オタメイト~幻想浪漫旅行~   作:まぐろ

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十四話「天界」

 前回のあらすじ!

 デビルガンダムを打ち倒した、歩、文、早苗は歩の友人達を探す為に...月へと向かっていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 妖怪の山上空...

 

 「いやっふぅぅ!」

 

 ロケットのように勢いよく上昇する3人は悲鳴を出していた。[1人覗く]

 雲を突き抜け綺麗な青空をが視界に入り歩は興奮気味だった。

 

 「見て見て2人とも綺麗な青空だよ!テンション爆上がりっしょ!」

 

 「は、早すぎて全然見えないぃぃぃ!」

 

 「まじぃ?あややは見えるっしょ?幻想郷最速なんだから♪」

 

 「見たくないです!月に向かっていると言う現実から目をそらしたいです!」

 

 「もうここまで来たんだから観念しろ~」

 

 歩はそう言いながら飛んで行くと視界に天界らしき物が見え起動を変え天界へと向かった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 「天界キター!!」

 

 天界へとたどり着いた事にテンション爆上がりの歩は歓声を上げており、色々と疲れた文はバテており早苗はそれを回顧していた。

 

 「大丈夫ですか文さん?」

 

 「うぐ...何とか、というよりここは何処ですか?」

 

 「天界です、歩さんが月に行く前に立ち寄りたいと伺っいたので」

 

 「そ、そうですか」(逃げるなら今の内か?)

 

 文は逃げようと考えたが辺りが暗くなり、それが誰かの影であることに気がつき上を見上げとにっこりと笑う歩がそこに立っていた。

 

 「バテてる暇は無いぞあやや!まずはここを観kじゃない、捜索っしょ」

 

 「観光って言いかけてませんでしたか今?」

 

 歩は威圧するように「気のせい!」と言い、文は「あ、はい」と深入りするのを止めた。

 すると歩みはその場にしゃがみ文の耳元付近に口元を寄せた。

 吐息が耳元に触れる瞬間、文はビクッとし歩はニタリと笑った。

 そんな2人を見て早苗は何か見てはいけない物を見ている感じがして、ソワソワした。

 

 「別に逃げてもいいけど、それはあややにとって不都合になると思うんだよね~」

 

 文は突然の一言に「えぇ!?」と戸惑いを隠せなかった。

 

 「だって、この異変と私ちゃんらの事を取材するつもりだから、私ちゃんといるんでしょ?それなのに自ら離れるなんてもったいないと思うんだよ」

 

 「た、確かにそうですが...ですが月は...」

 

 「無理強いはしないよ?ただそうなると同じような題材で取材しているヒメヒメに遅れをとると思うんだよね~」

 

 歩の言うヒメヒメと言う単語にピンと来なかった文だが、しばらく考えるとそれがはたての事を指していると気付き「どうしてそれを!?」と言った。

 

 「何だか急いでいる様子だから...あややの事だから新聞で、ヒメヒメと競ってるからそうだろうな~って思ってね♪本当にいいの?ヒメヒメに先を越されて♪」

 

 歩が満面な笑みでそう言うと文は項垂れた。

 しばらくすると文は立ち上がり「やってやろうじゃないですか!」と覚悟を決めた様子に歩は「うんうん、それでこそあややだよ♪」とニコッと笑いタバコを取り出し煙をふかした。

 

 「そんな言い方されたら私のジャーナリスト魂が燃え上がるに決まってるじゃないですか!歩さんわかって言ってますよね?」

 

 「私ちゃんはあややのそーゆーとこ好感がもてるんだけどなー」

 

 「文さんの新聞に対する情熱は凄まじいですからね。その点で言えば私も尊敬します!」

 

 「改めてそう言われるとなんだかむず痒いですね」

 

 誉められて照れる様子の文を見て歩は不適な笑みを浮かべた。

 

 「やっぱり~さなっちもそう思う?私ちゃんとしてはあのさらっときゅっとしまった細くて長い足とか綺麗で素敵だと思うの~?」

 

 「わかります!わかります!文さんは速さが売りですからメンテナンスは欠かせないんでしょうね!私もあれぐらいさらっと細くなりたいですよ...」

 

 「いや、あの...///」

 

 「さなっちはそのままで良いと思うんだけどな~あややとは違う魅力と言うか...絞まるとこは絞まって出てるとこは出てナイスバディでセクシーだよ!」

 

 「もう!そんなに褒めても何も出ませんよ!それを言ったら歩さんだってステキですよ!何と言うか大人の魅力が溢れてカッコいいですよ!」

 

 「本当!?嬉しい~テンション上がるじゃん♪それを言うとあややってかっこよくない?」

 

 「それもわかります!凛とした立ち振舞いに綺麗な黒髪、キリッとした目なんかサイコーですよ!」

 

 「わっカルー♪」

 

 2人の怒涛の誉め倒しにしびれを切らした文は「恥ずかしいのでもうやめてください!」と2人を止めに入った。

 

 「え~?ただガールズトークをしていただけだよ?」

 

 「悪意ですよ!悪意!妙に私を棚に上げて辱しめて!」

 

 「えぇ?私ちゃんらはあややの魅力を語っていただけで別に悪意なんてないよ?」

 

 「嘘だ!これもわかってて言ってるでしょ!私をからかって、その反応を見てみたいだけでしょう!」

 

 歩はヘラヘラ笑いながら「はてさて何のことやら」とわざとらしく言った。しかし一方で早苗は「そんな事はありませんよ!」としっかりと否定した...

 

 「文さん素敵で素晴らしい方です!決してからかうとかの理由で話してはいません」

 

 その真っ直ぐな意見に面白半部で言っていた歩は「あ...うん」となんだか気まずくなり、その真っ直ぐさが逆効果となり文の恥じらいは更に加速し行き先のないモヤモヤに悶えるだけだって。

 

 「もう、わかりました...ですが今は捜索を優先しましょう」

 

 文はとりあえず本来の目的に意識させるために、そう言うと早苗は「あ、そうでした」と気づいた。

 

 「ごめんなさい!私はっちゃけた見たいで」

 

 「気にしなくていいですよ、私も歩さんに聞きたい事がありますので捜索しながら話しましょう」

 

 文がそう言うと早苗は「はい!」と答え3人は動き始めた。

 

 「そう言えば歩さん外の世界から来たと言ってましたが、どんなところですか?」

 

 「そんなこと言ってましたね。もしかしたら私と同じ世界かしら?」

 

 「さなっちとは別の世界だから残念無念、だけどあまり詳しい事は言えないから、ざっくり説明するからよろ~」

 

 「あやや...私としては詳しい詳細を知りたいところですが...そんなに複雑な世界何ですか」

 

 「まぁ...複雑と言えば複雑だけど、私ちゃんが詳しく話したくないのは、私ちゃんらの影響でこんな事になったのなら、私ちゃんらの世界を話したら更に影響されるような気がするんだよ~」

 

 歩がそう説明すると文はなんとなく理解して、これ以上の詮索をやめた。

 

 「私ちゃんの世界は簡単に言えば色んな世界を行き来できる世界なんだ」

 

 「それは凄いですね!一体どういった世k...あ、これが不味いんでしたっけ?」

 

 「察してくれて助かるよ、さなっち♪幻想郷は信仰とか思い、願い、言霊とかの影響を受けやすいからね~とりまこれ以上は言えないかな~」

 

 「そうですね。情報を聞くだけで事態悪化とか洒落になりませんからね...ですが私も新聞にするためにいくらか情報は欲しいです!いくつか質問するので答えれそうなものだけを答えていただければ」

 

 文がそう聞くと歩は手でOKサインをして「おk」と言った。

 

 「歩さん達の世界の通称とか言えますか?」

 

 「それぐらいなら言えるかな?私ちゃんらは電子の世界っ呼んでるよ」

 

 「電子の世界?一体どう言う意味合いでつけたのですか?」

 

 「あー...それは言えないぽいかな~」

 

 歩がそう言うと文は残念がりながらも渋々「わかりました」と言った。

 

 「電子と言うのですから電気に溢れいるんじゃないですかね!」

 

 「流石にそんな安直なわk」

 

 「あながち間違ってない」

 

 早苗の思いつきが当たった事にたいして文は「まじで!?」と驚いた。

 

 「だけどこれ以上は言えない!電子の世界意外の事を聞いてちょ!」

 

 (気になりますが...)「わかりました、では次に聞きたいのg」

 

 「そこで、何をしている!」

 

 文が次の質問をしようとした瞬間、上空の方から誰かに呼び止められ3人は上を見上げた。

 するとそこには桃が2つ乗った黒い帽子を被った青髪ロングヘアーの少女が浮遊する石の上で仁王立ちをし3人を見下ろしていた。

 この少女こそが出発する前に話していた。比那名居 天子、その本人である。

 天子だと気づいた早苗は「こんにちは天子さん!」と挨拶をし、天子も早苗と文だと気づいた。

 

 「あら?守矢の巫女じゃない、それに文屋も...は聞をとった覚えは無いのだが?」

 

 「天子さんこんにちは、今日は売り込みではなく人探しけん取材でここに来まして」

 

 すると天子取材と言う単語に反応し急に大笑いをしだし、3人は突然の奇行に困惑した。

 

 「ついに私の魅力に気づいたようね!私~今から地上に用事があって忙しいんだけど~...でも~どうしても私の事を取材をしたいって言うのなら、協力をしないことはないんだけど?」

 

 天子はそう言いながらチラッチラッとして欲しい素振りをするが、文に「あ、いえ今回の取材は天子さんでは無いです」とはっきりと言い、それを聞いて天子は「はぁ?」と怒りを見せた。

 

 「今回はこちらの歩さんとご友人方の取材をしていて」

 

 文は天子に歩の事を紹介すると天子は歩の方に目線を向け、歩は「やーほーなんかメンゴ」と取材が自分では無い事に対して怒る天子に軽く誤りながら手を振るが、逆にそれが天子の気にさわり、天子は更にムスッとした。

 

 「はっ!文屋も落ちたもんだね、こんなあんまパッとしない奴の取材をするなんてね」

 

 「ちょっと天子さん!そんな言い方は良くないと思います!」

 

 「事実を言ったまでよ、今からでも変えた方がいいんじゃない?そんなパッとしない奴よりか...高貴で気高い天人とかね」

 

 歩より自分に取材した方が良いとアピールする天子に呆れて言葉が出ない文と早苗だった。

 

 「えぇ?そうかな~?最近地上に出歩いてよく見かける天人より、最近外から来た人間の方が希少があって特ダネだと思うけど~?」

 

 自分を馬鹿にされた事を返すように煽り、天子は一瞬ピキッとした。

 

 「貴様...歩と言ったか?口だけは達者のようだな?」

 

 「よくわかったね?トークするのは大得意だよ?なんだったら~もっとお話ししようよ♪」

 

 更に煽る歩に怒り爆発寸前の天子はおもむろに細長い棒状の物を取り出し、そこに力を込めたのか先から光が発し光の剣となった。

 その光の剣の名は『緋想の剣』と言い『気質を見極める程度の能力』を持ち、必ず相手の弱点を突くことができるとされる物である。

 天子が緋想の剣を出した事に文はヤバいと察し戦闘をする構えをとった。

 

 「おぉ!それって緋想の剣じゃん!生で見るの初めて!ライトセイバーみたいじゃん」

 

 「あ!やっぱり歩さんもそう思います?ダークサイドに落ちたら暗黒パワーとか手に入りますかね?」

 

 「暗黒パワー...いいね!」

 

 「2人ともそんな呑気な事言ってる場合じゃないですよ!先にやらなくてはいけない事がありますよ!」

 

 「ああ!そうだったそうだった」

 

 「わかってくれればいいですよ、さぁ2人とも弾幕ごっk」

 

 歩は天子に向かって手を振りながら「緋想の剣見せてくれてサンキュ~」とお礼を言い、文は「違うぅ!!」と突っ込んだ。

 

 「...そうか生で見るのは初めてか?なら、更に面白い物を見せてやろう?」

 

 天子は緋想の剣を上にかざした。

 

 「えぇ!!デジマ?いいの!てんこちゃんやっさしー♪」

 

 「絶対優しさとかとは違いますよ!わからないんですか?さっきから出してる殺気に気づかないんですか!?」

 

 「『さっきから出してる殺気』って...あややこれからテンション上がる事をてんこちゃんがしてくれるって言うのにそんな萎えるギャグ言わないでくれる?村さんじゃあるまいし」

 

 「そんなつもりで言ってないですよ!こんな時に、好意的に親父ギャグをかます奴とか馬鹿なんじゃないですか!」

 

 謂れの無い矛先が鮪麗に向けられて誠に遺憾である!

 

 「はっ!そうやって減らず口を言えるのは今の内だ、貴様を倒し新聞の表紙は私だァ!」

 

 天子は緋想の剣を振りかざしながら、歩に向かった。

 

 (緋想の剣でこいつの弱点をむき出しにして一瞬で終わらしてくれるッ!)

 

 こちらに向かってくはり天子に歩は「あ、もしかして私ちゃんを斬ろうとしてる?」と腑抜けた事を言い、文は「今さらですか!?」と言った。

 

 「あーまずいまずい、緋想の剣って相手の気質を霧に変え纏う事で弱点突くわけじゃん、つまり私ちゃんの気質を干渉するっしょ?」

 

 (っ!?そうか歩さんの気質と言うことは電子の世界の情報を顕にする事...そんな事したら事態は更に悪化すると動議っ!あれを歩さんに近づけてはいけない!)

 

 文は天子を止めようと動き早苗も釣られて動いた。

 

 「今さら遅ーい!!覚悟しろ歩!!」

 

 歩は「まずいな、ちょっとからかいすぎたかな~」と呟いた、しかし焦っている様子は無くむしろ...

 

 (こいつ...笑っていやがる!?私の緋想の剣が怖くないって言いたいのか!)

 

 「なめやがってッ!」

 

 「本当に...まずいな~何か起こらないかな~例えば...『てんこちゃんにとってトラブル』とか?」

 

 天子が歩に緋想の剣を振り下ろそうとした瞬間「ゴロゴロ」と音が鳴り天子を中心に辺りが明るくなった。

 何事かと思った3人は、よく見ると天子に雷が直撃し「あばばばばばば」と声をあげながら感電する姿だった。

 3人はその光景に唖然とし、しばらくすると感電は収まり、丸焦げになった天子は緋想の剣を握りながら後ろへと倒れた。

 

 「わぉ...本当にトラブル起きちゃった」

 

 「難を逃れましたね歩さん」

 

 「本当だよ~一時はどうなるかと思ったよ!」

 

 「その割にはずいぶんと余裕そうでしたが?」

 

 文はそう聞くと歩は「そんな事はないよ~」とへらへらと笑った。

 

 「...突然雷が落ちて直撃するなんて天子さん不幸ですね」

 

 「最近、貧乏神とつるんでるから不幸が移ったんじゃないですか?」

 

 「そうでしょうか...というよりこの雷って」

 

 「えぇ...恐らく」

 

 文と早苗がそんな会話をしていると丸焦げの天子の隣長い触角?のついた帽子と羽衣、ロングスカートを履いた青紫色の髪をした少女が降りてきた。

 

 「やはり...衣玖さんでしたか」

 

 少女の名は『永江 衣玖』と言い、彼女は龍の世界と人間の世界の間に棲む『竜宮の使い』と呼ばれる妖怪であり『空気を読む程度の能力』を持つ。

 天子の専属の従者というわけではないが、天子が何かしら良からぬ事をしないか監視などしている内に従者みたいな事をするようになった。

 恐らく今回もその類いでここに来たのであろう。

 

 「お三方...この度は家の総領娘様がご迷惑をかけまして、誠に申し訳ございません」

 

 衣玖は3人に頭を下げると文と早苗は慌てた。

 

 「いえいえ、悪いのはこちらの方でして、歩さんが煽るような事がなければこのような事は起きなかったので」

 

 「えー?私ちゃん煽った覚えないけど?」

 

 すっとぼける歩に文は「いや思いっきり煽っていたじゃないですか!」と突っ込んだ。

 

 「あぁ、いえいえ、私[わたくし]としては、そうしてくれたお陰で、総領娘様を足止め出来て、面倒事なく捕まえた事に感謝をしてるぐらいです」

 

 「そ、そうですか」(この人、面倒って言ったな)

 

 「まったく!緋想の剣を持ち出して地上へ向かおうとするから、こうなるんですよ?さぁ戻りますよ総領娘様」

 

 衣玖は天子の服の首もとを掴み引きずるように運ぶと天子は復活し「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ地上に降りるもん!」と子供のように駄々をこねた。

 そんな天子にカチンときた衣玖は再び雷を発生させ「ぎにゃあああ!」と叫びながら天子は感電した。

 

 「ぐ、ぐぬぬ...天人の体は頑丈だが体内から感電されたらたまったもんじゃない!」

 

 「嫌でしたら、私の言うことを聞いてきください」

 

 「嫌だ!ひでぶ!!」

 

 天子は再び感電し再び気絶した。しかし直ぐに復活し3人の方を睨み付けた。

 

 「くそー!こうなったのもお前らのせいだぁ!お前らに出会わなかったこうはならなかった!絶対に許さないからな!」

 

 「言いがかりも良いとこですね...」

 

 「自業自得です!」

 

 「畜生!今なら許してやるから私を助kあべしっ!」

 

 天子はまたまたまた感電し気絶しすぐ復活すると目の前には怒りに満ちた顔をした衣玖がおり、天子は「ひぇ!」と怯えた。

 

 「次またお三方に迷惑をかけたら出力最大の雷を流し込みますからね?嫌でしたら、お・と・な・し・く・ね?」

 

 天子は青ざめながら「は....はい」と言った。

 

 「再び申し訳ありません、あとできつく言っておきますので」

 

 「いえいえ、お構い無く...あ、そう言えば聞きたい事があるのですがよろしいでしょうか?」

 

 「聞きたい事ですか?総領娘様の件もありますので、私が答えれる範囲ならなんでも」

 

 衣玖はそう答えると文は「ありがとうございます」と頭を下げた。

 

 「それではここ最近、天界で何か事件が、起きたりとか見知らぬ人が来た事はありませんか?例えば四人組とか」

 

 文がそう聞くと衣玖はしばらく考えた。

 

 「事件という物は起きてませんね...それに4人組というのも存じませんね」

 

 衣玖がそう答えると早苗が「ここには来ていないって事ですね」と言い、文は「そうですね」と返した。そんな2人を見て衣玖は少し気難しそうに「ご期待に添えなくて申し訳ございません」と謝った。

 

 「あ、いえいえご協力ありがとうございます」

 

 「そう言えばあんた達人探ししているって言ってだけど、もしかしてその件?」

 

 引きずられている天子がそう聞くと文は「まぁはい」と答え、また良からぬ事を言うのではないかと思った衣玖は天子をジーと見つめた。

 

 「そんな目で見ないでよ!ちょっと気になって聞いただけじゃない!」

 

 「総領娘様のちょっとはいつも、ろくでもないので、こうなるのは無理もないです」

 

 衣玖にそう言われて、天子は涙目になりながら「ひ、ひどい!」と言い、3人からは「まぁ天子さんですからね」「衣玖さんの心中お察しします」「ドンマイ☆」と言われ図星だった事にたいして「うるさい!」と怒鳴った。

 

 「というより歩にだけは一番言われたくない!あったばっかりだけど、あんたからは私と似た感じがするわ!きっとあんたも周りを巻き込むタイプなんでしょ!」

 

 歩はへらへらと笑いながら「はてさて何の事やら~」と言った。

 天子よ、その通りである。

 

 「いや村さん程じゃないし」

 

 誠に遺憾である!

 

 「何一人で言っているのよ...だいたい人を探しているのなら見た目とか詳細とか言いなさいよ!写真とか無いわけ?」

 

 「それもそうですね。珍しくまともな事を言って私、感激です!」

 

 「ふっふー私もたまにhっておい!何処まで私の事を馬鹿にしてるんだ!」

 

 「それはそうと写真等はありませんか?」

 

 無視する衣玖に天子は「聞いてんのか!!」と怒った。

 

 「そう言えばそうでした。実は私と早苗さんもどんな方達なのか知らなくて」

 

 「よくそれで人探しをしようとしたわね...」

 

 「人探しと言うのは歩さんのご友人の方でして、ちょうど私達も歩さんに聞こうとしたのですが...」

 

 文はチラッと天子を見て、察した衣玖は「やはりご迷惑を...」と天子を感電させようとした。

 

 「待って待って待って過ぎた事じゃん、それにあの時は事情とか知らなかったんだからノーカンよノーカンよ!」

 

 「事情を知らずにちょっかいかける時点で有罪[ギルティ]です!」

 

 「うわらば~!!」

 

 天子は再び気絶し直ぐに「で、写真ないのあんた?」と言い復活した。

 

 (天人ってマジタフだなー)

 

 天人の頑丈さに感心した後歩は「あるよ~」と言いながら1枚の写真を取り出した。

 そこには歩を含めた5人の少女が写っており、歩は1人1人指を指して名前を言った。

 

 「歩さんのご友人だけの事はありますね。なんとも個性的な方々ですね」

 

 「でしょ!みんなマジで面白いしぱないよ!」

 

 「どんな方なのか気になります!狐耳の娘かわいい♪」

 

 「この帽子を被ってる方...何となくですが私と同じオーラを感じますね...どうしようもない人のお世話をしているみたいで」

 

 「これ頭から木が生えてない?...てか衣玖、どうしようもないってもしかしてわたs」

 

 「この人だけなんかおかしく無いですか?変顔の行きを超えて画風が違うような」

 

 各4人は各4人に興味が湧き、歩はそれにたいして嬉しくなり「そんなに気になるなら語らしてもらおう!」と意気揚々と喋り始めた。

 

 「まずはさっきーっしょ!さっきーは歌とダンスが大好きでしかもスゲー上手いんだよ!なんつーかアイドルみたいな!」

 

 「なるほど!つまりさっきーさんはかわいらしい方なんですね!」

 

 「いや?がさつだし、サバついてるし、直ぐに手だす短気な奴だよ?」

 

 上げてからの急な降下に早苗は「ご友人なのにボロクソに言ってません?」と心配すると「まぁ良い意味でも悪い意味でも素直なところはかわいいから間違ってないよ」と答えた。

 

 「次はえっちゃん、イクのんの言うとおりえっちゃんは世話好きでバリ優しいんだよ、えっちゃんはイラストって言うか...絵を描くのが得意なんだよ!現に私ちゃんが着ているこの服なんかえっちゃんがデザインしてくれたのだし」

 

 「やはり私の目に狂いはなかったですね。さぞ心清らかで清楚な方なんでしょう」

 

 え?

 

 「え?」

 

 「え?」

 

 「あーうん...まぁ普段はそうなののかな~暴走したらヤバいと言うか...私ちゃんらをメイド服とかバニー服とか着せたがる変態というか...」

 

 [イラストの素材にするから着てみて!!]

 

 ゴスロリ衣装を持ちながらガンギマリで迫り来るにおの姿を思いだし青ざめる歩に衣玖は「私と似てると言うのは前言撤回します」と言った。

 

 「うっわーかなりヤバイ奴...てことはこの木が生えてるこいつもヤバいんでしょ?」

 

 「ヤバいと言うか...ある意味かな?やっさんはゲームの腕前がヤバいんだよね...」

 

 「ゲーム?それってファミコンとか?」

 

 「ファミコン幻想入りしてるの!?というより動くの?」

 

 「動くわよ、ちょうど最近はまっててさ、天界じゃあ遊び相手がいなくて寂s退屈していたから、そいつと遊んでみたいわね」

 

 天子がそう言うと早苗も食い付き「その時は是非私も参加させてください」と言い天子は「いいわよ、なんなら誰が一番強いか対決しない?」と言った。

 

 「良いですね!ちなみにどんなのがありますか?」

 

 「いっぱいあるわよ!ぷよぷよ、テトリス、マリオブラザーズ、ドラクエなんかも」

 

 「最高のラインナップじゃないですか!」

 

 「やっさんが聞いたらメガネをくいっとして興奮するだろ~な...あ、でも大丈夫かなやっさん?」

 

 「何がよ?まさか今話していたゲームが苦手とかじゃないわよね?」

 

 「いや、コミュ障...人見知りが激しいからゲームする前にパンクしないかなーて思って、急に奇声放ったり」

 

 それを聞いた天子は飽きれた表情で「あんたの友人まじでヤバい奴らしかいないじゃん」と言った。

 

 「ま、待ってください歩さん、今話した3人だけでも濃いのに、この見るからにイカれてる村さんと言う方の話を聞くのが恐ろしいのですが」

 

文は荒木先生の画風をした鮪麗に指をさした。

 

 「ああ村さん?村さんはね...かなりヤバいよ?」

 

 「や、やはり...一体何がヤバいんですか?」

 

 歩は急に真剣な顔で「...聞きたい?」と言い3人は思わず身構えてしまい頷いた。

 

 「なら教えてあげる...村さんはね...社畜なんだ」

 

 三秒程間が空いた。そして最初に口を開いたのは「え?それだけ?」と言った天子だった。

 しかし天子の発言に今まで見せたことない驚いた表情で「それだけだと!?」と歩は言った。

 

 「ヤバいよ!村さんはかなりヤバイよ!一日の労働時間12時間以上はもちろん365日フル出勤...本人は月に4回休んでるとか言ってるけど、休みの日は私ちゃんらの運営とかして、休みって言えるかァ!てぐらいだし!労働基準法に反しているよあれ!」

 

 「はぁ?だったらそんなに働いているなら現に幻想郷に来ているのはどう言う事なのよ」

 

 「いや...村さん幻想郷来る前に前倒しで仕事して7徹ぐらいしてるんだよ」

 

 歩がそう言うと天子は「うっわー」と呟いた。

 

 「信じられないよ...7徹してんのに満面な笑みで」

 

 [幻想郷行ったら何食べる♪何食べる♪]

 

 「とか言うんだぜ?普通は心配するけど最近慣れてきたか知らないけど、『あ、いつもの村さん』だって普段通りだと思う私ちゃんらが一番怖いよ」

 

 「な、なるほど...かなりのショッキングな方何ですね...写真から見てふざけた方だと思いましたが仕事熱心なんですね」

 

 「あ、いや社畜は社畜だけど、ふざける時はかなりはっちゃけるよ?なんなら私ちゃんらの中で一番はっちゃけてトラブルメーカ-だし...それにこんな事態にした張本人だし」

 

 幻想郷が危機に陥ってる原因が鮪麗だと教えられた文は「こいつの仕業かよ!」と突っ込んだ。

 

 「ねぇさっきから気になってたんだけど事件とかこんな事態になったとか言ってるけど何か幻想郷に起きてるの?」

 

 天子がそう聞くと文は歩の方に目線を向け話してもよいか伺い、歩はOKサインをした。

 

 「実は...」

 

 文は歩達が来たことにより幻想郷の時空が歪んだ事による他空間の侵食と、最悪の場合である幻想郷の崩壊の事を話した。

 

 「...なんともまぁとんでもない事にしてくれたわね歩」

 

 「えへへへ...ごめんちゃい♪」

 

 「可愛らしく言っても許されると思うなよ?」

 

 (それは総領娘様が言える立場なんですか?)

 

 「だけど話しはわかったわ!協力しようじゃないの!歩の友人達を探すのを」

 

 「デジマ?助かるー」

 

 「ふっ...幻想郷の危機に立ち向かう私...良い表紙になると思うんだけど」

 

 天子はそう言いながら文の方をチラッチラッと見た。

 文は(まだ諦めていないんですねこの人)と思った。

 

 「そうと決まれば早速行くわよあんた達!」

 

 天子はそう言いながら歩達について行こうとするが衣玖にぐいっと引っ張られた。

 

 「何するのよ衣玖!これから世界を救おうと言う時に...邪魔するつもり?」

 

 「そう言って起きながら...総領娘、貴女は単におもしろそうだからでついて行こうとしてませんか」

 

 天子はギクリとなり衣玖から目を反らし「そ、そんな事ないわよ~」とバレバレな反応をした。

 

 「だと思いました...いいですか!総領娘様は天界を抜け出そうとした、あげく緋想の剣を持ち出した罪があります!...手助けするのはご立派ですが」

 

 「なら良いじゃない!私は世界の為に緋想の剣を持ち出した事にすればいいj」

 

 「お言葉ですが総領娘様...仮に総領娘様が着いていったら...ろくでもない事を引き起こし更に事態を悪化し他の方達にご迷惑をかける未来しか見えません」

 

 「ちょっと衣玖!今のは聞き捨てならないわよ!いくら私が信用ならないからってそんな事は無いわよ!ねぇみんな?」

 

 「まぁ...うん、衣玖さんおっしゃるとおり」

 

 「ぐの音も出ないと言うやつですね」

 

 「日頃の行いが悪いんじゃな~い?」

 

 「チキショー!!誰か一人ぐらい私にフォローしろyあひゅん!!」

 

 天子はそう言いながらじたばたしたため衣玖に再び感電され、今回は長く、復活する間も与えなかった。

 

 「情報を提供できなくて申し訳ございません、無意味かもしれませんが天界にご友人の方が来たら、歩さんは月に向かったと伝えますね」

 

 衣玖がそう言い歩は「ありがとう~いくのん♪」とお礼をした。

 そして衣玖は天子を感電させながら引きずった。

 

 「オ"ホ"エ"テ"イ"ナ"サ"イ"」

 

 天子は感電し引きずられながら捨て台詞吐き何処かへ連れて行かれた。

 

 「まるで悪役のセリフみたいなの吐いて行きましたね」

 

 「どうします歩さん?こちらにはご友人達はいないようですので、もう月に向かいますか?」

 

 「そうね~結構ここも堪能できたし、ぼち向かうとしますか」

 

 「うぅ...やはり向かうのですね。気乗りしませんが行きますか」

 

 「おkそれじゃあ私ちゃんに捕まってね~」

 

 歩がそう言うと文と早苗は歩につかまった。

 

 「それじゃあ~早速レッツゴー!」

 

 歩はそう言うと赤い閃光を出しながら月へと上昇した。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 天界にある比那名居一族の館、天子の部屋で天子は正座させられていた。

 

 「良いですか...ここでしっかりと反省してくださいね」

 

 天子はムスッとし衣玖を無視していると衣玖は雷を出そうとしたら天子は慌てて「わかった言うこと聞くからビリビリはもう止めて!」と言った。

 衣玖は雷を出すのを止めた。しかし衣玖はじーと見つめ天子をまだ疑ってる様子だった。

 

 「そう言っておきながら総領娘様は抜け出すかもしれませんので私は扉の前で待機してますので出られるとは思わないように」

 

 天子は拗ねた態度で「は~い」と言い、衣玖は部屋を出た。

 

 ガチャ

 

 「...行ったわね」

 

 すると天子は不適な笑みを浮かべながら立ち上がり自身の寝床であるベッドへ向かった。

 

 「ふっふっふー...部屋の扉にへばりついたところで私を閉じ込めたつもりかしら?甘いはね衣玖!私の自由は誰にも奪わせわしない!」

 

 天子はそう言いながらベッドをずらすとそこには人一人が通れる穴があり天子はそこへと入った。

 

 「第一関門突破ーあとは没収された緋想の剣を見つける!!」

 

 天子は監視の目から変え潜り無事、緋想の剣を見つけ出す事に成功し館から脱出した。

 

 「確か月に行くって言ってたわね...あいつら私の事を見捨てやがって、ただじゃおかないわよ!」

 

 天子はそう言いながら歩達と同じ月へと向かった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 しばらくして...

 天子の部屋前で待機している衣玖は準備していたのか椅子に座り机には紅茶とケーキを嗜んでいた。

 

 「ふぅ...最近できた洋菓子店のケーキ...これは当たりですね」

 

 衣玖はケーキを頬張りニコニコと満面な笑みをした。

 

 「ふふ♪...これはヤバいですね口に入れる旅に口元が緩みますね」

 

 ティータイムを楽しんでいる衣玖はふと部屋の中にいる[既に脱出済]天子の事が気になった。

 

 「そう言えば先ほどから静かですね...どうやらちゃんと反省しているようですね」

 

 衣玖は安心し紅茶を口に含み飲み込んだ...しばらくして衣玖は何か違和感を覚えた。

 

 「いくら何でも静かすぎでは?」

 

 衣玖はティーカップを置き、天子の部屋の、扉の前に立ち「まさか...」と嫌な予感がし扉を開けた。

 その嫌な予想は的中し部屋の中には天子の姿形は無く衣玖は顔が青ざめ、徐々にその青ざめた顔は赤く怒りに満ちた。

 

 「...そ、総領娘様ぁ!!」

 

 衣玖の怒りの叫びが天界中に鳴り響いた。

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