カミキヒカルになりました。(本編完結)   作:だめねこ

141 / 220
ルビー、有馬、MEMちょのサイリウムは原作と同じで、あかねは黒って言いたいけど……サイリウム黒って罰ゲーム過ぎるので紫です。
ちなみにゆらは緑です。


第34話

 ステージに立って配置に着くと意外にも多くの人が私達のステージを見に来てくれていた。

「なぁー『2代目B小町』ってあの『B小町』の後継かな?」

「あん? まぁーそうなんじゃねーの? 知らんけど……」

「MEMちょだー頑張れー」

「『今ガチ』に出ていた黒川あかねもいるじゃん!」

「あのセンターの赤髪の子って誰だ?」

「さぁ?」

「あ、金髪ロングの子って確か子供の時にドーム達成したルビーって子だ!」

「お前詳しいんだな……」

 

 色々な人達が色々な事を言っている。

 先輩は元天才子役だけど、役者だしドラマの『今日あま』自体が視聴率が低かったのもあるので、そこまで視聴率が高い訳でも無いし……ゆらさんに至ってはアニメ実写のおかげで名前は売れてるけど、素顔が出ている訳では無いから無名と何ら変わらないのが現実だった。

 

 だけど、ステージに立ったらこっちのもの!

 みーんな纏めてファンにしてやるんだから!

 

「「「「「We! Are! STAR☆T☆RAIN」」」」」」

「「「「「Check! Now! Come on! Come on! Come on! Come on!」」」」」

「「「「「We! Are! STAR☆T☆RAIN」」」」」

 

 最初の10秒で見に来てくれた人たちの目の色が変わった。

 さっきまでの声も全てが消し飛んで私達に目が釘付けの様だ。

 ただ、サイリウムはMEMさんの黄色とあかねさんの紫と私の赤が最も多く、反対に先輩とゆらさんは全くなかった。

 まーこればっかりは仕方無いけれど……

 それとは別にして2代目B小町の代表曲にして新曲『STAR☆T☆RAIN』は見てくれてる人たちの心をばっちりと捕まえる事が出来た!

 あかねさんがマジもんのアイになってる所為か、現状センターである先輩が喰われかねないと思いチラッと見た所、何でか分かんないけど練習の時には無かった力強さが出ていた。

 さ、流石ライバル同士バチバチしてらっしゃる……

 MEMさんは逆に安定しており、バランスが良い!

 そして、ダークホースのゆらさんなんだけど……この人どんどん研ぎ澄まされていってる。

 いや、練習の時も一人だけ未経験だったってのもあるけど、成長スピードがとにかく速い! それに年長って事もあるからか、色々な経験をしているので、魅せる能力がとにかく高い

 わ、私だって過去にドームに立った女である以上負けないんだからね!!

 

「「「「「そうこれはSTAR☆T☆RAIN 乗っていこうよ!きっとずっと 止まらないから」」」」」

 

 歌唱力は先輩には負けたけれど、ダンスは絶対に負けないんだから!

 センターは取られたけれど、私にだってプライドがあるんだからね!

 

「「「「「We! Are! STAR☆T☆RAIN」」」」」」

「「「「「Check! Now! Come on! Come on! Come on! Come on!」」」」」

「「「「「We! Are! STAR☆T☆RAIN」」」」」

 

 ふぅー一曲目が終わった段階で白と緑のサイリウムがちらほらと増え始めた。

 

「ルビーちゃーんよかったよー」

「あかねアイ! あかねアイ!」

「うぉぉぉかなちゃーん」

「MEMちょ可愛いぞー」

「もしやあのゆらって人アルク役の子か? だったら俺は推すね!」

 

 一曲目を聞いてくれた人たちの印象が手のひら返しされて変わった。

 現金なものだけど……まぁ良いとしよう。

 

「ありがとうーございましたー今歌った曲は『STAR☆T☆RAIN』でーす。じゃあ次はみんなお待ちかねのあの大ヒットソング『サインはB』!」

 

「「「「「あなたのアイドルサインはB!!!」」」」」

 

 

 歌ってる途中で、お兄ちゃんがすました顔で全力のオタ芸をしていた。

 あまりの出来事で私は一瞬歌詞が飛んでしまった……

 だけど、お兄ちゃんのおかげであかねさんと先輩のパフォーマンスが体感1.5倍位上がった気がした。

 

 

~~~~~~~~

 

 

~~~

 

 

 

「いやぁ~『2代目B小町』もやるもんだね~」

「ああ、でもこの後『初代B小町』の番だろ?」

「あ、そうだった……まぁ俺は『アイ永久推し』だけどな」

「それ言ったら、あかねちゃんのアイも良い線行ってたよな!」

「確かに……まぁでも、それなら俺は『カミキアイ』を推すけどな……」

「『カミキアイ』ってあの東大の人だろ? もう8、9年位前じゃないか!」

「そうは言っても……あんなにそっくりな人いないし、アレで男なんだよな……」

「『カミキアイ』って今でも根強いファンが居るからな……」

「ああ、高校での文化祭ライブで有名になったんだよな」

「メイド服着てアイと一緒にライブした奴だろ?」

「そうそう、しかも声はそのまま地声でイケボなんだよな……アレは脳を破壊されたよ」

「ああ、お前もその口か……」

「だってなぁ~当時の動画なんてまだ再生回数上がってるんだぜ」

「罪な人だよなぁ『カミキアイ』は……」

 

 

 

 私達の出番が終わったから、裏でゆっくりしていたらスタッフさんが私達の話をしていたけれど、最終的には何故かカミキさんに持っていかれたのが納得いかない!

 

「ねぇルビー『カミキアイ』って誰よ?」

「カミキプロダクション代表取締役のカミキヒカルさんですが何か?」

「んな馬鹿な話ある訳ないじゃない!」

「いや、本当なんだって!」

「ルビーさん……いくらミキさんが女装が仕事とは言ってもアイさんには化けられないですよ。何せ身長は同じ位ですけど、骨格はどうにもなりませんからね」

 

 なんで誰も信じてくれないかぁ~

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。