カミキヒカルになりました。(本編完結)   作:だめねこ

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第9話

修学旅行2日目の夜

 

個人で勝手な行動を取り、あまつさえタクシーを乗り回す中学生が居たらどうなるか・・・

 

はい、答えは先生の部屋でお説教されてます。

 

特に面白い事も無かったから、お説教は聞き流しながらアイとの事を考える

 

結局の所”推しの子”とはアイが生きていようが、死んでいようが物語は常にこの頭がいかれているクレイジー・ガールを中心に回っている。

 

何ならアイが死んだ原因がアイに狂わされたファンだっていうんだから、そのファン達をどうにかしないといけない

 

全く、ただの女の子にどいつもこいつも狂わされやがって反吐がでる。

 

一応アイ・・・いや、俺の家族を助ける方法は思い付いたが、途中でバレたらアイに殺されそうだな。

 

ま、女たらしの俺には相応しい最後かもな

 

「先生、大変恐縮ではございますが、足崩して良いですか?感覚がもう無いんです」

 

正座で5時間説教はやりすぎじゃないですか?

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

修学旅行も終わってぶっ壊されたメンタルを癒す為に、大輝君に会いにちょっと遅いけど劇団に顔を出してお土産を配る

 

宮崎マンゴーラングドシャ・・・食った事無いけど多分旨いよ。

 

ほら、皆さん食べてくださいね。

 

「あ、そうだ金田一さんちょっとやりたいことが出来たので、劇団ララライ辞めますね。」

 

「お兄ちゃん何で辞めるの!」

 

「ちょっとやりたいことが出来ましたので、ですが私と大輝君の縁がこれで切れるわけではありませんからね。何か困ったこと、いえ用が無くても連絡して良いですからね。」

 

大輝君の頭を撫でながら答えると大輝君はとても嬉しそうにしてくれた。

 

守ってやらないといけないよな

 

「カミキお前・・・前々から思っていたが大輝に対してはだだ甘だよな。」

 

「それはそうですよ。姫川パイセン達は僕にとって家族も同然でしたので、大輝君は僕の弟と言っても過言では無いです!」

 

過言どころか俺の子供だしな

 

「まぁお前が辞めるのは分かったけど、何をするつもりだ?」

 

「それは内緒です」

 

まだ、荒唐無稽な話だから、言ったところで笑われるのがオチだし、やることはいっぱいあるしね

 

「では皆さんさようなら」

 

 

♡♡♡

 

 

劇団ララライを辞めてから、まず最初にやることが斎藤社長に連絡して、苺プロダクションに裏方として雇ってもらう事だ。

 

ここを通過しないと、アイを守ることはほぼ不可能

 

幸い斎藤社長には礼儀を尽くしているから、問題はないはずだ。

 

「・・・まさかカミキからそう言ってくれるとは思わなかった。やっぱりアイが心配か?」

 

「それはそうですよ。未成年なので籍を入れることは出来ませんが、それでも遣らなければいけない事はありますからね。それに気になることもありますし・・・」

 

「なんだ気になる事って?」

 

「アイの担当医が出産間近で行方不明・・・これは本来ならばあってはならない事です。」

 

「そりゃそうだが、起こっちまったことはしょうがねぇーだろ?それは病院側のミスだ。」

 

「病院側のミスかどうかの話ではなく。アイの担当医(・・・・・・)が行方不明になったのが問題なんです。」

 

「偶々出産間近に行方不明になったのではなく、出産日に合わせて行方不明になった可能性があります。前者ならゴローさんを狙った犯行で後者なら警告ですね」

 

実際はどっちかは分からないけど、ゴローさんも若い時はやんちゃしていたらしいからその辺の痴情のもつれもあり得る。

 

どちらにせよ拗らせファンによる犯行なんだろうけど・・・これを特定するのは不可能だな

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