アイドルグループのセンターとは花形だ!
そして、私には……この『B小町』のセンターにならなければいけない理由があるのだ!
何故なら私……星野ルビーには夢がある!
前世でさりなとして生きていた時にお世話になったゴロー先生と再会するためだ!
生前はゴロー先生にアイの布教をしていたから、見つけてもらうためにカミキさんに協力してもらって、アイと共にアイドル活動を行ってドーム公演もしたけど……ゴロー先生は来てくれなかった。
それがとっても悲しかったけれど……もしかしたら、ゴロー先生は『B小町』で覚えていた可能性がある。
そうならば、伝説の『B小町』を復活させて私が不動のセンターになるの!
そうすれば今度こそ見つけてくれるよね……ゴロー先生?
だから、その為にも私は……わたしは……
「……57点」
「MEMさんその点数で良く、勝負を挑んできましたね!」
「いや、ルビーも私より点数高いとは言え、73点って微妙じゃない?」
「……私60点」
「まぁーあかねちゃんはカラオケ行った事無いんでしょ? じゃあしょうがないよ~」
「そうは言っても……ゆらさん88点じゃないですか! 何かコツでもあるんですか?」
「コツ? うーん、私はそもそも学生の時からこう行ったところで良く遊んでたからそこそこ上手いけど……あんまり意識はしてなかったけど練習あるのみじゃないかな?」
「まあーみんなが言った事だし、点数が一番高かった私が今回センターやるけど……本当に私がやって良いの?」
この先輩本当に底が知れない
やる前は『賑やかし程度に思ってくれていいから~』とか『自分が歌下手なの位分かってるし!』って言っていたくせに蓋を開けてみたらこれだもん。
私カラオケの点数で100点を叩き出した人なんて初めて見たよ。
ごめんねゴロー先生……私センターに為れなかったよ
その日の夜私は枕を濡らして寝てしまった。
<次の日>
事務所に行くと早速社長室に呼び出された。
社長室に行くとそこにはお兄ちゃんとミヤコさんと壱護さんの3人が居た。
「あなた達JIFに出るんだってね」
「お耳の早い事で……」
「アクアから聞いたのよ。……全く営業も出来るし、役者やモデル以外にも仕事がこなせるなんて、本当に父親そっくりね」
ミヤコさんはそういうとため息を吐いた。
美人のそういう姿は本当に絵になるなぁ~
「今回はアクアが持ってきた仕事になる訳だし、アクアお前最後まで面倒見てみろよ? ま、何か困った事があれば俺らに相談してくれて良いからな」
「分かった。じゃあとりあえずやることは『体力』をつけることだな」
「「「「「え!?」」」」」
私達の驚きの声とは別にお兄ちゃんは無表情で淡々と告げた。
「じゃあ、早速坂道ダッシュから行くぞ! みんな動きやすい服装に着替えたら外に来てくれ」
この日から私のお兄ちゃんは鬼ぃちゃんになった。
「坂道ダッシュ後10本!」
「「「「「ひぃー!!!」」」」」
全員が全員走り終わった頃には酸欠で死にかけてるだけでなく、ふくらはぎもパンパンになっていた。……なのに、同じ距離を走っているのに、鬼は汗自体は流れているものの息切れは全くしておらず……寧ろ生き生きしていた。
「そして、疲れ切った後にセットリストを通しで3回! へとへとでもパフォーマンス落とさない体力がまず大事だ! 後笑顔も忘れずに!」
「「「「「ハイ!!!!!」」」」」
ダンスのレッスンに関しても素人のハズなのに何故かやたらと的確に指導が出来ているのが普通に気になるが……まぁ、鬼ぃちゃん頭良いからそんなこともあるだろう……
そんな訳で、本番前日まで事務所に泊まり込みの合宿を行いつつ、レッスンに励んでいた訳なんだけど……
いざJIFの会場に向かったらそこには……
「ねぇなんでアイ達がここにいる訳?」
「「「「「「「ヒカル(さん)(君)(代表)に出場するように言われたから?」」」」」」」
「ど、どうゆうことミヤえも~ん」
「ああ、そういえば言って無かったわね。アイ達は今回『初代B小町』として一夜限りの復活ライブをやるのよ。ちなみにルビー達は『2代目B小町』ね」
「嘘だぁぁーだって私達のチャンネル名『B小町』になってたよ!」
思わず涙目でミヤコさんに詰め寄ったけど……
「ああ、あれは……もう、『2代目B小町』に修正したわよ?」
何という事でしょう……サイレント修正されていたなんて……
「それにしても『2代目B小町』って言い方タイガーマスク見たいでカッコいよね?」
タイガーマスクって何よ!?
私は首を傾げた……
「……ルビーちゃん、恐らくだけどアイさんは襲名性なのが気に入ったんだと思うよ?」
「ゆらさん……襲名性なのとタイガーマスクに何の関係がありますか?」
「タイガーマスクは襲名性で今4代目なんだよ」
ゆらさんプロレス好きなのかな?