吾輩はルビコニアンデスお兄さん!人とコーラルの行く末を真に憂う者である!   作:ポポァ

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寒いか? じゃがそれも直にのうなるので初投稿です。
誤字報告ありがとうございます。
赤評価も感謝感激。投稿ペース上げたいけどこれからグラブルリリンクとユニコーンオバロとドグマ2が発売されるんだよなあ


「輸送ヘリ護衛」

『登録番号Rb58 識別名 プラス・フェリクス 「インテグレーション・プログラム」への精力的な協力に感謝します。これらの膨大なデータは「マインドα」に数多くのアップデートをもたらすでしょう。ただ、データの解析にかなりの時間が掛かると予想されます。中等傭兵支援プログラムの続きの解禁と、機体OSに対する強化権限の付与をしておきます。我々が次のフェーズに至るまで、貴方のさらなる活躍を期待しています。そして、オールマインドの進化にご期待ください』

 

 

 インテグレーションプログラムが閉鎖されてしまった。一戦一分くらいで終わるので、休憩やアセンを挟みつつ二週間くらいぶっ通しでやっていたから一万回くらい戦ったのだろうか?ハッキングバレしているのに違法アリーナをするのも気まずく、他にやることも無かったので無我の境地で周回していたのだ。

 というか、中等傭兵支援プログラムの続きってどういうこと?前回分をこなして中等傭兵の仲間入り(他の中等傭兵は一人も知らない)したつもりでいたのが、続きがあるってことはまだ中等じゃなかったの?なんで分けるの?初等を卒業してやや中等なの?ショップ更新されてないから四脚とタンク脚の講習受けてもまだ意味無いんだが?

 そして手に入れたOS強化権限。本来はアリーナ権限とセットらしいが、インテグ(ryの貢献が気に入られたのかチップも24個と(多分)大盤振る舞いだ。これはもうオールマインドルート入ったと言っていいのでは?勝ったなガハハ!

 

 

「とりあえずOS強化はシステム系解禁とアサルトアーマー、あとはスタッガー状態に陥った敵への追撃精度向上、被弾姿勢制御の精度向上を少しづつって感じかな。物理的に成長を実感できる要素っていいよね……」

 

『……よかったわね?でもあなたが遊んでいる間に周辺地域が制圧されなかった幸運にも感謝すべきよ』

 

「ああ、うん……でもどうせあれでしょ?小競り合いして封鎖機構にシバかれるいつものパターンでしょ?ルビコンあるあるじゃん」

 

『そうなんだけれどねぇ。一応みんな頑張って戦って死んだりしてるわけで、あんまり淡泊すぎるのもアレじゃない?』

 

 

 まぁアレだが。あの後汚染市街の勢力争いはアーキバスの傭兵部隊とベイラムのMT&レッドガン部隊が激突し、アーキバスが敗北(モンキー・ゴード死亡)。しかしベイラムのレッドガンが補給に帰還中ルビコプターに処られ(G8か9あたりが死亡)、残ったMT部隊を解放戦線が撃破。そして封鎖機構は解放戦線に対してはあんまりやる気を出さない*1のをいいことに小部隊で市街を占拠(苦笑)している状態らしい。

 

 

「なんともまぁ。それで今は小康状態ってわけね。じゃあ依頼も落ち着いてる感じ?常時出しっぱの掃討依頼は抜きにして」

 

『一応解放戦線の同志として常に予備戦力に扱われているのは考慮しなさいよ?この辺りが平和?になったことで、少し余裕ができた分の物資を西部のストライダーに送りたいみたいね。またアーシルから依頼が来てるから見てみるといいわ』

 

「りょ」

 

 

 二文字へ返事を済ませ早速メールを確認する。この二週間の間にも結構依頼が来てたっぽいが体調を崩したということにして断ってくれていたようだ。向こうも誘導灯の擬人化みたいになった俺が健康を維持できると思っておらず、こっちは近隣の小競り合いにうんざりしていたので丁度いい休暇になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりだなフェリクス。アーシルだ。体調が回復したと聞いて、早速頼みたいことがある。現在、俺たちは汚染市街周辺の確保に成功しているが、依然として企業との戦力差は厳しい。自社の部隊を温存したアーキバスが、べリウス西部防衛の要であるストライダーを狙っているという情報がある。そこで喫緊で必要と思われる物資をまとめたものをヘリで輸送する計画を立てた。お前にはこの輸送部隊の護衛についてもらいたい。この後も後続部隊が輸送を続ける予定だが、これはストライダーを戦力として維持するために必須の物資だ、失敗は許されない。現在企業の戦力が動いているという情報は無いが、油断はしないでくれ。頼んだぞ」

 

 

 べリウス西部地方。汚染市街などがある南部地方から数百km離れたこの地は、広大なボナ・デア砂丘を歩き続ける超巨大な武装採掘艦ストライダーの力によってルビコン解放戦線が支配している。長さ約5km、高さ約1.3km*2のこの採掘艦は違法改造でくっ付けた大型レーザー砲台 「アイボール」の長大な射程により西部一帯の防衛を一身に担っている。

 その気になれば要衝である中央べリウスへ援軍に駆け付けることもできるこの艦は各企業にとって目の上のたん瘤で「超邪魔で死んでほしいし頑張れば殺せるけどうちらだけ被害受けたくねぇな~」と対処を押し付けあっている状態であり、散発的に死んでもいい傭兵やドーザーなどが差し向けられ蒸発していっている。だが巨体に相応しく、動かすのに多くの物資と人員が必要であり、とりあえず楽な補給物資の襲撃をしようというのは誰にでも思いつくし実際有効だ。

 

 

「フィリクス!前方に敵部隊の反応がある!すぐに出撃して撃破してくれ!俺たちはこのまま全速力でストライダーに向かう!頼んだぞ!」

 

『メインシステム 戦闘モード起動』

 

 

 そんな輸送道中の真っ只中、正体不明の部隊と遭遇したので即座に出撃しアサルトブーストを噴かす。正体不明なのに敵部隊と断言したのは、知らない人はどうせ全員敵というルビコンの常識からだ。

 しかし、なんだかそんな敵部隊の様子がおかしい。

 

 

『ねぇ、フィリクス……あれもしかして輸送部隊なんじゃない?編成がそんな感じよ』

 

「マジ?ちょっと小競り合いが落ち着いたから今のうちにこっそり輸送してしまおうって?奇遇だねぇわっはっは!!マジやんけ」

 

「くそっどこから嗅ぎつけられ……輸送部隊だと!?ご、護衛部隊出撃しろ!」

 

 

 突然の輸送部隊vs輸送部隊にお互いが混乱しつつも、護衛がやるべきことはいつだってテキコロスだ。味方の護衛?いや弾丸やレーザーを打ち落とすとか庇うとかできないし……

 敵は識別信号からどうやらアーキバス系列の企業、シュナイダー社のようだ。やたらと空力性能を推してくる軽量機フレームや今装備している瞬発力特化型ブースタが印象深い。

 そしてACシリーズプレーヤーとしては輸送機と聞くと胸が高まる。今回味方の輸送機はACパーツを積んだりしていないとはっきりしているので大丈夫だが、歴代レイヴン君は輸送機を見ると敵味方問わず必ずハッチを壊して中を強奪しようとする*3欲望を隠さない。もちろん俺もだ。

 敵の護衛部隊は戦闘ヘリとレーザー砲を吊るした大型クアッドローター機で構成されていて、はっきりとAC相手には力不足だ。

 飛来する敵部隊から放たれる弾丸やレーザーを装甲を削られつつも潜り抜け、ショットガンとマシンガン、ミサイルを使い一気に殲滅していく。OS強化により腕武器の背部マウントが可能になったので左背部のミサイルを外しマシンガン(MG-014 LUDLOW)を持ってきたのだ。

 護衛部隊を排除し、いよいよ輸送機を撃墜しようと追いかけている途中、突然輸送機のコンテナが内側から破壊され、中から奇妙なACが飛び出してきた。

 

 

「逃げるなんてまだるっこしい!全員倒しちまえばいい。扱いづらいパーツとかって話だが、最新型が負けるわけねえだろぉ!行くぞおおぉぉお!!」

 

『敵AC、登録無し。試作型のようね。変な形……』

 

「パーツじゃないのか……がっかりだ。期待を裏切った報いを受けてもらう!!」

 

 

 敵機は一部位たりとも見たこと無い新型AC。肉抜きし過ぎたミニ四駆みたいな見ていて不安になる軽装甲で、高速軽量機であるこちらを更に凌駕する速度で空を駆る四脚ACだ。しかも変形までする。

 こちらがショットガンを放ち向こうからレーザーショットガンが放たれ、ミサイルを撃てばハンドプラズマミサイルが返ってくる。そして同時に放たれるこちらのマシンガンに対し、相手の背中から放たれた弾頭が空中にパルスシールドを展開した。

 えっ急に何……?一応自機が触れないよう、弾が防がれるので回り込んで敵機に向かおうとすると、敵側も自分の攻撃がシールドに防がれるのを嫌がってかこちらに回り込んでくる。何がしたいんだ!?

 

 

「お前何がしてぇんだよ!はっきりしろやぶっ殺すぞ!」

 

「うるせぇ!黙って死ねやぁぁああ!!!」

 

 

 クレームを入れるも取りつく島もない。いや何と答えられても殺すんだが。

 お互い高速で飛び回りながら近距離で撃ち合いを繰り返す。避けられなかった弾丸が互いの装甲を削り合い、いや相手の装甲の削れっぷりが凄い。

 どうやら高速飛行に全振りしたかのような外見の機体は、本当に装甲も削り切って全振りしているようでゴリゴリ耐久が減っていく。こちらが衝撃力に優れた実弾兵器で、手数も上ということもあってすぐに形勢が傾き、相手をスタッガー状態に追い込み、アサルトアーマーで止めを刺そうとする。

 

 

「くそっ脱出……"空力性能が低下するため脱出機能は付けられておりません"!?データ送信中……操作を受け付けねぇ!?じょ、冗談じゃ……」

 

『敵ACの撃破を確認。……脱出レバーを引いたら情報ログを転送する仕組みになっていたみたいね。機密保持のデータ消去も行われてるわね』

 

「お疲れ様。まぁデータ消去っていうか全身爆散してっけど。色んな意味で凄い機体だったな」

 

 

 かわいそうなぱいろっと君に黙祷をささげる。次に生まれ変わったら荒廃したAC世界で武器腕ブレード振り回してくれよな……

 この後は一応輸送機を追いかけてストライダーに向かう。依頼は輸送機の護衛だし、物資の到着は確認しないといけない。流石に途中でさらに変なのに遭遇して死んでないといいんだが。

 

 死んでなかった。無事依頼を達成し、そのままストライダーに滞在することになった。アーキバスが自社の精鋭"ヴェスパー部隊"を出してきた際、守り切れるか怪しいらしく、行動情報の確認が取れるまで護衛して欲しいらしい。代わりに敵AC撃破の追加報酬だけでなく弾薬と修理費もタダにしてくれるとのこと。インテグ(ryも閉鎖されているし丁度いいな。

 

 

 

 

 

『プラス・フィリクス……コーラルタンクに落下する事故を経ての突然の行動に、ドーザー生まれからは手に入れられるはずのないハッキング技術。試してみる価値はありそうです』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「621 仕事の時間だ」

 

 

 

 

 

 

*1
惑星封鎖機構の目的は危険物質であるコーラルの星外持ち出しの禁止であり、コーラル欲しさに侵略してきた企業は絶許だが、地元でコーラル決めてるドーザーなんかは逆らわない限り相手にしない。ルビコン解放戦線はコーラルを貿易に使いルビコン3を発展させようとしているので見かけたら殺すのだが、惑星外に持ち出す技術が無いので積極的に狙いはしない。

*2
ACfaのCMに出てきた超巨大兵器、スピリットオブマザーウィルが4台収まる大きさ。1年もかからずエベレストを更地にできるサイズである

*3
新型ACパーツの輸送をする列車を護衛するミッションで、始まった瞬間列車を破壊してパーツを奪って帰るなどしていた。でもマップに隠しパーツが無い作品も多く言うほどお約束ってわけではない




時系列は大体です。モンキーが死んで二週間経ったので621君が来ルビ。

いよいよ原作軸に突入。621君は集合知により銀髪美少女ちゃんです。だってみんながそうだって言うから……
でも生春巻き見る限り胸膨らんでない?身長も結構あるよね。
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