カミキヒカルになりました。(本編完結)   作:だめねこ

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第89話

 アイ・ゆら・みなみ・フリル・MEMの5人も朝には帰っていった。

 

 俺も今日は役者やモデルの仕事は無いが事務作業はあるのだが、とりあえずひと眠りしてから作業をするとしよう。

 

 今の時間が6時ぐらいだから……15時にスマホのアラームをセットしてベットに潜り込んだ。

 

 瞼を閉じながらも演技大好きな有馬の事を考えないと……

 有馬の為にも役者の仕事も取って来ないといけない訳だが……その為には、営業もしないとだけど、現場での交渉もそうだけど……お偉いさん方は賭け事がとにもかくにも大好きだし、個室で麻雀なんかもしないといけない。

 

 麻雀ぐらいだったら相手をするのは構わないけど……のめり込み過ぎれば熱くもなるし、それは俺自身も例外じゃない

 最終的には接待だって事を忘れてしまい、勝負手が入れば迷わず立直をかけて遠慮せずに上がってしまうこともしばしばあったし、オーラスからでの大逆転なんかはドラマ性もあるからついつい盛り上がる。

 

 そうなれば……徹マン上等になってしまい、翌日の仕事に悪影響を及ぼしてしまう。

 

 流石にネットニュースになった時は衝撃を禁じ得ないかったから、自重しているし、あの時は事務所にも電話が殺到してしまい、メイが半泣きで電話対応していた。

 

 

 そんな事を考えつつも漸く眠れそうだなって思った時にはスマホのアラームが鳴りだした。

 

「あぁ~全然寝れた気がしない。とりあえずシャワー浴びてメールの確認して……なんか食べよう」

 

 あ~カップ麺やハンバーガーと言ったジャンクフードを物凄い食べたいけど、それだけだと体に良く無いし、子供達が真似してそればっかり食べるようになると親として居た堪れない

 

 浴室で熱いシャワーを浴びつつ、自身の姿を鏡越しに見るも……相変わらず細い身体だった。

 別段ガリガリって訳では無いが、細い……一応筋トレもしているし、ジョギングもしているのだが、どうも筋肉がつかない

 やっぱりプロテインを飲んでいないからかな?

 

 そんな事を首を傾げながら考えてつつ、浴室から出て甚平に着替えてパソコンのメールを確認するも、相変わらずモデル仕事の依頼が殺到しており、中にはJS特集を組みたいので返信お願いしますとの連絡もあった。

 まー子供達に関しては本人がやりたいと言うのであれば、割り振るのは問題無いし親である俺が言うのもアレだが……ツクヨミやウズメを筆頭に皆可愛い。

 

 とりあえず、これは一旦保留のフォルダに移動して、役者関係の仕事を見て見ると……ゆらを指名のはあるが、それ以外は特に無かった。

 流石にゆらの現場にかなも抱き合いで連れて行くのは先方に失礼だよな。

 せめて俺が指名されていれば交渉も出来たけど……難しい問題だな。

 

 一通りメールのチェックも済んだし、ゆらのスケジュールを確認したところ特に問題はなさそうだから、後はラインでメール内容を撮って受けるか確認っと……

 

 さてと事務作業も終わった事だし……何を食べようかなぁ~

 

 そんな事を考えていた時だった。

 

 スマホが鳴り出したから、画面を見るとアイからの電話だった。

 夕飯の誘いかな?

 

 そんな事を思いながらもアイからの電話取った。

 

「もしもし、アイさん」

『あっヒカル君今大丈夫?』

「ええ、勿論大丈夫ですから、落ち着いてくださいね」

 

 何やら慌ててるような、どことなく落ち着きが無い様子のアイだが……もう、30過ぎているのだからどっしり構えて欲しいものだ。

 

 そんな事を考えていた時だった。

 アイから月までぶっ飛ぶ程の衝撃の言葉を聞いてしまった。

 

「ヒカル君どうしよう。アクアとルビーなんだけど実は転生者で、前世の記憶があってね。それから、小さい時に私が二人ともお風呂に入れていたから、裸を思いっきり見られている事を今思い出しちゃって、今すっごいはずかしいの! 私どうすればいいの!?」

 

 嘘でしょ!? なんであの二人転生者である事をバラしているんだ?

 別段バラさなくても良かったのに……

 

 とりあえず今も電話越しにわーわー言ってるアイをどうにかしないといけないけど……どうにもなんねーよなぁ~

 だって、自分の意志で転生した訳じゃ無いのだから……

 

 しかし、これをほおっておく訳には行かない……

 もし、放置すれば……アイ・アクア・ルビーの3人の関係はいずれ崩れる。

 

「今アイさんは家にいますか? すぐに向かいます」

「わ、分かった待ってるね。 ヒカル君来てくれるって

 

 スマホの通話を切って、出かける支度をしなければ……

 

 流石に甚平で行くわけにもいかないから、外行きの服に着替えて……バイクで行くことにしよう。

 

 家からアイの家までそんなに遠い訳じゃ無いけど、どうしたものか……

 

 この際俺も転生者である事を告げて話を変えるか?

 まー俺が転生者であるかどうかは些細な問題だし、そっちに話をシフトして問題をうやむやにしてしまうか……

 

 そんな事を考えながら、事務所の駐車場に止めているバイクの所に向かい、早速跨った。

 

 

 

 

 

 バイクを走らせて、アイの家に着くともう空は暗くなり始めていた。

 

 バイクを脇に停めて、インターホンを鳴らすとすぐさまドアが開いた。

 

「ヒカル君待っていたよ!」

 

 足音とか全く聞こえなかったけど、もしや……ドアの前でずっと待機していたのかな? 覗き穴を見て確認しているのかは疑問ではあるが、アイだからしょうがないかもしれない

 

「すみません。お待たせしました」

「じゃあ、上がって貰って良いかな?」

 

 アイはそう言うと手を伸ばして来たので、それを無視すると目を大きく見開いた。

 

「え!? ヒカル君……どうしたの?」

 

 目を潤ませてまるで懇願するようににじり寄って来たけど、俺が言うことは唯一つ

 

「アイさん……先に手洗ってからで良いですか?」

「……そうだね。ヒカル君は……そういう所ブレないね」

 

 潔癖症って訳じゃ無いんだけど、流石にこれはマナーだから、落ち込まれると困るし……




ネットニュースは以前キツネ耳の巫女服姿で高速道路をバイクで爆走した時の事です
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