博麗神社...
鮪麗達が電子の世界に帰ってから翌日、霊夢のもとに魔理沙が訪ねていた。
「まったく!旗八の奴、私らに何も言わないで帰っちまうなんてよ」
あからさまに怒っている魔理沙にたいして霊夢は「そうね」と適当に返した。
「おい、なんだよその微妙な反応はよ!」
「そんな事言われても」
「お前は最後まで付き合えたからそんな事が言えるんだぜ、今まで共にしていた仲間が何も言わないでいなくなる...このやるせない気持ちはよ!」
魔理沙がそういうと霊夢はため息をついた。
「それは旗八が魔理沙とアリスにこれ以上迷惑かけまいとした行動でしょ?現に旗八がコミュニケーションで使っていたボードに伝言していたでしょ?」
霊夢はそう言うと魔理沙は「だけどよ!」と納得していない様子だった。
「他の奴らだって、そうした...あの時は一刻も争うから仕方なかったはずよ」
鮪麗達がもとの世界に帰ったその後、共に旅をした者達は急いで無縁塚に向かった...しかしその時既に鮪麗達の姿はなく、何名かは納得していない様子だったが『これは仕方ない』とまとめられ、納得出来なかった者達は渋々受け入れた...
「それでも納得いかないぜ!私らは仲間じゃなかったのかよ!」
だが、魔理沙はまだ納得はしていないが。
「じゃあ、あんただったらどうする?」
「な、何がだ?」
「自身達が来てしまった事で、世界が滅びそうになった...その世界の住人には多大なる迷惑をかけているにも関わらず、その住人達は手を貸してくれているのよ?」
それを聞いて魔理沙はふとその立場を自身に置き換えた...すると魔理沙は罪悪感を覚え、気難しい表情をした。
「それがあの子達の心境よ」
魔理紗は何も言い返せなかった...
それでもむしゃくしゃしていた魔理沙は「ああ、もう!」と言い、博麗神社から飛び出した。
「...」
霊夢は飛び出した魔理沙を眺めた。
「...で、幻想郷が大変だって言うのにあんたは何をしていたのよ」
霊夢がそう言うと、突然、霊夢の真横に亀裂のような物が走った。
その亀裂は『スキマ』へと代わり、その中から金髪ロングヘアの少女が現れた...
八雲 紫...幻想郷の賢者、彼女以上に幻想郷を愛している者はいないとうたわれる存在である。
「というより何を企んでいる?」
「企んでいないわよ、アレは事故よ」
「仮にそうだとしたら、それこそ今まで何をしていたって話しよ、寝てたんじゃないでしょうね?」
「失礼ね、こっちだって大変だったのよ、結界が崩れないように必死だったのだから」
紫はそう言うと霊夢は「どうだか」と疑いの眼差しを向けた。
「いや本当にあれは事故だったのよ、『私達』としても予期せぬ事態だったのよ」
「私達て、やっぱりあんたらつるんでいたのね!全部説明しなさい!」
「説明しようとしてるじゃない!普段は呑気なのにこんな時はせっかちなんだから」
「そう言うあんたは肝心な事は言わなさすぎよ!」
霊夢と紫は言い争いを初めた。
あーもうぶれてるぶれてる話しがぶれてるよ
そんな2人の間に人影が割って入った。
「ちょっとちょっと関係ない話ししてないで本題に入ろうよ」
「!?て、鮪麗何であんたがいるのよ!」
突然現れた鮪麗に霊夢は驚愕した。
「やっほー霊夢♪昨日ぶり」
鮪麗がそういうと霊夢は紫に「どう言う事よ!」と詰めよった。
「こいつがいたらまた、あんな事が起きるじゃない!」
「大丈夫よ」
「いや、そう言って現にしくじってるじゃない、全く信用ならないわよ」
「詳しい事は鮪麗から聞いて」
紫はそう言いながらスキマに戻ろうとした。
それを見て霊夢は「ちょっとどこ行くのよ!」と呼び掛けた。
「私にはまだやることがあるのよ、あとは任せたわよ」
紫はそのままスキマへと入り姿を消し、鮪麗は「よろしく~」と手を振って見送った。
「ちょっとまだ途中よ!」
「まぁまぁ紫も忙しいんだから仕方ないよ、霊夢の疑問は鮪麗が答えてあげるよ!」
霊夢は嫌そうな顔をした。
「もうなんだよ~その顔は~本当は鮪麗と再開して嬉しいんでしょ♪」
霊夢は思わず手を握りしめ拳を作った。
「おっと!拳で語るよりちゃんと口で語った方が良いよ!」
鮪麗はガード体制をとった。
霊夢は「まぁ良いわよ」とため息をついた。
「まず、何であんたはまだいるのよ、他の奴らはどうしたのよ」
「鮪麗1人だけだよ、戻って来た理由はちゃんと別れの挨拶をしようと思ってさ」
霊夢は昨日ボコボコになった鮪麗の姿が頭に過った。
「それでわざわざ戻ってきたの?」
「Exactly![その通りでございます]」
「変なところに律儀ね...紫と接点があるみたいだけど、いつからよ」
「実は旅行に来る前、紫に来ても良いかの許可と下見に来た時からなんだよね」
「ちょっと待ちなさいよ、前に来たって、その時は何も起きなかったわけ?」
「そうなんだよね~その時は何もなかったんだけどね~...みんな一斉に行ったのが不味かったんだね」
鮪麗はへらへらと笑いながらそう言うと、「ふざけんな」と睨んだ。
「ごめん、ごめんって...他に聞きたい事は?」
「...さっき紫が『大丈夫』とか言ってたけど、何でそう言いきれるのよ?」
「今の鮪麗にはバーチャルスキルが付いてないからだよ、不具合が起きたのはスキルが原因だからね」
鮪麗がそう言うと霊夢は「そう」と呟き黙り込んだ。
「...『本当』は何しに来たのよ」
霊夢がそう聞くと鮪麗はキョトンとした。
「何言ってるの霊夢wお別れの挨拶に来たってさっき言ったじゃんw」
「...」
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博麗神社を飛び出した魔理沙はむしゃくしゃしながら空を飛んでいた。
「ぐぬぬ...やっぱり納得いかないぜ、旗八の奴、戻って来たら文句言ってやる!」
魔理紗は旗八にたいして文句を言っていた。
「...?」
ふと魔理沙は何故自身が怒っているのだろうと疑問に感じた。
「というか旗八って誰...ん?私はさっきから何を言ってるんだ?」
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「...本当に最後の挨拶に来ただけだよ、無意味かも知れないけど」
霊夢は「無意味?」と不思議そうに言った。
「不具合の影響がまだ残ってるんだよ」
「...どう言う事よ」
「鮪麗達が帰った事で侵食はなくなったけど、若干まだ時空間が安定してないみたいなんだよ、このままだと幻想郷は崩壊しちゃうんだよ」
霊夢は険しい表情で「どうすれば良いのよ」と聞いた。
「大丈夫、今紫がそれで動いてもらってるから」
(それで忙しいって言ってたのね...というより不具合が残っているって一体...)
霊夢はそう考えていると、鮪麗は自身の頭に指をさし「ここだよ」と言った。
「やっぱりあんたを消さないといけないって訳ね」
霊夢はお祓い棒を取り出し鮪麗に向けた。
「いやいやいや、そんな訳ないじゃん!記憶だよ!記憶!鮪麗達に関する記憶が不具合の影響があるんだよ」
それを聞いて霊夢はお祓い棒を下ろした。
「もしかして私の...いや、私達が持ってるあんたらの記憶を消すて事?」
霊夢はそう聞くと鮪麗は頷いた。
「本当に最後のお別れの挨拶...次会う時は鮪麗の事を知らない霊夢...」
「...そう」
「ここ泣くところだよ?ある意味永遠の別れみたいな物なんだよ」
「むしろせいせいするわよ、あんたみたいな鬱陶し奴を忘れられるんだから」
「WAON冷たいね」
「そうよ」
「...」
「...」
「本音は?」
「うるさい早く帰れ」
霊夢はそう言うと鮪麗は「もーう!酷くない?」と言い転送装置を取り出し起動した。
「...それじゃあね霊夢、霊夢と過ごした1日、凄く楽しかったよ」
そう言うと霊夢は思わず手を振ろうと手を出したが、恥ずかしくなり止めた。
本当に素直じゃないんだから。
「次来た時もよろしくね」
「2度とごめんよあんたのおもりなんか」
最後の最後まで冷たいね...まぁでも嫌そうにしてないから嬉しいけど。
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ここは幻想郷の博麗神社、幻想郷に危機がせまると、そこの紅白色した黒髪の博麗霊夢と言う巫女がいつも解決してくれるで有名な場所である。
まだ肌寒いのか霊夢はコタツにこもりお茶を飲んでいた。
「ふぅ...今日も静かで平w」
そんな時だった。博麗神社に張ってある結界内に何者かが侵入して来たのを霊夢は感じた。
(参拝客かしら?いや、どうせ魔理沙辺りでしょうね)
霊夢は来客が魔理紗だと思っていたが、違和感を感じた。
(1人じゃないわね、5人...4人は妖怪だけど1人は人間...レミリア達かしら?いや、この感じはあいつらじゃないわね...一体誰かしら)
考えれば考えるほど疑問しか浮かばない霊夢は直接見た方が良いと思い始めた。
「せっかくゆっくりできると思ってたのに」
霊夢は嫌々ながらコタツから出ていき、襖を開けた。
するとそこには見るからに種族が異なる少女達の姿がいた。
「おっ!早速主人公の登場って感じ?」
「幻想郷に来たらまずここに来ないとな」
「すみません勝手にお邪魔して」
(こんな肌寒くても脇出してるんだ)
(見ない顔ね、もしかして幻想入りしてきたのかしら...だとしたら色々と面倒うなんだけど)
霊夢はめんどくさがりながらも、博麗の巫女としての仕事として「あんたら、何しに来たの?」と尋ねた。
「旅行です」
「は?」
「ワープで来ました」
「は?」
意味不明な発言に霊夢は頭がこんがらがった。
幻想郷に旅行?ワープで来た?何言ってるんだこいつ、軽く言ってるがヤバくない?
と、少女達に色々言いたい事はあるがキリがない為、霊夢はこの一言に全てを込めた。
「あんたら超イカれてるわね」