前回までのあらすじ...迷いの竹林がマリオカートの世界に侵食され、その黒幕は輝夜だった、以上!
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輝夜にたいして警戒体制をしているにおと咲夜を遠目に見ていた、てゐが「あの3人何やってるんだい?」と呟いた。
「私達が勝った事に姫様が2人に自慢でもして、怒っているんじゃないかしら?ね、s」
ふとうどんげは永琳の方に目線を向けると、永琳は険しい顔をしていた。
「そんなに警戒しなくても、私は単に楽しい事をしたいだけよ?」
「楽しい事ですって?」
「私達のような蓬莱人は死ぬ事が出来ないから、幻想郷...この星...そしてこの宇宙[せかい]が滅んだとしても私達は生き続けるでしょう...そうなると私達に待っているのは『退屈』という名の苦痛...」
「だけどその力はこの世界を滅ぼすのよ?そんなことになったら本末転倒じゃないかしら?」
「そうなったら『世界を創造』したらいいのよ」
輝夜の言葉に咲夜は疑問を感じた。
「この力は世界を創造できる力を秘めている...それに気がつかしてくれたのはにお、貴女のおかげよ」
「...どう言う事ですか?」
「この力はただレース場と乗り物を召還だけだったわ、最初は妹紅に難くせをつけてドラッグマシーンで○したり、適当に人集めてレースを開催しようとしていたんだけどね...貴女がここに来て、この力の効果が増すのを感じ、貴女といれば更に力が増すんじゃないかと考えたわ」
におは(だから協力したんですね)と複雑な心境になった。
「そして、その考えは的中して今では色んな世界に変えたりさっきみたいなドッスンを召還したりもできるわ」
「あの時のドッスンは僕達を1位にさせない為に召還したんですね」
「ええ、貴女達が勝ったらこの力が無くなるからね」
すると咲夜が「それだとうどんげはどうなるの?」と言い、永遠亭チームが勝利したのに何故クリアにならなかったのかという意味で聞くと「単純な事よ、あれは『私が勝った』のだから」と答えた。
「力を無くさない方法は私自身が勝てばいいのよ!永遠亭チームは言わば私の分身ってところかしら♪」
ふと咲夜はレースが始まる前に輝夜がうどんげ達が乗っている車に自身の象を設置した事を思いだし「なるほどね」と納得した。
「せしてこの力はまだまだ成長する...次第には世界の1つや2つは作れる程にねその為には貴女が必要なのよにお」
輝夜はそう言うとにおの方に手を差しのべた。
「僕が貴女に協力するとでも」
「私と共にしたら貴女の望む世界を作ってあげるわ」
「それってつまりかわいい娘達がいっぱいいて好きにコスプレできる世界もですか!?」
におはヨダレを滴しながら食い付き、それにたいして輝夜は苦笑いしながら「まぁそのくらいは」と言った。
「ちょっと!何食い付いているのよ!私達の目的はそんな事じゃないでしょ!」
「貴女のところのお嬢様がかわいい姿が沢山見られる世界だって作れるわよ」
「にお!私達の目的は輝夜と一緒に新たな世界を作る事よ!全力で協力するわよ!」
輝夜に言いくるめられた咲夜は、におと手を握りやる気に満ち溢れていた。
「何、手のひらを返してんだよ!」
誰かのツッコミと共に、3人がいたその場が急に爆発した。
におと咲夜は吹き飛ばされ、輝夜は爆発に巻き込まれ燃え盛った。
吹き飛ばされたにおと咲夜のもとに妹紅がやってきた。
「何、輝夜側に回ってんだお前ら!当初の目的の事は忘れてんじゃねーだろうな!」
妹紅にそう言われ、2人は「「は、はい...すみません」」と口を揃えて反省した。
「わかってるなら、とっととこの不具合をもとに戻せ」
妹紅はそう言うと、におと咲夜は急いでバイクに乗り、コースを3周する為に発進させた。
「世話の焼ける奴らだ」
「もう、あと少しでにお達と協力できそうだったのに...どうしてくれるのよ!」
「お前らの都合なんか知るか、私には関係ないからな」
「あら?関係無いことは無いはずよ?」
妹紅はふてぶてしく「何がだ?」と聞いた。
「貴女もわかるはずよ?私達、蓬莱人は退屈こそ最大の天敵、私がやろうとしているのは貴女にとっての救済でもあるのよ?」
「だから今の世界を切り捨てると?」
「大いなる事には犠牲がつきものよ?」
輝夜の言葉に妹紅は「気に入らねーな」と言った。
「...あら、何処が気に入らないのかしら?」
「何もかもだ、今までのお前も気に入らなかったが、今のお前はもっと気に入らねぇな!!」
すると妹紅は全身に炎を纏い輝夜に飛び付き先ほど以上に爆発が起きた。
その様子にうどんげとてゐは何事かと困惑した。
「し、師匠!?姫様達が急に爆発したのですが!?」
「...妹紅の仕業ね、うどんげ姫様の加勢に行くわよ」
(というより、どうしてあの子は気づいたのかしら『姫様の野望』に?)
永琳はそう言い輝夜の加勢に行こうとした瞬間、突如弾幕が飛び交い永琳を襲った。
うどんげは弾幕が飛んできた方向を見ると、そこには慧音がいた。
永琳は何故妹紅が輝夜の野望に気がついたのかと思っていたが、慧音を見て納得した。
「...貴女が教えたのね」
「...ああ、悪いが輝夜の加勢は阻止させてもらう」
慧音はそう言いながら弾幕を展開し、同様に永琳も弾幕を展開した。
先ほどから訳もわからない事ばかりが起きている事にうどんげとてゐはパニックになった。
「ちょっと待ってくださいお2方、どうして味方同士で争っているんですか!?」
「味方?今は敵同士よ」
永琳の言葉にますます訳のわからないうどんげは「どういう事ですか?」と聞くと、慧音が「お前の主人達はとんでもない事をやろうとしている」と言った。
「よく聞け鈴仙、輝夜はこのレースの世界を作った張本人だ、何故こんな事をしているかはわからないが、この2人は、この世界を作り、今の世界を滅ぼしてもかまわないつもりだ」
慧音はそう言い、うどんげは「そ、そうなんですか師匠?」と聞いた。
「この世界が滅ぶのは時間の問題よ、私達がやろうとしているのは世界の創造...今の姫様にはその力の一片が宿っている...その力を活性化させれば、滅んだとしても作り直せばいいのだから」
「そんな...活性化なんてしたら、それこそ滅ぶのが早まるのでは?それよりもにおの友人達を探した方がいいのでは?」
「聞いた話しでは、にお達は反発し合ってるじゃない、そんな出会えるかどうかもわからない捜索をするよりも、滅んだ後の策を練るのが先決じゃないかしら?」
永琳の言葉に「そ、それは」と少し納得してしまった。
慧音と永琳、どちらが正しいのか悩み「てゐ...私一体どうしたら?」と思わず聞いてしまった。
「師匠の言っている事は正しいだろうね」
「や、やっぱりそう思う?」
「だけど、そううまく行くなんて私は思えないし、私は今の幻想郷が大好きだから、師匠と姫様には悪いけど、止めさせてもらうよ」
てゐはそう言いながら弾幕を出し永琳に向けた。
すると永琳はうどんげの方に振り向き「貴女はどうする?」と聞いた。
うどんげは深く悩んだ...
そしてうどんげは手を銃に見立て構え永琳に向けた。
「すみません師匠...やっぱり師匠のお考えは間違ってると思います」
「...貴女ならそう言うと思ったわ」
永琳は弓と矢を取り出し多数の弾幕を展開した。
「邪魔をするなら、容赦しないわ」
そう言うと永琳は弾幕を3人に向けて飛ばし戦闘になった。
その光景を見ていた輝夜は「2人ともそっち側になっちゃたかー」と残念そうにした。
「はっ!これでお前ら2人だけになったな、今からでも白旗の準備は遅くないと思うぜ」
妹紅はそう言うと輝夜はニヤリと笑い「それはこっちのセリフよ」と言った。
「うどんげとてゐがそっちにまわるのは予想済よ」
「内心焦ってる癖に強がんなよ!」
妹紅はそう言いながら炎の弾幕を輝夜に飛ばした。
すると輝夜は両手を広げ手を「パンッ」と鳴らした。
その瞬間、輝夜を中心に色んな生物のような物が飛び出し妹紅の前に立ちふさがった。
「あんただけでは私を止める事はできないわ」
「多すぎるだろ!?」
妹紅は炎を飛ばし、出てきた生物を倒そうとしたが吹き飛ばしたりできるが倒せる事は出来ず「なんだこいつら!?」と驚愕した。
「あんた馬鹿?こいつらは幻想郷とは異なる世界から来た奴らよ?幻想郷の概念[ルール]が通じる訳無いでしょ」
輝夜は更に生物を出現させ妹紅を苦戦させた。
ふと輝夜はコースを回ってる、におと咲夜を見て「まだ一周回ってるだけね」と呟き、にお達のもとに大量の生物を飛ばした。
咲夜はこちらに向かってくる生物達に気がつき弾幕を飛ばしたが、妹紅のように火力が無いためか弾く事が出来なかった。
「にお、こいつら弾幕が通じないわ!」
「おそらく幻想郷の概念が通じ無いのでしょう」
「このままだと追い付かれて、ゴールを阻まれてしまうわ」
におは躊躇いながらペンを出すと、輝夜はニヤリと笑い「そうよ...バーチャルスキルを使いなさい」と呟いた。
しかし突然、にお達を襲おうとした生物達は何処からともなく現れた弾幕に吹き飛ばされ、輝夜は何が起きたのか分からず戸惑った。。
そんな戸惑う輝夜に妹紅は大笑いして「さっきまでの威勢はどうした?」と言った。
何か知ってる様子の妹紅に輝夜は睨みながら「何をした?」と聞いた。
「なぁに、たいした事じゃねーよ『頼もしい方』に協力を頼んだだけだからよ」
「頼もしい...まさか!?」
輝夜は再びにお達の方を見るとそこには純狐がいた。
「助けていただいてありがとうございます純狐さん」
「礼には及ばないわ、それよりも早く行きなさい、私が出来るのは足止め程度...安心するのはまだ早いわ」
「それよりも...どうして僕達を助けたんですか?僕達は純狐さんの邪魔をしたんですよ?」
におはそう聞くと純狐は鬼の形相になり「あの件は許していないから」と言い、におは苦笑いした。
「貴女を助けたのはあの賢者とお姫様の考えている事が気に入らないからよ...この世界には私にとって大切な人達がいるから」
純狐はうどんげを見つめた。
(な、なんか寒気が...)
「話しは以上よ早く行きなさい」
におは元気よく「はい!」と答えバイクを走らせた。
(あれがヘカーティアが言っていた来訪者...)
「...だから何?逆に言えばこれでにお達をサポートできなくなって私をフリーにしたのよ?」
輝夜は自身の『永遠と須臾を操る程度の能力』を使用してにお達のもとへ向かおうとした。
「...あら?」
しかし輝夜は能力がうまく使えず戸惑った。
その時ふと輝夜は咲夜の存在を思いだし、咲夜が持つ『時間を操る程度の能力』で輝夜の能力を邪魔しているのだと理解し「やってくれるじゃない...」と苦笑いした。
能力がうまく使えてない輝夜に妹紅はしめたと考え、スペルカードを取り出した。
「お前の野望はここまでだ!『フェニックス再誕』」
妹紅はそう言うと弾幕を全方位に展開し生物達をはね除け、輝夜に向けて不死鳥弾を高速で突撃させた。
輝夜はそれに即座に反応してドッスンを出現させ不死鳥弾を防いだ。
輝夜はその場から離れようとしたがドッスンから顔を出した瞬間逃がさまいと、妹紅は弾幕を飛ばした。
「...目障りね、永琳はまだ加勢に来ないのかしら?」
輝夜はチラッと永琳の方に目線を向けた。
すると永琳は倒れこんでいて敗北しているのが一目瞭然だった。
「な、なんとか倒せた」
「鈴仙とてゐはにお達の加勢に向かってくれ、私は永琳が何かしないか見ている」
慧音はそう指示すると2人はすぐさま向かった。
それと同時に永琳は目が覚め、慧音は構えてしまった。
「もう戦う気力はないわ」
起き上がらない様子に慧音は嘘をついていないとわかった。
ふと慧音はあることを思い出し「少し聞いていいか?」と解くと永琳は「構わないわ」と答えた。
「私と咲夜と貴女で会話をした時...貴女は『異変は起きていない』と言いかけた...だが実際には異変は起きていて貴女は知っていた」
すると永琳は「やっぱりね、私とした事が」とため息をついた。
慧音は不信感抱いた。
「賢者と呼ばれた貴女がそんなミスを?」
「失敗は誰にでもあるわ」
(本当にそうか?単なるミスとは思えないが...まさか『わざと?』)
慧音はそんな事が頭を過った。
敗北している永琳とにお達と合流しようとしていた。
「あーあ、流石に3人がかりはキツいわよね」
「これでお前だけになったな、おとなしくクリアするのを待つ事だな」
妹紅はそう言いながら弾幕を打ち続けた。
「...こう言うマジになるのは向いて無いんだけどね」
輝夜はそう言うと手を叩くと、輝夜は雨雲のような物を出現させ、浮かした。
その瞬間、妹紅、慧音、うどんげ、てゐの真上に輝夜が浮かした雨雲のような物が出現した。
「しばらく身動きとれなくなってもらうわ」
輝夜はそう言った同時に雨雲から雷が落ち直撃した。
「んだこれ!?...体が動かねぇ?」
雷によるダメージは無いがしびれて身動きが取れなかった。
動けない事に妹紅はキレて炎を出し、妹紅は自身を燃やした。
燃やす事で妹紅はリザレクションして痺れを解いた。
「におのところに行かせるか!」
妹紅は再び自身を燃やし輝夜に向かって突進した。
「もうあんたにかまってる時間は無いのよ」
輝夜はそう言うと手を「パンッ」と叩くと、宇宙空間だった世界は水に溢れた世界に変わり妹紅の炎は鎮火された。
その隙に妹紅の周りに生物達が群がり、妹紅は身動きが取れなくなった。
「さて...邪魔者はいなくなった訳だから...」
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におと咲夜は妹紅達の協力のおかげで最終ラップを迎え、ゴール地点が視界に入った。
「にお、ゴールが見えてきたわね!」
「はい!このまま行けば侵食は無くなり元の竹林n」
終わりが間近と思った瞬間、突然にお達の上空に青く刺があり翼の生えた亀の甲羅のような物が飛んで来た。
真っ先に咲夜は気がつき、スペルカードを出し押し退けようとした。
咲夜の様子に気がついた、におは青甲羅に目線を向けた。
青甲羅を見た瞬間におの表情は青ざめた。
「駄目です咲夜さん!?身を守ってください!」
におはそう言いながら咲夜を突飛ばし青甲羅から遠ざけようとした。
しかし時すでに遅く、青甲羅はにおの元へ降りてきて青い閃光とともに爆発し、におと咲夜は吹き飛んだ。
におは吹き飛んださいに受け身をとり体制を立て直した。
「咲夜さん大丈夫ですか!?」
におは心配して話しかけるが返事は無く、におは咲夜の事が心配になり駆け寄ろうとした。
「他人の事を心配するなんて...優しいのね」
しかしそれを阻むかのように不適な笑みをした輝夜がいた。
「...咲夜さんは無事何ですか?」
「気絶しているだけよ、それよりもさっきの答えを聞いてなかったわね、私の協力してくれるかしら?」
輝夜はそう聞くが、におは「協力しません」と即答し右腕から大砲を出現させた。
輝夜はその大砲を見てがっかりした様子だった。
「それで私に挑むつもり?貴女の持っているバーチャルスキルなら私を簡単に倒せるはず...前から思っていたのだけどその力を使えば仲間だって合流できるはず、何で使わない?」
「...不具合が起きたのは『僕達バーチャルスキルのせい』...ならスキルを使えば使うほど事態は悪化する」
「そう言えばそうだったわね...だけど今は使わざるおえない状況じゃないかしら?」
「どうしようもない事以外には使わない、これ以上、幻想郷のみんなに迷惑をかけるわけに行かないから『他のみんなもそれをわかっている』」
「あら、そうかしら?全員ではないけど誰かしらスキルを乱用してこの『事態を楽しんでる奴』はいるんじゃないかしら」
「そ、そんな事h」
におは否定しようとしたが輝夜に「果たしてそうかしら?」と食い気味に言われ、におは不信感を抱き「どう言う事ですか?」と聞いた。
すると輝夜はニヤリと笑い「少し話しを帰るわね」と切り出した。
「貴女は八雲 紫を知っているかしら?」
「確か『境界を操る程度の能力』を持っていて、幻想郷の賢者の1人ですよね?」
「幻想郷の創立者、彼女以上に幻想郷を愛してる者はいないでしょう...だけど何故今、幻想郷が危機に陥っているのに姿を表さないのかしら?」
問ように話す輝夜に、におは深く考えた。
「...『時空間が歪んでいるから力がうまく使えなくて姿を出せない』とかでしょうか?」
「私もその意見に賛成だわ、だけどそうなれば『式神』を寄越すなりすればいいのに、それすらもしない...となると考えれるのは2つ『1、時空が歪んで事態に認識出来ていない』『2、認識しているが、何らかの理由があって動かない』...私は『後者』だと思うわ」
「何らかの理由って一体なんでしょうか?」
「目的でもあるのでしょうね...どうして私がそう思ったのかは貴女がここに来たからそう判断したわ」
輝夜の言葉に、におはキョトンとした。
「...僕がここに来たのは『偶然』であって、なんでそこに結びつくのですか?」
「偶然?いいえ、これは『必然』よ貴女は『導かれたのよ』」
におは輝夜の言葉に信憑性を感じ、それと同時に疑問も浮上した。
「紫さんは力がうまく使えないって輝夜さんもそう言っていたじゃないですか、どうやって僕を導く事が出来るんですか?」
「貴女を導いたのは紫じゃないわ『貴女達の友人達の誰か』よ、そして事態を悪化」
におは一瞬何を言っていいるのか理解出来なく戸惑った。
「そ、そんなわk」
におは否定しようとしたが、それを止めるかのように輝夜は人差し指を突きだし「ありえる!」と言った。
「私にはわかるわ、貴女達の力なら『概念に干渉』でき、導くぐらい簡単にできるからよ...」
輝夜の言葉に、におは思わず(確かに)と思って黙りこんだ。
(もう少しね...)
その様子に輝夜はニヤリと笑った。
「そして『ここからが本題』よ、どうして貴女達の中にこの事態を楽しんでいる奴がいると結論がでたかと言うと...にお『貴女がここにいる』それが答えよ!」
におは「どういう事ですか?」と聞くと、輝夜は大笑いをし「貴女自身が言ったじゃない」と言い、におは自身が何を言ったのか考えた...
[僕達のバーチャルスキルせい]
[他のみんなもそれをわかっている]
におはハッとなった。
「わかったようね...私の力はレース場を出現させるだけだった、この程度の力なら貴女達意外でもクリアはできるのにわざわざ貴女を導き、私は力を増幅させ、こうして危機的状況になった」
におは辺りを見渡した...そこには侵食した世界で苦しむ、みんなの姿だった。
におは青ざめた。
「ぼ、僕は何も聞いていない」
「貴女の性格を考えたら言わないでしょうね、貴女は優しいからこんな事をしようと提案したら拒むからでしょうね」
「な、何でそんな事を」
におは愕然とした。
輝夜はそれを見てニヤリと笑った。
「だけどこれだけにおが追い詰められているにも関わらず助けがこないとなると...」
におは輝夜が遠回しに、鮪麗達の誰かに『裏切り者』がいると言っているとわかった。
におは意気消沈したかのように黙りこんだ。
(煽りはこの程度にしときましょうか...さぁ怒りに身を任せなさい、そして怒りでバーチャルスキルを使い、私の侵食の力を活性化させるのよ)
「...確かに輝夜さんの言うとおり誰かが紫さんと繋がっていて、僕をここに導いたのかもしれない」
「そして事態を悪化させた...これはもう裏切ったのもd」
「それはあり得ません!」
におは食いぎみで否定し、先ほどまでニヤついていた輝夜から笑顔は無くなり「...何故そう言いきれる?」と質問した。
「理屈では語れません、だけど僕は鮪麗ちゃん達の事を裏切らないって『信じている』からです」
におはそう言うと1枚のスペルカードを取り出した。
「きっと僕をここに導いたのは不具合を修正してくれると願って導いたと思います...みんなも僕の事を『信じている』...その好意を裏切らない為にも僕は『輝夜さんを止めます!』全軍『バッド・カンパニー』!」
におはそう言うと背後からミニチュアサイズの戦車や飛行機が大群にあらわれた。
「...はぁ、怒りに任せてスキルを使わせようと煽ったのに無駄だったわね...こうなったらとことん追い詰めて無理やり使わせるわ!」
輝夜はそう言いながら手をたたくと今まで以上の生物達を召還し、におの戦車や飛行機に対抗した。
「目には目に、歯には歯を、軍には軍って言ったところかしら」
余裕そうにする輝夜に、におは大砲と機関銃を出し追撃しようとした。
におが攻撃した瞬間、輝夜は手を叩き溶岩地帯に戻し、溶岩の壁を作り、におの攻撃を無力化した。
(弾による攻撃は無効...なら!)
におは魚雷を出し、輝夜に向けて飛ばした。
魚雷は爆発すると黒煙がまい辺りは見えなくなった。
(よし、この隙にゴールすれば)
におは爆煙に紛れてゴールへと向かおうとした。
しかし「パンッ」と手をたたく音がなるて見渡しのよい荒野地帯になり強風が吹き荒れた。
強風により爆煙は吹き飛び、におは輝夜の前に姿を露になり、におは顔をひきつった。
「先ほどから攻撃してきませんね...守るだけで手一杯なのでh」
におが話している最中、輝夜は人差し指を突き立てレーザーを放った...そのレーザーはにおの左腕を吹き飛ばし左肩から大量の血が吹き出した。
「勘違いしているようだけど、私が攻撃しないのは貴女にそう簡単に死なれたらつまらないからよ、スキルを使わない貴女はいつでも消せるから」
(どうやら輝夜さんは現段階ではあまり攻撃しない様子...ああ言ってるけど本音は僕が死んでしまったらスキル使用による自身の力の活性化が出来なくなるから)
におは瞬く間に左腕を生やし1枚のスペルカードを取り出した。
「無駄よ『今の貴女』では私には叶わない」
「確かに『僕では勝てません』それでもこれならまだ希望があります...」
におはそう言った瞬間、膨大なエネルギーが溢れだし、におの体を纏った。
それを見て輝夜は驚愕と喜びを感じた。
(これが、におのバーチャルスキ...いやこの感じ違うわ、レースの時に出したペンのような物から感じた未知の力とは違う...これはにお自身の力!?)
次第にエネルギーは形を成し実体化した。
それは黒く鋼鉄で出来たような鎧を全身に身に纏い、頭部にはこめかみに1、後頭部に2と角が生えいた。
両肩は突起などが異様に大きく発達し両腕両足には爪と、大砲や機関銃等の武器が付き、尻尾のような物が生えていた。
その姿は蜥蜴を思わせる姿だが、どこか無機質で、半生物半機械と言える姿だった。
「ラストワード『黒き要塞[ブラック・ノワール]』」
「さっきまでの可憐な姿から一変ね...まるで『怪物』よ」
輝夜は笑いながらそういうが先ほどの余裕はあまり見えない様子だった。
(膨大なエネルギーだったからスキルと勘違いしちゃったけど、これがにお自身の最大元の力)
そんな事を考えていると「バゴォン!」と爆音が鳴ると同時に、におは輝夜の懐へ瞬時に移動した。
巨体かつ重みを感じるその姿からは想像のつかないスピードに輝夜は不意をつかれた。
(さっきの爆音...もしかして背中のエンジンのような物を使って爆発的に加速したってわけ!?)
におは鋭い爪で輝夜の左腕を切り落とした。
自身の左腕が地面に転がる様を見て輝夜は不適に笑った。
「まるで日本刀のような鋭さ、だけどそれで勝ったつもり!」
輝夜は手を叩くと溶岩の波が現れ、におに向かって進行しだした。
におは大砲を打ち溶岩の波に穴を空け回避しようとしたが、砲弾はたちまちなに溶け無意味となった。
「いくら貴女でもこれをさばく程の力は持ち合わせていないはずよ」
輝夜はこの波ならさすがにイラストレーションを使うと考えたが、におはスキルを使うどころか攻撃をせず突っ込み輝夜のもとへまっすぐ向かった。
流石の輝夜は溶岩に向かってくれとまでは考えていなく、直ぐ様溶岩を消そうとしたが、不具合の力に慣れていなく消す事ができなかく、におはそのまま溶岩の波に入った。
輝夜は一瞬(やらかした)と後悔仕掛けたが、溶岩の波から機関銃を向けたにおが現れ、後悔から歓喜へと変わった。
「溶岩を耐えられる逢甲とかどんな材質なのよ!」
すると輝夜はスペルカードを取り出し「神宝『蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-』」と言うと発動すると、まず七体の使い魔が輝夜とにおの間に緩い曲線状に並んだ。
そして、それぞれの使い魔が一体につき一色の米粒弾を円状全方位に発し、におに当たった。
しかし、におは怯む様子は無く突き進んだ。
それを見て次に、輝夜は七色の丸弾が全方位にややうねりながら放ち見事に段幕は直撃したが、それでも怯む様子はなくダメージが無いと考えて輝夜はにおから距離を置こうとした。
しかしそれをさせまいと、左足からアンカーを出し、輝夜の体を巻き付けた。
輝夜は直ぐ様アンカーを外そうとしたが、目の前に、におの右足から放たれたであろう魚雷が目の前に現れ直ぐ様に爆発した。
爆発した事により爆煙がたち、輝夜の姿が見えなくなった、におは距離を起き輝夜がどこから現れるのかを見ていた。
「はぁ...はぁ....輝夜さんにとってこの程度の攻撃はたいしたことない、復活する前に早くクリアしないt」
「そうね、確かにたいした事は無いわ」
背後から聞こえた声に、におは驚き後ろを振り返ると、そこには全身が丸焦げになった輝夜がいた。
輝夜はたちまちに再生し、におは後退りして警戒した。
「だけど正直驚いたわ、スキル無しにここまでやるなんてね...不具合の力がなかった負けていたわ」
輝夜は1枚のスペルカードを取り出した。
「スペルカード...神宝『ブリリアントドラゴンバレッタ』」
輝夜は2体のの使い魔を左右に放つと、その使い魔は輝夜の前を横切るように交差しながらカラフルな色のレーザーと丸弾で構成された弾幕を展開した。
におはその場から離れようとしたが、輝夜は手をたたくと岩山がそびえ立つ世界に代わり、におの行く先を阻んだ。
するとにおは大砲を用いて岩山を破壊して無理やり進路を開拓していき、輝夜の弾幕を回避した。
「無理やりにも程があるでしょw...だけど嫌いじゃないわ」
輝夜は再びスペルカードを取り出し「神宝『ブディストダイアモンド』」と呟くと輝夜が自分の前半分180度の周囲に使い魔を配置すると、使い魔は輝夜の周囲に向けてレーザーを発射し、そして、輝夜の左右横ライン辺りから小星弾が上下方向に向けてややバラ撒き気味に放たれた。
輝夜自身もにおに目掛けて幾つか連なった楔弾を断続的に放った。
「ふふ、まだまだよ」
そこに更に追い討ちをかけるように輝夜は再び手をたたくと赤色に白の斑点模様の食虫植物のようなモンスターが大量にいるジャングルのような世界に変えた。
(『パックン』と輝夜さんの弾幕、正直これはキツすぎる)
パックンはにおを捕らえようと口を開け追いかけた。
におは逃げる一方弾幕も回避し続け、弾幕はうまく回避しているが追いかけられてる状況が続けばまずいと思った、におは大量の魚雷をパックンに放ち大爆発をさせパックンを退けた。
(このままやられっぱなしだと、もたなくなる!攻めないと!)
におは再びエンジンにエネルギーを集中させ「バゴォン!」と音を立て輝夜のもとへ向かった。
向かうさい、におは武器を爪へと切り替え輝夜にその爪を突き立てた。
「同じ手は2度受けないわ、神宝『サラマンダーシールド』」
今回の攻撃を予知していた輝夜はスペルカードを使う事で四つの使い魔を四方画面端に配置し、同時に、時計回り、反時計回りで回転する二つの弾源が輝夜の周りを回転しながら外側に向けて火炎弾を発射し続ける事で守りながらも攻撃した。
「貴女の防御力ならこの程度突破できるでしょう...だから、加えてだめ押しよ」
輝夜はそう言うと生物達を召還し、輝夜の火炎弾をその生物達は身に纏いガードを固めた。
におは瞬時にそれに対応し再びエンジンを爆発させる事で軌道を変えて数ミリのところで回避した。
「まじかwその状態で回避するとかヤバすぎでしょw」
におの回避に輝夜は思わず吹き出した。
笑えるぐらいに余裕のある輝夜に、におは焦りを感じた。
「ならばこれならどうかしら?神宝『ライフスプリングインフィニティ』」
輝夜は使い魔を自分の正面結構下に配置すると同時に、丸弾を前方120度ほど以外の場所を除いた全方位に二重に放った。
使い魔は周囲に弾源を作り、弾源からは全方位に向けて交差するレーザーが放たれ、そして、輝夜が次の使い魔を出し丸弾を発射するのと同時に、使い魔が全方位に向けて二重に交差軌道を描きながら小星弾を放った。
(弾幕だけ?なら無駄にエネルギーを使わず防御に徹するのが一番ね)
におは身構えて防御体制に移った瞬間、輝夜は手を叩き再び世界が変わった。
その世界は氷でできた大地で、におは何が起きるのかと辺りを見渡した。
するとにおの周りが暗くなりだし、それが何かの影だと気付き真上を見た。
するとそこには巨大な氷の塊...と言うよりもはや氷山がにおに向かって落下して来ている事に気がつき、におはその場から逃げようとしたが弾幕がそれを邪魔して離れる事が困難になった。
(っ!?こうなったら正面突破するしかない!)
におは武器を爪に切り替えエンジンを噴射し氷山に向かって突っ走った。
におは両手の爪を合わせ一点集中させ氷山に突き刺した。
するとにおは自身を回転させながらエンジンを動かし続けまるでドリルのように突き進み氷山の中へ入り込んだ。
そしてにおは氷山の裏側へと突き抜け攻撃を回避した。
その光景に輝夜は「まじか」と口に漏らした。
「貴女って本当に私の想像を越える事ばかりしてくれるわね、スキル関係なしに貴女自身にも興味が湧くわ」
におは喜んで良いのか悪いのかと複雑な心境になった。
「だけどその力、永遠と言うわけじゃないでしょ?」
輝夜はそう言うと、におはギクッとなった。
(その通り...『黒き要塞[ブラック・ノワール]』は膨大なエネルギーが必要で5分程度しかもたない...発動してから3分経過している)
「貴女は早くケリを着けなくちゃいけない、私も早く終わらしたいわ...これで終わらせるわ...ラストワード『蓬莱の樹海』」
輝夜はそう言うと、使い魔を出し、そこから黒い虹色の弾幕を放出した。
におは弾幕を回避すると、回避した弾幕は見えない壁か何かに反射し白くなり、におの方へ向かった。
(弾幕だけではないはず、輝夜さんならまだ何かするはず!)
にお弾幕を回避しながら、輝夜の方を見た、すると輝夜の周りには青甲羅が浮遊しており、におはそれを見て驚愕した様子だった。
「貴女には耐えれるかしら?弾幕とこの攻撃に」
輝夜は青甲羅を飛ばし、におのもとへ向かった。
におは全速力で青甲羅から逃げようとしたが不可能だった。
追尾する青甲羅になす術がなく青い閃光とともに爆発した。
「青甲羅は見た目は派手だけど死ぬことは無い、これは貴女の動きを封じて私の弾幕を確実に当てるため」
輝夜はにおのもとへ近づきさらに追い討ちを入れるかのように輝夜も弾幕を放った。
「これだけしたら流石のにおもスキルを使うh」
輝そう言った瞬間、爆発の中から砲弾が飛び輝夜を吹き飛ばした。
突然の事に輝夜は「は?」と呟き砲弾が飛んできた方向に目線を向けると、大砲を構えた、におの姿だった。
しかもにおは無傷だった。
(ど、どうしてあの攻撃の中無事なのよ!)
におの『黒き要塞[ブラック・ノワール]』は攻撃、敏捷、多様性がある...がその真骨頂は防御力と瞬時に再生する『無敵と言える守り』だった。
(砲弾で身動きができない今なら追撃して止めてみせる!)
におはエンジンを使い吹き飛ぶ輝夜に追い付き追撃しようとした。
「これで...終わらs」
におは輝夜にゼロ距離で大砲向けた瞬間、におが身に纏った鎧と大砲も無くななった。
「し、しまった!?時間切r...うっ」
におはエネルギーを消費しすぎた為、力を出せずその場から落下した。
その隙に輝夜は大砲から逃れ、におのもとへ歩みよった。
「どうやら時間切れのようね?」
「うぐっ...」
におは力を振り絞り起き上がろうとするが、起き上がる力すらもなく崩れた。
「万事休す...これはもうスキルを使うしかないわね」
「使わ...ないです」
息を切らしながら否定するにおに輝夜はため息を付いた。
「こんな状況にも関わらずスキルを使わないとか馬鹿なのかしら?いいからさっさと使いなさい、そうしたら私を倒せt」
「確かにスキルを使えば倒せるけど、僕は使いません...スキルを使わない僕では輝夜さんに勝てない...だけどみんなとなら輝夜さんに勝てる!」
その言葉を聞いた瞬間、輝夜は嫌な予感がした。
その瞬間「ブルゥン!」と『バイクのエンジン音』が鳴り、輝夜は音のする方に目線を向けると、そこにはバイクに股がる咲夜の姿だった。
(ま、まさか!咲夜が目覚めるまでの時間を稼ぎをしていたって事!?)
輝夜は直ぐ様、咲夜より先にゴールしようと動いたが、におは輝夜の足を掴んだ。
「立ち上がる力は無くても掴める力ならあります!」
輝夜は「離しなさい!」と振りほどこうとしたが、放す様子はなく、輝夜は不具合の力で咲夜を止めようとした。
輝夜は手をたたこうとした瞬間、その手をうどんげとてゐが左右から引っ張るように掴み、輝夜の行動を封じた。
「悪いけど、姫様にはゴールさせる訳にいかないんでね」
「これ以上進まないでください!」
「これを防いだだけで私を止める事は出来ないわ!」
輝夜はそう言うと生物達を大量に出しゴールに向かう咲夜ね行く手を阻んだ。
しかしその生物達は突如現れた弾幕で蹴散らされた。
輝夜は弾幕が飛んできた方向に目線を向けるとそこには純狐と慧音がいた。
「うどんちゃんと出会った世界、滅ぼさせないわ!」
「咲夜行け!こいつらは私達が止める」
咲夜は「ありがとうございます」と礼を言いバイクを走らせた。
「...どいつもこいつも、私の邪魔をするな!」
輝夜はそう言うとにお達を振りほどく程の力と速度で動いた。
慧音と純狐はあまりの速度に反応できず、輝夜を咲夜のもとへ行かせてしまった。
「っ!?」
「あと一歩だった見たいけど残念ね!」
輝夜は咲夜に向けて人差し指をつきたてレーザーを放とうとした。
「おい!私の事忘れてんじゃねーぞ!」
輝夜にとって聞き慣れた怒号が飛び、その方へ目線を向けた瞬間、炎を身に纏った妹紅が輝夜にタックルをした。
「も、も"こ"う"!!」
輝夜はゴールからみるみると離れていき...そして咲夜はバイクを走らせ...
ピューン
ゴールした。
その瞬間、侵食された世界はもとの竹林に戻り、解決できた事がわかった。
直ぐ様、咲夜はにおのもとへかけよった。
「にお!クリアしたわよ!」
咲夜はそう言うと、におは微笑み「良かっ...た」と言い、力尽き気絶した。
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「...ん?」
におは目を覚ますと自身が布団に入っている事に気がついた。
「ここは..永遠亭?」
におがそう呟くと「ええ、そうよ」とにおの問いに誰かが答えた。
におは声がする方に目線を向けるとそこには永琳がいた。
「永琳...さん?僕は一体?」
「レースが終わった後、貴女は力尽きて気絶したのよ」
「そうだったのですね」
におは侵食した世界を元に戻せた事にほっとした。
それと同時に、におは咲夜達の事が気になり「あ、あのみんなは!?」と聞いた。
「みんなは今頃、今回の首謀者である姫様を絞めている頃よ」
におは苦笑いしながら「それって永琳さん的にはOK何ですか?」と聞くと、永琳は「みんなからしたら姫様が全面的に悪いから止めようがないわ」と答えた。
「...永琳さんは、やっぱり輝夜さん側だったのですか?」
におはそう聞くと永琳は黙りこみ、しばらくして「そうよ」と答えた。
「だけど正直な事を言えばあの子を止めたい気持ちもあったわ...」
「え!?そうなんですか?」
「あの時のあの子は、あの子では無い感じだったや...まるで何かに取り憑かれているような感じだったわ」
「...不具合の力による悪影響...でしょうか?」
「恐らくね...だから貴女には姫様をもとに戻してくれた事に感謝しているわ」
永琳はそう言うと頭を下げた。
「あ、頭を上げてください、僕はたいした事なんか...むしろ僕達が来たことでこうなったから、頭を下げるのは僕ですよ」
におは頭を下げようとしたが、永琳はそれを止めた。
「これは不良の事故よ貴女が謝る必要ないわ」
「...永琳さん」
「ともかく今はゆっくり休みなさい、既に日は暮れているから今日はここで一晩泊まっていけばいいわ...貴女が嫌じゃなければだけど」
「嫌じゃないです!ですがえっと...」
「ならいいわ、貴女が目覚めた事と泊まっていく事を咲夜に話してくるわ」
何故か泊まる事が確定している事になった、におは「えぇ!?」と驚愕した。
すると永琳は少しシュンとした表情をして「やっぱり嫌だった?」と聞いた。
「いえ!全然嫌ではありません!お言葉に甘えさせてもらいます!」
それを聞いて永琳はニコッとし「それなら良かったわ」と言い、咲夜のもとへ向かった。
(うっ!そんなかわいい仕草をされたら断れないッ)
自分のチョロさに嫌気をさすにおだった。
しばらくすると咲夜がにおのもとへやってきて「大丈夫?」とにおの事を気にかけた。
「お気遣いありがとうございます、1日休めば万全になりますので安心してください」
「それなら良かったわ」
「万全になったら直ぐにみんなを...あ」
ふとにおは守矢神社での会話の事を思いだし「そう言えば反発しやってるんだった」と落ち込んだ。
「一体どうしたら...」
「その事なんだけど、神奈子から伝言を預かっているわ」
「神奈子さんから?」
「時空間が安定している場所なら会えるかもしれないって言ってたわ」
それを聞いてにおはパァと笑顔になり元気を取り戻した。
しかしよく考えてみたら安定している場所がまず何処なのかわからないのでは?と気がつき、におは再び落ち込んだ。
するとにおは鮪麗達の人形を取り出した。
「はぁ...みんなに会いたいよ」
人形を抱きしめるにおの姿を見て咲夜は(早く見つけないと、におの心がもたないのでは?)と思うのだった。
におは鮪麗達と合流するのが先か、精神が崩壊するのか先か...果たしてどちらになるでしょうか!