残された猶予は残り98日。
残りの眼魂は14個。
前日で卒業生の花魁から、1個の眼魂を生成し手に入れた。
そして今日、二人は大橋に来ていた。
目的は、幽霊集めだ。
「ふんっ!よいしょっ!!
…ふぅ、こんなところか」
「うん、ありがとう悠仁。
あとは任せて」
スピリットに変身した悠仁は、この大橋にいる悪霊たちを倒して、夜宵は悪霊たちをぬいぐるみに封印した。
「大橋の悪霊の群れ、ゲットだぜ」
「これで眼魂生成できたりしねぇかな」
「多分作るにしても、弱いからできないと思う。
悠仁の話から察するに、眼魂の生成には偉人みたいな、より強い魂が必要となるし。
やはり、眼魂の生成には危険度Sランクの霊か卒業生を集めるしかない」
「あー、やっぱそうなのかぁ……」
と、話し合ってると近くの建物の窓から何かが飛び出し、二人の近くで戦い始めた。
「あれは!」
一人は昨日悠仁が倒したあの怪人に似た緑のパーカーを羽織った長い青竜刀を持つ怪人、そしてもう一人は僧兵を思わせる白いパーカーにハンマーみたいな武器を持った戦士がいた。
しかも後者の腰には、悠仁と同じゴーストドライバーが巻かれていた。
「悠仁と同じ、ゴーストドライバー。
ということは、彼も悠仁と同じ、仮面ライダー」
「…何かよくわかんねぇけど、あの怪人をぶっ倒す!
うぉおおお!!」
白い仮面ライダーの味方をするように、怪人を殴り飛ばす。
「君は!?」
「あんたもあの怪人を倒すんだろ?
なら、手伝ってやるよ!」
「…うんっ!助かるよ!」
「くっ、もう一人いたのか。
まぁいい、お前の眼魂ももらうぞ!」
悠仁はもう一人と一緒に怪人と戦う。
怪人は長い青竜刀による長いリーチから攻撃を仕掛け、もう一人は剛力で振り回すハンマーで受け止め、弾く。
その隙に悠仁が怪人の胴体を殴る。
「ぐはっ!
な、何て威力の拳だ!」
「タケルっ!」
そこへ、建物から女性が駆け寄る。
「あの仮面ライダーの知り合い?」
「…っ、君は!?
駄目よこんなところにいちゃっ、危ないわよ!」
女性が夜宵に駆け寄って、その場から離れようとすると、青みがかったライダースジャケットを着た男が怒りの眼差しで二人を睨みつけながら駆け寄る。
その男も、悠仁ともう一人、タケルと同じく腰にゴーストドライバーを巻き、手に眼魂を握っていた。
「マコト兄ちゃん!?」
「えっ、あいつ知り合い!?」
「眼魂をすべて寄越せ!!」
『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』
「変身!」
『カイガン!スペクター!レディゴー!カクゴー!ドキドキゴースト!』
マコトと呼ばれた男が青い炎と共に、青いパーカーを身に纏い、悠仁とタケルに襲い掛かる。
「ぐっ、何だよお前!」
「マコト兄ちゃんやめてくれ!」
「ほほう、この場はお前に任せよう」
と、マコトと二人が戦ってる隙に怪人が逃げ出した。
「なっ、おい逃げるな!」
「待てっ!」
「どこを見ている!」
二人で追いかけようとするがマコトの猛攻により逃げられてしまった。
夜宵と女性も、怪人の逃げ足が早くて逃げられてしまい、ただ三人の戦いを見るしかなかった。
マコトの力が強く、二人がかりでも攻撃を当てられずにいた。
そこへ、マコトは水色の眼魂を取り出して起動する。
『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!
カイガン!ツタンカーメン!ピラミッドは三角!王家の資格!』
水色の袖なしのパーカーが宙を舞い、マコトはそれを羽織ると手には大型のマジックハンド型の武器が出現し、その先端にコブラみたいなアイテムが這うとそれが鎌の刃となる。
「ツタンカーメンって、眼魂ってそんなのあるのかよ!」
「気を付けて、マコト兄ちゃんとても強いよ!」
「だったら俺もこっちでいってやる!」
対抗するように、悠仁は花魁の眼魂をゴーストドライバーに装填する。
『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!
カイガン!弟切花魁!キラキラ絢爛!メラメラ花魁!』
花魁の眼魂で姿を変えて、炎が灯る拳を構えた。
「えっ、君もそんな眼魂を持ってるの!?」
「あぁ、ちょっと色々あってな」
「なら、お前のその眼魂を奪うだけだ!」
鎌を振り回し、悠仁に攻撃を仕掛けるマコト。
振り下ろされる鎌を拳で殴り、弾き返す。
「てめぇ、あの怪人と同じで眼魂を奪いたいのかよ!」
「黙れ!俺には、やらなきゃいけないことがあるんだ!
だから寄越せ!!」
「だからって、はいそうですかで渡すバカがいるかよこの野郎!!」
猛攻を掻い潜り、炎の拳で殴り飛ばし、マコトは地面を転がる。
殴られた場所から炎が着火する。
「くっ、炎が消えない!
だが、それがどうしたぁ!!!」
消えない炎を物ともせず、怒りと勢いに任せて鎌を振り回し、二人に迫る。
悠仁は咄嗟に防御し、炎と鎌がぶつかり合う。
そこへ、タケルが割って入りマコトの動きを止める。
「マコト兄ちゃん!俺、決めたよ!
マコト兄ちゃんの辛いこと、一緒に考えるって!」
「何だと!?」
「だって、何か無理してるんだろ!?
見てると辛そうにしてるんだ、マコト兄ちゃんが!」
「黙れっ!お前に俺の何がわかる!!」
ハンマーと鎌による鍔迫り合いが激しく、悠仁も入る隙がない。
「わからないよ、でも放っておけないよ!
昔のマコト兄ちゃんはそんなんじゃなかった!
もっと優しくて…!」
「くっ…!お前もカノンと同じことを!」
火花が散る武器同士だが、マコトの鎌が弾いてそれがタケルを切り裂く。
「うっ、マコト兄ちゃん!」
「気安く俺の名を…、呼ぶなぁぁぁぁ!!!」
『ダイカイガン!ガンガンミロー!ガンガンミロー!
オメガファング!!』
鎌の目の紋章を、ゴーストドライバーの目の部分にスキャンさせる。
『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!
オメガボンバー!!』
タケルも対抗するために、同じくハンマーの目の紋章をゴーストドライバーの目の部分にスキャンさせる。
そんなタケルを援護するため、悠仁もゴーストドライバーのトリガーを引く。
『ダイカイガン!弟切花魁!オメガトライブ!!』
三人の必殺技が、ぶつかり合う。
マコトはピラミッド型のエネルギーを放ち、タケルはハンマーを地面を打ち付けそこから7つの武器が壁になるように出現し、打ち消した所で武器がカウンターとしてマコトの方へと飛ぶ。
それと共に悠仁は炎を纏ったキックを、マコトに浴びせる。
「ぐはぁ!!」
まともにくらったマコトは大橋の柵に叩きつけられ、変身解除される。
マコトの懐から、ピンクの眼魂が転がると。
『お兄ちゃん!』
「えっ」
「カノン…!」
傷ついた体を這いながら、喋る眼魂に必死に手を伸ばすマコト。
「お兄ちゃんって、あの眼魂、あいつの妹の魂が?」
「どういうこと、何で眼魂が喋って」
すると、タケルのそばで大きな目玉をしたオレンジのお化けがふよふよと現れる。
「面白いなあの眼魂、女の子の魂が入ってるぞ?
可愛いかな?」
「…」
「…(確かに、あの眼魂から少女の魂が宿ってるのがわかる。
察するに彼は、自分の妹を生き返らせるために、それも話を聞く余裕すらなくなるほど必死で眼魂を集めてるのか)」
女性の隣で夜宵はそう考える。
タケルはあまりの衝撃に動揺しながらも、カノンと呼ばれた少女の魂が宿る眼魂に触ろうとすると。
「触るなっ!!」
と、跳ね除け眼魂を手に取り、ふらつきながら睨みつける。
「タケル…、俺は何があっても、どんなことをしてでも、15個の眼魂を集める!
そして必ずカノンを生き返らせる!
…そしてそこのお前!!」
「…っ!」
今度は悠仁を睨みつける。
「どういうつもりかは知らんが、次会った時にはお前の眼魂も奪ってやるからな! 覚悟しておけ!」
と、そのまま逃げていった。
「……なぁ、あの人って一体」
「…マコト兄ちゃん、昔俺とよく遊んでくれてた優しい人なんだ。
でもまさか、こんなことになってたなんて」
「彼のことも気になるけど、とりあえず私たちはあの怪人と、あなたたちのことが知りたい」
そこへ、夜宵がタケルに訪ねた。
「俺たち?」
「うん。
こちらも昨日悠仁が仮面ライダーになったばかりで、99日以内に15個の眼魂を集めなきゃいけないしか知らない。
知ってる限りで良いから情報を提供してくれるなら、こちらも協力は惜しまない。
悠仁も、それでいい?」
「おう、良いぜ」
「うん、そういうことなら俺たちも君たちの味方をするよ!
…でもその前にごめん!
あの建物に怪我人が!」
「マジかよ、早くいかねぇと!」
「病院なら、今さっき手配した」
「君、小さいのにしっかりしてるねぇ…」
と話し合いながら建物の中の怪我人を保護した。
二号ライダーで出してほしいキャラ
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