もうすぐクリスマスですね!
サンタ姿のアイちゃんを妄想してニヤニヤしてたのはここだけの話
投稿頻度2週間ずつだと低すぎますね。頑張って書き上げできるだけもっと早く投稿で
きるよう努力しますね!
応援コメントモチベにつながりますアリガトウゴザイマス!!
下校時間になった。
しかしノートは帰ってくる気配がない。
皆に読まれた...波は分かっていた。授業中、普段見られるはずのない自分に大勢の視線が集まっていた。
最初は
(アイちゃんに抱きつかれたりしたのがやはり問題だったのかぁあああ!)
と思ったが、
視線を送ってくる者の顔などを見てみるとそうではないようだった。
怒りのまなざしを向けてくる者、同情のまなざしを向けてくる者、尊敬のまなざしを向けてくる者。
怒っている人の理由はなんとなく分かった。が、同情や尊敬を示してくる人たちの思考は全く理解できなかった。
しかし、その疑問の答えは正門通過後すぐ知ることになる。
「おーい!水野~!これ、お前のノートだろー!」
後ろを振り返ると校門から走ってくるクラスメイトの「メルト」がいた。
「メルトくん...」
「こ...これ...お前の...やつだよな...めっちゃいい小説だったぜ!」
グッドサインをされながらノートを渡される。
本当はもっと冷たいコメントが返ってくると思っていた。
自分が書いた小説がよかったなんて信じられなかった。
「...僕が...書いたやつがよかったなんて、ありえ」
「他の奴らできもいとか言ってるやつもいたけどよ!俺はこうやって頭で考えたことを文章にできるってすげぇと思う。こう思ってるのは俺だけじゃない」
(...信じていいのか....でも、もし嘘だったら...)
波とメルトは話したことがない。だからお互いの事は何も知らない。嘘か本当かも、生まれて初めて話したのでわからない。
「...本当に...良いと思ってるん...ですか?嘘とか..そういうんじゃ...」
「嘘じゃない、ここに誓おう。俺は嫌いな奴の悪口は面向かって本人に言う。それ以上そいつと関わらないようにな。それとさ...その小説、また続きかいたらさ...見せてくんない?」
「エェ!?アッ...ワ、ワカリマシタ...」
「サンキュ~、んじゃまた明日!あっ、見る時はほかの奴に見せないようにするから」
「ア、リ、アリガトウゴザイマス」
「...次から話すとき、タメ口でいいよ、俺はもうお前のことを友として見てるし、これからも友として接していくからな。分かった?」
「...うん...」
「よし、じゃあな~」
「ば、ばいばい!」
友として。
幼稚園、小学校、中学校、まともに「友達」なんて存在いなかったし、つくれなかった。
そんな波にとってこの言葉は天に昇るほどうれしい言葉だった。
「へへへ...友達...友達友達友達友達」
こうして学校から家までの帰路、友達ができた喜びに浸っていた。
家につき、いつものように裏口から合いかぎを使って家に入る。
手洗いとうがいをした後、2階にある自分の部屋まで行き部屋の扉を開ける。
鞄を机の横に置く、その瞬間、全身の力が抜け、ベッドに倒れこむ。
波にとって今日はいつも通りの平凡な日常とは言えなかった。
精神面の方で多忙な1日だった。
それでもいいこともあった。
「...アイちゃん可愛かったなぁ~...一生の中で触れることができたのは今日だけかもしれない、ノートなんかに気を取られてないで、もっとあの柔らかい体の感触を脳に刻みこ」
部屋の扉が開く
「たっだいまー!波~?お菓子買ってきたわよ~」
「ワァッ!?...ア...オ...オカエリ...ナサイ?」
「どうしたの~?そんなテンパっちゃって~、ん~?もしかしたら何か隠してるの~?」
「隠してるとかそういうんじゃないよ。ていうか、部屋入る時はノックしてよ!」
「ごめんね~、そうよね。1人でエッチしてるところ見られたくないわよね~」
「そんなことしないよ!」
(いつも見られてた?いや、そんなはずない)
「と、とにかく今から勉強するから...その、出てって!」
波は母(知綱)を部屋の外へ追い出す。
「ふぅ~...」
扉が開く。
「波~?そういえばアイちゃんって誰~?」
「アイちゃんは僕の好きな子だよ!!早く出てって!」
扉を勢いよく閉める。
「まったく...ん?...はっ!母さぁああん!さっきのジョークだからぁあああ!!」
扉を開け、階段を猛スピードで駆け降りる。
リビングに続く扉を開けると、受話器を耳に当て、目をキラッキラさせながらしゃべっている知綱の姿があった。
「あなた、聞いてほしいの~!重大発表よ~!波に好きな女の子ができたんだって~」
「あ゛ー!母さん!ジョークだって!ジョーク!」
16年間生きてきた中でこの時初めて波は絶叫した。
「あら波!お菓子ならもうボックスに入れてあるわよ、そうそう!私たちは波を全力で応援するから、アイちゃんだっけ?その子どんどん家に連れてきてもオーケーだからね!うふふ」
「あ...あ...」
「ほら!お父さんも応援してるって!」
知綱は受話器を波の耳に当てる。
「もしもーし?波かー?どんなにその子が可愛くて人気があってもあきらめるんじゃないぞ!取られる前に取るんだ!」
「父さん、ちが」
「近いうちでいいから家に連れてきなさい。学生時代モテモテだった父さんがその子のアタック方法を教えてやるから」
「学生時代モテモテって絶対嘘だよね...」
「嘘じゃないぞー、知綱ちゃんっていう超絶微笑おが父さんにメロメロだったんだぞ!だから波、任せなさい」
「うん、無理」
最後に父(海成)が何か言っていた気がするが幻聴ということにして波は受話器を本体に戻す。
その日は知綱と海成が「作戦会議」と称し、夜7時から始まった会議の内容は、一方的な質問ばかりで...
「誕生日は知らないの?」
「知らない」
「話したことは?」
「今日初めて」
「何話したの?」
「それはちょっと言えない」
「その子のどこが好きなの?」
「....」
「付き合ったらどこ行くの?」
「これ作戦会議だよね?」
「どこ行くの?」
「会議じゃ」
「どこ、行くの?」
「...遊園地...とか?」
作戦など立つことなく、約3時間の会議(1問1答)は幕を閉じた。
最近の小さな悩み
あだ名が「官能小説君」
官能小説なんて書いたことない!(多分)