オタメイト~幻想浪漫旅行~   作:まぐろ

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十六話「ドキドキ♡海月高校・後編(サグメルート)」

 「...サグメさんに告白しようと思います」

 

 「おkサグサグね。まぁこんなところで立ち話なんだから登校しながら作戦決めようか」

 

 歩にそう言われて文は登校するために支度しに部屋へ戻った。

 しばらくしてから文は「お待たせしました」と言い支度が完了し「そんじゃ行こうか」と2人は学校へ向かいながら今後の事を話し合う事にした。

 

 「自分から言ったのもあれですが、どうすればサグメさんを攻略できるのでしょうか?」

 

 「その為に私ちゃんの出番ってわけよ♪」

 

 歩はそう言いながら手帳を取り出しパラリとめくった。

 それを見て文は「何ですかそれ?」と聞くと歩はどや顔をしながら「私の集めた情報達だよ~」と言った。

 「稀神 サグメ 年齢17歳、趣味は読書で、好きな食べ物は月見団子」

 「趣味はなんとなくわかりますね。サグメさんは真面目で清楚っぽいですからね」

 

 「ちっちっち~そうでもないよ、あやや?確かにサグサグは真面目ちゃんだけど、好奇心旺盛で気になることがあったら追求したくなる性分で実はちょっとやんちゃな子なんだよ~」

 

 「本当[マジ]ですか!?」

 

 「ち・な・み・に~最近の推しはR18Gの超グロテスクス、プラッタ系小説らしいよ~」

 

 文はサグメから想像のつかない事実に驚愕し口が開きっぱなしだった。

 そんな話しをしているとサグメが正面からやって来ていることに気がつき「噂をすればなんとやらだよ~」とニヤニヤしながら歩は言い、文は何とも言えない表情をした。

 

 「おはようございます歩さん、文斗さん」

 

 「おっはーサグサグ♪実はねさっき丁度サグサグの事を話してたんだよね~」

 

 「えっ!?そうなんですか?どうしてまた...」

 

 「いやね~サグサグは学校生活は楽しくやってるかな~て思ってさ?」

 

 歩がそう言うとサグメは笑顔で「はい楽しくやってます」と答えた。

 

 「最初は不安でしたが、皆さん優しく気さくに話しかけてくださるので、慣れるのに時間はかからないと思います」

 

 「それは良かった、実はうちの文斗がその事で心配なさっていましてね~」

 

 突然の事で不意を突かれた文は「えっ!?ちょっと歩さん?」と慌てた。

 

 「文斗...さんが?」

 

 「サグメさん大丈夫かな~...困ってる事はないかな~とかで心配しててさ」

 

 すると文は歩の顔付近により「いきなり何言ってるんですか!」と小声で聞いた。歩はニヤリと笑いながら「サグサグの好感が上げる為に決まってるっしょ?」と答えた。

 

 「という訳、何か困った事がこちらの文斗先生が相談に乗るつもりらしいので、いつでも聞いてね~」

 

 話を進める歩に文は「話を勝手に進めないでください!」と少し顔を赤くして突っ込んだ。

 するとサグメは「...じゃ、じゃあ」と何か言いたそうにし、歩がそれを煽るように「お、早速ですよ文斗先生」と肘で文をつついた。

 

 「私、転校してきたのもあってここ付近の事をあまり知らなくて...先日文斗さんに学校を案内してくれた時、凄く丁寧でわかりやすかったので、是非文斗さんに案内して欲しいなと思って」

 

 「案内高評価ですぜ~文斗先生♪」

 

 「からかわないでください...私で良ければご案内しますよ」

 

 文はそう答えるとサグメは「本当ですか!?」と嬉しそうにしていた。

 

 「でしたら明日の午後一時からとかどうでしょう?ちょうどお休みですし、文斗さんがよろしければですが...」

 

 「私は大丈夫ですよ、明日の一時ですね。集合場所は校門前で構いませんか?」

 

 文がそう聞きサグメは「はい、それでお願いします」と答えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 お昼休み...

 

 「サグメさんと出かけるなんて、それってデートじゃないですか!」

 

 文が明日サグメと出かける事話を聞いた早苗そう言うと、文は思わず吹き出しむせ、歩に「大丈夫、あやや?」と心配した。

 

 「げほ...きゅ、急に何言ってるんですか、早苗さん?」

 

 「だってそうじゃないですか!?男女が仲良く出かけるなんてデート意外の何ものでもないですよ!」

 

 「そんなんじゃないですよ...私はただサグメさんを案内するだけなんですから」

 

 「それをデートと言うのですよ!私がいくらアプローチしてもスルーする癖にッ!私ともデートしましょうよ!」

 

 「はいはいまた、今度ね」

 

 文は早苗の事をスルーし、早苗は頬を膨らませ拗ねた。

 

 (はぁ...歩さんに明日の事で相談しようと思っていたのですが、とんだ邪魔が入りました)

 

 (まぁまぁいいじゃん♪かわいい後輩ちゃんとご飯を食べるぐらい、それより相談って何?)

 

 (サグメさんを何処に連れて行こうかと思いまして)

 

 (あー、なる、サグサグなら何処に連れていっても喜ぶと思うけど、強いて言うなら本屋じゃないかな?)

 

 (なるほど、では色んな所を回りつつ本屋に行k...あの歩さん?)

 

 (何?)

 

 (私達口とか動かしてないのにどうして会話ができてるんですか?)

 

 (今...あなたの心に直接呼びかけています)

 

 (この人直接脳内に...って何でそんな事が出来るんですか!?)

 

 (やってみたら意外とできた、テヘ☆)

 

 そんなアイコンタクトをしながら脳内会話をしている2人を見て早苗はさらに不機嫌になりながら「私の知らない所で先輩達なんかもっと仲良くなってませんか?」と聞き歩が「前からこんな感じっしょ?」と答えた。

 そんな話しをしているとサグメが「賑やかですね」と笑顔でやって来た。

 

 「あっ!聞きましたよサグメ先輩!文斗先輩と明日デートじゃないですか!」

 

 早苗がそう言うとサグメは顔を赤らめて「で、デート!?」動揺した。

 

 「デートってそんな...そうなるのかな文斗さん?」

 

 顔を赤らめながらサグメはそう言った。その表情は恥ずかしなりながらも、期待に満ちており、文はその表情に思わずドキッとし「ま、まぁそうなりますかね?」と恥ずかしそうに答えた。

 それを聞いてサグメどこか嬉しそうに「そうですか」と言った。

 

 (...歩さん)

 

 (何あやや?)

 

 (サグメさん私にたいする好感高く無いですか?早くないですか好感度上がるの?)

 

 (まぁギャルゲーの世界だからね...ちょろインなんだよ全員)

 

 (なんなら今、告白しても良いのでは?)

 

 (ステイステイ、早まらない早まらない、それをして現に失敗したっしょ?もう少し好感を上げて確信を持ってからにしよう)

 

 (っ...そうですね、明日次第になりますね)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 サグメとのデート日

 12時半頃、文は少し早めに、校門前でサグメを待っていた。

 

 (思わず早く来てしまった...)

 

 流石に早く来すぎたと思った文だったが真横から「文斗さんお早いですね」と声をかけられ、文は声のする方に振り向いた。

 するとそこには白いワンピースに黒のジャケット姿のサグメがおり、文はその姿に見とれていた。

 

 「というより私も人の事言えませんよね」

 

 「」

 

 「...文斗さん?」

 

 「え!?あ、はい?」

 

 「大丈夫ですか?ぼーとしていて、体調が優れないのでは?」

 

 サグメは文の事を心配そうに見つめていた。

 

 「あ、いえ、そういう訳では...サグメさんがあまりにも魅力的で見とれてしまって...」

 

 そんなサグメに文は誤解させてしまったと思い慌ててそう言った。

 するとサグメは思わぬ言葉に赤面し「うぇ!?///」と変な声を出してしまい固まった。

 文も自身が恥ずかしい事を口にした事に気がつき赤面し、あたふたとした。

 2人は気まずくなり...その場は沈黙に包まれた。

 しばらくして文が恐る恐る「...と、とりあえず行きましょうか?」と聞くとサグメは「そ、そうですね」と答えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 サグメと文は並んで歩いていた。

 しかし、2人は会話をせず互いに恥ずかしそうにしていた。

 

 (し、しまった...先ほどの言葉が仇となって気まずい雰囲気に...何か話をしないと)

 

 文はどうすれば良いのか悩んでいた。

 

 (おやおや、何だか気まずい雰囲気じゃないですか~あやや?)

 

 すると突然、あややの頭の中に歩の声がし文は思わず「歩さん!?」と声を出し、それを聞いたサグメは「歩さんが居たのですか!?」と驚き辺りを見渡した。

 文は自身にしか聞こえない歩の声だった事に気がつき「あ...いや~私の気のせい?だったかなー?」と誤魔化し、サグメは不思議そうにした。

 

 (へいへ~い、デート中に他の女の名前を出すなんて、女心がわかってないね~文斗くんは)

 

 (いや、あれは歩さんが急に話しかけたから、驚いて言った訳で...それに女心がわかってないって私、女なんですけど?)

 

 (あはは!何言ってるのあやや、今は男の子しょ?)

 

 事実を言われた文は(確かにそうですが)と、どこか納得したくない気持ちに溢れた。

 

 (まぁそんな事より、何であやや達は無言なの?話さないと好感上がらないぞ~)

 

 (わかってはいるのですが、気まずくて...何を話せばよいのか)

 

 (青いね~青い青い、そんな青春を謳歌しているあややに一つアドバイスを捧げよう)

 

 (なんですかそれ!早く教えてくださいよ!)

 

 (まぁまぁそう慌てる事はないさワトソン君よ)

 

 (誰がワトソンですか、早くしてくださいよ)

 

 (もう!せっかちだなあややは、とりあえずそこの交差点を右に曲がって)

 

 (そりゃあ急かしますよ、幻想郷のききなんですから。右ですねわかりました)

 

 「サグメさん、次の交差点右に曲がりますね」

 

 文がそう伝えるとサグメは「わかりました」と答えた。

 文達は交差点を右に曲がり、そのまま進んでいった。

 

 (歩さん曲がったのはいいですがこの先に何があるんですか?)

 

 (それは見てからのお楽しみだよ)

 

 何があるのか教えてくれないまま進んでいると、サグメが何かに気づいたのか「え、嘘!?」と驚いた声を出し、文は何事かと思い「どうかしましたか?」と言った。

 

 「かわいい~」

 

 サグメはそう言いながら何かを見つめており、文はサグメの見ている方へ目線を向けた。

 そこには白と黒の模様が特徴的な生き物がおり、世間ではそれを獏と呼ぶ。

 

 (な、なんでこんな所に獏が!?)

 

 何故こんな所で獏がいるのか驚愕する文にたいして、とりつかれたように夢中になっているサグメだった。

 

 「よーしよしよしかわいいでちゅね~♪」

 

 (さ、サグメさんが赤ちゃん言葉を使う程にメロメロになってる!?どう言う事ですかこれは!?)

 

 (ふっふーなんでかは、わからないけど、この家は獏を飼ってるらしくてね。しかもサグサグは大の獏好きで、これに食いつかないわけがない!)

 

 (なるほど~これは効果抜群ですね)

 

 (あ、一応言うけど、獏の存在はもとから知っていた事にするだよ?私ちゃんから聞いたなんてNGだよ?)

 

 (わかってますよ)

 

 「ここ、珍しいペットを飼っていまして、サグメさんに是非お見せしたいと思いまして...お気に召しましたか?」

 

 獏に夢中になっていたサグメは、はっと手を止め他人には見せた事ない行動をした事に気がつき恥ずかしそうに文の方に振り向き「は、はい」と言った。

 

 「それは良かったです。そんなに夢中になると思いませんでしたが、獏お好き何ですか?」

 

 「はい!大好きです。動物園で初めてみた時から好きになりまして、まさかこんな所でも出会えるなんて...」

 

 サグメは口元がニヤニヤとしながら獏を撫で、その姿に文は(かわいいなこの人)と思った。

 獏を存分に堪能し満足したのかサグメは撫でるのをやめ立ち上がった。

 

 「もうよいのですか?もう少し堪能してもいいんですよ?」

 

 「あ、もう大丈夫です。というよりこのままでは、この場で1日が終わってしまうような気がするので」

 

 「なんとなくわかります。私も好きな物になると時間があっという間に過ぎますからね」

 

 「文斗さんもですか?あ、もしかして部活でもしている新聞活動ですか?」

 

 「はい、おっしゃる通りです。取材とか撮影なんかでそこら中を廻っていると日が暮れる事もありまして」

 

 サグメはクスッと笑い「それは、凄いですね」と言った。

 

 「新聞活動のおかげでこういった物に詳しいのですね文斗さん」

 

 「ま、まぁそうなりますね」(本当は歩さんに教えてくれるまで知らなかったのですがね)

 

 (あやや?それは絶対に言わないようにね?)

 

 (わかってますよ)

 

 「それよりサグメさんこの後どうしましょうか?何処か行きたい所とかありますか?」

 

 「そうですね...お寺か神社とかがあるのでしたら行ってみたいですね」

 

 「お寺か神社ですね、確かこの先を進めばちょうど神社があったので、そこに行きましょう」

 

 サグメは元気よく「はい」と答えた。

 少女移動中...

 神社に着いた2人、サグメは広々とした境内を見て「広くて立派ですね」と感心した。

 

 「この辺りでは一番大きな神社ですからね。夏になると祭りが、元旦は初詣とかで賑わいますよ」

 

 「それは楽しみです!その時も文斗さんと行きたいのですが...どうですか?」

 

 「そうですね。その時は一緒に行きましょう」

 

 文はそう答えるとサグメは嬉しそうにした。

 

 (ナチュラルにデートの約束したじゃんあやや)

 

 (え?あれ?私そんなつもりでは)

 

 (まぁどちらにせよ、その対応はグッドだよ、その調子で頑張ろー)

 

 歩は文に鼓舞するように言い文は自信が満ち(わかりました)と答えた。

 

 「サグメさん次は何処に行きますか?」

 

 「そうですね...私本を読むので本屋さんとかがあれば行ってみたいのですが?」

 

 「サグメさんよく学校の図書室に行きますもんね。では行きましょうか」

 

 サグメは何処と無くワクワクしていた。

 少女移動中...

 本屋に着くや否やサグメは「見ていってもいいですか?」と目を輝かせながら言い、それに圧され文は「構いませんよ」と言った。

 サグメは気になる本を探し始めていると、ある本に目が止まりそれを手にとった。

 その本は『星条旗のピエロ』と言うタイトルで血まみれのピエロが写った表紙の本で、それを見て文は(あ...歩さん言ってたとおりスプラッター系だ)と改めて驚愕した。

 そしてサグメは他にも幾つかの本を手にとりレジに向かい買った。

 ちなみにだが全てスプラッター系だった。

 

 「ごめんなさい文斗さん、私だけはしゃいじゃって」

 

 「気にしなくていいですよ?むしろ楽しんで貰えて良かったですよ」

 

 文はそう言うとサグメはフフッと笑い「文斗さんは優しいですね」と言い、その表情は文にたいして好意を向けているように感じた。

 

 (歩さん、そろそろ告白してもよい気がするのですが?)

 

 (間違いなくサグサグはあややの事を好きだと思うよ?後h)

 

 歩は何か言いかけたがサグメに「文斗さん」と話を遮られた。

 

 「文斗さんのおすすめの場所とかは無いですか?よろしければそういったところに行きたいのですが」

 

 「わ、私のおすすめですか?」

 

 (ど、どうしましょうか歩さん)

 

 (ちょうどいいじゃん、私がさっき言いたかった事は告白する場所の事を言いたかったんだよね)

 

 (なるほど、それで何処に行けば良いのですか?)

 

 (うーん...あややのおすすめスポットだからね~私ちゃんが言ったら意味ないと思うんだよね~何かない?あやや自身に)

 

 (スポットですか?うーん...)

 

 文は何処が良いのか考えた。

 

 「...あ、少しむかうのに長い階段を上らなくてはならないのですがよろしいですか?」

 

 文はあることを思い付き、サグメにそう言うと、サグメは「大丈夫ですよ」と答え、2人は文の言うオススメスポットへ向かった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 2人は他の所より少し地表が高い場所にたどり着いた。

 

 「ここから見る眺めが最高でして、私のお気に入りなんですよ」

 

 文はそう言いながらサグメを勧た。

 サグメが目にしたのは夕焼けの光によってオレンジ色に彩られた町並みの姿で、サグメは思わず「綺麗」と呟いた。

 

 「そう言ってもらえて良かったです」

 

 「凄いですねここ、先ほどまでいた本屋さんや私達の学校があんなに小さく見えるなんて」

 

 「この場所、昔よく友人と遊んだ後この景色を一緒に眺めていたんですよ」

 

 「友人...ですか?」

 

 (いいじゃんこの景色♪)

 

 (そうですね。私も驚きましたよこんな綺麗な景色が見える場所があるなんて)

 

 (...なるへそ、となるとこれは『文斗』の思い出のファインプレーだね)

 

 (そう...ですね)

 

 「友人ってもしかs」

 

 サグメはふと文の顔を覗いた。

 文は懐かしみ、嬉しそうに語っていたが、どことなくその表情は何か寂しく恋しそうにしていた。

 

 (...もしかして文斗さんは)

 

 2人は景色に浸っていた。

 すると歩が文に(今なんじゃない?)と語りかけ、文は緊張しながらも腹をくくり「サグメさん!」と声をかけた。

 サグメは一瞬ビクッとなり「どうしました?」と聞きながら文の方に目線を向けた。

 文もサグメに目線を向き2人は見つめあった。

 

 「っ...わ、私と付き合ってください!」

 

 「...ふぇ!?」

 

 文に告白されたサグメは顔を赤らめて驚き、あたふたとした。

 

 「つ、付き合うって、そ、そのーそれってつまり?」

 

 「あ、いや、あのー...私と恋人になると言うか...サグメさんが彼女で、私が彼女...あ、いや彼氏か」

 

 告白した事にテンパり自分でも何を言っているのかわからずじまいになり、パンク寸前だった。

 そんな姿を見てサグメは思わずクスリと笑い「なんで文斗さんが困った感じなんですか?」と言い「勇気を出して言ったのに笑わないでくださいよ」と少しむすっとした。

 

 「ごめんなさいつい...」

 

 「...あの、それで返事は?」

 

 「あ、そうでしたね...凄く嬉しいです。私も文斗さんとそう言う関係になれたら良いなと思っていました」

 

 「!?という事はつまり!」

 

 文は告白成功したと思い歓喜を表そうとした...しかし

 

 「...ですけどごめんなさい」

 

 サグメはそう言いながら頭を下げた。

 先ほどまで「そう言う関係になったら良いな」と言ったにも関わらず降られた事に何が何やらわからない文は「な、何でですか?」と聞いた。

 するとサグメはにこりと笑った。しかしその表情は少し悲しそうであった。

 

 「告白してくれたのは嬉しいです。でも...」

 

 「...でも?」

 

 「文斗さんには私なんかよりも素敵な方がいるので」

 

 文はサグメの言葉の意味が理解できなかった。

 そして理解できないまま...文の視界はブラックアウトした。

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