ここは幻想郷の博麗神社、幻想郷に危機がせまると、そこの紅白色した黒髪の博麗霊夢と言う巫女がいつも解決してくれるで有名な場所である。そんな博麗神社に、ある少女が助けを求めに来たのだった。
「...」
「...」
お互いを見つめながら10秒ほど時間がたつとしびれを切らしたかめんどくさげに巫女は「で、用件は?」と白黒少女に問いただすと、すかさず少女は「助けてください」と土下座をしたが「嫌だ」と即答された。
「そ、そんなぁ!こんなに頼んでるのにッ!お願いします!」
少女は再度頭を下げたが巫女の態度は変わらずそっぽを向いたままだった。
「何の拍子もなく現れた怪しい奴を易々と助けるほど私はお人好しじゃないわよ」
「お金ならいくらでも出しますから!」
巫女の目の前に大量の札束が出された。
「なおさら怪しいわよ!そもそも結界に引っ掛からずに突拍子もなく現れたって事は外の住人でしょ、そんな奴が何で私の名前とか幻想郷を知ってるのよって話しよ、怪しさ前開よ!」
「そこをなんとか!」
「話が噛み合ってない!」
話が通じてない事に怒りを露にしている巫女を見て、これはまずいと少女が気付きたどたどしくなった。
「い、いやー詳しいことは言えないけど、鮪麗達の間では霊m、いや幻想郷の事は有名でして」
「ふーん...つまり、オカルトクラブみたいなの?」
少女は複雑そうな顔をしながら「う、うんまぁ」と答えた。曖昧な回答に巫女は更に機嫌が悪くなった。
「...不公平」
巫女のその言葉に少女はポカーンとし「はい?」と再度聞き直した。
「不公平よ!あんただけこっちの事は知ってるに、私はあんたの素性を知らない、そんな奴を助ける訳ないでしょ!名前すら知らない」
少女は「はっ」と気づいた。少女は立ち上がり黒と白のサイドテールをなびかせ、着ているジャージの埃を払いのけ一度咳払いをし自信ありげな眼差しを巫女に向けた。
「朝見ている人はGOOD MORNING!昼見ている人はGOOD AFTERNOON!夜見ている人はGOOD NIGHT!オタメイト、メンバー5ポンコツディーラーこと、『虹村 鮪麗』[にじむら しびれ]だよー」
10秒程、間が空き巫女は思った。
(うわ...めんどくさい奴と絡んでしまった)
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「ちょっとー、めんどくさい奴と絡んじゃったって思ったでしょ今!」
「...思って無いわよ」
霊夢はチラッとこちら見たら直ぐ様そっぽを向いた、何よその間は!
「絶対に思ったでしょ!顔に書いてるもん」
「あんた急に馴れ馴れしくない?」
おっとと鮪麗とした事がいつもの挨拶をしたらYouTuberモードになってしまった。
今はまだ交渉中、機嫌を損ねないようにしなければ、まぁでも名前も語った事だしきっと助けてくれるよね!
「それでは改めて...助けてください!」
「嫌だ」
な、なにぃ!?この脇巫女正気か!?予想だにしない拒否に鮪麗は、のけ反り、納得しがたい顔をしながら霊夢に這いつくばった。
「うぇえ!?どうして!何でよ!条件は飲んだはずッ」
グイグイくる鮪麗に「近い!」と言い霊夢は鮪麗は押し退けた。
「条件を飲んだって言うけど名前とよくわかない二つ名しか聞いてないわよ!素性を知りたいのよ!」
鮪麗は「確かに」と納得する。それを見て霊夢は大きくため息を着いた。
「素性が知りたいって事は、話しを聞いてくれるって事だよね!」
希望が見えた事に興奮し満面の笑みをした鮪麗を見て霊夢は照れ隠しをするかのようにそっぽを向き「最初っからそう言ってるじゃない」と呟いた。
「じゃあ順に話してくね。鮪麗達は訳あって、こことは違う別の世界からやって来たの。霊夢が言う通り外の世界の住人ってやつ」
外の世界とは、幻想郷自信が博麗大結界と呼ばれる結界に包まれ外の世界とは孤立しており、結界の枠外の世界の事を指している。
「達ってことは、あんた以外にも来ているって事?」
「Exactly!(その通りでございます)だけど見ての通り鮪麗は1人...つまり、みんなとはぐれてしまったてことなんですぅ!」
鮪麗は滝のような涙を流しながら訴えた。
「つまり、はぐれたみんなと合流したいって訳ね」
「Exactly!(その通りでございます)」
「もうそれはいいから」
霊夢は呆れながらそう言った。受け狙いでやったのだが、滑ったな。
「理由はわかったけど、何しにここに来たわけ?それとどうやって結界をくぐって来たの?」
「旅行です」
「は?」
「ワープで来ました」
「は?」
意味不明な発言に霊夢は頭がこんがらがった。
幻想郷に旅行?ワープで来た?何言ってるんだこいつ、軽く言ってるがヤバくない?と、鮪麗に色々と言いたい事はあるがキリがない為、霊夢はこの一言に全てを込めた。
「あんたら超イカれてるわね」
「いやーそれほどでもー」
霊夢は机を叩き「褒めてないわよ!」とツッコミを入れた。
「素性は話しました。お願いします!一緒にみんなを探してくれませんか!」
鮪麗は再度頭を下げお願いをした。しかし霊夢は浮かない顔をした。
「...悪いけど、あんたは信用できないわ」
「...え」
鮪麗は愕然とした。
「幻想郷にワープで旅行しに来たって言う怪しさ全快の奴は信用できない」
もっともな事だ、何処の馬の骨か知らない奴の言葉なんて信用するわけないもんね。
「かといって野放しにして幻想郷を荒らされる訳にも行かないから、幻想郷の守護者博麗の巫女として、あんたを見張る必要があるわ」
「え?」
霊夢の言葉にいまいちピンとこない鮪麗は「今何て?」と聞き直した。
「鈍いはね!つまりはあんたと一緒に探してあげるって言ってるのよ!」
思わぬ言葉に鮪麗は感極まり前のめりになり「本当に!?」と目を輝かした。霊夢は照れ隠しするかのように「だから近いてば!」と鮪麗を押し退けた。
「見つけ次第直ぐに帰ってもらうわよ、言っとくけど不振な行動したらそくこらしめるからね!」
「うん!ありがとう!ツンデ霊夢!」
「誰がツンデレよ!今すぐにでもこらしめるわよ!」
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鮪麗と霊夢ははぐれた仲間を探すために準備をしている最中、霊夢は何かを思い出した。
「思ったんだけどあんたワープで来たって言ってだけど、そのワープってなんなの?あんたの能力?」
霊夢の質問に言葉を選ぶかのような素振りをして考えだした。
「まぁ...そうだね能力と言えば能力かな?」
鮪麗の態度に霊夢は更に疑問を増した。
「何よその歯切れの悪い言い方?違うって言いたいわけ?」
すると鮪麗は何処からともなく黒い板状の物を取り出し霊夢に見せた。霊夢は首を傾げながら「何よこれ?」と言った。
「幻想郷に来れたのはこれの力なんだよ」
「これでワープしたって訳?」
「便利なんだよ!これがあれば色んな世界に行けるんだよ、名付けてッ!【どこでもリンク装置】~」
鮪麗は某ネコ型ロボットの真似をしたが霊夢にはピンとは来ず「こんなもので移動できるなんて」や「あのスキマ妖怪ちゃんとしろよ」とぶつぶつと呟いた。
あっこのネタ通じねぇな。
「てか、これで仲間の所に行けばいいんじゃないの?そしたら速解決じゃん」
「それが出来たらわざわざ霊夢には頼まないよ」
霊夢は顔を赤らめながら「わ、わかってた事だし、なんとなく聞いただけよ」とふてぶてしく呟いた。さらに霊夢は何か案を思いついて、鮪麗に話そうとしたが途中でやめ「あんたしか持ってないか」と言い、その何かを諦めていた。
おそらくだが、「他の仲間は、これは持っているのか?」だ、そして持ってたら仲間は先に帰っているのではないかと聞きたかったのだろう。
ご明察、これは鮪麗しか持ってないのだ。
すると霊夢は大きなため息をつき鮪麗を可愛そうな娘を見るかのような目をした。
「あんたってもしかして何もできない?」
「失礼な!鮪麗だってできる事ぐらいあるよ!」
霊夢は疑いの眼差しを向け、頭を2、3回ほどかき「じゃあ何ができるのよ」と問いだした。
「聞いて驚け、鮪麗はなんと!バーチャルスキルッ!【アシスタント】が使えるのだ!」
「名前だけじゃわかんないわよ、ちゃんと説明して」
不機嫌そうな霊夢に、火に油を注ぐかのように鮪麗は「最後まで話を聞きたまえワトソン君」とやれやれ感を出した。
霊夢は(こいつ一発殴ろうかしら?)と拳を挙げようとしたがすかさず「暴力禁止!」と鮪麗はガード体制に入り霊夢はゆっくりと拳をおろした。
「簡単に言うと鮪麗は7人の【スタッフ】て言う特技の異なる使用人を召還できるのだ!1人づつ説明するとね。ふn」
鮪麗はふと霊夢を見た。するとそこに写っていたのはつまらなそうに話しを聞く姿だった。
んーこれは実際に見せたほうが良いかもー
「バーチャルスキル【アシスタント】スタッフ達よ霊夢にその凄さを見せつけろ!」
そう叫ぶと鮪麗の周りは黒い煙幕に包まれた。たちまちと煙幕は黒から赤、橙、黄、緑、青、紫、紺色へとなり、煙幕が薄くなると鮪麗を含んだ8つの人影が浮かび上がった。
霊夢はその光景に思わず「おお」とこぼした。
「さぁ見ろ!これが鮪麗のアシスタントだ!」
そこに現れたのは異なる髪色とジャージと目を覆う一文字だけデザインされたマスク姿の小さな少女が戦隊ものを思わせるポーズをしていた。
「まずは赤!この子の音を聴いたらハートが燃え上がるぜ音楽担当ッ!ラースちゃん」
キュピーン
「ん?」
「続きまして橙!特技は料理!大抵の物は作れるぜ、グラトニーのグラちゃん」
キュピーン
「お次はー黄!賭け事はおまかせ!豪運の~グリードのグリちゃん!」
キュピーン
「緑はー安らぎの象徴!マッサージからアロマ、休息をとるならこの子におまかせ!スローちゃーん」
キュピーン
「まだまだ続くぜ!青は、誇りは高く視野は広く指揮をするのはうってつけ、リーダーのーライドーちゃんことプライドッ!」
きゅぴーん
「紫の色は高貴で周りを魅了する色!魅惑の躍りがみんな落とすぜ、踊り子のラストちゃん!終わると思ったかい?まだいるぜ!」
きゅぴーん
「〆はこの子!情報が知りたければこいつに聞きな!情報収集が得意のーエンヴィー!」
きゅぴーん
「みんや揃ってッ!【7人スタッフ】だァ!」
ちゅどーん!
紹介が終わった瞬間、鮪麗達の背後から爆音と共に煙幕が出た。霊夢は鮪麗達をまじまじと見ていた。
「どうだ霊夢すごいだろ!あまりの凄さに声も出せない?」
またしても間が空いた。おや?この流れ何処で見たぞ?
「その程度では驚かないわよ、むしろそれに自信あり気にしている。あんたに絶句してるのよ」
「うッうぇぇぇ!?そんなァァ!?」
鮪麗は落ち込み、膝から崩れ手を地面に付けて落ち込んだ、同様にスタッフ達も落ち込み、ショックで塵の様に消えた。
「そ、そんな...みんなは「すごい!」とか「助かる」って言うのに」
落ち込んでいる鮪麗に追い討ちをかけるように「幻想郷の事を知ってる癖に気づかない?」て言われた。
畜生ッ通用すると思ったのにッ!だが鮪麗にはまだッ!
「ふっふっふー鮪麗の力はこれだけだといつから錯覚していた?」
「錯覚なんかしてないわよ、どうせあったとしてもしょうもないでしょ」
このやろうッ今に見てろよ!必ず吠えずらかかしてやるッ!
「バーチャルスキルとは違うが!他のみんなには無い、鮪麗の特性があるのだッ!その名も【第3者の目】だ!」
「で、効果は?」
鮪麗は腰に手を当て「ふふん」と自信ありげに言った。
「物事を第3者の目線で見る事ができるのだ!あとナレーションも」
霊夢は即座に答えた「やっぱり使えないわね」とため息を付いた。その瞬間鮪麗の中の何かがピシッと割れた音がした。
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霊夢と鮪麗は仲間を探す為に人里へと向かった。しかし鮪麗はうつ向きながら歩いていた。
「とぼとぼと歩かないでくれる?そんな速度じゃ日が暮れるわよ?仲間と合流するんじゃないの?」
「いや、もう...なんかそれどころじゃないというか...全てがどうでもいいというか...」
「まさか...まだあんな事で落ち込んでいるの?いい加減立ち直りなさいよ」
霊夢はそう言うと鮪麗は立ち止まった。
「あんな事?...あんな事だとッ!簡単に言うなー!鮪麗の今まで築き上げた物が崩れたんだぞ!?鮪麗の努力がッ!時間がッ!歴史がッ!全てをッ!否定されたんだぞォ!落ち込むに決まってるだろッ!」
「うるさいわね。どーでもいいでしょ事実なのだから、それよりも本当に日が暮れるわよ、飛べもしないのだから走るぐらいしなさいよ」
人間がそうそう飛べてたまるか!あんたらと一緒にするなァ!鮪麗はそう言いかけたが、グッと心に押し込んだ。
そうしてる内に鮪麗達は人里へ到着した。人里は活気に溢れており出店は並び子供達は遊び回りカップルと思わしき男女は仲良く話していた。
先ほどの落ち込んでいた姿が嘘のように鮪麗は目を輝かしていた。
「切り替え早すぎない?」
「過去の事を気にしているようじゃあ人生楽しくられないぜ☆」
霊夢は「あんたが言うな!」と鮪麗にツッコミを入れようとしたが姿が見えなくなった。
しばらく辺りを見渡すと、出店の前で商品を食べている鮪麗を発見した。
「なに勝手なことしてるのよ!」
鮪麗が買った物はみたらし団子で両手に3本ずつ持ち口一杯に団子を頬張りながら喋りだした。
しかし何を言っているのかわからないため「口にある物が無くなってから喋れ!」と言った。
鮪麗は直ぐ様団子を飲み込み「うまい!」と満面の笑みを見せたが霊夢に即座に怒鳴られた。
「うまい!じゃないわよあんた!何しにここに来たか自覚してる!?」
「わかってるよ、でもこんな美味しそうな物があったら買いたくなるじゃん?」
(やっぱり殴ろうかしら)
霊夢が拳を構えようとしたら鮪麗は「でも美味しいよ?霊夢も食べて食べて♪」と団子を渡した。
殴る気力を失い頬を赤らめながら小さな声で「あ、ありがとう」と言いお団子を食べた。
普段食べているはずなのに今日の団子は異様に美味しく感じ店主に「材料変えた?」と聞いたが店主に「変えて無いよ?」と答えた。霊夢は不満げな顔をした。
「どうしたんでい?そんなに今日の奴が不味かったのかい?」
「そういう訳じゃあ...逆にいつもより美味しいから」
「そうかい!そいつは良かったぜい、味が落ちたんじゃないかとヒヤヒヤしたが磨き上がったてわけだな!」
店主は大きな声で笑った。
「それよりも博麗の巫女さんや、あんたのお連れさん居なくなっているがいいのかい?」
「は?」
霊夢は辺りを見渡すが、またしても鮪麗の姿は消えて店主が指をさした。指の先にはかき氷を買ってる鮪麗の姿だった。
「あ、あいつぅ!」
霊夢はすかさず走り鮪麗の方へと向かった。霊夢が猛スピードでこちらに向かっている姿を見た鮪麗は自身が食べていた、かき氷をすくい霊夢の口にかき氷を入れた。
突然の事に霊夢は立ち止まり目をぱちくりさせた。
「これも美味しいね!人里の食べ物は魅力的な物ばっかりで困っちゃうよ、霊夢もそう思うよね♪」
子供のように無邪気に笑う姿を見て霊夢は霊夢は怒りを忘れ「ええ、そうね」と微笑んだ。
「楽しむのはいいけど当初の予定を忘れないでよ?」
「もちろん!だけど、さっきから出店の人にみんなの事を聞いて回ってるんだけどなかなか情報は無いね」
霊夢は驚いた。ただ食べ回っているのかと思ったが、実はちゃんとするべき事はしている事に。
「あんた意外とちゃんとしているわね食べる事しか考えていないのかと思ったわよ」
「むっ!失礼だな、みんなを探す方を優先するに決まってるじゃん...4割ぐらい」
「前言撤回するわ」
「じょ、じょじょじょ冗談だよ!」
鮪麗は異常に瞬きと大量の汗を流していた。丸見えの嘘だ。
「あんた嘘下手過ぎるでしょ」
「うぅ...よく言われますー」
鮪麗は泣きべそをかきながらかき氷を食べていた。霊夢はくすりと笑った。
「じゃあ改めて聞き込むわよ!ついでに食べ歩きましょ」
霊夢はそう言いながら歩いた。
まだ食べ残っているかき氷を鮪麗は急いで掻きこむが冷たすぎて頭が痛くなっていた。
無理して平らげ小走りに後をおった。
「ちょ、ちょっと待てよ霊夢ー」
「私をほったらかした仕返しよ!早く来なさい鮪麗」
鮪麗は立ち止まった、霊夢の口から出た自分の名前が出た事に驚きを隠せなかった、そして同時に喜びも沸き上がり満面な笑顔になった。
「うん!今行くね霊夢!」
みんなとはぐれて不安だったけど、霊夢となら楽しい旅行になるよね。自分だけ楽しんでいるのは、みんなには悪いけどね。
「言っとくけど鮪麗の奢りだからね」
「ええ...」
「依頼の報酬よ」