AFOだとかOFAだとかややこしくない?   作:龍角散ガム

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第2話

 

 

オールマイト、エンデヴァー、ベストジーニストなど名だたる数々のヒーローを輩出してきた名門校雄英高校ヒーロー科。

 

ヒーロー科のクラスの一つ、相澤消太ことイレイザーヘッドが担任を担当する1年A組はUSJへと足を運んでいた。

 

『USJ』

 

ウソの災害や事故ルームの略で、スペースヒーロー「13号」があらゆる事故や災害を想定して作った演習場である。

人命のために個性をどう活用するかを学ぶための人命救助訓練を行うはずのA組だったが、ヴィラン軍団の襲撃を受け『途方もない悪意』を知ることとなっていた。

 

イレイザーヘッドが多くのヴィランの相手をしつつ生徒たちを避難させるも、『ワープゲート』の個性を持つ黒霧によって生徒はUSJ内でバラバラに分散させられてしまった。

 

分散させられた生徒たちはそれぞれの場所でヴィランと接敵。本来の目的とは反対の意味で個性を使用することとなったが、各自協力しヴィランを撃退することに成功していた。

 

その中の1組、緑谷・峰田・蛙吹の3人は接敵したヴィラン達を撃退後、イレイザーヘッドの負担を減らすためにセントラル広場へと移動する。

 

しかし、そこで目にしたのは対平和の象徴に造られた改人『脳無』によって再起不能にされたイレイザーヘッドの姿であった。

 

黒霧のワープゲートから逃れた13号も黒霧と接敵するが『ブラックホール』の個性を逆手に取られ戦闘不可能な状態へと追い込まれていた。

 

だが──

 

「申し訳ありません、死柄木弔。一名逃げられてしまいました」

 

「・・・・・・は?」

 

教師達が倒され絶望する緑谷達であったが、麗日と瀬呂が飯田をUSJ外に撤退させることに成功していた。

 

「はあ──・・・」

 

「黒霧おまえ・・・おまえがワープゲートじゃなかったら粉々にしてたよ・・・」

 

ヴィランを率いるリーダーの死柄木が黒霧の失態に悪態をつく。

 

「流石に何十人ものプロ相手じゃ敵わない。ゲームオーバーだあーあ・・・今回はゲームオーバーだ」

 

「帰ろっか」

 

ヒーローの学校に襲撃したにも関わらずあっさりと撤退を告げるする死柄木。

自らの命が助かったと思い、その様子を見ていた峰田が歓喜をあげる。

 

「やっ、やったあ!!助かるんだ俺たち!!」

 

「ええでも・・・気味が悪いわ緑谷ちゃん・・・」

 

「うん・・・これだけのことをしといてあっさりと引き下がるなんて・・・」

 

「(オールマイトを殺したいんじゃないのか!?ゲームオーバー?何だ・・・何を考えているんだこいつら!!)」

 

歓喜をあげる峰田を横目に死柄木の行動に不信感を抱く緑谷。

 

「けどもその前に平和の象徴としての矜持を少しでも」

 

 

 

 

 

「へし折ってやろう・・・!」

 

 

 

 

 

 

死柄木の手が蛙吹の顔に迫る。

 

「えっ・・・?」

 

緑谷は、思考するあまり死柄木の行動に反応することができなかった。

いや、死柄木の行動に警戒をしても反応することはできなかっただろう。

死柄木の行動は並のプロヒーローでも対応できないほど素早かった。

それをヒーロー科に入学したばかりの学生が対応できるはずもない。

 

緑谷の脳内にイレイザーヘッドの肘が崩壊させられたシーンが浮かび蛙吹に手を伸ばす。

 

だが、無慈悲にも死柄木の手が蛙吹の顔に触れ、崩壊の個性が発動する。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

しかし、蛙吹の顔が崩壊することはなかった。

 

「本っ当かっこいいぜ・・・イレイザーヘッド」

 

脳無に組み伏せられていたイレイザーヘッドが個性を発動し、死柄木の個性を無力化することに成功した。

 

すぐに脳無に顔を地面に押し付けられてしまうも、その隙に緑谷が死柄木に反撃をする。

 

「手っ・・・放せぇ!!」

 

ズドン

 

力の調整に成功し自身の腕を壊すことなくスマッシュを放つ。

 

「え・・・・・・何で・・・・・・」

 

イレイザーヘッドを抑えてきたはずの脳無が一瞬にして緑谷の目の前に移動していた。そして、脳無は指ひとつ動かすことなくスマッシュを受け切った。

 

 

 

 

 

 

    速っ・・・

 

              いつの間に・・・

 

 ていうか    効いて・・・

 

 

                   ない・・・!?

 

 

 

 

 

 

『・・・殺せる算段が整ってるから連中こんな無茶してるんじゃないの?』

 

蛙吹の言葉が緑谷にフラッシュバックする。

 

「いい動きをするなあ・・・スマッシュってオールマイトのフォロワーかい?」

 

「まあ いいや 君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バァン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

突如USJ内に扉が吹き飛ぶ音が響く。

 

 

 

 

 

「もう大丈夫」

 

 

 

 

 

扉を吹き飛ばした人物の声に生徒達が反応し、希望が宿る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺ちゃんが 来た」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー・・・誰だ、お前???」

 

 

 

 

***

 

 

 

「おいおいおいおい、せっかくUSJに来たってのにヴィランまみれじゃないの」

 

 

突如現れた赤と黒のコスチュームの男に雄英生徒とヴィランが困惑する。

 

男の頭にはMという文字が書かれた赤い帽子。

目には銀色の縁と黒いバンドのゴーグル。

そして、茶色い木の棒のような杖を持ちコツコツと足音を鳴らして死柄木と脳無の元へと歩く。

 

 

「へぇ〜ここがUSJか〜。初めて来た。まるで演習場に来たみたいだぜ〜テンション上がるわ〜」

 

「誰だてめぇ!!」

 

「ここはUSJじゃねぇぞ!!ふざけやがって!!」

 

「お前ら、やっちまうぞ!!」

 

 

残っていたヴィラン達が男に襲いかかる。

 

 

「おっ、野生のポケモンが現れた!!いけっ!!モンスターボール!!」

 

 

男は腰につけていた赤と白の手榴弾のピンを抜き、ヴィラン達に投げつける。

 

 

BOMB!!

 

 

ヴィランの半数が爆発に巻き込まれる。

鳴り響く爆発音と巻き上がる黒煙。

 

目の前で起こった出来事に唖然とする残ったヴィラン。

黒煙が不自然に舞い上がったと思った矢先、目の前に男が現れ背中から抜かれた刀で切り裂かれる。

 

「うぎゃあああ!!」

 

「やめろ!!こっちに来るな!!」

 

ヴィランの叫び声と共に腕や足が切り落とされ血が舞い散る。

次々と男に再起不能にさせられるヴィラン達。

この場から逃げようとするヴィランに対し男は腰の拳銃を構えヴィランに発砲する。

 

「エクスペリアームス!!」

 

バンバンと銃声が鳴り響き、広場に残っていたヴィランはあっという間に全滅した。

 

唖然とする死柄木の隙をつき男は刀を振り抜く。

死柄木は間一髪で刀を避けるが顔に身につけていた人の手を落としてしまう。

 

「ああああ・・・だめだ・・・ごめんなさい・・・お父さん・・・」

 

死柄木はふらふらと震えながら落とした手を拾いに行く。その間に男は緑谷・峰田・蛙吹の3人と広場に倒れていた相澤を救助する。

 

「おいおいペチ澤先生、シーズン2で個性α直ったって聞いたけどボコボコにされてんじゃん。やっぱ弱キャラかよ。せっかく天井して手に入れたのに」

 

「お前・・・もしかして佐藤か・・・?」

 

「無理するなって。アプデで強化されるまで寝ときな」

 

「助けてくれてありがとうございます。しかし、貴方は一体・・・??」

 

意識を失うも、命に別状は無い相澤の無事を確認し安堵する男に対し、緑谷は問いかける。

 

 

「俺?俺ちゃんはそう!!不死身の王子ことアン()()()()r()──ぷげら!?!?」

 

 

自己紹介をしていた男の体が突如と吹き飛ぶ。

男が油断している隙に脳無が男を殴り飛ばしたのだ。

 

「そうか・・・お前が先生の言っていた男か・・・」

 

「いててて・・・吹き飛ばされた衝撃でおててが折れちゃった・・・」

 

ガラガラと瓦礫をどかし、「おててがTレックスみたい・・・」とぼやきながら現れる男。

 

()()()()()()さん!?!?」

 

「いや俺はデッドプールじゃなくてアン()()()()リンス・・・まあ、デッドプールの方がかっこいいからいっか・・・大丈夫だ安心しろ少年!!」

 

自身の名前をあっさりと改名するデッドプール。

そして、その場でぴょんぴょんと飛び跳ねた後、脳無へ走り出す。

 

「くらえ!!Tレックスキィーック!!!」

 

「グルッ??」

 

勢いをつけ脳無に足蹴りを繰り出す。

しかし、脳無はびくともせずデッドプールの足を掴みあげる。

 

「あっ、ちょっとまってこれアベンジャーズで見たことあるやつ」

 

脳無はデッドプールを地面に何度も叩きつける。

ドシンドシンと地面が鳴り響き、デッドプールの体が折れ曲がり血が吹き出す。

 

「グオオォォオォオ!!!」

 

叩きつけられ身体をぷらんとさせるデッドプールを緑谷達の元へ投げつける。

ビタンビタンと何度も跳ねながら自分たちの元に飛ばされるデッドプールを緑谷はなんとか受け止める。

 

「ぐっ・・・!!なんてパワーだっ!!大丈夫ですか!?!?デッドプールさん!!」

 

「だいじょばない。俺はヨトゥンヘイムの息子じゃないぞあのクソハルクが・・・」

 

「体が再生してる・・・!?!?この個性はいったい・・・」

 

メキメキと骨を鳴らし身体を再生するデッドプール。

それを見た緑谷はぶつぶつと呟き始めるもすぐに正気に戻る。

 

「そうだ!!あの脳ミソヴィランは僕のスマッシュを受けてもビクともしなかった!!きっと物理攻撃が効かない個性か何かなんだ・・・!!」

 

「だから俺ちゃんのハイパーキックが効かなかったのか・・・」

 

「脳無はショック吸収を持っているからだ。脳無にダメージを与えたいならゆうっくりと肉を抉り取るとかが効果的だね・・・」

 

「しゃけしゃけ!!おかか!!ツナマヨ!!」

 

「何言ってんだ・・・コイツは・・・」 

 

おにぎりの具材の名前を叫び出すデッドプールに困惑する。

 

「なんだ、伝わらないのか。ならお詫びといっちゃ何ですが・・・ご覧に入れましょう・・・」

 

身体を再生し終わり背中の2本の剣を構える。

 

「一流コックの別格の庖丁捌き!!!」

 

「グオッ!!」

 

走り出すデッドプールに拳を叩きつける脳無。

しかし、デッドプールは脳無の拳を頬をかすりながらも避け刀を振るう。

脳無の腕を何枚にも切り落とし、怯んだ隙に続けて足を切り落とす。

 

手足を失いその場に倒れる脳無の尻に向けて足を振りかざす。

 

「くらえ!!けつなあな確定シュート!!!」

 

蹴りをくらい死柄木の元に飛ばされる脳無。

飛んできた脳無を避けつつ死柄木はデッドプールを睨みつける。

 

「デザートは・・・要らねぇか・・・」

 

「テメェ・・・」

 

 

本来オールマイトが駆けつけるはずのUSJ襲撃事件はデッドプールによって乱されるのであった。

 




『俺ちゃんが来た』
誰だよ・・・

『Mという字が書かれた赤い帽子』
It's me Mario!!

『銀色の縁と黒いバンドのゴーグル』
ミニオンのゴーグル。
鬼道のゴーグルじゃないよ。

『茶色い木の棒のような杖』
ハリーポッターの杖。
USJ行ったことないから知らんけど実際に売ってるんですかね???

『まるで演習場に来たみたいだぜ〜テンション上がるわ〜」
自分を野原ひろしだと思っている精神障害者。

『いけっ!!モンスターボール!!」
モンスターボール(手榴弾)。

『エクスペリアームス』
武器を排除する魔法。

『ペチ澤先生』
僕のヒーローアカデミアウルトラランブルに実装された相澤先生のあだ名
バトロワでガチャ排出キャラなのに個性α技がバグってペチペチ当たるだけでダメージが入らないバグがあった。
アプデで治っても弱いってマジ??天井分の石返して・・・

『おててがTレックス』
『デッドプール』でコロッサスを殴って手が折れた時のデッドプールのセリフ。
かわいいね(可愛くない)

『アベンジャーズで見たことあるやつ』
『アベンジャーズ』『ソーラグナロク』でハルクがロキをボコボコに叩きつけたシーン。
痛そう。

→ 12/5追記
『ソーラグナロク』でくらったのはロキじゃなくてソーだろいい加減にしろ
指摘されるまで気づかないとか恥ずかしくないの???
罰として『ソーダークワールド』を114514回見なさい。

『ヨトゥンヘイムの息子』
MCUのロキのこと。
でもオーディンの息子だよ。

『しゃけしゃけ!!おかか!!ツナマヨ!!』
死柄木:CV内山昂輝
呪術廻戦 狗巻棘:CV内山昂輝
元ネタはボーボボのスカッシュ解散ライブ??

『ご覧に入れましょう 一流コックの別格の庖丁捌き』
ONE PIECE サンジVSワンゼのセリフ。
唯一サンジが足以外で戦ったシーン。
かっこいい。

『けつなあな確定』
痛い やだ
はいしか言っちゃダメ
痛いもん
罰だから

けつあな派とけつなあな派がいる。
俺はけつあな派だけど原作をリスペクトしてけつなあなにしたよ。
痛いね。

『デザートは・・・要らねぇか・・・」
ONE PIECE サンジVSクロオビのセリフ
かっこいい。
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