

 

 仕方なく立ち上がると、結局後輩に押し出される始末。

 

「じゃあ、サヤ。また連絡する。太刀川君、今日はありがとう」

 

「はい、失礼します」

「……次は、もう少しゆったりと……」

 

 一部の学生にとって修練、もしくは稼ぎの場となっている区画が幾つか存在するのだが、これから向かう区画は、事実上区画の主と化しているデカい龍さえいなければ稼げる、という構造になっている。

 

 それに加えて、龍を誘導してとある位置にハメ込めば、当分行動不能にさせられるというグリッチに近い仕様が存在する。つまり、そこへの誘導に失敗し、泣く泣く屠ってリポップ待ち、というのが学園から出る際の状況だった訳だ。

 

 なので中原の言うように、被害が出る前に早いとこ封印しなければならない。ちなみに、ハメ込みは時間で外れるため、本件は数年前から定期依頼の一つと化している。

 

 とにかく、そんな事情は置いといて、ドラゴン同様、まさかの落とし穴にハマり、俺は水を飲んだだけで久しぶりのファミレスを後にするのであった。

 

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