〜〜〜[シェリー視点]〜〜〜
突然、研究室の窓が割られた。
「⁈」
「俺はレックス。反逆遊戯のレックス様だ。お仕事はペンダント型アーティファクトの回収。それをしたらあとは好きに暴れて良いって話だったけどよぉ。」
「分かりやすくて助かるねぇ。ありがとうよ、お嬢ちゃん。」
レックスとグレンの剣が交わる。
「させん!」
そして弾いた。
「魔力も使えないのにやるじゃねぇか。」
「魔力だけが全てではない。実力差があれば、受け流すのは容易い。」
「実力差があれば?テメェ俺より強いと思ってんのか?」
「思っているさ。」
「ハッ、一応名前は聞いといてやるよ。」
「紅の騎士団副団長、獅子髭のグレン!」
「マルコ!」
「はい!」
「シェリーさん、今のうちに、早く!」
(さっきの「魔力も使えないのにやるじゃねぇか。」)
(きっと、あれが使われている。だからこのアーティファクトが狙われてるんだ。お義父さまのお部屋なら、詳しい資料もあるはず。)
〜〜〜[ナイト視点]〜〜〜
(さて、始まったか。強欲の瞳に備えて、魔力制御は練習したけど、スライムスーツの維持をし続けるのは大変だからな。本物の制服を用意しておいて良かった。)
(まずは屋上に来るシャドウを待って、シェリーの事でも話すか。)
「来たか。」
「ナイトじゃん、何やってるの?」
「様子見。あと、今回の主役はシェリー・バーネット。魔力を吸い取るアーティファクトを打ち消すアーティファクトを持ってる。」
「へー。」
「シェリーの誘導は俺がやる。夕暮れごろに動く予定だから、シャドウは夕暮れまでの間、見張りとかレックスって言う赤い人をやっておいて。」
「あの人たち、TPOをまったく分かってないしね。って、あのピンク髪の子、シェリーじゃない?」
「確かに、見張りにバレバレな動きしてるな。俺が合流するまでスナイプして援護しておいて。」
「オッケー」
(俺もスライムで光を屈折させてスコープにする事はできるけど、スライムを弾として打ち出すのは練習してないから、シャドウに任せておくか。)
(でも、まずはアーティファクト調整の器具を回収しないとな。)
(エリアクローク、改良して上と下は見えるようになったけど、まだ正面は見えないから要注意だな。日々、スライムクロークで学園の構造を頭に入れていたから、問題なく研究室にはたどり着いた。)
「ニュー。」
「はい。」
「奴らの使っている強欲の瞳の制御装置の調整をシェリーがやる。日が暮れた頃になったら、シャドウが大講堂で動く。それに合わせて動け。」
「そのように準備します。」
「ところで、アーティファクトの調整をシェリー・バーネットにさせる理由を伺っても?」
「痩せ騎士ことルスラン・バーネットはシェリーを利用している。その事実を自分で気づかせようとしているが、おそらく時間がかかる。それまでアーティファクトの調整で気を紛らわせる。もしもの時は俺が調整する。」
「さすがナイト様。すでに全てを見透かしておられる。」
(実際、全てを知っているしな。)
(器具も集めたし、シェリーと合流するか。)
(よし、無事にシェリーの所に来れたようだ。)
(姿を現すべきは、この階段か。)
シェリーが階段でつまずき、アーティファクトを手放し、後ろに倒れそうになった。
「ひゃーあー」
アーティファクトを回収し、倒れそうなシェリーを支える。
「大丈夫か?」
「ナイト、さん?」
「で、アーティファクト。」
アーティファクトを手渡す。
「あ、ありがとうございます。」
「それよりも、生徒の居ない静まり返った中で目立つのはなんだと思う?」
「それは…」
「まずは人影。誰も居ない中にポツンと人が居れば、当然目立つ。次に音だ。静まり返った中で、足音なり独り言は普通に目立つ。」
「はぃ。」
「まぁ、問題ない。そんな感じだろうとは思っていた。とりあえず、スリッパを脱いで、極力しゃべらないようにすれば良い。」
そして目的の部屋に着いた。
「さて、ここには副学園長はいない模様だが?」
「はい、無事脱出できていれば良いんですが、」
(気づくのは、まだか。)
「ありました!」
「強欲の瞳の資料か。」
「強欲の瞳は、魔力を溜め込むだけ溜め込んだ後、一気に解放してしまう危険性を考えて、お義父さまは学会に発表せず、強欲の瞳を国に…」
「だが、強欲の瞳は国に預けられてなんて無かった。そして、奴らがそれを今使っている。」
「・・・」
「それよりも今やるべきは、制御装置の解読だ。器具は持ってきてある。」
「あ、はい。」
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5. 書ける方を書いて、効率よく