事務所内に保育所を作る為に頑張って来たピアノの成果がようやく果たされる時が来た。
それは国家資格の一つである保育士資格だ。
彼女達の子供の面倒をうちの会社で面倒を見るようにすれば子育てに関しては負担は少なくなるし、俺は常時事務所にいる訳だから対応も出来る。
しかも、スケジュール的にそれぞれが休みの日を被らないようにすれば完璧に対応できる。
これが俺が彼女達に子作りを待ってもらった理由だ。
しかも、これをやる事により全員が経験を積めるし、何より子役も勧誘もしやすくなる……人数制限はかけるが良い事尽くしではある。
「はい、それでは筆記テスト初めてください」
現役東大生舐めるなよ!!!
『保育原理』『教育原理および社会的養護』『子ども家庭福祉』『社会福祉』『保育の心理学』『子どもの保健』『子どもの食と栄養』『保育実習理論』といった8つの科目で行われると調べればすぐに分かる事がネットに記載してあったし、ご丁寧に過去問だって掲載されていたのだから、それを参考に勉強すれば良いだけの話だ。
何も難しい内容では無いのだから、答案用紙にさらさらっと答えを書いて、俺は問題を解いていった。
「ハイ、それでは時間になりましたので筆記テストは終了です」
答案用紙は回収されて、合格者だけが次の実技試験に進める。
そこで、俺は一つ勘違いをしていた。
この後、実技試験をやると思っていたが……それは日を改めてだった。
しかも、二ヶ月後かよ……
……こればっかりはどうしようもないから、時間があるうちに物件を探すとしよう……
ビルというよりも3階建ての建物が欲しい。
まず1Fを事務所として使用するけど、キッチンも作って、性活が出来るような空間にもしたい!
2Fは保育所兼倉庫兼ロッカールームなどとして使用
最後の3Fは丸々俺の部屋として使うのでお風呂を付けたい
後、送迎もしないと行けないから駐車場も欲しい
そんな夢のある建物があれば良いのだけど、一から作るとなると東京という馬鹿高い土地を抑えて建設費用も出さないと行けないし、いくらかかるかも分からない……
「あぁ~どっかに良い物件無いかなぁ~」
そこそこ賑わってる通りを歩いていると空き家の民家があった。
3階建てかぁ~ちょっと内覧出来ないかなぁ~と張り出されてる紙を見ると連絡先が書かれていたので早速か電話してみた。
「あ、もしもし、空き家の張り紙を見て連絡したものなんですが、内覧って急に出来たりしますか?」
担当の方に連絡すると1分で来てくれるようだ。
早くね!?
「という訳で、斎藤社長にミヤコさんお世話になりました」
俺の決断もぶっちゃけ早すぎた気がするが……まさかほぼ理想通りの物件があるとは思いもしなかった。
しかし、これをプロダクションと言って良いのかは分からない……ぶっちゃけた話し家としか見えないし……まぁー実際は一軒家見たいなもんだし何より金額が2600万だった。
流石に相場は分からないが、その場で現金一括支払いした。
気に入らなければ、引っ越せばいい訳だし、俺は深く考えないことにした。
「いや、カミキおもいッきりが良すぎないか? もし騙されていたらどうするんだよ!?」
「……どうもしませんよ。あぶく銭で得た金ですからね。無くなったところで大したことはありません」
「この子は本当に!!!」
ミヤコさんに頭をぺしぺし叩かれながらも甘んじて受け入れる。
「後、斎藤社長にプロダクション設立にあたってのやり方を教えて貰いたいんですけど……良いですか?」
「そ、それは構わないが、後ろの連中をどうにかした方が良いんじゃないか?」
あえて目を逸らしてたんだよこっちは……
「「「「「「カミキマネージャー!?」」」」」」
「まだ部屋には何も無いので家具等を買いに行きますが皆さんついて来ますか?」
「「「「「「勿論」」」」」」
やれやれ、プロダクションの設立までまだ時間がかかりそうだな……
「あ~じゃあ俺とミヤコで必要な書類とか物は後でまとめて書面にしとくからよ。時間があるときに顔出せよな」
「斎藤社長、助かります」
漸く一歩目を踏み出した。
やれやれ大学卒業までゆっくりできそうには無いな~
シャニマ283プロの事務所の間取りをイメージでお願いします。外観は違うけど