カミキヒカルになりました。(本編完結)   作:だめねこ

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第11話

苺プロと契約して、一年が経過した。

 

アイ以外のB小町メンバーの仕事もようやく、本当にようやく軌道に乗り始めた。

 

アイは元々持っていた天性のオーラ(チカラ)があるから、仕事に関してはほっといても問題が無かったし、斎藤社長がその当たり順序立てていたからよかったが、それ以外の子に対してのフォローが全くなさすぎた。

 

薄給で、数合わせで、おまけ扱いで最後は文句があれば即首・・・ブラックすぎる。

 

だけど、それは今じゃ過去の話

 

おまけだ、数合わせだと言われた彼女たちはもういない

 

俺と同じで、見た目は良い彼女達だ。

 

男を狂わせる魅力を体に覚えさせれば、大化けする。

 

その結果仕事が殺到してる状態だ。

 

あとは、のらりくらり適度に仕事をこなしていれば食いっぱぐれる事はもう無いだろう。

 

「なぁ~カミキ、ミヤコから話聞いてると思うんだが、そろそろ返事を出してくれないか?」

 

中学卒業まで残り3か月しかない

 

斎藤社長が気持ちが悪い猫撫で声を出しながらやって来た。

 

中卒で就職・・・それも役職扱いでの対応である。

 

ざっと考えてみよう。

 

今事務所内での最終学歴は大体が中卒である。

 

やばくね?彼女達B小町解散したらまともな職業に付けないぞ。

 

芸能界は学歴はあまり見ないから良いけど、それでも彼女たちが辞めた後のアフタフォローが出来るように何かしら受け皿を作らねばならない

 

それは苺プロでは出来ない。

 

ここは苦い思い出が多すぎる。

 

今は俺が全員手籠めにしたからまとまっているが、俺が居なくなれば立ち所にもろく崩れ去る砂上の楼閣だ。

 

かと言って、受け皿が無い彼女たちの未来は暗い

 

本物(カミキヒカル)はマジでどうやってプロダクションの経営を成功させたのかはっきり言って謎すぎる。

 

確か大卒で理学部出身って事は数字には強い、

 

将来的にはビルを所有するわけだから、資格は危険物取扱者や安全管理者と要ったものは必要だ。

 

ストレートに卒業したら22歳で成功を収める土台を作ったってことかよ・・・化物め

 

16歳で劇団ララライ辞めた訳だから、高校1年生までの間に少なくとも、大学を卒業までの金額を稼いでいたってことか、仕事・勉学・殺人示唆をすべて同時進行で行っていた・・・時間が足らないな

 

16歳・・・たしか大検制度を使えば、高校を卒業しなくとも高卒認定はとれる。手段を問わなきゃカンニングすればいいし、裏金工作も可能だが、そんな博打をやっていた?

 

何のために?

 

その時思い出した原作のカミキヒカルのセリフ

 

『ああ……。価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる。』

 

アレは・・・もしかして、自分自身も対象に含めている?

 

どちらにせよ原作のカミキヒカルは化物だな。

 

「とりあえず、進学を考えていますので現状維持でお願いします」

 

「そ、そうか、いや、居てくれるんだったらなんだって良いんだ!とりあえず飯でも食いに行かないか?」

 

「ではもう少しで書類の整理が終わりますので、30分ほど待ってください」

 

この後、斎藤社長とアイと俺で焼肉を食べに行った。

 

味は覚えていない

 

 

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