シャーレの先生 アカシア   作:電シャーク

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前話のアフター的なSS集です。
「神の料理人、ゲヘナで腕を振るう」を読んだ後でご覧ください。





グルメあーかいぶっ!⑥~フローゼ着任後のゲヘナ~

■主婦は総じて世渡り上手

 

フウカ「うえっっ!!?」

ジュリ「どうかしたんですか部長?」

フウカ「い、いや…何か今月の部費が…先月の3倍以上になってるんだけど…!?」

ジュリ「さ、3倍!?」

フローゼ「あら、沢山増やしてくれたわね、マコトちゃん」

フウカ「…師匠、何かしたんですか?」

フローゼ「うーん、別に?ただ、イブキちゃんが居るときにプリン持って行って、毎月の部費がもうちょっとあれば、プリン作れる数も増えるし、もっと持ってこれるのになー、って話しただけよ?」

ジュリ「…け、結構強かですねフローゼ先生…」

フローゼ「ちなみに戦車の代金もプリンで支払うことになったわ。1日10個で、毎月300個」

フウカ「滅茶苦茶買い叩いてるじゃないですか!?」

ジュリ「やっぱり強かだこの人!?」

 

 

 

 

 

■ネオの好きな味(本体除く)

 

フローゼ「………………」

ジュリ「………その………」

フウカ「……………(顔を覆う)」

 

 

レシピ通りに作ったはずのパンケーキ「キシャー!!」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

アカシア「ふ、フローゼから、『生まれて初めて料理のことで挫けそうになってる』と連絡が…」

ペア「何だ、何が起こった!?天変地異の前触れか!?」

 

 

 

 

 

■統治せずとも君臨す

 

モブA「穏やかに笑ってるだけなのに逆らえなかった」

モブB「銃を突きつけた腕が大根みたいにかつら剥きされる幻覚を見た」

モブC「髪の長い女神様の幻影と何千もの食材が先生の背後から自分を睨んできた」

 

モブ’s『とにかく、フローゼ先生の目につくエリアで暴れちゃいけない…!!』

 

 

 

ヒナ「フローゼ先生のおかげで、学園内の事件発生率が格段に低くなっています。風紀委員会一同、大変有り難く思っております!」

アコ「こちらつまらないものですが、風紀委員会一同からお礼の気持ちです。最近風紀委員会が発見したグルメ食材です!どうか受け取ってください!」

チナツ「とげうなぎという魚で、骨から抜群の出汁が摂れるとアカシア先生から伺いました!是非フローゼ先生と給食部の調理に役立ててください!」

イオリ「最近は風紀委員でビナーの討伐にも勢を出していまして、近々コアや装甲をお納めできると思います!」

 

フウカ「風紀委員もフローゼ先生の傘下に入ったか…早かったわね」

ジュリ「これでゲヘナはほぼ統一完了ですねぇ。平和になりそうです」

マコト「キシシシシ…!風紀委員より遥かに速く、フローゼ先生の影響力を見抜いて同盟を組んだ万魔殿の勝利だな!」

イロハ「言ってて空しくなんない?それ…というか同盟じゃなくて配下に降ったの間違いでしょ?」

マコト「な!?フローゼ先生は万魔殿に対し毎月貢物を納めているのだぞ!?」

イロハ「プリンは貢物じゃなくて差し入れって言うんですよ…」

 

 

 

 

 

■でも真面目に働く

 

電話<プルルルル…ガチャ

アル「はい便利屋68。陸八魔でございます」

アル「あら、初めての依頼ですか…ご安心を。便利屋68は、どんな依頼でも迅速丁寧、100%確実に遂行いたしますわ。それが少し後ろ暗い依頼でも…ね?」

アル「さあお客様―――ご要望を仰ってくださいな?」

 

 

 

アル「何で!?何でゲヘナの食堂で、給食部の手伝いしてるのよーーーーー!!?」

カヨコ「何でって、そういう依頼だったからじゃん…」

ムツキ「給料も良いし賄いもつくし、お得な依頼だよねー♪」

ハルカ「アル様ー!A定食2つとB定食、11番テーブルにお願いしますー!」

アル「わーん!アウトローらしくなーーーい!」

 

フローゼ(あのアルちゃんって子、盛り付けも仕事も丁寧だし、手際も良いわね!)

 

 

密かにフローゼに気に入られたアルと便利屋だった。

 

 

 

 

 

■グルメ界の精鋭たちの結論

 

アカシア「ジュリの料理はペアすら昏倒させる強烈さだが…どんな形であれ料理や食材を無駄にするのは気が引ける。二度と料理をするなと厳命するのも酷な話だ」

ペア「俺としては口を酸っぱくして言ってやりたいが…コイツと違って先生ではないからな。強く主張は出来ん」

アカシア「そこで私、フローゼ、ペアの三人で色々と模索していたところ、ミレニアムの生徒が我々の世界のとある果実の種を発見した、と一龍経由で情報が入った」

ペア「そこに一筋の活路を見出し、ミレニアムでの人工栽培研究に協力。無事果実が生育したので、早速牛牧の料理に活かしてみた」

アカシア「その結果が…これだ!」

 

 

ビックリアップル(Lv80)「ヒィィィィィィ…!」

 

 

ペア「ビックリアップルに牛牧が調理を行う様子を一から十まで見せた。10個試して平均レベルは78.2、最高レベルは81に達した」

アカシア「元の世界でも80を超えるビックリアップルが収穫出来るのは極稀だ。市場に出回れば、一個数千万は下らないだろう。もちろんグルメ細胞の摂取効率も高いぞ!」

ペア「そして作った料理は、グルメピラミッドに生息する捕獲レベルの高い猛獣に喰わせることで、疑似的なノッキング状態にしてキヴォトス中心部まで持ってくることが出来た。食材としてはもちろん、ノッキングを解除すれば生徒たちの戦闘訓練にも使うことが出来るだろう。あくまで疑似ノッキングなので、自動解除を待つしかないが…」

アカシア「それでも、訓練用個体として準備を整えるまでは充分もつし、生徒たちは戦闘能力面でもグルメ細胞面でも大幅なレベルアップが見込める。ビナー一辺倒だった今までより、各段に効率が上がるぞ!やったなジュリ!」

ジュリ「はいっ!私のお料理が、皆さんの役に立って…すごく、すごく嬉しいです!」

パンケーキのパンちゃん「キシャー!」

ビックリアップル「ヒィィィィ…!」

 

 

フウカ(そうだけどそうじゃない…!気付いてジュリ…!根本的な問題が解決してないことに…!)

 

 




メシマズという、トリコ世界に決して存在しない概念。

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