何でか知らんが……料亭でご飯を食べているときから、娘の様子がおかしかった。
あーんをさせる関係上……テーブルを挟んでの対面は若干、遠すぎる。
……かと言って、真横も椅子だからやりずらい。家では出来たことは、外だと難しいのだ。
そこで今回は、俺の膝上に座って貰ったんだが……俺を背もたれにしているのは構わないが、何で腰から下を器用にゆするかな?
まだ身長は頭一つ分、辛うじて俺のが高いけど……影響がない訳じゃ無い。
「こーら、貧乏ゆすりは辞めなさい」
「(だって、お尻でパパの感触を味わいたいんだもん。それにヒカル君……割り箸、変えてないから間接キスを交互にしているんだよ〜?)ごめんなさーい。初めて来る場所だから、ソワソワしちゃうのー」
「そうですか……じゃあ仕方ないですね。はい、あーん」
「あーん(チャンス……割りばしにたっぷり唾液をかけて……っと)」
「では、私も失礼して……」
「良いよー。(ああ、私の唾液が染み込まれた割りばしがヒカル君の口に……! 入った! 入ったよ! も~ゾクゾクってしたよ。これはキス以上に興奮するよ……!)ねぇ……パパ美味しい?」
「ええ、とっても美味しいですよ」
「そっか~(私の唾液まみれのご飯……! ああ、ヒカル君に今この事を伝えたらどうなるんだろう……? どうなっちゃうのかな〜? ああ~言いたいなぁ~)」
「はい、あ~ん」
「あ~ん(ああ、ヒカル君の唾液が私の中に入ってくる♡)」
「どうですか?」
「と~っても美味しいよパパぁ~」
……なんだろう? 気のせいと思いたいけど、なんだか……今まで俺とヤッていた最中の女達みたいな顔になっているんだけど……気のせいか?
心なしか、娘の頬も赤くなっているようだし……。まっ、くっ付いて座っているから暑くはなるか。俺も若干暑くなってきたから、ジャケットを脱ぐか……。
……そういえば、家ではそんなことは無かったんだが……食事中に娘がトイレに行く回数がやたらと多いのは何でだろうか?
確かに今日は水をよく飲んでいるし、何なら俺のも飲んでいる。
それに、戻ってくるときは……何処かスッキリしているようにも見える。
やっぱり、こういうところに来ているからか……どこかしら緊張してしまうのかもしれないな。
……よし、じゃあ慣れる為にも……今後、暇なときは娘と一緒に出掛けるようにしないとな!
そんなことを考えていると……娘が戻って来ては、俺の膝の上に再度座り始めたので、食事を再開する。
……まっ、俺は娘がトイレに行ってる間に大体食べ終わっちゃったから、娘に終始あーんをしてあげた。
さて、もういい時間だし……娘をバイクに乗せて帰ろう。
「パパ……もう帰るの?」
「そうですね。暗くなってきましたので帰りましょうか? バイクですので、あんまり暗い道は通りたくありませんからね」
「そうなんだぁー。じゃあ家に帰ったら一緒にお風呂入ろう! パパの背中、アイが流してあげるからさ~」
「……ええ、構いませんよ」
「やったーじゃあさ、パパはアイの髪の毛洗ってね」
「分かりました」
一般的な家庭の女子は一体、何歳まで父親と入っているのかすっごい疑問なんだが……そんなことを相談できる人は俺には居なかった。