陰の協力者になりたくて!   作:ただの厨二病A

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第8話B「制された魔剣士学園」

(魔力が封じられた。つまり、始まったか。)

 

(まずは、屋上に登ってシャドウとの合流および、シェリーの狙撃支援だな。)

 

 

(研究室はあそこで、ルスランの部屋はあそこ。よし、シェリーのルートは分かった。)

「ナイト、何してんの?」

「この学園襲撃の主要キャラであろうシェリーを、狙撃で援護。」

(スライムによる光の屈折を利用してスコープを作り、シャドウと同じように弓を作り、スライムの弾を打ち出す。ハープンガンみたいに、スライム弾から細いスライムの紐を伸ばして回収可能にしたから、永久に撃ち続けることができると。)

 

「しかしだ。あいつら、テンプレを守るだけじゃなくて、なかなか創意工夫があるのに美的センスに欠ける!TPOを無視して真昼間からあんな黒ずくめで!あれじゃ勘違いのクソダサファッションになってしまうじゃないか!黒いロングコートを着るなら夜。そうと決まってるだろう。」

「まぁ、そうだね。」

(ちなみに、スナイパー曰く動く黒は逆に目立つと言われている。なので、森中では迷彩服とかギリスーツのように、環境に合わせた服装が必要となるとの事。まぁ、隠れる必要があるならスライムクロークを使えば良いだけだから、夜と黒が合うというのは変わらないけど。)

 

「にしても、シェリー1人ではとてもストーリー進行無理そうだし、シドとして合流したら?」

「制服着てるんだし、ナイトが合流すれば良くない?」

「俺は実際の生徒じゃないし、シドなら交流があるだろ?」

「まぁ、仕方ない。お助けキャラも他には居ないみたいだし、」

「それじゃあ任せた。」

(シェリーはシャドウに任せて、俺はミスリルのピンセット等々を準備しておこう。)

 

 

 

研究室に到着した。

(既にニュー居るのか。)

「ニューか。」

「ナイト様⁈」

 

「この人、許嫁だったんです。」

「知っている。何か因縁でも?」

(知らない訳がないだろう?ニコラス・マルケッタ侯爵。)

「いえ、私個人としてはどうする理由もありません。」

 

「遅くなりましたが、報告します。」

「現在、シャドウガーデンは学園の周囲に潜伏し、待機しています。ご指示があれば、いつでも動けます。」

「ただ、魔力が制限された状況下での戦闘は、リスクが伴います。普段通りに動けるのは、七陰の皆様くらいですが、現在王都に居るのはガンマ様だけです。それで、あの、ガンマ様はこういったことはあまり得意ではないと言うか、」

「『最弱』のガンマだしな。」

「はい。私も普段の半分ほどの力しか出せません。」

「現在ガンマ様は全体指揮をとっています。魔力が制限された状況はそう長くは続かないと、ガンマ様は予測しています。」

(制御装置を使わなかったら爆発するけどな。)

「教団側に動きはありません。魔力を封じるという利を最大限に活かし、防衛体制を構築しています。」

(防衛の銃撃隊は狙撃せずにいるはず。)

「騎士団ですが、戦力になりそうなのはアイリス王女と増援の部隊長くらいです。王宮の意向もあってか、指揮権の問題が発生しているようです。」

「ナイト様からのご指示がなければ、動きがあるまで待機ということになりますが、」

「魔力を吸い取るアーティファクトの制御装置の調整を、陽が落ちる頃にはシャドウが終わらせる。それに合わせて動け。」

「シャドウ様が⁉︎そのように準備します。」

 

(必要な物は回収したから、急いでルスランの部屋に向かうか。)

 

 

〜〜〜[シャドウ視点]〜〜〜

 

 

「そういう事です!凄いですよね!自在に魔力を保存、保有する技術を再現できれば、蒸気機関を超える…」

「(シャドウ。)」

「(ナイト、何かあったの?)」

「(これ、すぐに必要になる。偶然持っていたことにしておくと良い。)」

「(分かった。)」

「(それじゃあ、また後で)」

「それで、これからどうするの?」

「このアーティファクトの解読が全て終わったら、地下から大講堂に向かいます。」

「地下から?」

「学園の施設は全て、緊急時の脱出に使うための隠し通路で繋がっているんです。」

(隠し通路、良いねぇ。)

「起動したアーティファクトを強欲の瞳に近づけることができれば、機能が停止するはずです。」

(思ったよりまともな作戦だなぁ。最後が少し弱いけど、僕がシャドウとして暴れる機会になりそうだし、良いか。)

 

「ただ、アーティファクトの調整に必要な器具を研究室に置いてきてしまって…」

「もしかして、これ?」

「そうです。ってシド君持ってたんですか⁉︎」

「偶然持ってたんだ。」

 

 

〜〜〜[ナイト視点]〜〜〜

 

 

(そうしたら、レックスの対処は俺がやるか。)

 

(まずは、原作と同じ高速パンチで周りの4人を片付ける。)

 

「何だと?攻撃、なのか?」

レックスが振り向く。

「ハッ」

その瞬間、吹き飛ばされる。

(エリアクローク起動っと)

「くっそぉ、目で追えない速さ、自己加速のアーティファクトかよ。なら!アミダ!」

「何をしたか分かるか⁉︎そう、網だ!テメェがどれだけ速く動こうと、網にかかった瞬間俺は気づける。」

「なら、網の外から攻撃すれば良い。」

エリアクロークを解除し、真正面から狙撃する。

そしてそれをギリギリで避けて教室に逃げ込む。

「何だあれは、銃じゃねぇ。野郎、一体どんなアーティファクトで…」

立ち上がり、教室を見渡すと、教団員の死体が席に並べられていた。

「な、何だこりゃぁ!」

「起立!(笑)」

死体に付けた命綱くらいの細さのスライムの紐を使って、死体を操作し、立たせる。

「ヒッ!」

「礼!」

それと同時にレックスの首を斬り落とした。

「ついでに、着席!」

そしてレックス含む死体全てを座らせた。

(教室で、席に並んでるとなったら、これしかないな。)

 

(遊びはこのくらいにして、夜に向けて休憩するか。)

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