「車の合宿で2週間休む? カミキ……お前バイクの免許持っているんだから、学科はもしかしたら免除されるんじゃねーのか? それだったら、一発試験の方が良いんじゃないか?」
……盲点だった。
そういえば、そんな制度があったわ。
流石、斎藤社長だぜ!
三か月後……。
日曜日の朝だ。
18歳になったし、早速鮫洲教習所に一発試験を受けに行きました。
あ、学科は免除されるんだ。
ラッキー。
とりあえず、今日は仮免技能を受けた。
そもそも、車の運転は前世で嫌になるほどしていたから問題は無い! 全然余裕だった。
そんな訳で仮免通ったし……本試験に向けて5日間路上での運転練習と、申告書を提出する訳だが、こういのうは路上教習を利用すればいい。
学校終わりに路上教習の先生を呼んで、適当に運転する。
何でもトータルで10時間以上はしないと駄目なんだそうだ。
保育園には、18時頃に迎えに行くことを伝えた。
先生方も快く協力してくれた。
日頃の差し入れが、こういう時に生きるのだ!
じゃあ、丁度良いし。このまま車で18時に保育園まで行くとしよう。
もちろん、路上教習の先生にも許可は取っている。
5日間の路上教習も終わったし、明日に備えて今日は早く寝る。
土曜日は教習所はお休みなので、日曜日の朝一に行こう。
技能の本試験も何の問題もなく、余裕の合格でした。
本試験の学科は本当に免除されてよかった。正直落ちる奴が多すぎて毎度のことながらドキドキする。
しかも2年前バイクの免許を取りに来たときなんて、俺の周りにいた奴ら……頭が普通に良さそうに見えたのに、番号発表したら全員消えた
終わった時の声が『ああ、10回目の不合格だぁ』……って技能はしょうがないけど、学科で10回も落ちるんならあきらめろよ……。
とりあえず、車の免許は手に入れたし……購入したい車は黒のハイエースと決めているが俺個人は駐車場と契約してないし、うーん社長に相談しよう。
「そうだな、カミキが車の運転を出来るようになった訳だし、社用車としてもう一台買うのもありだよなぁ。最近は事務所も潤ってきたし、カミキのコネでモデル業も順調だし…車があれば仕事が捗るよな。よし、買うぞ」
「あ、斎藤社長出来ればハイエースのワゴンにしてくださいね」
「ああ、分かってるよ。乗車人数の上限に引っかかるもんな。ま、俺に任せろカミキ」
ああ、これでバイク送迎とはおさらばだぜ。
今年の夏のアイドルフェスも車があれば車内で休憩できるし、何なら眠ることも出来る。
去年は本当に散々だったが、今年からは楽が出来るし、俺もモデル業に少しばかり専念できる。
あとは、センター試験に備えて参考書でも読んでれば大丈夫だろう。
バイクの免許があれば仮免・本面学科は免除されるとのことなのでこの小説ではこの設定で行きます。