仮面ライダー鎧武 巡りあう鍵   作:最上侑人

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12話:襲撃の魔法使い 迷走のアーマードライダー

ビートライダーズが襲撃を受けてしばらく経った頃、あるライダーの世界でも戦いが起こっていた。

一際強い音。金色、肩に鳥の顔がありそこからマントが出てる仮面ライダーが建物の壁に叩きつけられた。

 

ーーー仮面ライダービースト

 

「痛って~!んの野郎!」

 

起き上がると握っている武器『ダイスサーベル』のルーレットを回し始めた。止まった出目により威力が変わる武器。止まった数字は…

 

「3!?くそ、晴人!気をつけろよ!」

 

『スリー!ファルコ!セイバーストライク!』

 

剣から現れた三つの鳥状のエネルギー。咆哮をあげる鳥が見据えたターゲットはアーマードライダートライブ。

 

「ふん!」

 

造作もなくエネルギーを破壊するトライブ。しかしトライブが戦っているのはビーストだけではない。

 

『コピー プリーズ』

 

「はっ!」

 

バンバンバン!

 

ーーー仮面ライダーウィザード

 

宝石のような顔、一つ一つの動作でたなびくマント、右手には銃と剣が一体化した武器『ウィザーソードガン』そして、ソーサラーと似たベルト『ウィザードライバー』をしていた。

 

コピーの指輪によって増えた弾丸がトライブに迫るが…

 

「嘘ぉ!?」

 

バク転、宙返り、鎧を着ているとは思えない動きで弾丸を避け、破壊していった。驚くビーストをよそに銃を構えウィザードに向け撃ち放つトライブ。

 

「ッ!」

 

即座に反応し撃つウィザード。そのまま撃ち合いになり、重なり、火花が散る弾丸の中、トライブは近づきながら剣に変え、弾丸を斬りながらーーー突いた。

 

「うおっ!」

 

左に避ける。しかし剣を引かずウィザードの横っ腹に柄で攻撃した。あまりの事に一瞬動きを止める。その隙をつき足払いで倒す。

 

「ぐっ!」

 

ーーースッ

 

立ち上がろうとするウィザードに接触していたもの。剣から変化したパイルバンカーだった。

 

「ーーー!」

 

ーーードンッッッ!!

 

「晴人ッ!」

 

パイルバンカーからの衝撃が体を駆け巡り変身が解け倒れるウィザード。そしてトライブも変身を解きドライバーを外すと別のベルトを装着した。

それは晴人のよく知っているもの、魔法使いのドライバーだった。

 

「!?お前…っ、何で…!」

 

「準備したんだよ。この時の為に」

 

右手に嵌める指輪。それには見覚えがあり、同時にこの男の目的にも気づいた。

 

「まさか…!」

 

 

『エンゲージ ジェネレイト』

 

指輪をベルトにかざし、流れた無機質な音声と共に晴人の目の前に魔法陣が現れた。

 

ーーーエンゲージリング

人間の精神世界に入る為の魔法の指輪。現れた魔法陣に青年が入っていき、魔法陣とともに消えていった。。

 

「晴人、大丈夫か!?」

「あいつ…コヨミを、賢者の石を…!」

 

そばに来たビーストに苦しみながら言う晴人。

 

「何!?ああ…瞬平!晴人を頼んだ!」

 

『エンゲージ ゴー!』

 

隠れていた大門凛子、奈良瞬平に任せ同じように晴人のアンダーワールドへと降りていったビースト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーと!ふう、着いたっと。にしても2度目か」

 

アンダーワールドにつき感傷に浸っているビースト。そこに…

 

「しっ!」

「うお!?」

 

先にアンダーワールドに到着していたトライブが襲いかかった。不意打ちの蹴りをかわしそれから対処しはじめ右足をつかむ。だが、掴まれた足を軸にして跳び上がり左蹴りを頭に当たった。

 

「痛ってえ!攻撃すんならそう言えよ!」

 

ふらつきながら下がるビーストを無視し戦極ドライバーを装着し指輪を投げ捨てるトライブ。

 

「ポイ捨てすんなってばあちゃんに習わなかったのか?」

「生憎祖母はいなかったんでね」

 

『アムブロシア ソイヤッ アムブロシアアームズ創造 新•世界』

 

 

アーマーが展開されるトライブ、ダイスサーベルを構えるビースト。

お互い武器を構え動きが止まり…

 

「だあッ!」

「おらっ!」

 

 

岩に当たる波の音と共にぶつかり合った。

 

 

 

 

 

ーーー現実世界

 

「仁藤さんならきっと大丈夫ですよ!ね!凛子さん!」

 

苦しむ晴人を抱える凛子と瞬平。パニックになりながらもちゃんと対処するあたり魔法使いではなくても己の役割をこなしていた。

 

「でも彼は一体…」

「瞬平!」

「はい!?」

 

元気付けようとする瞬平の肩をつかみ、振り絞る様に晴人は言った。

 

「頼みがある…!」

 

 

 

ーーーアンダーワールド

 

戦いは一方的だった。

岩に打ち付けられるビースト。

元々二人がかりでも押されており、仁藤自身無意識にアンダーワールドを傷つけないように慎重になっていた。

 

『イチゴ』『ロック•オン』

 

逆にトライブはそんなのお構いなしとでもいうように攻撃し、更にビーストが持っていた果実を使い、変化したソニックアローに嵌めた。

 

『イチゴチャージ』

 

「!くそ!」

 

『カメレオ!ゴーッ!カカッ、カッカカッ、カメレオー!』

 

弓を引き大量に放たれる矢を緑色のマント『カメレオマント』の頭部の口から出る舌状の鞭で弾く。しかし撃つのをやめてソニックアローの刃に手を添え、その場で横に振るとクナイ状のエネルギーがビーストの周辺に飛び、先程弾いたものと一緒に爆発した。

 

「……死ぬぞ?」

 

倒れるビーストに気遣っての言葉。慎重になってることはトライブに気づかれており、何より自分でもわかっていた。そしてビーストの出した決断は…

 

「ああ!晴人!恨むなよ!」

 

『キマイライズ! ゴー!』

 

指輪をつかい仁藤の中に住み着いているファントム「キマイラ」を召喚することだった。

 

「が…!くうううぅっ!」

 

近距離にいた為対処できず、噛みつかれ空に飛んでいったトライブ。どんなに攻撃しても離しはしないキマイラ。

 

「ッ!墜ちろォッ!」

 

『アムブロシア スカッシュ』

 

苦しみながらもベルトに手を掛け、エネルギーを溜めた剣を口の中に突きたて切り裂いた。

 

「キマイラ!」

 

堪らずトライブを離し、彼方に落ちていったキマイラに叫ぶビースト。そして着地したトライブは再びベルトに手を掛けた。

 

『アムブロシア オーレ』

 

「ズアッ!」

「!?うおおおおおぉっ!?」

 

剣にエネルギーを纏い放った攻撃。それはビートライダーズに放ったのと同じものであり、キマイラと一緒に消えていったビースト。

 

「相棒と共に時空の果てでも彷徨ってろ。…さて」

 

変身を解き向かった先は晴人達がよく知ってる場所だった。……面影堂。晴人が居候していた場所であり、賢者の石となった兄妹とも言える存在ーーコヨミが眠っている場所だった。

 

「ここに賢者の石が…」

 

ドアノブに手をかけようとしたその時…

 

 

 

グガアアアアアッ!

 

 

「!くっ…!?」

 

 

晴人のファントム「ウィザードラゴン」が現れ火を吐いた。手をかけるのをやめ、振り返ると……

 

「お前…どうやって…」

 

 

「ちちんぷいぷいってなーーーコヨミには手を出させない」

 

『ドライバーオン プリーズ』

 

「私が用があるのは賢者の石だ。『コヨミ』などという存在など知らん」

 

『アムブロシア』

 

ベルトを出し、ロックシード、指輪を出す両者。

 

「俺にとっては賢者の石もコヨミも一緒なんだ。それに悪用するつもりだろ?そんな事はさせない。コヨミを守る。俺自身の希望の為に!変身!」

 

 

 

シャバドゥビタッチヘンシーン『イーンフィニティー!プリーズ! ヒー!スイ!フー!ドー!ボー!ザバ!ビュー!ドゴーン!』

 

 

その姿は淡い水色のような白銀の魔法使い。

頭部にはダイアモンドのような王冠を思わせる形状になっており、晴人とウィザードラゴンの魔力が結晶化されたアダマントストーンが鎧となって身に纏っていた。

 

その指輪は希望の証。与えられ続けた魔法の中で手にした唯一絶対の『自分だけの魔法』だった。

 

 

仮面ライダーウィザード インフィニティースタイル

 

「さあ、ショータイムだ…!」

 

 

 

「…変身!」

 

『ソイヤッ! アムブロシアアームズ 創造 新•世界』

 

 

 

 

 

 

 

ダッ!

 

「はあ!」「ふん!」

 

専用武器「アックスカリバー」を出し激突する両者。つばぜり合いをしながら走り、離れると誰もいない町を走り始めた。

 

ジャキン!ジャキン!ガッ!ーーヒュン

ガスッ!キキキキキン…ジャキン!

 

「ダッ!…ハアッ!」

「ッ!…ギ…!ゼアァッ!」

 

あらゆる攻撃を弾く魔力の鎧を纏っているおかげで攻めに全力を出しているウィザード。避けながら隙を見つけては形を変える武器であらゆる攻撃方法を試みるドライブ。

パイルバンカー。キマイラの牙。お互いにダメージを蓄積しながらも引く気配は見せず攻めまくる。

 

ダンッ!

 

「だったら!」

 

『バインド プリーズ』

 

襲いかかる鎖を銃に変えて撃ち、破壊するトライブ。

 

『バインド プリーズ』

 

「また…!」

「いーや、ちょっと趣向を変えさせてもらう」

 

放った鎖はトライブではなく建物、木、と周辺に張り巡らされた。

 

『コネクト プリーズ』

 

別の空間を繋げるコネクトリングを使い消えるウィザード。

 

「……どこに…」

「はあっ!」

 

トライブの背後に表れた魔法陣から現れるウィザード。即座に反応し弾くトライブ。そのまま反撃しようとするが…

 

「ふっ!」

 

ジャンプし鎖に足をかけ、別の鎖に移り避けるウィザード。即座に追撃を開始する。

 

「何!?ぐっ!ふん!」

「はっ!…やっ!」

 

コネクト、バインドを使ってぶら下がり、鎖の上を走り、動きながら攻撃するウィザード。ガードしながらもダメージを受け翻弄されているトライブ。

 

『アムブロシア スカッシュ』

 

「ッ、ダアアッ!」

 

剣を地面に突きたてたことによる衝撃波で鎖を破壊するも、その攻撃はウィザード自体には通用せずベルトに手をかけた。

 

『インフィニティー!』

 

「ハッ!」

 

シャキン!シャキン!

 

自分の空間を歪めることでの高速移動を使いすれ違いざまに切るウィザード。

 

「ダアアアッ!」

 

ジャキン!

 

最後に反転しアックスモードに変えて切り払った。

 

「…っ!」

 

何もできず倒れるトライブに更に切りかかろうとするウィザード。しかし…

 

「何!?」

 

その場から動くことができなかった。見ると先程突き立てたトライブの剣がなく、代わりにトライブを中心に液状のものが波紋となって広がっており、そこに自分の足があたっており、波紋に当たると同時に動けなくなってた。

 

『アムブロシアスカッシュ』

 

「そこォ!」

 

止まったのは一瞬。しかしそれをトライブは見逃さなかった。右手の盾を剣に変え上に投げ、左回し蹴りで柄を蹴り、ウィザードに放った。あらゆる攻撃を受けつけないアダマントストーンの鎧をもってしても、全身の力をこめた蹴り、切っ先に溜められたエネルギーの攻撃には耐えられず、その身に突き刺さった。

アックスカリバーを落とし、膝から倒れるウィザード。それを見てきびつをかえすトライブ。

 

「…まて…ッ!」

 

面影堂に歩き始めているトライブに手を伸ばし立ちあがろうとするウィザード。しかしその手が届くことはなく、また倒れてしまった。

 

 

 

「ーーーあれが賢者の石…」

 

面影堂の扉を開き、見えた光景は、晴人の記憶として固まっている凛子、瞬平、仁藤、指輪を作っている彫金師『輪島繁』ーーーそして奥には『ホープリング』に変化した賢者の石を嵌めているコヨミがいた。

その中を歩き、コヨミの目の前に立ちそして……

 

ガシッ

 

 

 

「…またか。何故この指輪を使わない。勝てるかもしれない切り札を。」

 

ギリギリギリ…

 

「約束したんだ…!コヨミを安心して眠らせるその為に!絶対に使わない!!」

 

ギリギリギリ…

 

「…好きなのか…この女が…」

 

「違う…コヨミは…」

 

その中で思い起こされるのはコヨミとの思い出。白い魔法使いに託された時、魔力を失った時でも自分と一緒にいてくれた時、町を歩き共に笑った時、そしてーーー自分の中で消えた時。

 

「コヨミは俺の希望だッ!!」

 

その言葉と同時にトライブの体をつかみ外に走り出す。

外に出ると離れ指輪を取り出した。

 

「フィナーレだ!」

 

『チョーイイネ!フィニッシュストライク!サイコー!!』

 

「ッ…貴様がなあッ!!」

 

『アムブロシア スパーキング』

 

『フィニッシュストライクウィザードリング』を使い、ドラゴテイル•ドラゴウィング•ドラゴヘルクローが現れ空に飛ぶウィザード。

 

「ダァアアアァァアアァ!!!」

「ゼェエェァアアアア!!!」

 

右脚にウィザードラゴンの顔『ドラゴスカル』を具現化し回り始めるウィザード。武器が消え、エネルギーが脚に満ち始め、ジャンプするトライブ。

 

お互いの存在全てを消し去らんとする程の衝撃が音も無い世界に轟いた。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ・・」

「何だよ・・」

「俺達生きてるよな・・」

「ああ・・」

「つーかさ、ここどこだよっ!!」

 

トライブの攻撃によって別世界に飛んだザック、城ノ内は現在ある公園のベンチに座っていた。

 

「ミッドチルダってとこらしいぜ。」

「は!?ミッドチルダ!?聞いたことねえよどこだよ!?」

「うるせーよ!もうちょい静かに静かにしろよ!」

「いきなり変な奴に襲われたと思ったらこんな所にいてヘルヘイム知らないっておかしいだろ!?」

「それだ。戒斗達が話してたろ。多分ここは異世界だ。」

 

その証拠にザック達がいるところは地球ではない。管理外世界と呼ばれる位置に地球はありここでは魔法があった。

 

「魔法ね。そんなオカルトが存在するとはね?」

「ロックシードやインベスも十分オカルトだろ。で、どうする?帰る手段も探さないといけねーし」

「いや、帰れるかもしんないよ」

 

城ノ内が取り出したもの。それはローズアタッカーの錠前だった。

 

「これって森に行く機能があるだろ?上手くいけば森を通って帰れると思うけど・・・まあ、2人乗れるかどうか・・」

「とりあえずやってみればいいじゃねえか」

 

そう言われ解錠し投げる。しかし・・・何も起こらず地面に落ちた。

 

「あれ?」

「なんだよ。ちゃんと解錠しろよ?」

「あ、ああ。ほいっ」

 

笑うザックに促され拾う城ノ内。解錠し投げるが・・・・・そのまま地面に落ちた。

 

「「・・・・・・・」」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「・・・・・ごめん」

「謝るな・・・・・」

 

おそらくあの時トライブの攻撃で故障したのだろう。錠前をしまいあてもなく歩く2人。そして心の中で期待していたのだろう。2人の精神ダメージも大きかった。

 

 

「ん?おいあれ」

 

ふと回りを見たザックが見た方向。そこには人が集まっており建物から煙がでていた。

 

「あれって・・火事!?」

「みたいだな行くぞ!」

「ちょ、おい!どうするつもりだよ!?」

「ほっとく訳にもいかねえだろ変身!」

「ああもう!…ん?何だあれ…?」

 

変身し人だかりを飛び越え建物に突撃していったナックル。自らも行こうと考え、ドライバーを出した城之内が見たもの。空に道が出現し、速いスピードで"何か"が建物の中に入っていった。

 

「今の…人だよな?」

 

 

 

 

 

火に包まれた中、二つの音が響いた。一つは"何か"が入ってきた音。もう一つは破裂音ーーーナックルからだった。

 

「はぁ…はぁ、今の…まさかこの火災は…」

 

表情が隠れていても分かる狼狽えぶり。しかしそれを掻き消すように火が強くなった。

 

「ってそんな場合じゃねえ!早く人をーー」

 

「はあああああああっ!!」

 

瞬間、大きな声と壁を壊す音がナックルの隣で起きた。

 

「うおっ!?」

「誰かいませんか!救助にきま…し……た……?」

 

まず目についたのは右手の装備。ガントレットらしきものがあった。そして青髮とハチマキ。背中には逃げ遅れたであろう人がいた。

 

「•••••••」

「•••••••」

 

お互いに沈黙が走る。再び動き出したのは崩れゆく建物に気づいた時だった。

 

 

 

 

 

 

外では結局変身しなかった城之内は野次馬に紛れていた。

 

「ああもう、ザックの奴〜!早く出てこいよ〜!」

 

ドンッ!!

 

 

「ふん!」「はあっ!」

 

建物から崩れる音が響き、人を抱えたナックル、青髮の者が降りて着地した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーー地球から来た、ですか……」

 

鎮火された後、2人は青髮の女性ーースバル•ナカジマに事情を説明した。アーマードライダーやインベスの事。しかしヘルヘイムによる侵食のことは伏せて。

 

「ん〜でも私の知り合いに地球出身の人がいるんですけどそんな話聞いたことは…」

「だったらもう確定でいいんじゃない?」

 

促す城之内。それはここが自分たちの知ってるところではなく『異世界』だという事だった。

 

「じゃあこれからどうする?」

「あ、だったら知り合いがいるので紹介しましょうか?」

「あ〜、いや悪りいんだけどアーマードライダーやインベスの事はあまり知られたくねえんだけど…」

「大丈夫です!私もティアも口は固いほうなんで!」

 

ティアというのはその知り合いの事だろうか。そう思ってると上司に説明してくると離れていったスバル。それから硬い表情をしているザックに軽い肘打ちをして城之内が聞いてきた。

 

「なあ、アーマードライダーはともかくインベスの事まで言ってよかった訳?」

「しょうがねえだろ。急いで戻らねえといけねえんだから。変な誤解を招くわけにもいかねえし。…それにだ」

「ん?」

「遅かれ早かれインベスの事は話さなきゃいけなかったかも知れねえしな」

「は?どういうわけ?」

 

難しい顔で聞く城之内。しかしそれ以上に厳しい顔をしたままザックは答えなかった。

 

 

 

 

 

「着きました!ここが時空管理局です!」

 

上司に許可をもらったといって案内をすると言ったスバルとお互いのことを話しながら一つの建物に着いた。

 

「ほ〜。ここが」

「でっけえな……」

「と言っても本部ほどじゃないんですけどね。待っててください!すぐ戻りますからーっ!」

「おおっ。……さて、ザック。そろそろ教えてくれてもいいんじゃない?その難しい顔の訳?」

「……わかった。実はさっきの火事なんだが…………」

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしましたー!」

 

しばらくした後、スバルと同い年ぐらいのオレンジ髪の女性を引っ張って戻ってきた。その顔を若干ウザそうにしながら。

 

「別にそんなに待ってねえよ。で?そっちの奴が…」

「はい!私の友達の……」

「いい。自分で言うから。あと手を離しなさい!」

「あ!ごめん…」

「ったく、んん!…初めまして。時空管理局捜査官のティアナ•ランスターです。スバルから聞いた通りならお二人は次元漂流者として保護することになりますが?」

「おう。しばらく世話になる」

 

不安になりながらも状況は少しは良くなったと感じながらザックはティアナの対応に応じた。

 




ソーサラーに続き登場したウィザード勢と燃えと萌えを融合させたリリカルなあの作品の世界に来たビートライダーズ。
といってもリリカルの出番は少しだけなんですけどね。
因みに選んだ理由はなんとなくと私の判断基準でさほど問題ないだろうという独断と偏見です。



そして外伝と共にどんどん広がる鎧武の世界。

ペコに姉がいたという衝撃の事実。

ライダー初の出来事ではないかという自爆テロというキーワード。


どうせならこの際ザックとペコの本名を出してもいいんじゃね?と思いながら最上侑人はその日を待ち続けます。


後、トライブの魔法使いドライバーの音声は趣味なのでスルーしてOKです。
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