陰の協力者になりたくて!   作:ただの厨二病A

11 / 31
第8話A「狙われた頭脳」

 

 

〜〜〜[シェリー視点]〜〜〜

 

 

突然、研究室の窓が割られた。

「⁈」

「俺はレックス。反逆遊戯のレックス様だ。お仕事はペンダント型アーティファクトの回収。それをしたらあとは好きに暴れて良いって話だったけどよぉ。」

「分かりやすくて助かるねぇ。ありがとうよ、お嬢ちゃん。」

レックスとグレンの剣が交わる。

「させん!」

そして弾いた。

 

「魔力も使えないのにやるじゃねぇか。」

「魔力だけが全てではない。実力差があれば、受け流すのは容易い。」

「実力差があれば?テメェ俺より強いと思ってんのか?」

「思っているさ。」

「ハッ、一応名前は聞いといてやるよ。」

「紅の騎士団副団長、獅子髭のグレン!」

「マルコ!」

「はい!」

「シェリーさん、今のうちに、早く!」

 

(さっきの「魔力も使えないのにやるじゃねぇか。」)

(きっと、あれが使われている。だからこのアーティファクトが狙われてるんだ。お義父さまのお部屋なら、詳しい資料もあるはず。)

 

 

〜〜〜[ナイト視点]〜〜〜

 

 

(さて、始まったか。強欲の瞳に備えて、魔力制御は練習したけど、スライムスーツの維持をし続けるのは大変だからな。本物の制服を用意しておいて良かった。)

(まずは屋上に来るシャドウを待って、シェリーの事でも話すか。)

 

 

「来たか。」

「ナイトじゃん、何やってるの?」

「様子見。あと、今回の主役はシェリー・バーネット。魔力を吸い取るアーティファクトを打ち消すアーティファクトを持ってる。」

「へー。」

「シェリーの誘導は俺がやる。夕暮れごろに動く予定だから、シャドウは夕暮れまでの間、見張りとかレックスって言う赤い人をやっておいて。」

「あの人たち、TPOをまったく分かってないしね。って、あのピンク髪の子、シェリーじゃない?」

「確かに、見張りにバレバレな動きしてるな。俺が合流するまでスナイプして援護しておいて。」

「オッケー」

 

(俺もスライムで光を屈折させてスコープにする事はできるけど、スライムを弾として打ち出すのは練習してないから、シャドウに任せておくか。)

(でも、まずはアーティファクト調整の器具を回収しないとな。)

 

 

 

(エリアクローク、改良して上と下は見えるようになったけど、まだ正面は見えないから要注意だな。日々、スライムクロークで学園の構造を頭に入れていたから、問題なく研究室にはたどり着いた。)

 

「ニュー。」

「はい。」

「奴らの使っている強欲の瞳の制御装置の調整をシェリーがやる。日が暮れた頃になったら、シャドウが大講堂で動く。それに合わせて動け。」

「そのように準備します。」

 

「ところで、アーティファクトの調整をシェリー・バーネットにさせる理由を伺っても?」

「痩せ騎士ことルスラン・バーネットはシェリーを利用している。その事実を自分で気づかせようとしているが、おそらく時間がかかる。それまでアーティファクトの調整で気を紛らわせる。もしもの時は俺が調整する。」

「さすがナイト様。すでに全てを見透かしておられる。」

(実際、全てを知っているしな。)

(器具も集めたし、シェリーと合流するか。)

 

 

 

(よし、無事にシェリーの所に来れたようだ。)

 

(姿を現すべきは、この階段か。)

 

シェリーが階段でつまずき、アーティファクトを手放し、後ろに倒れそうになった。

「ひゃーあー」

アーティファクトを回収し、倒れそうなシェリーを支える。

「大丈夫か?」

「ナイト、さん?」

「で、アーティファクト。」

アーティファクトを手渡す。

「あ、ありがとうございます。」

 

「それよりも、生徒の居ない静まり返った中で目立つのはなんだと思う?」

「それは…」

「まずは人影。誰も居ない中にポツンと人が居れば、当然目立つ。次に音だ。静まり返った中で、足音なり独り言は普通に目立つ。」

「はぃ。」

 

「まぁ、問題ない。そんな感じだろうとは思っていた。とりあえず、スリッパを脱いで、極力しゃべらないようにすれば良い。」

 

 

そして目的の部屋に着いた。

「さて、ここには副学園長はいない模様だが?」

「はい、無事脱出できていれば良いんですが、」

(気づくのは、まだか。)

 

「ありました!」

「強欲の瞳の資料か。」

「強欲の瞳は、魔力を溜め込むだけ溜め込んだ後、一気に解放してしまう危険性を考えて、お義父さまは学会に発表せず、強欲の瞳を国に…」

「だが、強欲の瞳は国に預けられてなんて無かった。そして、奴らがそれを今使っている。」

「・・・」

 

「それよりも今やるべきは、制御装置の解読だ。器具は持ってきてある。」

「あ、はい。」




星冠さん、忍刀さん、⭐︎9ありがとうございます。
h〜mrn12345さん、⭐︎10ありがとうございます。

kiki@暇人2世さん、⭐︎9ありがとうございます。
janmaさん、⭐︎7ありがとうございます。

至高王さん、⭐︎9ありがとうございます。

これからのAルートBルートの投稿方法について

  • 1. Aルート優先、一話ずつ交互
  • 2. Bルート優先、一話ずつ交互
  • 3. Aルート優先、編ごとで交互
  • 4. Bルート優先、編ごとで交互
  • 5. 書ける方を書いて、効率よく
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。