陰の協力者になりたくて!   作:ただの厨二病A

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プロローグ、第1話「成立!協力関係」→第1話「好きな存在」


幼少期編
第1話「好きな存在」


厨二病。その病を持つ者は、ほとんどがそれを黒歴史としてその過去に封じ込めることになる。

それは俺にも言える事であった。

 

だが、

 

それを食い止めた存在があった。

 

 

 

俺がいつものように『俺TUEEEEE!』系の異世界転生物のアニメをあさっていた時、

 

そのアニメを見つけた。

 

 

『陰の実力者になりたくて!』という。

 

 

「これまでのとは違うものを直感的に感じ取った」というセリフがあるが、

 

まさにそうだった。

 

「陰の実力者」としての主人公と俺とではとても似ていた。

 

特に3つ挙げるとすれば、

 

・厨二病であること

・正義側の人間というわけではないこと

・自分の思うカッコイイ姿のために努力を惜しまないこと

 

彼はカッコイイ姿を実行するための実力を手に入れ、

俺はカッコイイ姿を想像するための知識を手に入れた。

 

俺は、彼ほどの努力とまではいかないが、

 

俺のカッコイイ姿に必要なこと

「陰の叡智」についてのこと

 

についての事柄は調べて、他人に説明できるくらいには理解し、記憶した。

 

 

似ているようでやや違う。

 

だからこそなのか、俺は『陰実』にはまっている。

 

『陰実』に関するストーリーは何もかも全て記憶した。

 

 

そして、

 

 

転生した。

 

 

 

~~~~~アーシスト男爵領~~~~~

 

 

 

目を開ける。

 

そこは我らがシャドウ様のグッズ等々で埋め尽くされている部屋とは違って、見覚えのない部屋だった。

 

だが、「知っていた」

 

気が付いた直後は視界がほとんど見えなかったが、

目に力を入れると、「見る」ことができた。

 

部屋中にある「魔力」と、

謎の文字を

 

それが見えれば十分だった。

ここが陰実の世界だと特定するには

 

俺が、陰実世界の文字の特徴を間違えるわけもない。

アニメで何度見ていることやら、

 

つまり、ほとんど目が見えなかったのは生まれた直後であり、目に魔力を集中させることで見えるようになったという事か。

ということは、俺は陰実世界に転生したんだ!

 

ならば、やるべきことはひとつ。本物の我らがシャドウ様に会うことだ。

同じ厨二病として、シャドウガーデンで活動するのもカッコイイし、

今すぐにでもカゲノー領に向かいたいところではあるが、そうするとこの世界の言葉を習得できないからな。

 

あとするべきことは、シャドウと友好的になるためにいくらか技術を先取りして提供することだな。

それに、盗賊と勘違いされて戦うみたいになった時のために力も付けておいた方が良い。

 

どれだけ早く終えられるかが問題だ。

 

シャドウと俺が同時に生まれたと仮定すると、猶予は10年。

アルファと出会い、シャドウガーデンが結成される前までには終わらせておきたい。

そのために、まずは大まかな計画を立てよう。

魔力と瞑想による超ショートスリープ化で夜中に活動できるとは言え、時間はより多く欲しい、ならば表の顔で暮らす時間を最小限にする必要がある。

表の顔を使わなければ効率的に得られないのは言語だ。ただ、文字はある程度理解している。必要なのは音と文字の一致だ。

それが終わり次第表の顔は消す。

それからは24時間をフルで使う。

シャドウは俺よりも努力する能力があるけど、スタイリッシュ盗賊スレイヤーとして活動する時間がある分、俺が時間を努力に全振りすれば何とかなるはず...

 

たぶん、きっと、できるはずだ。うん。

 

 

 

〜〜〜〜〜9年後〜〜〜〜〜

 

 

 

陰実世界に転生してからしばらく経ち、9歳になった。

予定より言語習得が長引いたが、スライム装備も完成している。問題はない。

さて、行動に移るか。

 

「時は来た。」

 

王都の情報やカゲノー男爵領の情報を集めて、俺とシャドウが同時に生まれたことも確認済み。

準備は万端だ。

あとやるべきなのは。チューニ•アーシストとしての顔を消して、陰の実力者に専念できるようにすることだ。

 

では、剣術や読み書きで世話になったオヤジ・アーシストとハハ・アーシストからおさらばするとしよう。

 

部屋を荒らして、スライムで血に見せかけた液体を部屋中に飛び散らかす。

そして、スライムで限りなく本物に似せた死体を用意する。

窓を大きく割って、外部犯に見せかける。

 

ドタバタとうるさくなって来た。

 

「何があった、チューニ。」

「チューニ?」

 

後は、『チューニ•アーシスト』が死んだ事になるのを確認できるまで隠れて見張るだけだ。

本当であれば、もう何年かは24時間体制でいたかったが、この世界の言語に付随して、常識などを完全に身につけるには、これが限界だと判断したわけだ。

 

 

 

そして1年が経ち、チューニの埋葬まで終わり、完全にチューニ•アーシストの役目は終わった。

(予想より長引いたが、ギリギリって所か?)

埋葬された場所からスライムを回収し、カゲノー男爵領へと向かう。

 

 

 

〜〜〜〜〜カゲノー男爵領:森奥〜〜〜〜〜

 

 

 

「ヒャッハーー―!金の場所教えて死ぬか普通に死ぬか選べー!」

「何だ、このガキ?!強いぞ!」

 

ふー、間に合った。

予定では、もう少し早く表の顔を消せるつもりだったんだけどな。

魔力回復と瞑想の技術を練習した後に、魔力を使った飛行を練習しておいて良かった。

 

 

片付いたかな。

「そこにいるのは分かっている。出てこい。」

さて、ストーリー介入の始まりだな。

「さすがはシャ「ちっ、勘のいいガキめ」スタイリッ...」

「「「え?」」」

(まだシャドウじゃなくてスタイリッシュ盗賊スレイヤーだった)って思ってたら、なんかいたし、

 

「まだ盗賊の残りがいたのか、」

スライムを伸ばして突き刺す。

「ぐはっ」

元に戻して回収。

 

調子狂ったな。

「よし、仕切り直そう。」

もう一度さっきの位置に戻る。

「・・・」

 

 

「そこにいるのは分かっている。出てこい。」

「さすがはスタイリッシュ盗「仲間の仇だ!くらっ...」」

また邪魔が入りそうだったから無言で刺しておいて、

「賊スレイヤー。」

 

「色々聞きたいことあるけど、ノリ良いね。キミ。」

「もちろん。そうでなくては『陰の実力者』と同じ道を歩けない。」

「もしかして、君もあこがれたの?陰の実力者に」

 

「う〜ん。半分はそう。」

「もう半分は?」

「陰の実力者としての君にかな。」

 

「気に入ったよ。キミもボクと一緒に陰の実力者になろう。」

シャドウが手を差し出す。

「もちろん。」

握手するついでに、スライムをシャドウの手に置く。

 

「やっぱりコレ、スライムだったんだ。」

「魔力伝導率99%で、自由自在に操れる。君も目をつけていただろう?」

「そうだね。でも、こっちはもうスライムゼリーの調合もできてるじゃん。」

「俺は、実力よりも知識とかの方があるからね。主にこういうので手助けするよ。」

「とりあえず、ありがとう。」

「こちらこそ。」

 

〜〜〜[シャドウ視点]〜〜〜

 

「そうだ。キミ、名前は?」

「う〜ん。この世界では一応、チューニ・アーシストって名前だけど、」

「だけど?」

「死んだ風に偽装してきたんだよね。」

「うむ。ところでキミは「転生者だよ。」」

(やっぱりボク以外の転生者か。)

 

「君、影野 実と同じく」

「う、うむ。」

(え、なんで知ってるの。恐っ)

 

「じゃ、また今度。」

魔力を使って走り去っていった。

(陰の実力者なら、知っててもおかしくないか。)




オリ主の世界では、陰実がアニメ完結しているものとして扱います。

オリ主の苗字について

  • A1.キョウリョーク
  • A2.キウリーク
  • A3.キョーリョック
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  • B2.アシイスト
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