俺はお正月が一番つらい……
それと言うのも餅に赤飯やおせち料理にお汁粉なんかがどうにも食べれないからだ。
おっぱいは好きなんだけど……それはまぁ良いや。
そして、困った事に愛する嫁たちや子供はおせち料理は勿論……餅や赤飯にお汁粉なんかも食べれる訳だ。
何故俺は自分が食べれないものを作らないといけないのだろうか?
A.それは……今か今かと目を輝かせて待っている嫁と子供達が居るからだ。
朝8時から料理本片手に人数分のおせち料理やお餅などを作り始めたが……一向に終わらない。
どんなに手を動かしても終わらない……
時間だけが無情にも過ぎていく。
時計を見ると時刻は10時を回っており、既に2時間が経過していた。
気が付いたら既に我が家にはアイ達がおり、お腹を鳴らして待っていた。
「あ~順々に持って行きますので先に出来た物から食べてくださいね」
「はーい頂きまーす」×30
全員集合って訳では無いけれど……それでも30人近く居るとかなり大変だ。
「わぁーすごく美味しい!」
「……こんな量よく一人で作れたわね。芸能人辞めても料亭で働けるんじゃない?」
かなちゃんは呆れたようにそう言ったが……いや、勘弁して欲しい!
料亭で働くだけなら兎も角……ただでさえ自分が嫌いで食べれない物を作っていたらストレスが凄い事になるのに……それを職業にしちゃったら幾ら俺でも精神的に病んじゃうよ!
「……誉め言葉として受け取って起きます。お餅とお汁粉も出来ました。」
「はーい。頂きまーす」×30
さながら大合唱の様になってしまったが……賑やかなのは良いことだし、悪くは無いな。
アイやフリルは口の周りにお汁粉を付けてはいるものの、そう言ったところも含めて可愛いが……お汁粉が付いてるのでキスはせがまれても出来ないな。
反対にみなみ・ゆら。MEMちょはお餅を美味しそうに食べており……胸のお餅が成長すると思えば感慨深いな。
さて、そろそろ出前が届く時間だし、玄関に移動しようとしたが……
「……ところでヒカル君は何処に行くのかな?」
「何処にも行きませんよ?」
アイに肩を掴まれてしまった……なんだろう俺が逃げるとでも思ってたのかな?
「だよね! じゃあヒカル君私にあーんして欲しいなぁ~♡私もヒカル君にあ~んしてあげるからさ」
「いえ、あーんは結構です」
「な……なんでぇ!?」
アイは心底驚いてしまったが……今この場で食えないからだよ!っと強く言いたい部分はあるけれど……それを今言ってしまえば喜んで食べてるところに水を差す事になってしまう。
それだけは絶対にしてはいけない!
「……でもあーんはしてあげます」
「ふつーのあーんじゃ駄目だからね」
ふむ、普通じゃ駄目か……
数秒ほど考えて……良い事を思い付いた。
甘海老を取り……背中の殻に指を引っ掛けてそのまま尻尾を引っ張れば綺麗に剥ける。
汚れた片手を布巾で拭いた後にアイを抱き寄せて……
「それじゃあ……アイさんあーん」
「あ……あーん♡」
アイの口に指も入れる。
「んっ……ちゅ……ちゅぱ……んふ……」
アイの息遣いもそうだけど……俺の指に舌を絡みつかせてふやけるんじゃないかと思うくらい丹念に舐め始めた。
多分よその家庭では凍り付く場面ではあるだろうが……
「ヒカルさん……ボスだけでなく私も良いですか?」
そう言うとフリルは甘海老を差し出して来た。
「いや……流石に朝からそれはあかんよ~」
そういうみなみも甘海老をチラチラ見ている事から自分にもやって欲しいのは明白だった。
「良いですよ。みなみさんもこっちに来てくださいね」
「……ほんまにええの?」
いや、だって……アイとフリルにもやってるし……子供達には教育に悪いけど、何時もの光景だし今更だよな!
「ねえアクア君……どこ見てるのかな?」
「もしかしてお兄ちゃんもあれやりたいの?」
「全くアクアもカミキさんに似てスケベなんだから」
「……ちょっと見ただけでそれは風評被害だろ!」
あっアクア達に飛び火してしまった。
流石にここで始められるのは困るので……
「アクア? やるならホテルに行ってくださいね?」
「親のセリフじゃねーな!」
全くだ!