仮面ライダー鎧武 巡りあう鍵   作:最上侑人

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10話:トミカヒーロー集結!パワースポットを死守せよ!PART2

「ここがパワースポット、ねえ・・」

 

パワースポットに初めて来た者達は不思議な感覚をうけていた。それは機械でもあるタツヤが持っているメガホーン型AI「TF-Q 通称Qスケ」と輝の相棒「コアストライカーマックス」も同じだった。

 

「魔力に変化が起きないように何もしてないからね。」

「コアストライカー、おかしい所があったらすぐ言えよ?」

『大丈夫だR1、今の所、以上は無い。』

 

「では、ここからは幾つかの班に分かれて中心に行ってもらう。」

 

御厨の指示により、五つの班に分かれて中心に進んでいった。

 

1班『R0、御厨、R4』

2班『R1、R5、剣二』

3班『R2、F1、不動』

4班『F2、F3、白波』

5班『F4、F5、瀬戸山』

 

「何が起こるかわからん。各班警戒を怠らずに、解散!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ~、じゃあ、響助先輩はレスキューフォースを辞めてからずっと地方の消防署に所属してたんですか?」

「まあな。初めはんな気持ち無かったが、初代R2、神谷さんと会って、俺には俺のレスキューがあるって判っちまってな。俺は地方消防署に、まだ来てねぇR3はレスキュー学校の講師に、R4はナンシーの所で総司令になる為の勉強だ。」

「?『ナンシー』って?」

「ん?ああ、南部 奈津乃(なんぶ なつの)総司令だよ。」

「え?えー!総司令をあだ名で・・・さすがレスキューフォース!!」

「嫌、レスキューフォース関係無えし、本人がそう呼べって。さすがレスキューフォースって言うんならあの人も元レスキューフォースだぞ?」

「え?」

「初代R4、今は総司令として森羅万象全ての生命を護るレスキューユニバース、RU!―――だとさっ。」

『因みに僕は知ってたよ?』

「なんで教えてくれなかったんだよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

「う、うるせぇ・・・!」

 

まるでピクニックのような空気。パワースポットで死に掛けた経験がある不動にとって、後ろで騒ぐ二人(+一機)は、はっきり言って頭が痛くなる空気だった。

出来るなら班を変えたかったが・・・

 

 

 

 

―――此処を知ってる奴を中心に組んだほうがいい。

 

 

 

御厨が指示を出した後そう提案し、ある程度のメンバー構成を決めてしまった。

そう言った手前、カッコつかないので言えなかった。

 

 

 

 

―――ガサッ

 

「ん?」

 

目元を押さえた事で前を見てなかったが、此処では聞くことの無い音が足元から聞こえた。

 

「草・・?何で・・っ!」

 

「ちょっ、不動さん!?」

 

突如、走り出す不動を追いかけ、角を曲がると不動が立ち止まっており激突した。

 

「うおっ!・・ってて、すいませ―――何だこれ・・・・」

 

ぶつかっても倒れはせず、かといって何も言わない不動に気づき、視線の先を見ると、そこにはクラックが開いたことによって出てきた植物に埋め尽くされていた。

 

「―――――――――」

 

パワースポットの雰囲気とクラックによって出てきた植物、これらが合わさり、一瞬ここが地球ではなく、まるで”神話の世界”に迷い込んだようにさえ全員は錯覚した。

 

 

「・・・こちらR2。謎の植物を発見。加えて植物の先にチャックの様なものを発見。どうやらそこから生えている様です。」

 

R2が連絡を取っている間、タツヤと不動は植物に近づき調べていた。

 

「Qスケ、この植物の種類は?」

『それなんだけど変なんだ。どの植物にも該当しないんだ。』

 

Qスケは世界消防庁のデータベースにアクセスできる権限をもち、あらゆる事柄を調べる事が可能。分からない事など、無いはずだった。

 

「てことは新種、って事か。じゃあこれは?」

 

植物から果実をもぎ取り見せたがQスケのデータに反応は無かった。

 

『ん~反応なし、だね~』

「何やってんだお前ら?」

「いや響助先輩、ちょっと実が生っていたので。」

 

そう言いR2に手渡した。

 

「どれどれ、見たことねえな・・・・・にしても、美味そうだな。」

「あ、やっぱりそう思います?」

「いやいや待て待て。お前等まさか食うつもりか!?」

 

さすがに嫌な空気を感じ、調査に専念していた不動が止めに入り始めた。

 

「違う!食うんじゃない!これは立派な調査だ!!」

「待てR2!お前久々にレスキューフォースになってきっと興奮してんだ。ちょっとやめろ!!」

「Qスケにスキャンさせた所、毒と見受けられる成分はありません!」

「よしッ!!」

「お前も何煽ってんだ!!?」

『う~ん、けどこれなんかおかしいんだよね。僕もやめた方がいいと思うよ。』

「ほらコイツも言ってる事だし!なっ!?」

「不動さんも見ろ!このプルプルゼリーを!!こんな美味そうなのを、貴方は食わないと!?」

 

そう言い皮を剥いて剥き出しになった果実を不動の目の前に突き出した。

 

「そういう話じゃなくてだな!こんな・・・見るからに・・・きけん・・そうな・・・・・・・ごくっ。」

『不動ーーーーーっっっっ!!!』

「では、男響助、行きまーーす!!」

 

 

メットを外し口に入れようとした時、

 

 

『こちら4班、謎の敵と交戦中!』

 

 

通信から声が聞こえて、食べるのを中断した。

 

 

『5班!此方も敵と遭遇、交戦中です!』

『2班!3班!そちらの状況は!』

『こちら2班、異常は今の所ありません!』

「えっと・・こちら2班!異常なし・・・え・・?」

 

果実を袋にしまい連絡しようとした時、クラックから誰かが歩いて出てきた。

 

「誰か・・人・・?」

 

 

 

 

『オレンジ』『レモンエナジー』

 

 

 

「はっ?オレンジに・・・レモン?」

 

「!?・・まさか・・!」

 

 

途惑うタツヤだが不動には似たような光景を見たことがあった。

形状は違えどあの動作は金ピカの鎧騎士と同じ・・!

 

 

 

 

『ロックオン ソイヤッ!ミックス!』

 

「変身」

 

『ジンバーレモン!ハハァーッ!』

 

 

現れたのは鎧武・闇。右手に無双セイバーを持ち、走りだし、R2に切りかかっていった。

 

 

『何があった!?』

 

「うおっ!分かりませんが恐らく・・とおっ!金ピカの仲間です!!」

 

攻撃を避けながら連絡したR2は通信を切るとメットをかぶった。

 

「レスキューブレイカー!ブレイクアックス!」

 

多数の機能が付いているバトンぐらいの長さの「レスキューブレイカー」を出し応戦しだした。

 

「Qスケ!俺達も!」

『久しぶりの着装、気合入れていくよー!!』

「レスキューメガホーン!」

『着装!』

Qスケをメガホンの形にするとメガホンから音声が鳴り―――

「ファイアー1 着装!」

『ファイアーアップ!』

 

声と共にメガホンからQスケの声が流れ、青い透明な龍が出てきてタツヤの体を包み、”1”の数字が現れ胸郭に止まってオレンジ色のスーツに成っていき、龍が顔を覆うとメットになり青いバイザーが出てきた。その顔は消防士を彷彿とさせた。

 

 

「ファイアー1!着装完了!」

 

「おらっ!カッコよく決めるじゃねぇの。でやっ!」

「スタンバイ!トライバッシャー!ソードモード!ハアッ!」

 

ドンカエンとの戦いから休暇を貰い世界中を旅してまわっていたタツヤとQスケ。着装し、久しぶりの名乗りを上げると消火器型のツール、トライバッシャーを出し、ソードモードにしてR2を援護しだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4班―――――

 

「ハァ!とりゃ!」「うりゃぁ!」「フッ!ハッ!」

 

突然インベスが現れ、ユウマは銀色のF2(ファイアー2)、リツカは緑色のF3になり応戦し、白波も持参してきた棒で戦っていた。

 

 

「コイツら何なんだよ!」

「口動かす前に・・タァッ!まず倒してから考えなさいッ!」

レスキューブレイカーをブレイクアックスにするF2、トライバッシャーをソードモードにしてF3の二人は襲い来るインベスを捌いていた。

 

(コイツら・・魔力で作られたもんじゃない。)

 

棒で応戦する白波。しかし先程から頭に響いてくる声によって動きにキレがなかった。

 

 

(ここに来てから聞こえてくるこの声。間違いない。何か異常が起きている!そしてそれを知らせる為にザンリュウは夢でずっと俺を・・・!)

だからゲキリュウケンは剣二を、ゴウリュウガンは不動を呼んでいた・・!

 

「アアァぁああああっっっ!!!」

 

そこまで考えた時、F2が壁に向かって飛んでいた。

 

「大丈夫F2!今のは・・」

F2にF3が向かい、F2が飛んできた先、インベス達の向こうを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ったくよぉ。貴虎を仕留め損なったと思ったら直ぐに仕事とはなぁ。人使いの荒いもんだぜ。」

 

 

 

そこにいたのは、ソニックアローを構え、撃ち終わったシグルドだった。

 

 






サブタイトルですが、よくよく考えると実はそんなに進んでないのでは?と思ったからです。

ま、あまり本編とは関係ないので「変えたのかぁ」ぐらいの反応でお願いします。
もしかしたらまたやり方を変えるかもしれないので悪しからず。
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