AFOだとかOFAだとかややこしくない?   作:龍角散ガム

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とりま数人に見てもらえればハッピーレベルで書いたのですが、想像以上に多くの方々に評価されて僕びっくり!!
何名かの方からは高評価や感想もいただいており、超テン上げ爆盛りハッピーセットです。
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第3話

 

 

 

本来の計画であれば、平和の象徴であるオールマイトを抹殺し世の中を恐怖と混乱に陥れるはずだった。

 

だが、目的のオールマイトは不在。

ヴィラン達もイレイザーヘッドや雄英生徒によって鎮圧されてしまっている。

さらには、黒霧の失態により生徒1人をUSJから逃してしまい、プローヒーロー達が集まるのも時間の問題となってしまった。

 

当初の計画通りに進まない現実に苛立ちを覚える死柄木であったが、それ以上に彼を憤激させる者がいた。

 

自らをデッドプールと名乗る男。

 

対オールマイト用の脳無と拮抗しており、ショック吸収の個性も彼の刀捌きによって効果を発揮することができずにいる。

 

もう一つの超回復の個性により切断された手足は再生することができるが、対オールマイトとして造られた脳無がたった1人の男、それも大したパワーを持たない男によって対処されているのだ。

 

込み上げる怒りによって首筋をガリガリと掻きむしる。

 

虫唾が走る。

何故オールマイトがいない。

何故脳無がやられている。

何故奴は五体満足で立っていられる。

 

何故。

 

むしった首筋から血を流しながら死柄木はデッドプールを殺す方法を思考する。

 

そして。

 

「黒霧、奴の身動きをワープゲートで封じろ」

 

 

***

 

 

「すげぇ・・・すげぇよあんた!!これならオールマイトがいなくてもなんとかなるぜ!!」

 

絶望的な状況で現れた希望の光。

デッドプールが脳無と互角、いやそれ以上に戦っている状況に峰田は歓喜をあげる。

 

「ケロ・・・でも早く相澤先生を安全なところに運ばなきゃ・・・」

 

「その通りだ蛙ちゃん。あたしんちのお母さんも喜んでないで早くイレイザーをUSJゲートまで運べ。ここは俺が対処する」

 

「あたしんちのお母さんってオイラのことか!?!?」

 

「そこのワカメ頭もレーダーで敵がいないか探知しながら早く逃げろ!!」

 

「レーダーって何のことですか!?!?」

 

デッドプールはツッコミを無視し、脳無に追撃を入れるために駆け出す。

2本の刀を逆手に持ち脳無の脳に目掛けて跳躍する。

 

脳無の脳を串刺しにする瞬間、黒霧のワープゲートによって下半身が霧に包まれてしまう。

その間に脳無の超回復によって切断された手足が再生し、身動きのできないデッドプールに迫る。

 

「マジかよ。俺の能力の上位互換じゃん」

 

上半身と下半身を掴まれてしまうもいつもの軽口で余裕の表情を見せる。

だが、脳無が両腕に力を入れ腰のあたりからブチブチと嫌な音を立て始める。

 

「やっ・・・やめろ!!」

 

緑谷が助けに入ろうとするも間に合わない。

 

ブチブチブチィ!!!

 

肉が裂ける音が鳴り響く。

 

ベチャッと引き裂かれた上半身から内臓がこぼれ落ち、はらわたが重力に沿ってぷらりと揺れる。

 

「そ・・・んな・・・」

 

「ッッッッ!!!」

 

「ウッ・・・オエェッ!!」

 

その場に立ち尽くし言葉を失う緑谷。

蛙吹は思わず目を伏せ、峰田はその場で吐き出してしまう。

 

動かなくなったデッドプールを脳無は緑谷のいる場所へ投げ捨てる。

ビチャっと地面に落ちた衝撃で血が撒き散り、緑谷達にこびりつく。

 

「ふっ・・・ふふふふふふ!!厄介な奴を始末した!!まずは1人!!次は誰だァ・・・??」

 

死柄木の声と共に脳無が近づいてくる。

 

助けてくれたデッドプールは無惨にも殺され、相澤先生も13号も瀕死。

 

入口方面からは逃げろと叫び声が聞こえる。

 

だが動くことができない。

ドシンドシンと音を鳴らし迫る巨大に身体が凍る。

 

恐怖に涙を浮かべ目を閉じる蛙吹。

目から光が消えこれから起こる出来事をただ待つことしかできない峰田。

 

ドシンという音が止まり、大きな腕が振り落とされる。

 

「(あ・・・もう・・・だめだ・・・)」

 

 

緑谷は死を覚悟した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、いつまで待っても痛みがやってこない。

 

 

 

 

痛みもなく死んだのだろうか?

 

 

 

 

ゆっくりと目を開ける。

 

 

 

 

目の前には大きな影があった。

 

 

 

 

緑谷達に覆い被さる大きな影。

 

 

 

 

幼い頃から憧れていた。

 

 

 

 

いつもその大きな背中を追いかけていた。

 

 

 

 

無個性だった自分に力を授けてくれた憧れの存在。

 

 

 

 

 

 

「待たせたね」

 

 

 

 

 

 

今度こそ現れた人々の希望の光。

 

 

 

 

平和の象徴。

 

 

 

 

 

 

「私が 来た」

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイトが駆けつけたのだった。

 

 

 

 

***

 

 

「嫌な予感がしてね・・・校長のお話を振り切りやってきたよ」

 

ゆっくりと優しい声で。

 

「来る途中で飯田少年とすれ違って・・・何が起きてるかあらましを聞いた」

 

生徒達を安心させるように。

 

「もう大丈夫」

 

「私が 来た」

 

「「「「「オールマイトォォ!!!!!」」」」」

 

オールマイトは辺りを見回す。

何本もの手足が転がっており、ヴィランも倒れている。

パッと見た限り、転がっている手足はヴィランのものであり付近にいる生徒達は無事と安堵する。

 

そして、身体を引き裂かれ上半身と下半身に分かれた赤黒スーツの男性の死体が目に入る。

ヴィランにも見えるが、緑谷・蛙吹・峰田の様子からそうではないようだ。

おそらく彼が生徒達を守ってくれたのだろう。

だが、自身が駆けつけるのが遅かったせいで命を落としてしまった。

自責の念に駆られつつ、ヴィランと脳無に身体を向ける。

 

オールマイトは一瞬で脳無に接近し拳を叩き込む。

 

「CAROLINA SMASH!!!」

 

続けて手をクロスし脳無の胸を切り裂く。

脳無が怯んだ隙に後ろに回り、上半身を掴みバックドロップを決める。

衝撃でズドンと爆発音が鳴り響き衝撃が走る。

 

しかし、脳無に大きなダメージは入らない。

それどころか、地面に叩きつけられたはずの脳無はワープゲートによって無傷。

オールマイトの脇腹に爪を食い込ませる。

 

「君ら初犯でこれは・・・っ覚悟しろよ!!」

 

「目にも留まらぬ速度のあなたを拘束するのが脳無の役目。そしてあなたの身体が半端に留まった状態でゲートを閉じ」

 

「引きちぎるのが 私の役目」

 

黒霧がゲートを閉じ、オールマイトを引きちぎろうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(また僕は間に合わないのか・・・見ているだけなのか・・・)」

 

 

緑谷の身体に赤い稲妻のような痣が広がる。

 

 

「(嫌だ!!!!)」

 

 

バチバチと()()()()()()()()緑色の雷が身体から溢れ力が湧き出す。

 

 

 

 

 

 

「嫌だよオールマイトォ!!!!」

 

 

 

 

 

 

ワンフォーオールの力が全身に行き渡り、緑谷の身体性能を急激に上昇させる。

 

 

 

 

 

 

 

「デトロイトスマァァァァァァァッシュ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

緑谷はスマッシュを脳無の脇腹に叩き込む。

ショック吸収の許容範囲を超える一撃に脳無はくの字に体を曲げ吹き飛ばされる。

 

「みっ・・・緑谷少年・・・!!!」

 

「大丈夫・・・?オールマイト・・・」

 

オールマイトを助けることができた緑谷であったが、ワンフォーオールの反動によりその場に倒れ込む。

 

 

「なんだ今のパワーは!?!?しかし、私のワープゲートで・・・ッ!?!?」

 

「死ねやァァァァ!!」

 

 

BOMB!!!

 

 

脳無がやられ、再びワープゲートを使用しようとする黒霧。

しかし、能力を発動する前にヴィラン達を撃退し応援に駆けつけた爆豪の爆発が直撃する。

 

続けてパキパキと地面が凍り始め、黒霧は氷結によって地面に固定させられる。

 

「てめぇらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた。平和の象徴はてめェら如きに殺られねぇよ」

 

「スカしてんじゃねぇぞモヤモブが!!」

 

「くっそ!!いいとこねぇー!」

 

 

「かっちゃん・・・皆・・・!!!」

 

 

緑谷が負傷しオールマイトも深手を負うも、爆豪・轟・切島がエントランスに集まり形勢が一気に逆転する。

 

 

「どんどんヒーローが集まるのかァ・・・だが脳無は何度でも蘇る!!」

 

超回復により身体が再生し立ち上がる脳無。しかし、緑谷の一撃が効いているのか再生速度は最初と比べて遅くなっていた。

 

「Shit!!やはり外部からの攻撃は効いていないッ!!」

 

「さぁ脳無!!奴らを血祭りに上げ「なんじゃこりゃあぁぁぁぁ!!」なんだッ!?!?」

 

 

突如響く謎の男の声。

聞き覚えのある緑谷・蛙吹・峰田とUSJ入口前にいる生徒達はその声の主の方へ顔を向ける。

 

「嘘やだ足の感覚が無い!!!!」

 

そこには身体を真っ二つに引きちぎられ、絶命したはずの男が叫び声を上げていた。

 

感じないんだッ!!何も・・・ああ、そっか。ここにあった。よかった」

 

自身の下半身がすぐ近くにあることを確認して安堵する()()()()()()

ズリズリと上半身を引きずりながら両腕で下半身の元へと移動する。

 

 

「デッドプールさん!?!?」

 

「「「「「えぇェェェェェェェ!?!?!?」」」」」

 

「Holy Shit!!!!」

 

「なンであの状態で生きてンだ!?!?」

 

「どういう個性だ・・・!?!?」

 

死んだはずのデッドプールに驚きを隠せない雄英生徒達とオールマイト。

そして、殺したと確信していた死柄木が青筋を立てる。

 

「お前・・・何で生きてやがる・・・!?!?」

 

「何でって・・・俺が知りたいよ」

 

鼻をほじりながらガサゴソと自分の下半身を漁るデッドプール。

 

「ならもう一度殺すまでだ・・・今度は引き裂くだけじゃなくグチャグチャのミンチににしてやれ!!脳無!!」

 

死柄木はデッドプールの態度に再び激怒し脳無に殺すよう指示をする。

 

「ちょっと待った!!!!このリモコンなーんだ??」

 

デッドプールが取り出したリモコンに一同が目を向ける。

 

「そのリモコンがどうした!?!?」

 

「落ち着けよマドハンドマン。何で俺ちゃんが物理攻撃が効かない相手にけつなあな確定シュート決めたと思う???」

 

「何が言いたい・・・!!!」

 

ガリガリと首筋をむしり、青筋を立てる死柄木にニヤニヤしながらデッドプールは答える。

 

 

 

 

「The Boys シーズン1エピソード2見た?これ、ネタバレね」

 

 

 

 

カチッ・・・

 

・・・ピピッ!!

 

 

 

 

グチャッ!!!

 

 

 

 

「・・・は?」

 

 

 

デッドプールがリモコンのスイッチを押した瞬間、脳無が()()()()爆発した。

けつなあな確定シュートの時、デッドプールは脳無を蹴り飛ばしただけでなく、肛門からプラスチック爆弾を捩じ込んでいた。

そして、そのプラスチック爆弾が起動し脳無を内部から爆散させたのだ。

 

「おい・・・おいおいおい!!!なんなんだ!!なんなんだよこれはぁ!!!!」

 

ガリガリと首筋をむしり、子供のように癇癪を起こす。

 

BANG!!

 

「グッ・・・!!!」

 

USJの入口方面から発砲された銃弾が死柄木の手や足を撃ち抜く。

 

「死柄木弔・・・ッ!!!」

 

爆豪と轟の隙をつき氷結から逃れた黒霧が身を挺して守りワープゲートを発動する。

 

「今回は失敗だった・・・だが!!今度は殺すぞ!!平和の象徴オールマイト!!そしてデッドプール!!!!」

 

ワープゲートの黒い霧に包まれながら死柄木はヒーロー達、そしてデッドプールに宣言した。

銃弾が何発か黒い霧に放たれるが、霧にうっすらと纏う()()()()()が銃弾を防ぐ。

 

「なんで!?!?なんで俺ちゃんなの!?!?名前覚えられてるし!?!?」

 

デッドプールの嘆きに誰も応えない。

いや、当たり前だろと全員が思った。

 

黒い霧が完全に消え去り、死柄木と黒霧はUSJから姿を消した。

 

その後、何人もの足音と声の高い男性の声が響く。

 

「ごめんよ皆。遅くなったね。すぐ動ける者をかき集めてきた」

 

「1-Aクラス委員長 飯田天哉!!ただいま戻りました!!!!」

 

飯田が応援を呼んだ雄英高校ヒーロー科の教師一同がUSJに合流。

残りのヴィラン達を追い詰め始める。

 

こうして前代未聞のUSJ襲撃事件は幕を閉じるのであった。

 

 

「あー・・・誰か俺ちゃんを背負ってくれない?リュックみたいにさ」

 

 

 

 

 

 

 

ヴィラン集団によるUSJ襲撃事件

 

雄英高校ヒーロー科1-A組がUSJにて人命救助訓練中にヴィラン集団の襲撃に遭い、教員及び生徒達がヴィラン軍団と交戦

 

主犯格ヴィラン2名を逃す結果になるも、雄英高校の教員たちの合流により残りのヴィランを全員捕獲に成功する

 

雄英生徒1名、教員2名が重傷 残りの生徒は軽症

ヴィラン側には四肢が切断されている者も複数いるも、ヒーローヴィラン含め奇跡的に死者0人




『私が 来た』
遅くなぁい?
しかも脇腹ブッ刺されるだけで活躍してないやん
はぁーつっかえ

だけど、☆けつあな爆殺☆ のおかげでPlus Ultraしなかったから活動限界時間が大幅に減ることは無くなったよ。

よかったね。(よかった)

『あたしんちのお母さん』
峰田の髪型そっくり

『レーダー』
緑谷出久= CV:山下大輝=ナランチャ=二酸化炭素によるレーダー探知

『マドハンド』
ドラクエに出てくる敵。
小学生の頃マッドハンドって呼んでたよ。

『なんで!?!?なんで俺ちゃんなの!?!?名前覚えられてるし!?!?』
ボボボーボ・ボーボボのところ天の助が何故か自分だけOVERに名前を覚えられてしまった。
スープに顔面叩きつけたり、OVER城の壁ぶっ壊したり、ぬのハンカチプレゼントしたり、八つ当たりでセロテープ叩きつけたり、全身でOVERを飲み込んだり(体積足らず腹部のみ飲み込む)しただけなのにどうしてだろうね?

首領パッチ「知らね」

『The Boys シーズン1 エピソード2』
ダイヤモンド並みの硬度を持つスーパーヒーローに対し、肛門からプラスチック爆弾を詰め込み爆散させるという超クレイジーなアンチヒーロードラマ。
R18ドラマなのでグロありのドラマだけど超面白いから皆見ようね。
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