はぁ~しんどい
アイは守る、中学は無事に卒業する。両方やらなきゃいけないのが、男の務め・・・覚悟はしていたんだが、斎藤社長あんたB小町ヤバすぎだろ!?
ほぼほぼ空中分解寸前じゃねーか!
絶対的なセンターであるアイの存在に露骨なアイ贔屓の運営で、B小町のメンバーは嫉妬・・・しない訳が無い。なかには、アイに嫌がらせをしてクビになった子もいた訳で、卒業ライブも無しに一方的に契約打ち切りどころか違約金まで請求している。
はっはっは、こんな状態でドームまで良くも行けたなぁ
調べれば調べるほどアイ以外が全員黒にしか思えない
リョースケは所詮情報が無ければ動けない小物だから、今はほっといても問題はない
最優先はB小町メンバーの心のケアが何よりも大事だ。
6股はやったことないけど・・・男は度胸だ!!
アイを守る為なら、俺は喜んでやるぞ。
一応刺されても良いように防刃ジャケット・防刃スラックス・防刃Yシャツは買っておこう。
斎藤社長にも話は通しておかないと・・・
はぁ~、今度こそ殴られるよな
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マネージャーの仕事をしながら、プロダクションのノウハウを覚えて、昔の伝手を使い、モデルの仕事をもぎ取ってメンバーに振り分ける。
「ミヤコさんこっちの書類は片付いたのでチェックお願いします。問題ないようでしたら、お疲れでしょうから上がってください」
「神はいた!?ねぇカミキ君中学卒業したら、うちに就職しない?あなたなら即役職候補になるわよ」
「ええ、ありがたいお話ですので考えてみます。」
こんな地雷が多すぎる事務所なんて嫌です・・・とは言えないから愛想笑いで誤魔化してしまった。
「じゃあ、私は帰るからね。何かあったら連絡頂戴ね」
「ハイ、お疲れさまでした。私もこちらの書類を片付けたら寝ますので、明日の朝確認お願いします」
ミヤコさんは・・・るんるんで帰って行ったな
俺が学業の傍ら苺プロの仕事を手伝うようになって、半年が経過した。
何分多忙の為、ボロアパートを引き払って、今は事務所に住み込みで働いてる。
斎藤社長に実際に住んでいるところ見せたら、ここより事務所に住む方がマシだと怒られた。
やはり家賃¥3000だとしても元共用便所での生活は理解は得られなかった。
話がそれたな
何とか、本当に何とかメンバー全員口説き落として、手籠めにすることは成功した。
本当に刺されるとは思わなかったが、買っててよかった防刃スーツ
で犯人はやっぱりニノ改め新野冬子だった。
他のメンバーも内容で言えばギリギリアウトなんだが、ニノだけはリョースケとの繋がりがあった。
ゴロー殺しに関して、事件にニノも関与してるので、リョースケだけを裁くことは出来ない。
リョースケが捕まれば、芋づる式でニノも捕まる。
そうなれば、B小町は解散どころか苺プロはまず間違いなく潰れる。
斎藤社長にも相談は出来ない。
言ったが最後あの人はリョースケとニノを殺しに行くだろうし、事が終わったら自殺も辞さないだろう・・・
何かいい方法が浮かべば良いけど・・・
「あ、カミキマネージャーまだ居たんですね」
「いえ、作業はもう終わりましたので、もう閉めますよ。ところで夕食はどうですか?この後時間があるようでしたら行きませんか?高峯さん」
「カミキマネージャーの奢りですか?」
「もちろんです。誘ったのは私なので出させて頂きます。」
「♡」
都会の空はネオンが眩しくて星は見えないが、月は妖しい光を放っていた。