魂喰が往く幻想奇譚   作:怠惰の化身だよ

1 / 1
何年か前に考えていた東方の能力の設定をずっと置いとくのもあれだったので掘り起こしてきました。

古代スタートはそうしたら面白そうだったのと能力的にもそうしないと強くならないので…まぁ今回書いてるオリ主くんちゃん能力なくてもある程度強いですんけどねw

という感じに結構見切り発車なので更新は不定期ですが、それでもみたいという方がいらしたら、こちらとしても嬉しいですし、励みになりますね。

それでは長くなりましたが《魂喰が往く幻想奇譚》をどうぞ。


第1話 いつ死んだんですかね?

 

気づいたら何処かは分からないけれど、僕はそこで寝ていた。

 

 

正直言って意味がわからない…それに何があったのか、思い出そうとしているけれど、何があったのか分からない…じゃあ名前はと思って、思い出そうとしたけれどまるでモヤが掛かったみたい思い出せない……ホントなんなんだ一体と僕は思いながら、記憶の整理をするのだった。

 

 

 

あれから色々と記憶を整理してみて分かったことは、名前や家族関係や友人関係や僕に何があったのかは、思い出せないけれど、それ意外だったら覚えている事が分かった。

 

 

例えば、常識や僕が好きだったアニメや小説やゲームなどの、

 

所謂2次元と言われていた事は大分覚えていた。

 

 

といっても所々歯抜けな所もあるため役に立つかと言われたら怪しいし、もし此処が僕が知っているアニメやゲームの世界だったとしても、多分そんな役に立たないであろう。

 

それと記憶の整理して気づいたことが1つある…それは僕が

 

女の子になっていることである

 

もう一度言おう

 

 

僕は女の子になっている

 

 

女の子だよやったね!!

 

 

いや、うん落ち着こう…幸い服は来ているようだから、人に会って早々痴女呼ばわりはされないからいいんだけど…ほんとこの身体確認すればするほど、整ってるな…

 

雪のように真っ白な髪で、顔は分からないけれど、触った感じもちもちしてて触り心地は良いから、こちらも大丈夫だろう。

 

身体に関しては…うん……ロリコンが喜びそうな身体付きとだけ…

ホントこれ見る人が見たらヤバいな…それと僕がいる場所は森…だと思うんだけど、後はこの何処から伸びてるか分からない管みたいなのと、眼は何だろうか?何処か聞いたか、見た気がするのだけれど、如何せんそこら辺の記憶は所々歯抜けが多かったりするから、分からないから、気にしてても仕方ないので、周りを見渡してみたら。

 

所々周りの木がなぎ倒されてたり、木がえぐれていたりと、悲惨なことになっている…いや僕こんな場所で寝てたの?

 

よくこんな場所で寝てたね…夜目はだいぶ効くみたいだから一応この身体がどれ位出来るのか試しみようかな?

 

 

 

試しに近くの木を殴ってみることにして、ぼくは軽く殴ってみたんだけど、殴った瞬間木がゴシャという音を立てて、その木はメキメキという音を立てて崩れていた。

 

 

いや、え…?軽く殴っただけでこれって事は思っいきり殴ったら地面もクレーターみたいに陥没するかもしれない。

 

そう思った僕はこの身体で色々と試してみることにした。

 

 

 

 

 

 

 

そしてあれから試してみて分かったことは僕が思ったよりこの身体は出来た事だ、まず軽く走ってみたら、僕が殴った木が一瞬にして見えなくなったので、だいぶ早い速度で走っていることが分かったので、今度は思いっきり走ったら、軽く走った時の倍以上の速さで走っていることが分かった。

 

そして次はそれだったら軽く飛べるのではと、思ってジャンプしてみたら一気に50m位だろうか?それ位の高さまでジャンプできたので、そこから、軽くみわしてみたら、一面森だったのが分かった。

 

これじゃあ此処が何処かも分からないなと思いつつ、地面に着地をしてから、思ったことは、少なくとも僕は多分人間じゃない可能性が高いということだろう。

 

考えられる候補複数有るけれど、正直言って余りにも情報が無さすぎるので、この事を考えるのはやめにした…そう僕が思っていると、

 

 

いきなりなにかの声が聞こえた、それも動物とかの鳴き声ではなく、

明らかなにかヤバい声が聞こえた。

 

幾らこの身体が身体能力がヤバいとしても、相手は得体の知れないなにかなので、僕はその場を離れようとした瞬間に、後ろからガァァ!!という声と共に右腕を噛みちぎられた。

 

 

「っッッ!!!!!!」

 

 

声は下唇を噛んでなんとか上げずに済んだ。危ない此処で声を上げていたら、その声に釣られて、さらに他のやつが来るのは困るからね。まあ出血多量だから、モタモタしてたら失血死するから未だ不味い状況なのは変わらない。

 

 

だから僕の腕をカミカミして美味しそうに食べている、狼畜生を油断している今のうちに……

 

殺す

 

 

僕は油断している、狼畜生の前脚を掴んで、思いっきり地面に叩きつけた。

 

叩きつけた瞬間にドゴン!!!!

という音と共にソイツは動かなくなった。

 

あの狼大分強めに叩きつけたはずなのに、原型保ってるのか…いや、掴んでた脚は引きちぎれてて、大分グロいことになってるから、少し吐きそうだけど、まあ気にしない方がいいか。

 

 

さて、多分死んでなくても、気絶はしていると思うから、サッサとここから、退散しよう。

 

 

 

 

さてあれから、僕は服を軽く破いてそれで右腕を止血してから、あの場所を離れて、森を散策しながら出口を探しているのだけど、どこもかしこも木だらけで本当にここから抜けれるか不安になってくるけど、ちょいちょいジャンプをして周りを見た時に、なにか建物みたいなのが見えたから、多分あともう少しで出れるはず、僕はそう思いつつ、走るスピードを上げた。

 

 

そしてやっと建物を見つけたのだけれど…大分建物が古い…もしかして今僕がいる場所って、過去の時代?

 

そう考えると、納得はいく。それと建物を見た感じ、多分飛鳥時代の時の建物だろうか?

 

 

そこまで覚えていなけれど、確か寺院建築だったか?確かそんな名前の建築方法だったはず…あとは飛鳥時代といったら聖徳太子だろうか、今が西暦何年かは分からないけれど、聖徳太子が生きているなら、西暦570年位から、620年位のはずだから、そのいずれかの筈、だからまだ陰陽師とかは居ない……いや確かどれ位の時期かは忘れたけれど、居たはず、それも聖徳太子が生きている頃のはずだ。

 

 

そう考えると今の状態で行くの不味いか…?嫌でもこの怪我も止血しているとはいえ、せめて何かしらの処置はしておいた方がいいし、それとせめて聖徳太子が生きているかは知っておきたい。

 

それだけでも大分情報が絞れるからね、そうと決めたら先ずはこの管と目を何とかしないと、こんな状態でいったら確実に不味いことになるのは、確かだしね。

 

 

でも服に隠せるとはいっても流石にそれだけじゃまだ見えるから、フード付きの服が欲しいんだけど、流石に追い剥ぎするのもなぁ…

 

そう僕が呟きながら考えていたら、血の匂いが漂ってきた。それも少しじゃなくて、血の匂いが濃いな…大分出血してるから

助けれるかは、怪しいな…まあその場合は服を貰うか、良し、どっちにせよ恩は売れるから、助けるか。

 

そうと決まったら早く行くか、そう僕は思って地面を蹴って走った。

 

 

 

さて、何処かな…血の匂いは大分濃くなってるから、近い筈なんだけど……と、居たね。

 

うわ…なにあれ、なんで、背中から腕みたいなの生えてんの…流石にそろそろ助けないと不味いな。

 

「さて、会って早々悪いけど、死ね」

 

 

そう僕は言って今にもとどめを刺そうとしていた奴に向けて僕は顔に向けて思いっきり蹴りをかました。

 

その瞬間、ドゴォ!! という音とともにバケモンは木を薙ぎ倒しながら、大分遠くに飛んで行った。

 

「大丈夫かい?」

 

そう僕は少女に声を掛けた。

 

「は、はい…大丈夫…ですけど、少し、血を流しすぎて、力が入らないので…肩を貸してもらっていいですか……?」

 

「まあ…大丈夫だけど、ちょっと待ってね」

 

そう言って僕は後ろから血走った目をして襲いかかってきたバケモノの顔を掴んで、地面に叩きつけてから、追い打ちで踵落としをした。

 

まあ…なんか後ろから、怯えた声が聞こえてきたけど、明らか少女、それも幼い見た目をした奴が、こんな化け物をボコボコにしてたら、そういう反応をされても可笑しくは無いか…

 

それにコイツここまでしても、生きてるのか…それも大分ピンピンしてるし……はぁ…この少女が居る手前、余りしたくは無いけど…躊躇って少女が死ぬのも嫌だしするか。

 

「悪いけど、目と耳を塞いでて、終わったら肩を叩くから」

「う、うん」

 

良し、これで大丈夫。いい加減コイツを抑えるのが厳しくなってきたからね。

 

ということで、飛べや、この馬鹿力野郎、そう言って僕は、今度は腹を蹴っ飛ばした。

 

そして飛んで行ったそいつの顔を掴んでもう1回地面に叩きつけてから、心臓をエグり出そうと左手を離した瞬間に、背中から生えてる手に掴まれて―――

 

お返しと言わんばかりに地面に叩きつけられて、お腹を蹴り飛ばされた。

「ガハッ!!?」

そのまま木を少なくとも10本以上薙ぎ倒しながら、やっと止まった……

 

「ケホッゲホッこれ肋骨折れてるかなぁ…」

 

流石にあんな力で蹴られたら骨ぐらい折れるよなぁ、というかあんな力で蹴られて、骨が折れるぐらいで済んでるんだったら、上々か……流石にもうそろそろあの馬鹿力も来るだろうから、起き上がらないと不味いか。

 

そんで、起き上がったのだけど、案の定肋骨が臓器に刺さってるお陰で、思いっきり吐血した、それも2回…あーやばい…流石に血が足りないのか、身体がフラッとする。

 

視界は霞んでないからまだ大丈夫だろうけど、それでも不味いことには変わらない、しょうがないけど、カウンターでやるしかないか。

 

 

少し待ってたら、やっと来たようだ、僕を見つけた瞬間、怒り狂った声で叫んだ瞬間、地面がえぐれる程の力を足に込めて、ソイツは距離を詰めて、大振りに振りかぶってきた。

 

もちろんそんな攻撃が当たる訳もなく、その攻撃を避けて、僕はその手を掴んで地面に叩きつけた。

 

そして僕はそいつの腕を全部引きちぎってから、トドメに心臓をエグり出した。

 

そうしてソイツは少しだけピクピク動いてから、それっきり動かなくなった。

 

 

ふぅ…終わったけど片手だとやりにくいなぁ、それに手がヌルヌルして、めんどいし、返り血がやばいし、蹴られたところ痛いしで、これ大丈夫かなぁ…?

 

まあ逃げられたら、そん時はそん時で、しゃあないと、諦めるか。

 

さーてと、少女の所に戻るか。

 

 

 

 

 

そんで戻ったは良いんだけど、何故か少女に懐かれた…なんで??

 

 

いやうん多分、あれが原因何だろうけど、あれに関しては案の定怯えられたのに対して、精神が身体に引っ張られたのかは分からないけど、いつの間にか、涙目になってたらしい。

 

それを見て怯えが薄れたのかは分からないけど、「まっ、待って!!」 とは言われたけど、傷自体はなんか知らないけど、治ってるみたいだから、大丈夫かと思って、踵を返して、村に入るのは諦めようかなぁと思って歩を進めてたら、流石に血を流しすぎたのか。

 

足に力が入らなくなって、そのまま倒れてしまった。

 

まあその後はそのまま介抱されて、頭を撫でられております。

 

 

これ懐かれてるというより、愛でられてるのでは??

 

それに破れた服から露出してるこの管と眼に関しても、なんも言わないから聞いてみたら、

 

「私も似たような者なので、気にしませんよ」

 

と返された。

 

それとこの管と眼だけど、どうやら相手の心を読めるようだ、これに関しては、破れた服から見えてる眼が勝手に読んで分かったことである。

 

尚読んだ瞬間、いきなり心に思っていることや感情が流れ込んできて、ビクッとしたから、「大丈夫?まだ何処か痛みますか?」

と心配されたから、大丈夫と無難に返答したけど、流れ込んできたのが悪感情だった場合吐いていた可能性がある位、この眼は相手の心を読む。

 

其れも相手の深層心理や記憶を読むぐらいだ、だったら読まなければいいんじゃんとはなるんだけど…この眼は、外に出ている場合無条件に相手の心を読むため、服の中にかくすしか無いんだけど…服は今結構ボロボロだから、意味が無いし、じゃあ自分から離れれば良いんだけど、今ちょっと動けないからなぁ…あれ?コレ詰んでるのでは??

 

 

しょうがないから、怪我が治るまで待つか…どれ位掛かるかは分かんないけど、少なくとも今の僕は人間辞めてるみたいだしそんなにかかんないでしょ、それにこの少女も楽しそうだしね。

 

 

 

❊❊❊❊❊❊❊

 

 

 

あれからずっと撫でられていたけど、怪我もある程度治ってきて、動けるようになったから、そろそろ離れようと思ったんだけど…何故かは分からないけどずっと後ろから抱きしめたまま、離してくれないんですけど…なんで……?

 

うーん離してくれないといい加減眼から読み取る負荷がきついんだよね。

 

全然離してくれないから、「どうしたら離してくれる?」と聞いてみたら、少女は可愛らしく首を傾げて、少し考えてから、「貴方の名前を教えてください」と言われた。

 

名前かぁ…前世の名前はそもそも思い出せないし、というか思い出せてても言う気は無いけどさ…んー名前考えようと思っても特に思いつかないし、面倒臭いからこの少女に付けてもらおう。

 

まあ多分1度死んだ身だし、丁度いいか

 

「名前、無いからさ君が付けてくれないかな?」

 

「私が…ですか?」

 

「今はこんな身だから、名前が無くてね、だから君が付けてくれると嬉しいかな」

 

「そう…ですか」

 

少女はその後考え込んでしまったので、僕はその様子を眺めながら気長に待っているんだけど、暇なので僕の中にある多分妖力と思われるものを固めたものを使って、遠くから様子を伺っている奴らに向かって投げている。

 

そうしていて、5分位経ってから、どうやら決まったようなのか、こちらに来たので、僕もそちらに顔を向けて、ちらっと一応様子を見てから、身体も向けた。

 

「その感じだと名前は決まったのかな?」

 

「少し時間は掛かりましたけど、決まりました」

 

「メル…でどうでしょうか?」

 

「メル…か」

 

僕はその名前を頭の中で反芻しながら、しっくりきたので今後名乗る時は【メル】と名乗ろう。

 

「うん良いね」

 

その返答に不安そうな表情から一転して嬉しそうな表情に変わっているのを見ると相当嬉しかったのだろう。

 

「じゃあ改めまして僕の名前はメル。君の名前?」

 

「私の名前はムイです」

 

「これからよろしねムイ」

 

その返答に対して出来ているかは分からないけど僕は笑顔で返した

 

「こちらこそよろしくお願いしますねメルさん」

 

のだが…口元を隠すかのように笑っているところを見るに多分できてないのであろう…それに少ししょぼくれながらも、ムイが笑っているのを見るとこっちまでつられて笑えてきてしまう。

 

その後は笑っているムイにちょっかいを掛けたりして遊んでいたが、傷が開いたのかそのまま僕がフラッと倒れてお開きとなった。

 

 

 

 

これが僕の名付け親でもあり、僕の唯一無二の親友になるムイとの出会いであり、僕が生まれた日でもある。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。