カミキヒカルになりました。(本編完結)   作:だめねこ

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うちの子の口調は先輩・目上の人に対して仲が良くなると人懐っこい感じ

初対面の方やヤバい人には敬語




第3話

星野アイがとうとう劇団ララライに来た。

 

来てしまった。

 

見た目が良いからみんながみんなアイちゃんアイちゃんって行くんだけど、俺は演技指導ってことで原作通りかかわる事になったんだ、だから、はっきり言おう、こいつヤバい!頭おかしいどころの騒ぎじゃない!ぶっ飛んでやがる。

 

漫画は所詮漫画、ファンタジーやメルヘンじゃないから、リアルに持ち込まれると頭が痛くなる。

 

嘘を言い続ければ本当になるとか・・・何でそんな事を真に受けて言ってるんだ?嘘は所詮嘘である。どこまでもいってもそれ以上には成らないし、為れないですよ。って返したら、目を輝かして来やがった。

 

その嘘は薄っぺらいんですよ。なぜならその嘘をアイさん自身が本気で信じて無いですよね?だってご自分で嘘だと言って予防線を張っている訳ですから、アイさんは嘘を吐くのは上手いかもしれませんが、それだけです。

 

「・・・♡」

 

悪寒が走った

~~~~~~~~~~~

 

演技指導でしばらくたってから

 

「カブキ君は愛ってわかる?私は愛されたことも無いし、愛したことも無いから分からないんだ。」

 

んなもん知るか!

 

「・・・カブキでも、団十郎でも好きに呼んでください。アイさんの質問に対しての返答なら愛を歌った歌でも聞けば分かるんじゃないんですか?」

 

巷には一杯愛を囁く歌があるんだからそれを参考にすれば良いんじゃない?

 

ペニシリンのロマンスしかり宇多田ヒカルのThis is Loveと良い曲はいっぱいある。

 

「歌なら私も歌ってるし、それっぽいのは片っ端から聞いてるんだけど、それはみんなが求める()で私が求める(本物)とは違うよ」

 

ああ~めんどくさい。一回だけやれりゃいいやって思ってたのにめんどくさいよ。こいつ・・・

 

「・・・分かりました。では私なりの愛の解釈というのは、まずはその人に興味を持つことです。人の名前を間違えて呼ぶ人には難しい問題かと思いますが、それが一番最初です。」

 

「はぅ!?」

 

「続いて、その人と話したい、遊びたい、一緒にいたいと思えるようになるのが友達です。」

 

「私は友達の作り方を知りたいわけじゃあないんだけど?」

 

「アイさん・・・物事には順序というものがあります。結果だけを求めるのは愚者のする事です。なぜなら過程を経ずして結果は出ないからです。で、話を戻しますが、友達の状態が続くようになれば、自然とふとした時にその人の事を考えるようになります。それが強くなればなるほど、その人が別の誰かと話してる時は寂しくなる又は攻撃的になる平たく言えば独占欲が強くなるんですよ。そしてそれを言語化出来ない状態が好きになった状態です。」

 

「愛までがとおーい」  

 

「人間ですからね。簡単に愛を囁く人は唯性欲に正直なだけです。で、好きの状態からさらに進むと、この人の笑顔を見たい、悲しんでいるときは慰めてあげたい、嬉しい時は共に分かり合いたい。その人と共に生きたい。そしてこの人の子を産みたい。そこまで思えればそれはもう愛と言っても過言では無いと私は思います。」

 

「ふむふむ」

 

「ただ性行為をすれば良い。流れで子供を作れば愛が分るかと言えばそういう物では無いです。愛した人とやるから心が満たされるんです。・・・まぁ気持ちが良いことには変わりはありませんので、ストレス解消に楽しまれる方もいますが、私からは以上です。何かご不明な点はありますかアイさん?」

 

「うん、決めた。ヒカル君セックスしよう」

 

俺はその時思った。

 

こいつの特大の(地雷)を俺は踏んじまったと・・・

 

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