D&D5eリプレイ「トロルスカル通りの事件簿」   作:山本黒壱

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第7話「落札するは我にあり」①

DM

 トロルスカル通りの事件簿 第7話『落札するは我にあり(1)』

 入院と残業を乗り越えてきた奴らだ。面構えが違う

 

ネオン

 よろしくお願いします

 

プリエラ

 よろしくおねがいしまーす

 

アレクシア

 よろしくー

 

DM

 少し間が空いて、今日から新章。オークション編です

 トロルテロ事件から半月ほど

 英雄の庭園で謎のメッセージを見つけたものの、いまのところ特に判明した新事実はないという状況

 

ネオン

 シャウリン殿、どこにおられるのか……

 

DM

 そんなカイソーン月15日、みなさんはとある催しの準備に追われています

 

アレクシア

「戻るつもりはなさそうだけどね」

 

ネオン

「我々がやきもきしても仕方ないとは思うが、心配だな……」

 

プリエラ

 祭日について、を呼んでみたら

 これは忙しそうですね

 

ネオン

「ともあれ、そうも言ってられない忙しさだ」

 

 

DM

カイソーン月20日 : ドラゴン退治

 カイソーン月のこの日は、大きな焚火と儀式によってドラゴンを“飼いならし” “おとなしくさせる” お祭りだ。そしてウォーターディープにおけるこの祭りは、木と布でこしらえて藁を詰めこんだ張りぼてのドラゴンを中心としたパレードの形で行なわれる。これらの張りぼては歴史上でウォーターディープの周辺地域に現れたことのある数体のドラゴンを表すものであり、それぞれが固有の名前と外見を備えている。

 この祭りはウォーターディープ山の斜面で “赤の” キスタリアンスの張りぼてに火がつけられた時点でクライマックスを迎える。その次に、ドラコリッチ版のキスタリアンスも同じ場所に運ばれて燃やされる。この一連の儀式は、かつてエイサーというパラディンがキスタリアンスを倒し、その数十年後にエイサーの息子ピアギアロンが同じ竜を再び倒した顛末を表している。この祭りでは、“耕し走らせ日”のレースで優勝した者たちが竜退治の英雄を演じるという伝統がある。

 

 

プリエラ

 優勝者!!

 

DM

 そう。来たる祭日に竜退治の英雄を演じてくれと頼まれています

 

ネオン

 な、なんだってー

 

アレクシア

「ふむ、断るわけにもいかないし、やるからには本気でやろうか」

 

ミンロザット

「一応台本はあるが、アドリブで盛り上げてくれてかまわないぞ」

 

ネオン

「そうはいっても、初めてのことでな……」

 

プリエラ

「わかった!」

 台本を燃やします

 

ネオン

「待たんか」必死に止める

 

アレクシア

「お前は優勝者じゃないだろう」

 

プリエラ

「ぷれすてぃでぃじていしょ~~~~~……がーん!!」

 

ミンロザット

「どうやら意気込みは十分のようだな。期待しているよ」

「おお、そうだ。別件だがもう一つ情報を耳に入れておこう」

 

アレクシア

「ほう」

 

ミンロザット

「実は最近、要注意人物がウォーターディープに入ったという噂だ」

 

ネオン

「何?」

 

ミンロザット

「奴隷商人と噂されるジンダーという男だ。何か企んでいるかもしれん」

 

ネオン

「奴隷商人、か」

 

ネオン

 聞いたことあるだろうか

 

DM

 みんなの背景は、賢者、貴族、侍祭か

 それだと知らないかな

 

プリエラ

 ウォーターディープは奴隷は違法でしたっけ

 

DM

 奴隷は違法です

 

ミンロザット

「むろんウォーターディープで人身売買はご法度だ」

 

プリエラ

「二百年前の奴隷商人の名前なら知ってるけど現代の人は……」

 

ミンロザット

「ロスナー家のことか? よくそんなこと知っているね」

 

プリエラ

 なんかヒットしたっぽい

 

ネオン

 ほう

 

ミンロザット

「まあジンダーはロスナー家とは無関係だよ」

 

ミンロザット

「君たちはずいぶん広く活動しているようだから、教えておこうと思ってね」

 

プリエラ

「そっか……ロスナー家の人ならサインもらおうと思ってたのに……」

 

ネオン

「ふむ、了解した。記憶に留めておこう」

 

DM

 ジンダーというやつは奴隷商人で、何か悪事を働くかもしれないから気を付けろ、という程度の情報ですね

 

ミンロザット

「では、ドラゴン退治がんばってくれたまえ」

 

ネオン

「やれやれ、どうしてこんなことに……」

 

プリエラ

「がんばってね(ひとごと)」

 

DM

 確かに他人事だ

 

ネオン

 おのれ……

 

DM

 で、台本読んだり、衣装を用意したりと準備を進めて、当日

 君たちは祭りのクライマックスが行なわれるウォーターディープ山のふもとにやってきた

 ウォーターディープは西側が山に面しているんですね

 

ネオン

「ここか、祭りの場所は」

 

DM

 日も暮れかけた頃、君たちが待ち受けるウォーターディープ山の斜面にドラゴンの張りぼてが現れる

 みなさん知覚判定をどうぞ

 

プリエラ

 紙細工みたいで良き

 

プリエラ

 ▼〈知覚〉【判】技能判定

 1D20+1 → 2[2]+1 → 3

 

プリエラ

 3!!!!!!!!

 

アレクシア

 ▼〈知覚〉【判】技能判定

 1D20+0 → 3[3]+0 → 3

 

アレクシア

 3!

 

ネオン

 君らね……

 

DM

 本物そっくりだ!

 

プリエラ

「うぉおおおおおおおお! どらごん!!!!!」

 

ネオン

 ▼〈知覚〉【判】技能判定

 1D20+9 → 14[14]+9 → 23

 

DM

 よかった

 

プリエラ

「見て! ネオンちゃん! すごいドラゴン!!!」

 

ネオン

「そうか……?」

 

アレクシア

「まるで本物だ」

 

プリエラ

「ほら!!」

 

DM

 ネオンがよく見ると、張りぼては〈あばずれ女神〉号に被せてある

 

プリエラ

「ぷぷーーーwww あれがどらごんにみえないとか、もしかしてネオンちゃんは本物のドラゴンを見たことがないのかな??」

 

カラトス

「がはは、恐れおののけ!」

 

ネオン

「船長。あばずれ女神号はドラゴンに転職したのか?」

 

アレクシア

「いいのか、燃やすんだぞ?」

 

プリエラ

「転職……いやこれはもやは転生だよ……」

 

カラトス

「友情出演というやつだ! だが俺様が来たからにはおとなしく退治されはせんぞ!」

 

ネオン

「まぁ本人がそれでいいと言うなら良いんだが」

 

DM

 あとなんか捕まってる人がおる

 

アージュ

「あーれー」

 

ネオン

「おや」

 

DM

 ノリノリで人質役をやっている

 

ネオン

「アレクシア、あれは良いのか」

 

アレクシア

「なるほど、手を抜くわけにはいかないな」

 

カラトス

「かかってこーい!」

 

ミンロザット

「レース出場者に友情出演を頼んだのだが……何をやっているんだ彼は」

「別に反撃能力とかないんだが。まあ台本通りやってしまってくれ」

 

ネオン

「う、うむ」

 

DM

 何かやりたい演出などあれば自由にどうぞ。張りぼてを燃やして、人質を回収すればOKです

 

ネオン

 まず車輪にダガーを投げて動きを拘束しよう

 

アレクシア

「おのれ、キスタリアンス!! 無垢なる乙女をその歯牙にかけようというのか!!」

 

アージュ

「騎士さま!助けに来てくださったのですね!」

 

DM

 キスタリアンスは足を止める(ダガーが刺さってるから)

 

ネオン

「ドラゴンの足は止めた! 今だ!」

 

プリエラ

「おー(ぱちぱちぱちぱち)(観客)」

 

アレクシア

 腕に切りつけ乙女を救う

 

アージュ

(空中に放り出される)

 

プリエラ

(プリエラちゃんは思うのであった……)

(はたしてアージュちゃんはまだ乙女なのだろうか……)

 

DM

 なんてことを

 

プリエラ

「アレクシアちゃんの銃が暴発していないことを祈るよ……」

(※編注:アレクシアとアージュはどちらも女性である)

 

ネオン

 女の子はいつだって乙女だ

 

アレクシア

 放り出されたアージュを受け止める

 

ネオン

 アレクシアの離脱に合わせて、竜の目の部分にダガーを投げてサポートする

 

アージュ

「騎士さま……!」

 

アレクシア

「ご無事ですか、姫?」

 

アージュ

「はい!」

「あなたさえいれば、竜の火も爪も怖くはありません」

 

ネオン

 うーん、これは政治的に大丈夫なのか

 

DM

 匿名の乙女Aとして参加しております

 

ミンロザット

「なんか話変わってきたな」

 

アレクシア

「火を放て!! かの邪竜を討取れ!!」

 

プリエラ

「ぉー(観客気分)」

 

ネオン

 油瓶を投擲だ

 

カラトス

「ぎゃあああ」

 

プリエラ

「燃えてる燃えてる(きゃっきゃ)」

 

ネオン

 川に逃げたぞ

 流れていった……

 

DM

 炎に包まれた張りぼては川に沈み、船長は流されていった

 

プリエラ

(体張ってるなあ……)

 

ミンロザット

「祭事は無事終了したようだな。みんなご苦労さん」

 

ネオン

「無事終わったか。尊い犠牲はともかく」

 

DM

 船長はやり遂げた顔で橋に引っかかってる

 

ネオン

 男だったぜ、船長

 

アージュ

(アレクシアに抱き着きながら)「楽しそうだったから、つい。ご迷惑でしたか?」

 

アレクシア

「いやいや、嬉しいサプライズだったよ」

 跪いて手の甲にキスをしよう

「でも今日はここまで」

 

プリエラ

(やってんねぇ……!)

 二人のコマがくっついてるもの!!

 

ネオン

「あーこれ以上は帰ってから盛り上がるように」

 

アージュ

「はい。楽しい時間は希少なもの。今日の思い出も大切にします」

 

アージュ

「船長さんもがんばって準備されてましたよ。みなさんのこと、『すごいやつらだ』って仰ってました」

 

ネオン

「ほう」

 

アージュ

「それでは。またご一緒できる日を楽しみにしています」

 

アレクシア

「また遊びに行くよ」

 

DM

 アージュは名残惜しそうに帰っていき、こうしてドラゴン退治の祭日は幕を閉じたのであった

 

ネオン

 うむうむ

 

プリエラ

 お家まで送らなくてよかったのかな

 

DM

 今日はパパがいるのかも

 

ネオン

 おや

 

DM

 さて翌朝

 

ギンブル

「ネオンいるかい?」

 

ネオン

「オルシク、ギンブル。どうしたんだ」

 

オルシク

「やあ、わかったんだよ。例の物の在処が」

 

ネオン

 例のものっていうと黒のやつかな

 

ギンブル

「おめえは言葉が足りねえんだよ」

 

ギンブル

「前に言ってた〈黒竜の闇灯〉さ」

 

ネオン

「そういうことか。一体どこに」

 

ギンブル

「在処って言っても、なになにダンジョンの何階にあるとかそういうことじゃなくてな」

「今度オークションに出品されるらしいんだ」

 

プリエラ

「おぅっ?」

 

ネオン

「オークション……?」

 

ギンブル

「それもただのオークションじゃねえぜ。ゼンタリムが仕切ってる地下オークションだ」

 

ネオン

「そんなところに……!」

 

オルシク

「そんなところで買い物する金なんてあるか?」

 

ギンブル

「あほ。おいらたちが闇灯を買うわけじゃねえだろ」

 

プリエラ

「ちっちっち」

 と指を振ります

「地下オークションではね……暴力が通貨なんだよ」

 

ギンブル

「リリスカリスの野郎が姿を見せるんじゃねえかってこった」

 

オルシク

「腕相撲でもすんのか?」>プリエラ

 

ネオン

「なるほどな……ヤツを捕らえる絶好の機会か」

 

プリエラ

「火力は腕力じゃないよ!」

 

オルシク

「じゃあファイアーボールか」

 

プリエラ

「みなまでいうない。へへ、そういうことさ」

 

ネオン

「へへっ、ではない」

 

ギンブル

「おまえらオークションをどうするつもりだ」

 

ネオン

「まぁこの物騒娘は置いておいて、私も協力しよう。計画を聞かせてくれ」

 

ギンブル

「それよ。情報は掴んだものの、おいらたちだってゼンタリムのオークションに伝手なんかねえ。どうしたもんかな」

 

ネオン

「ふむ……アレクシアはどうだ。何か手があるだろうか」

 

アレクシア

「正直多少の資金はある」

 

ギンブル

「まあ見せ金は必要だろうしな」

 

アレクシア

「それとそうだな、後ろ暗そうな奴がちょうど街に来たそうじゃないか」

 

ギンブル

「へっ、いろいろと手はありそうじゃねえか。さすがだな」

 

ネオン

「む、例の奴隷商人か」

 

オルシク

「あんたら犯罪組織に詳しいんだなあ」(感心した様子)

 

プリエラ

「そうなんですのよ、こわいですわね……!」

 

ネオン

「他人事のように……」

 

ギンブル

「よし、なんとかして〈ディープナイトオークション〉に潜り込んでやろうじゃねえか」

 

アレクシア

「あとはそうだな、例の火薬の時の伝手をたどれればあるいは」

 

ネオン

「おお、そういえばあったなそんなことも」

 

ギンブル

「こっちもいろいろと探ってみる」

 

オルシク

「一緒に仕事すんのは初めてだな。よろしく」

 

ネオン

「ああ、よろしく。頼りにしている」

 

アレクシア

「じゃあそうだな、まずはジンダーがどこにいるか探してみようか、その最中にゼンタリムが出てきてくれれば御の字だ」

 

プリエラ

「あとはオークションへの参加方法も知りたいよね」

 普通に闇オークションが気になるプリエラ

 

ネオン

「うむ。腕が鳴るな」

 

DM

 こうしてオークションについて調べることになったのだが、本格的に調べ始める前にもう一幕

 

プリエラ

「やっぱり受けが出品されてるのかな……」

 

DM

 まず全員にインスピを

 

ネオン

 はーい

 

アレクシア

 うぃ

 

DM

 屋敷の裏手の薬屋〈コアロンの冠〉

 プリエラはよく行ってるんだっけ?

 

プリエラ

 いってる

 

プリエラ

 通って一緒に日向ぼっこしてる

 

ネオン

 まぁ、比較的平和な余暇の過ごし方だな……

 

プリエラ

 ファラのもとで光合成の修行をしてゆよ

「ファラ師匠! 光合成できてる気がします!」

 

DM

 あと500年くらいで免許皆伝だ

 さて、ギンブルたちが帰った後、ファラのところに顔を出してみると

 店は閉まっていて、なんとなく不穏な緊張感が漂っている

 

ネオン

 むっ?

 

プリエラ

 なんだろう

 不穏な緊張感と言われるなら即断即決

 クレアボワイヤンスで店内を透視したいな

 

DM

 おっ

 

ネオン

 良い使い方だ

 

DM

 屋内は明かりも落としていて、留守……のように装っているが

 居留守だ。中で密かに動いている人影が見える

 ファラが食事を作っている。2人分のようだ

 

プリエラ

 水晶玉を取り出して、クレアボワイヤンスの風景をマイナーイリュージョンで水晶の中に投影します

 プライベート大公開!!!

 ファラの表情は明るいですか

 

DM

 明るくはないですね。いつもあまり感情を出さないが、張りつめているように見える

 

プリエラ

 ディテクトソウツかけて突入しましょうか

 

DM

 この“目”は移動はできないんだね

 

プリエラ

 そう できない

 なので死角に入られると見えなくなります

 

DM

 じゃあ、食事を用意したファラは階段を上がっていって視界から消えた

 

ネオン

 2階か

 

ネオン

 私が壁を登って潜入してみようか?

 

プリエラ

 ありですね

 

ネオン

 実は何と登攀移動35ft

 

プリエラ

 パスウィズアウトトレイスあればまずバレなさそう

 

ネオン

 かけていくか。全員にパスウィズアウトトレイスをかけてから潜入する。

 何かテレパシーに類する呪文はあるだろうか。私から伝える手段が無くてな

 

アレクシア

 ないなぁ

 

ネオン

 つくねを借りていけば何とかなるか?

 

プリエラ

 ディテクトソウツがあるので

 ネオンちゃんが見えているなら表層思考で伝えたいこと考えてもらえれば心は読めますけど……

 

ネオン

 ふむ

 

プリエラ

 あと

 

プリエラ

 二階の間取りをプリエラが知ってるなら(結構遊びに行ってるみたいだし知ってるかも?)

 ディメンジョンドアで突然出現することもできますよ

 

ネオン

 まぁそれは最終手段だな

 

DM

 間取りは知っててもいいですよ

 

プリエラ

 クレアボワイヤンスもっぱつ打って二階の様子を見るのも有り

 

ネオン

 だがスペルスロットがもったいないだろう。やすい手段があるならそちらが良い

 ということで、つくねに私の背中に張り付いてもらって潜入しよう

 

DM

 OK

 

プリエラ

 じゃあそれで!

 

DM

 アレクシアは何かアクションはあるかな

 

アレクシア

 待機

 

ネオン

 建物は2階建て?

 

DM

 建物は2階+屋上の温室

 登攀速度を持ってるなら難なく壁は登れる

 

ネオン

 潜入可能な箇所を教えてほしい

 

アレクシア

 オルガに行かせても感覚共有できないからな

 

プリエラ

 むう

 時間があるなら……

 

DM

 破らなくても入れるのは2階の窓と温室の扉かな。一応外に開く扉がある

 

プリエラ

 あースクロールとか拾ってなかったけ……書いとけばよかったなあ……

 アラーム警戒をディテクトマジックでしたかったけど……

 

ネオン

 うむ、温室の窓から入って、屋内に進もう

 隠密は振る?

 

DM

 隠密は振ってください

 

ネオン

 ▼〈隠密〉【敏】技能判定

 1D20+17 → 15[15]+17 → 32

 

ネオン

 闇のように無音

 

DM

 温室の扉から屋上に入るのかな

 

ネオン

 そうなる

 人がいる?

 

DM

 温室の植物が生い茂る中、じっと気配を殺している人物がいる

 

ネオン

 おっとこれは

 

DM

 周囲を警戒しているようだが、さすがにパスウィズアウトトレイスに隠されたネオンには気づかない

 

ネオン

 ぴたりと止まって、相手を伺うが何者だ?

 

プリエラ

 隠れてたのは屋上の方でしたか

 

DM

 大柄なハーフオークのレンジャーのようだ

 

ネオン

 困ったな。外からの侵入者を警戒しているのか、それとも中の様子を伺っているのか

 前者かな?

 

DM

 前者ですね

 カタギじゃない雰囲気はある

 

プリエラ

 二階にいる人の護衛の可能性もありますね

 料理はこの人向けじゃないかも

 

ネオン

 うむ。2階の窓からは入れそう?

 

DM

 入れます

 そうだな。その前にファラの動きか

 さっき階段を上っていったわけだから

 ネオンが様子を窺っていると、ファラが温室に姿を現す

 

ネオン

 そっちに来たか

 

プリエラ

 にやり

 食事と排泄の時が人が最も油断するという……

 

ファラ

「あまり気を張っていては。食事はここに置きます」

 

ジロージ

「問題ない。すまんな」

 

DM

 短い会話を交わし、ファラは階下へ戻ります

 

プリエラ

 むむ

 ファラのことはよく知ってるし

 

ネオン

 妙な関係性だな。協力者、それもそれなりに関係は深そうだ

 

プリエラ

 ファラが食事を作ってる相手なら悪い人じゃない判定までプリエラはしちゃいそうだけど……

 いっそ密かに声かけてみます…?

 

ネオン

 ともあれ2階だ。本命の客がそちらにいるなら会話が聞こえそうな場所まで侵入したいが……

 

プリエラ

 料理の文脈だと二階には誰もいなさそう?

 

ネオン

 どうなんだろう

 

DM

 ファラはそのまま1階に降りたようで、2階には人の気配はない

 

ネオン

 むぅ

 クレアボヤンスはまだ継続してる?

 

DM

 持続時間10分だからもう終わってるかな

 

ネオン

 そうか

 どうするかな、一回戻って相談しよう

 結局護衛以外に人の気配はなかったってことで良いです?

 

プリエラ

「(相談中)」

 

アレクシア

「あまり隣人のことを詮索したくはないんだがな」

 

DM

 そうですね。建物の中にいるのはファラとハーフオークの2人と考えていいです

 

プリエラ

「きっとファラのいい人なんだよ……そっとしておいてあげるほうがいいかも……」

 危険人物でもなさそうだし、微妙にこれ以上暴く動機がないんですよね……

 

アレクシア

 んだんだ

 

ネオン

「護衛がついていると言うなら、ファラが何者かに狙われている可能性はあるが」

「直接本人に事情を聞いてみても良いのではないか」

 

DM

 うむ。とりあえず、現状としてはこんなところです。ここからは目的に向けて自由に行動して構いません

 

アレクシア

「なんて言って聞くんだ? 忍び込んで見つけた人物は誰とでも?」

 

ネオン

「ただ事ではない雰囲気だが何かあったのかと」

 

プリエラ

「隠してるなら話してくんないかも知れないしね……」

 気をつけておくくらいしかできないかなあ

 

ネオン

「それこそディテクトソウツがあるだろう」

 

アレクシア

「本当に困ったなら向こうから話しに来るだろうさ」

 

プリエラ

「ファラに危険があるなら使うけどぉ……そうじゃないなら友達に使いたくないんだよ」

 

ネオン

「おお、そうか」

 プリエラがそう言うならば尊重しよう。良いことだ

 

プリエラ

「まあネオンちゃんの夢はいつも覗いてますが……」

 

ネオン

「何?」

 

DM

 なにやってんだおまえ

 

プリエラ

 プリエラの倫理観的には、特に隠してないこと→覗いてもいい 隠してること→悪いことじゃなさそうなら覗いちゃだめ

 みたいな

 

ネオン

「ショックだな、私は友達ではなかったか……」

 

プリエラ

「ほら、うちら三位一体だから」

 それをいうなら一心同体

 

DM

 父と子と聖霊の名において

 

ネオン

「ともかく、薬屋については放置ということでいいか?」

 

アレクシア

「ああ」

 

プリエラ

 これ以上裏を取りたくなる動機がないからそれで良さそう

 

DM

 OK。それではあらためて行動方針を決めて、今日は終わりかな

 

ネオン

 ふむ、どうするか

 

プリエラ

 オークションの参加方法を調べるかなあ

 結構アングラのつてがないんですよね

 

アレクシア

「では、ジンダーを探すとしようか」

 

DM

 アレクシアが言っていた、1話で接触したゼンタリムのエージェントくらいですかね

 

アレクシア

 あれだってどこに行けば会えるかわかりませんからね

 

DM

 まずはジンダーを探す方針でいきますか

 

ネオン

 あの時のエージェントはハインツという名前だったか。でも我々に名乗ったわけじゃないしな

 

プリエラ

 ちょっと図書館でロスナー家を調べるのもいいな……

 

ネオン

 よし、ジンダーから追うとしよう

 

アレクシア

 商区の裏道の酒場とかでジンダーの噂でも集めつつ

 

アレクシア

「火薬樽の三人組」とでも名乗っておけばゼンタリムからの接触もあるかもしれぬ

 

ネオン

 うむ

 

プリエラ

 そんな感じ

 

DM

・治安悪そうなところで奴隷商人ジンダーの情報を集める

・図書館で昔の奴隷商人ロスナー家について調べる

・ゼンタリムからの接触を誘うサインを出してみる

 

 こんなところですね

 

プリエラ

 YES!

 

ネオン

 うい

 

アレクシア

 いぇあ

 

DM

 レッツシティアドベンチャー

 以下次号

 

DM

 おつかれさまでした

 

アレクシア

 お疲れ様でーす

 

プリエラ

 ありがとうごじあました!

 

ネオン

 おつかれさまでした~

 

プリエラ

 おやすみ……なさい…!

 

ネオン

 おやすみなさいー

 

アレクシア

 おやすみなさい




用語解説:

奴隷商人
 文明化された国が多いソードコーストでは奴隷制を違法としている街がほとんどだが、それ以外の地方では依然として奴隷が取引されている。アンダーダークのドラウやドゥエルガルなどはもちろん、地上でもラスカンやオームー、カリムシャンなどは公然と奴隷制を敷いている。


「ここか、祭りの場所は」
 「仮面ライダー龍騎」第40話で、仮面ライダー王蛇こと浅倉威が発した台詞。ライダー同士のバトルロワイヤルが行われる作中でもトップクラスのバトルジャンキーである王蛇が、ナイト、タイガ、オルタナティブらがぶつかり合う戦場に現れ開口一番呟いた言葉なので、強いインパクトからしばしばネタにされる。
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