カミキヒカルになりました。(本編完結)   作:だめねこ

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第62話

 焼肉の時に実感していたけど……若い身体って凄いな!

 ゴロー時代も結構遊んでいたけど、そんなに連戦なんか出来なかったし、そもそも複数とは初めてではあるが……カミキさんの血の成せる業なのか、一度スイッチが入ると性欲がずっと滾ってしまっていた。

 今までも勿論性欲自体は勿論あったが、そこまで強いものでも無かったし……処理しないといけないレベルではなかった。

 

「すぅーすぅー」

「すやすや」

 

 俺の両隣で裸で寝ているかなとあかねは幸せそうに寝ていた。

 果たして今の俺は……アイやルビーを見てもこれまで同様家族として見る事は出来るのだろうか?

 アイは……親だし、そもそも推しである以上そういう対象では無いから大丈夫だと思いたいが、不味いのはルビーの方だ。

 何せ双子とはいえ、転生者である以上今後は性的に見てしまう可能性があるかもしれない……

 流石にそれは駄目だ!

 駄目なんだが……もしルビーをそういった目で見てしまったら、俺は家を出るべきだろう

 

 とりあえず、まだ明けるまで時間はあるし、俺も今日は寝るとしよう

 

 

 

 

 

 

「無断外泊とは良い御身分ですね! 可愛い彼女達と一夜を過ごすのはさぞ楽しい事でしょうね!」

 

 玄関を開けたらルビーとアイがおり、ルビーは正に女の敵を見るような目で俺を見ていたが、アイは何処か俺の成長を見ているようで嬉しそうな寂しそうな表情をしていた。

 

「まぁまぁルビーも落ち着いて、私としてはアクアにもそう言った一面があってよかったと思っているんだよ? ヒカル君同様アクアもかっこいいからさ、世の中の女の子がほっとく訳無いから、そう考えればあかねちゃんやかなちゃんだったら任せられるし……そもそもアクアはヒカル君の子だから相手が一人だと身が持たないからね!」

「ママ寛容すぎじゃない!? 一歩間違えれば家庭崩壊の危機になるんだよ!?」

「それこそ今更だよ。ヒカル君の本妻は私だけど……愛人は二桁だし、そもそもそう言った知り合いはもっといるんだからね。ま、そもそもこういった事に関しては私もヒカル君もアクアに注意出来ると思う?」

「……うっ! そうだね。うちはちょっと特殊過ぎるもんね」

 

 とりあえず俺はセーフだったが……

 

「あとアクアに一つ注意するとしたら……いくらアフターピルを飲んたからと言っても世の中にはそれを吐き出して、ゴムの中の精子を使って妊娠しちゃう怖い女の子もいるから気を付けるんだよ♪」

 

 古今東西探してもそんな事をするのはアイだけだと声に出して言いたかったが、流石に事情を知らないルビーの前で言う訳にも行かず……

 

「……気を付けるよ」

 

 そういうのが精いっぱいだった。

 

「いや、ママ? そんな頭のおかしいヤバい女の子がいる訳ないじゃん!?」

 

 ルビーはアイの方を向いて言い放つが、まさかそれを実際にアイがカミキさんにやったとは夢にも思わないだろうな

 

「……そ、そうだね。そんな頭のおかしいヤバい女の子は流石にいないよね」

 

 娘の心無い一撃にダメージを負うアイだった。

 

「……ところで、アクアお腹空いて無い? 今から朝ごはん作るけど食べる?」

「あー、じゃあ悪いけどお願いする」

「まかせてよ! じゃあいつまでもここに居てもしょうがないから中で待っててね」

「あ、ああ」

 

 これ以上ここで話していたら、更なる致命的な一撃を食らいそうだったので多少不自然ではあるものの、流れを変える事にした。

 

「ママ私カルボナーラ食べたい!」

「良いよ~」

 

 ルビーがあんぽんたんで助かった。

 

 

 

 アイはキッチンにてテキパキとカルボナーラを作り始めた。

 俺は特にやる事もなかったので、ソファーに座りながらテレビを付けた。

 まだ、朝だからニュース番組しかやっておらず、特に面白そうなものは無かった。

 

「うーんこの時間じゃあまだ面白いのはやってないね」

 

 ルビーはそういうとポチポチとリモコンを操作していたが、飽きたのかリモコンを置いた。

 料理を作って居るアイやソファーでくつろいでるルビーをチラッと見たが、特に性的に見える事は無く、内心ほっとした。

 

「アクア……どうしたの? 私の顔に何か付いてる?」

「あ、いや……ぼ~っとしてただけだ」

「ふ~ん」

 

 まーあんなにあかねとかなを相手にやりまくった訳だから唯の賢者タイムなのかもしれないが……とりあえずは問題無いだろう

 

「アクア、ルビーお待たせ~カルボナーラ出来たから食べよ」

 

 アイはそういうと三人分のお皿をテーブルに置いた。

 俺もルビーもテレビを点けっぱなしで、テーブルに座り両手を合わせた。

 

「「頂きます」」

「はい、召し上がれ♪」

 

 推しに作って貰えたカルボナーラのなんと上手い事か……今この瞬間最も幸運な男であるのは間違いなく俺だな!

 

『次のニュースに移ります。ただいまラスベガスのカジノで日本円にして約35億円のジャックポットを当てられた奇跡の人……』

 

 テレビから流れたそれに俺・ルビー・アイは当然驚いてしまった。

 

「も、もしかして、ヒカル君かな!?」

「いやいや、流石に違うでしょ!?」

「……だが、カミキさんは異常にギャンブルが強いからあり得るぞ!」

 

 生唾を飲み込みながらも、ニュースの続きが気になり過ぎてしまい、ご飯よりもニュースに目が行ってしまう。

 

『アメリカ人のテイラー氏がスロット『メガバックス』に置いてプログレッシブジャックポットを見事引き当てました』

 

「……だよなぁ~」

「そ、そうだよね。そんな事中々無いもんね」

「……でも、ヒカル君ならやりかねないよね?」

 

 どうやら、俺以外にも幸運な人は居たようだった。

 

 

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