目が覚めると横では裸のカナンがスヤスヤと寝ていた。
まぁー昨日は色々あった訳だから、スッキリするためにもヤッて寝たんだよな
時間はまだ6時前だけど、朝食の準備をしないとな……
「……カミキ行かないで」
ハッキリとカナンの声が聞こえたから思わず見てしまったが、どうやら寝言だったようだ。
しかし、目元からは一滴の涙がこぼれてはいた。
「……私は何処にも行きませんよ」
とりあえず、先にシャワーでも浴びるか
シャワーから戻って、朝食の準備に取り掛かかろうとした時だった。
「か……カミキ! カミキ何処!?」
ようやく、家の眠り姫様が起きられたようだけど……なんか慌ただしいな? 怖い夢でも見たのだろうか……
「どうかしましたか?」
「よ……よかった。起きたらカミキが横に居なかったら、悲しかった」
「私はカナンの傍に居ますから心配しないでください。あと起きたのなら、シャワーでも浴びてスッキリしましょうね」
「……そうする」
カナンはそう言うと裸のまま浴室に向かった。
さて、カナンが出てくる前に準備をしないとな……
あんまり時間もかけられないし、今日はカルボナーラでも作るかな
「カミキ出たよ~今日の朝は何作ったの?」
「あ、カナン今日はカルボナーラですね。もう食べますか?」
「食べる!」
さっきまでの様子とは変わって、いつものカナンに戻ったようだ。
ま、昨日は色々あった訳だし……仕方ないね。
「じゃあ、テーブルで待ってて下さいね」
カルボナーラと一応フランスパンも用意したし……問題無いだろう
配膳も終わったし、俺も一緒に食べるとしよう
「「いただきます」」
一緒に生活をする所為か、両手を合わせて言うタイミングも一緒になってしまったが……これはこれで悪く無いな。
「ご馳走様でした!」
「お粗末様でした。食器は私が片付けますので、カナンは学校に行く準備をしてくださいね」
「分かったよー」
パタパタと部屋に戻って行くカナンをしり目に今日のスケージュールを考えねば!
まずはshake it!とDance!の歌詞を書きだすが、これはお昼休み中にでもやればいいし、ダンスは放課後にでも公民館を稽古場としてそこでカナンに教える。
アイから教えて貰った音楽関係者にダンスと歌っている映像を見せればインスピレーションが働いて楽曲も少しばかり早く出来るだろう……と思いたい。
ま、なんにせよ。カメラを買って置くべきか……ケータイのカメラじゃあ、相手に対して熱意が伝わらないだろうし、そもそもまだスマホが登場していないのだから画質もそんなに良くない
はぁ~お金が飛ぶなぁー
あと衣装もどうするか考えないといけないし……
アイドルはフリフリの衣装のイメージがあるし、0から作るとなるとこっちも時間が無い!
それならアイドル衣装じゃなくて、マイコーみたいにスーツで良いのでは無いだろうか?
ハット帽を深く被って、顔を隠す感じで……
shake it!はちょっとイメージが違うが、Dance!は有りだと思う
とりあえず、今日は中学の制服で踊るとしよう。
学校の制服が学ランでは無く、ブレザーなので問題は無いけど……カナンをどう説得するかが問題だし、カナンの学校はセーラー服なんだよなぁー
「カミキ準備出来たよ!」
そうこうしているうちにカナンも学校に行く支度を終えており、俺も気が付いた時には洗い物は終わっていたが、自分の部屋の布団がまだ片付いておらず、とりあえず干すだけ干すとしよう。
シーツは洗濯機に入れて、回すだけ回すか……干すのは学校から帰ってきた後にしよう。
「ほら、カミキ早くいかないと遅刻しちゃうぞ」
カナンはそう言うと俺の腕をグイグイ引っ張ってるが、そんなに慌てなくても大丈夫だってばぁ
「……まだ8時前ですからそんなに慌てなくても大丈夫ですよ?」
「そうだけどさぁ~」
カナンはそう言うと口を尖らせてしまったので、抱き寄せて軽くキスをした。
「ん? んー♡れろ…ちゅ……ちゅるん」
カナンも俺の首に腕を回して答えてくれるけど、舌を入れて来るとは……中々積極的じゃないか!
しかし、朝っぱらから盛るのはどうかと思うし、それは夜のお楽しみにしておくか……
なごり惜しいけど、キスを終えると銀糸が出きており中央で切れた。
「じゃあ、行きますよ」
「はーい♡」
カナンも顔を赤く染めており、期待しているようだった。
まぁー放課後ストレスの元であるアイが来る訳だから、今のうちに可愛がっておかないとな