じゅじゅブリ   作:unknown man

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ブリーチを読み直していたら、衝動的に書きたくなったのと呪術廻戦×ブリーチ の組み合わせをもっと見たくて、なら自分でかきゃあ良いじゃねぇか!となりました。
一部というかかなーり捏造してる点(宿儺の活動時間とか)もあるのでそこはご了承下さい。
私はいつもキャラの声イメージしながら読んでるんですけど皆さん如何でしょう。








Episode1 山爺ー上

 

辺り一面焦土と化した渋谷のとある地

そこには一人の男がいた。

 

虎杖悠仁、否両面宿儺は伏黒恵が自身の命を顧みず召喚した式神である『八握剣異戒神将魔虚羅』を相手に戦闘を終えた後だった。そして、思いの外虎杖悠仁の指への適応がまだ済んでいないおかげか動ける時間はまだまだ残っていた。そこで。宿儺はせっかくの残った時間をどうしようかと思考していた。

 

 

「ふむ、どうしたものか、、、。そうだな、折角時間があるのだ。ケヒッ。近くにいる適当な呪術師を殺して小僧を更に絶望させようではないか」

 

 

そう考え燃え盛る焦土を背に宿儺は呪術師のいる方角へと歩き出そうとしたその時だった。

 

 

「この気配、、、。貴様、何者だ?姿を現せ。痴れ者が」

 

 

「気づいておったか。流石、両面宿儺といったとこかの」

 

 

そう言って、崩れたビルの影から現れたのは黒い着物の上に白い羽織を羽織り長く白い髭が特徴的な老人だった。

 

 

「質問に答えろ。それが礼儀というものではないのか?」

 

 

「お主に礼儀などあったのか。こりゃ、驚きじゃの」

 

 

一見、ただ会話をしているように見えるこの数舜、お互い隙を見せることなく。相手の力量を推し量っていた。

 

 

「(この男、只者ではないな。奴から感じる呪力、こんな奴がまだいたとはな。現代の呪術師にはほとほと失望させられていたが存外退屈しないものだな)」

 

 

宿儺は魔虚羅との戦闘を終えたばかりだったが、新たなる強者を前に気分は昂っており、自然とその口角を上げた。

 

 

「儂は、山本元柳斎重國。さて、これ以上の問答は無用。構えよ」

 

 

そう言うと山本は杖を刀に変形させその刀身を顕にさせた。そして、尋常ならざる呪力、殺気が放たれた。それはここよりも離れた場所にいる呪術師達にも伝わる程だった。

 

 

「素晴らしい!これ程とはな!さぁ、俺を愉しませろ!呪術師!」

 

 

かくして、両面宿儺と山本元柳斎重國との戦いの火蓋はきっておとされた。

 

 

 

 

~♪~

 

 

 

 

 

ところ変わって某所。この新たな戦いの余波を遠目からみる人物が2人いた、隕石を前に逃げようとしたところ宿儺に遊ばれてしまった日下部篤也とパンダである。

 

 

「こりゃまたエライことになるぞ。次から次へどうなってんだ。ったく。だが、あの爺さんが出張ってくるとは珍しいこともあるもんだな」

 

 

今の状況に辟易しつつも日下部は冷静に状況を見ていた。

 

 

「日下部、あの爺さん知ってんのか?」

 

 

「あぁ、”山本元柳斎重國”見たこともあるも何もシン・陰流の道場に一度来たことがあってな。その時に一度手合わせさせてもらったぐらいには知ってるぜ。てか、有名だろ。なんせ数少ない”特級術師”なんだからな。」

 

 

「あ、思い出した。いつか忘れたけどなんか憂太が悟に特級術師について聞いてた時名前が挙がってたな」

 

 

「どうせ、五条は碌な説明してないだろうから、いい機会だ教えてやろう。(俺はもう疲れた。もう動きたくないからちょうどいい時間を潰してやろう)」

 

 

パンダに悟られないように密かに日下部はサボる口実を得たのだった。しかし、日下部本人もこの戦いの行く末に興味があった。呪術界きっての博識さ故でもあるだろう。

 

 

「さて、どこから話そうか、、、。そうだな爺さんの持つとある呪具と一緒に話した方がいいな。

 

『流刃若火』

 

山本元柳斎重國の持つ刀の名だ。これが相当なもので、炎を刀身に宿し自在に操るらしい。そして、只の刀の呪具じゃないことを表すものの一つとして呪具自体が”意思”を持っているということだ。」

 

 

「リュウジンジャッカ?オレパンダだから難しい言葉わかんない。」

 

 

「ゴホン。とにかく、そういう呪具があるんだよ。で、元を辿れば平安の世に名を馳せた呪術師である山本元柳斎重康が使用したのを始まりとして代々山本家に受け継がれてきたものらしい。だが、歴代当主の誰もが扱えた訳ではなく刀と対話をし認められた者のみが使えるというなんとも気難しい代物らしい。そんな刀であるが故に、ここしばらくは扱える者が現れず自然と山本家も現代では没落した呪術師の家系としての認識が強かった。

しかしそこに現れたのがあの爺さん、山本元柳斎重國ってわけだ。」

 

 

「ほーん。つまり、あの爺さんは悟みたいな感じってことか」

 

 

「まぁあながち間違いではないな。事実、爺さんは山本家における寵児で生まれながらにして圧倒的な才能を持ち、いうまでもなく流刃若火を自らの刃とした。以降山本家は爺さんのワンマンではあるが、呪術界にも影響を持つほどに復興したってわけだ。しかし、俺もその流刃若火を見たことはないがな。」

 

 

「おい、もしかしてあのデッカイ火柱か?てかアッツ!!どうなってんだ!?」

 

 

「あぁ、そうかも、、、なっ!?おいおい、とんでもねぇな!ここにも届くほどの熱量。ここにいたら巻き込まれちまうな。おい、パンダ!ここから少し離れるぞ!解説はそのあとだ!」

 

 

そういって二人は目の前の脅威から逃げるようにして別の場所へと移動した。

 

 

 

~♪~

 

 

 

 

「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』」

 

 

 

 

 

 

その掛け声と共に周囲一帯が炎で包まれると共に山本を中心に巨大な火柱が立ち昇った。遠目からみたら、そこは一際輝いてみえているだろう。夜の渋谷に二度目の灯がともされた。

そして、宿儺と山本の周りを囲むように爆炎があたりを包んだ。

 

 

「ふむ、貴様。炎を操るのか。不思議なものだな、今日はよく似たような奴に出会う。それにしてもその炎貴様の術式、、、ではないな。解放時の詠唱からみるにその呪具に宿る術式とみた。故に貴様は術式を持っていない」

 

 

「如何にも。儂は術式を持たぬ。じゃが、お主の目とて節穴ではなかろう」

 

 

「フン。癪に触る爺だ。(それにしても、山本元柳斎、、、。どこかで聞いた覚えがあるな。)まぁよい、準備は済んだのだろう?遊んでやろうではないか。」

 

 

「抜かせ。貴様と愚論をかわす気はない」

 

 

そう言ったその瞬間、宿儺が手を横に軽く払い。不可視ともいえる斬撃が山本を襲った。

山本はそれを躱すでも、刀で弾くこともせず、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ向から受けた

 

 

 

 

 

 

 

 

宿儺の斬撃は数々の呪術師・呪霊を葬ってきたわけだが、目の前の男、山本は切り傷こそあるものの胴体が真っ二つに割れることはなかった。そして、切れた着物から露わになったのは山本の体に刻まれた夥しいほどの傷跡だった。

 

 

「面白い。卸せなかったか。やるではないか、俺の術式を食らってそれで済んだ奴は見たことがない。」

 

 

 

山本の姿を見て宿儺は口角をこれ以上にないほど上げ、この男への関心が大きくなったように目の色を変えた。斬撃自体本気のものではなかったが、十分に警戒すべき相手であると認識した。

 今の宿儺は指15本分の力を持つ。すべてを取り込んだ訳ではないとはいえ大抵の呪術師は相手にすらならない。そんな宿儺に警戒心を少しでも抱かせる呪術師は五条悟を筆頭に数人いるかいないかだろう。

 

 

 

「傲るなよ、この程度の力でこの儂を斬れると思うてか」

 

 

 

そう言うや否や、宿儺の目の前には爆炎を纏った刀身がすぐそこにきていた。

 

 

 

「(速いな。しかし、反応できないこともない)」

 

 

宿儺は紙一重で山本の一太刀を躱した。流刃若火を躱したその背後は爆炎が駆け抜け、地面は黒く焼け焦げていた。

 

 

「まだまだ、こんなものではない。ゆるりと行こうかの。

『流刃若火』一ツ目    ”撫斬”」

 

 

緩慢ともとれる動作から放たれる炎を纏った一閃、速度は先ほどとは段違いである。宿儺はそれを避けずに『解』で迎え撃った。そして、お互いの斬撃は衝突しあうと相殺しきれずに左右へと逸れていった。

 

 

そして間髪入れずに、山本は大地を蹴り宿儺に肉薄していく。上段からの袈裟切りを仕掛けるも宿儺はそれを半歩さがることで避けた。すかさず、山本は刀を裏返し下段から掬い上げたが、これは『解』をスレスレで刀にあて軌道をずらすことでカバー。

この間はほんの数秒だが、両者の斬撃と爆炎は次々とビルをなぎ倒し。周囲は世紀末を想起させるほどだった。これがつい数時間前まで多くの人で賑わっていた大都市中の大都市渋谷であるとは到底いえないだろう。

 

 

 

それからも二人の攻防は続き数多の斬撃と爆炎が飛び交った。渋谷は再び混沌と化し、更なる戦火が人々を襲う。

 

 

 

 

 

~♪~

 

 

 

 

ひとしきりの攻防の後、両者は一度距離を取った。戦闘は一進一退、いまだ決め手になるような大きな負傷も見受けられない。宿儺はというと所々火傷したかのような傷があるが余裕の表情を浮かべたまま立っているが、一切の隙はない。一方、山本は憮然とした表情のままではあるが冷静に思考していた。

 

 

 

「(両面宿儺。何とも危険な男。やはり生かしてはおけぬ。殺すなら今じゃろうが、”五条悟との縛り”を忘れてはならんな。儂とて今のままでは殺しきることは難しいじゃろう。)お主、全然本気ではないな。寧ろ戦いを愉しんでいるようにも取れるの」

 

 

 

「フン。(しかし、驚いた。傷こそ反転術式で治したが、奴の一撃はどれも致命傷になりうる程だ。この俺でなければ並の奴では相手にならんだろう。)こんな久方ぶりの血沸き肉躍る戦いなのだ。それに、、、、、

誇れ。お前は強い。」

 

 

 

唐突に褒めだす宿儺。

 

 

 

「貴様に褒められたとて、嬉しいくないわい。」

 

 

「俺は、滅多に褒めない。先ほど戦った呪霊や伏黒恵が召喚した式神といい、今日はとことん俺を愉しませてくれるな。

それに、貴様の名前、、、、山本元柳斎重國といったか。覚えているぞ。確か千年前だったか、

”山本元柳斎重康”という奴と戦ったことがある。さしずめお前は子孫か何かだろうな」

 

 

「、、、。」

 

 

 

「あの時の戦いは印象深かったな、、、、、。しかし、俺を殺るには至らなかったがな。」

 

 

 

「何が言いたい」

 

 

 

「簡単だ、お前は俺には勝てん。だがお前は強い、俺の前に跪くというなら許してやらんこともないぞ。ケヒッ。ほれ、どうだ?」

 

 

 

そういって宿儺は山本を挑発しあざ笑う。

 

 

 

「笑止千万。相変わらずの傲岸不遜・傍若無人。天地がひっくり返ってもありえんわ。それと、お主何か勘違いをしておらぬか?

 

この儂の『流刃若火』が、、、、本当に千年前の先祖と同じかどうか その身に今一度喰ろうてみよ

 

 

 

 

 

 

領域展開『残火の太刀』」

 

 

 

 

 

 

 

 

山本元柳斎重國、ここで領域展開。

両面宿儺との戦いはいよいよ最終ラウンドを迎える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっぱ呪術廻戦の解説役といえば日下部さんだよね(全然登場させてないけど)。あと、残火の太刀を領域展開と呼ぶか卍解のままにするか正直迷いましたが呪術廻戦の世界なのでこうしました。なんとも言えない終わり方ですが、たぶん続きます。





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