さてと文化祭の準備もしつつ、お仕事と家族サービスも行うために要所要所での打ち合わせもしないといけない。
全くこんなに働いてる高校生なんかどこを探しても見当たらないぜ
斎藤社長からもライブはやるけど、久しぶりだから箱が埋まるか、グッズなんかも売れるのか相談されてるし、校長先生や理事長にも知名度アップさせますのでってことで特別待遇にしてもらったからやる事やらないとなぁ
とりあえず、みんなのスケジュールは俺が抑えているから問題は無し、
後はとりあえず双子が居ない今、クラスの奴らと女子も交えて仲良くなるためにカラオケでパァーっと遊ぶか・・・
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とうとう文化祭当日だ。
女子は例外なく全員メイド服、男子はごく一部のみメイド服である。
いや、男子も全員メイド服着用でも良かったんだけど、流石に地獄絵図過ぎるから。俺とメイド喫茶をはじめに提案した愛すべき馬鹿6人はメイド服である。
それ以外は全員タキシード着用だ。
タキシードそれは男の魅力を3割増しで引き立てる勝負服だ。
どんなにブサイクな奴が着ても不思議と似合う魔法の服である。
メイド服を着用する俺には関係ないが・・・
ま、どうせ女装するなら、この際派手にいこう!
紫がかったウィッグを着用して、ちょっとばかしのメイクを施せばなんでか知らんが嫁にそっくりなる。
やっぱり俺の親父とアイの親父は同一人物?
声は声帯模写は出来ないからイケボで対応。
よし、野郎ども祭りじゃ
♡♡♡
おいおい、1年A組のメイド喫茶行ったか?
行ったよ・・・B小町のアイが居てびっくりしたぜ。
馬鹿アレは、1年のカミキヒカルだよ。
ええ、あいつ男なんじゃないのかよ!なんで女装してるんだ?
いや、女装しているのはあいつ以外にも6人いるんだが、それが妙に可愛いんだよな
男だから、男のツボを押さえてるよな
まー女子も女子で可愛いんだが、カミキは別格だよな
どこもかしこも話題の中心は私の夫であるカミキヒカルである
アクアとルビーを連れて、ヒカル君のメイド喫茶にいざゆかん
「いらっしゃいませお嬢様!何名様ですか?」
「3名でーす」
「それでは奥の席までご案内します」
「当喫茶店はご指名制となっておりますが、持ち時間は10分となっております。また延長料金は10分¥1000となります。それではキャストが決まりましたらお呼びください」
キャスト?そんなのは決まっている
「じゃあカミキ君って子お願いします」
「はーい、カミキ君指名入りましたー7番テーブルまでお願いしまーす。」
「ハーイ♡カミキヒカル16歳でーす♡。ご指名頂きありがとうございまーす♡」
うちの旦那がきゃわわーーーー
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あ、アイが二人・・・?
これをカミキの奴が女装してるのか?
髪の毛はウィッグを付けていて、顔もメイクを施しているけど・・・何でこんなに似ているんだ!?
カミキに対して悪態を付いていたルビーでさえびっくりしすぎて、目を見開いてやがる。
ものまねなんて、そんな次元じゃあない
今目の前にアイが二人いる
「(アクア・・・私の目がおかしいのかな?推しがメイド服を着て私の頭を撫でているんだけど・・・)」
「(ルビーそれはアイ・・・じゃなくて、お前が嫌いなカミキだ)」
「(嘘だ!だって、だってもうアイにしか見えないもん)」
「(いやだから、それはメイド服を着たアイ・・・じゃなかったカミキなんだって)」
「アクアとルビーは今日は静かだね~緊張しているのかな?」
「「(声だけはどうにかならなかったのか)」」
地獄のような、天国ような、長くも短い時間の10分はあっけなく過ぎっていった
「それでは、お時間になりましたので、・・・アイさんまたね♡」
「またねカミキ君♡」