仮面ライダー鎧武 巡りあう鍵   作:最上侑人

13 / 23
11話:復活の魔弾戦士!リュウガンオーとリュウジンオー!

「セイッ!」

 

 

R0、R4、御厨の1班はインベスと戦いながら、御厨の先導の元、確実に封印場所に近づいていった。

 

「はあぁっ!・・・・んむ、今ので最後か・・」

「まったく、たいしたものだよ。生涯現役でも貫くつもりかい?」

「ご冗談はそこまでで。先を進みましょう。」

そして歩き出そうとするR0に消防庁に残っている消防教習所の教官をやっていて、召集された、レスキューファイアーの隊長で石黒の同期、大河リク(たいが リク)から通信がきた。

『長官!嵌められましたっ。今街で――――』

 

 

 

 

 

 

 

「え!!炎の馬が!?」

『そうだ。街で暴れているらしい。』

R0からの通信をまだインベスに遭遇していない2班のR1が聞いていた。

「ここに来たと同時に怪物と炎の馬・・・我々の分断が目的か・・!R1!R2と共にここを抜け、炎の馬の対処にまわれ!」

『そーは言っても隊長!こっちも手一杯なんですけど!』

R5の言葉を戦いながら聞いていたR2がそう言った。

「大丈夫だ。さっき連絡がきた。今そっちに助っ人が向かっている。」

「『”助っ人”?』」

 

 

 

 

 

 

 

非戦闘員の瀬戸山を連れている5班もインベスに襲われ、F1、F2、F3と違い剣型の変身ツール『ジェットカリバー』で着装し、人数の不利をコンビネーションで補い、戦っていた。

 

「セェッ!っ、コイツら空も飛べるのか!ジェットバーナー!」

羽を出し飛ぶインベス。それに対し黒色のスーツのR4は柄を叩き、柄の先端のジェットバーナーを稼動させ同じく空を飛んだ。

「つかおい!瀬戸山だったか!植物観察してないで早く隠れろ!」

「・・こんな所に植物なんかおかしいと思った。この植物は地球じゃありえない成分で出来てる!」

「無視かよ!」

「F4はそいつらに集中を!僕が話を聞きますから!」

動きそうにない瀬戸山をライトブルーのスーツに包まれているR5が守り、話を聞き始めた。

「ハッ!あの申し訳ありませんけど手短に言ってもらえませんか!?」

「まだ仮説に過ぎないけどチャックはおそらく『扉』。そして植物は扉を渡ってこの世界にたどり着いた異世界の悪性の植物・・!」

「ああくそ!さっきから魔法やら異世界やら何だそのオカルトは!」

『こちら4班。怪物とは違うものと交戦中!金ピカの仲間と思われます!』

 

集中しろと言われながらもやはり気になったのか、更に文句を言うF4。そして全員の通信に入ってきたF3の声。

 

状況は、少しずつ悪くなっていってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずは1人・・・。」

 

 

「F2!大丈夫!?」

「ッ・・あいつ、足を・・くぅ!」

「悪いがパワースポットってのは貰っていくぜ?お前等はコイツらの相手でもしとけ。」

そう言い手を挙げると左右にクラックが開き、さらにインベスが出てきた。インベスを出し終わるとF3達に背を向け歩き出した。

「!!こちら4班。怪物とは違うものと交戦中!金ピカの仲間と思われます!加えて変な裂け目を出し、怪物が現れました!おそらく、アイツが怪物を仕切っています!」

「待て!」

「ちょっと!貴方も待ちなさい!」

インベスを掻い潜りシグルドを追いかける白波。その白波を追おうとするがインベスに阻まれてしまった。何より後ろには足を負傷したF2。

F3は、そこから動けなくなってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3班―――

 

「R2行ってください!此処は俺が何とかします!」

インベスがいない代わりに鎧武・闇を相手しているR2とF1。街のほうに行かせようとするF1だが・・

「馬鹿な死亡フラグ立てんな!つーか無理だろ!ただでさえヤバイってのに俺が抜けたら―――」

 

「退きなさいR2!ドリルインパクト!!」

 

「え?うお!」

「おおう!?」

「!!」

 

突如聞こえた後ろを向くと、螺旋回転されたものが突っ込んできてR2、F1が避け、鎧武・闇に当たり、壁に飛んでいった。鎧武・闇がいた場所に代わりに立っていたのは、R4と同じ姿をしており、スカート、赤色の装甲、胸にはR3の字があった。

 

「今の声にR3って・・お前レイか!?」

「ええ!R3、香月レイ(こうづき)!ただいま現着!」

『えっ!?レイさん!?来てくれたんですか!』

「石黒隊長に呼ばれてね。さぁ、男共、モタモタしてないでさっさと行きなさい!」

「『はっはい!』」

「なんかこの感じひっさしぶりだな~。」

『そうですねー。』

昔のことを思い出しながら、R1とR2は外に向かっていった。

「初めまして!俺レスキューファイアーでF1をやってる炎タツヤっていって・・・」

「自己紹介は後、行くわよー!」

ドリルクラッシャーを構え走り出すR3、その後をF1が続いた。

 

 

 

 

 

 

 

「R1!行ってこい!」

「はいっ!」

そんなやり取りを終えて外に向かっているR1。そこに進路を阻むようにインベス達が現れた。

「助けを待ってる人がいるんだ!お前達に構ってる場合じゃない!マックスコマンダー!」

左手に持ってるのはR1専用のコマンダー『マックスコマンダー』。右手にカードを持ち、

 

「マックス着装!ハアッ!」 

 

バシュウウウン『MAX UP』

 

コマンダーに読み込ませるとR1の体が変わり始めた。

オレンジだったスーツは白に、胸のアーマーは開くとエンジンらしき物が回り、閉じると透き通った青に、右腕には小型化された専用ツール『マックスディバイダー』があらわれ、黄色だったバイザーはオレンジ色になった。

 

 

 

「R1マックス!着装完了!  マックスディバイダー!ディバイダーモード!」

 

 

 

敬礼のポーズをとり、ディバイダーの名を呼ぶとマックスディバイダーは本来の大きさに展開され、ディスクカッター型のディバイダーモードになり三つのボタンの内、緑のボタンを押すと刃にエネルギーが集まり始めた。

「ソニックディバイダー!ハアッ!」

振り上げて放ったCDほどのエネルギー刃。それは目の前を埋め尽くすインベスを一撃の下確実に倒していった。

倒されることによって起こる爆発、その中から自動操縦になったコアストライカーが現れた。

『R1乗れ!』

「応っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと来たか。しゃぁ!行くぜ輝!」

「はい!」

「「レスキュー合体!」」

 

『MAX HYPER UP』

 

カードを同時に読み込み、合体が始まった。ストライカーが分かれ前車の部分が体に、手足を分かれたセイバーが担当し一つになり、背中にセイバーの放水銃がつけられ顔にあたる所にはR1M、右足にあたる所にR2がいた。

 

「「完成!レスキューマックス!」」

 

―――レスキューマックス―――第1期レスキューフォースで石黒の先輩である初代R1であると同時に第2期レスキューフォースと激闘を繰り広げた組織『ネオテーラ』の首領 ダーエンでもあった大渕が考案した災害救助ロボ。

 

合体を終えるとそのままパワースポットを離れ、街に向かっていった。炎の馬を倒すは勿論、助けを待ってる人を救うという自分達の使命の為に。

 

 

 

 

 

 

 

「ったく、変わんなすぎて懐かしい気がまったくしねぇ。」

そう呟く不動のいる場所はパワースポットの中心。鎧武・闇の相手を任せて一人誰よりも先にたどり着いていた。

 

ブブブブブ・・・・・

 

「・・・またお前か。」

見ずとも音で判る。後ろにはイナゴが集まりイナゴ怪人がいた。しかし不動は焦ってはいなかった。

理由は先程から頭に響く声。

「お前が呼んでんだろ?」

中心を見てそう言い、右手をかざし昔と変わらぬ動作でかつての相棒の名を叫んだ。

 

「来てやったぜ・・こい!ゴウリュウガン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・あれ・・?」

 

地下故に響く声。それに対する返しはこなかった。

 

「・・・ちょっと待て。もう一回。んんっ・・・こい!ゴウリュウガン!・・・・ゴウリュウガン・リターンズ!ゴウリュウガン・ニューステージ!!」

何度も呼び続ける不動を待ち続けるほど甘くはなくイナゴ怪人が襲い掛かった。

「くそっ!聞こえねえのか・・!ッ!」

避けながらも呼び続ける不動。そこに白波の通信で言葉を止めた。

『不動!魔弾龍を呼ぶのに必要なのは『思い』だ!』

 

 

 

シグルドに追いついた白波。追いつく事はできたがアーマードライダーに生身の人間が勝てる筈もなく劣勢だった。

 

「まったく。あのまま隠れてれば良いものを。そういうのを”無謀”っていうんだよ?」

「だろうな。不動!魔弾龍を呼ぶのに必要なのは思いだ!」

 

二人の頭に過ぎるのはリュウケンドー、ゴッドリュウケンドーになった時の剣二。いずれの時も剣二の思いにゲキリュウケンが共鳴していた。

 

『そうか・・・そうだったな!』

意味がわかったのだろう。通信越しでも不動の元気が伝わってきた。

そう、剣二にできたのなら出来ない理由はない。

「あ?なあに目なんか瞑ってんだ?神へのお祈りのつもりか?」

突如目をつむった白波、不動も同じなのだろう。イナゴ怪人を不思議がった。

時間は一瞬。二人の脳裏には数々の思い出が甦った。

 

 

―――ゴウリュウガン、お前には世話になった。共に決めポーズを考え、人々の為に怒り、身を挺して俺を守ってくれた。今みんなが求めてるのは唯の刑事(デカ)じゃない。ゴウリュウガンを持った刑事(デカ)だ!

 

―――ザンリュウ、礼を言う。俺に『友』という存在を教えてくれた事に。今その友が危機に瀕している。もう二度と・・大切な者を失いたくはない!その為には、お前が必要だ!

 

 

二人にほぼ同時に振り下ろされる攻撃。しかし二人に当たることはなかった。

「何!?」

シグルドの声。おそらくイナゴ怪人も同じ様に驚いただろう。目を開ける二人の前に”光”があった。

「これは・・」

どちらの呟きか、それに反応するかのように光がはじけ、シグルドを、イナゴ怪人をとばした。

光がはれ、そこに姿を現した。

 

『久しぶりだな。不動よ。』 『元気にしてたかぁ、鋼一?』

 

「ゴウリュウ・・ガン・・」 「ザンリュウ・・・」

 

 

そこにいたのは、昔と変わらない相棒。永遠(とわ)の別れを誓った場所での再会となった。

 

「何だありゃあ・・!まさかあれがアイツの言っていた・・!」

 

 

 

 

「ザンリュウ・・・なんだな。」

『何だあ?その歳でもう呆け始めたのか?』

昔と変わらない経口。それが妙に嬉しかった。

「フッ・・・・・行くぞ。」

『おう!』

 

「ザンリュウジン リュウジンキー」

 

カシャ「発動」

 

『チェンジ リュウジンオー』

 

 

「斬龍変身」

 

 

どこからともなく出した鍵を右手に持ったザンリュウジンに差し込むと左右に刃が伸び、上に突き上げると金銀混じった骨に似た感じの龍が現れ吼えると白波の下に降り、光が晴れると白波の姿はなく黒い戦士が立っていた。

ソニックアローと同じ大きさに変化したザンリュウジン・アックスモード、その出で立ちはヒーローとは言いがたかった。

 

 

 

 

魔弾闘士リュウジンオー

 

 

 

 

「リュウジンオー ライジン」

 

 

「カッコよく登場して悪いが、世の中には覆らねえものも在るんだよッ!!」

ガキン!

「それを覆すのが・・・ヒーローだ!!ハアッ!!!」

グン!

「うおっ!」

「行くぞザンリュウ!」

『久しぶりだからな!とばして行くぜ!』

振り下ろしてきたソニックアローを押し返し、立ち向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 







今でもおもちゃ屋でトミカグッズを見るとトミカヒーローシリーズを思い出します。

それにしてもレスキューフォースでのネオテーラの作戦はどれも恐ろしくもあり面白かったですねぇ。
ゆるゆる菌で地殻変動起こしたりR2の腸を緩くさせてあわれもない瞬間を全国放送しようとしたり・・・。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。