陰の協力者になりたくて!   作:ただの厨二病A

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第11話A「魔女の試練」

(ヨル•カーゲニーワとしては、身軽な装備で機動性重視。鎧と比べると耐久性はないが、動きやすさが重視されている。鎧にしなかったのはスライムスーツに切り替える時に邪魔だからってだけだが、)

(武器も短剣とまではいかないが、普通の剣よりは一回り小さい。なお、素材はミスリル100%なのでそれを補う形で強さがあることが分かる。)

(総合して、速度重視の剣士だと認識されるようにした。)

 

(あと、ナイトとして戦う時用に、地面にスライムクロークさせたスライムを広げておく。ヨルとしてだったら、そのまま。ナイトとしてだったら、回収して遠距離戦をしやすくする。)

 

「次!ミドガル王国から、ヨル•カーゲニーワ!」

(さて、行くか。)

 

 

「聖域よ、我が魔力に応えよ!」

一部の魔力を解放し、黒色の魔力を出す。

 

すると、魔法陣が上空に現れ、そこから古代の戦士が現れた。

 

 

~~~[ベータ視点]~~~

 

 

(ナイト様の勇姿、余すことなく書き記さなくてわ!)

「ん?…なぜだ?わしは動かしておらんぞ。」

 

「馬鹿な、あれはまさか、」

「災厄の魔女アウロラ」

「ナツメ先生、アウロラとは?」

「災厄の魔女アウロラ、かつて世界に破壊と混乱を招いた女」

「初耳です。」

「よくそんなの知ってるわねぇ」

「作家のたしなみです」

「とはいえ、アウロラは災厄の魔女として伝わっていますが、実際に彼女がどんな混乱をもたらし、破壊を行ったのかは、記録が残されていないんです。」

ベータがナイト様戦記に使っているメモを取り出す。

「司教様、よろしければ、災厄の魔女の事を、教えてくださいな?」

「も、もちろんよろしい。え、えぇ、姫様方が知らぬのも無理はありませんからな。もしろ、ナツメ先生がご存じだったのが驚きです。何せアウロラの名は、教会でもごく一部でしか知られていません。しかし、ヨル•カーゲニーワという挑戦者も運が悪い、あれは史上最強だと言われた魔女です。あれでは手も足も出ますまい、」

 

ナイトはさっきよりも高濃度で魔力を可視化し、その魔力によって観客から自分が見えなくなると、次の瞬間にはナイトに変わっていた。

 

「あれは!…」

 

「改めて名乗ろう。我が名はナイト。陰に潜み、陰を狩る者。」

 

「彼がナイト?」

「アレクシアさんは知ってるんですか?」

「えぇ、まぁ。お姉さまが『黒い謎のアーティファクトを使っていた』と言ってたわ。」

王女二人は立ち上がり、ネルソンは聖騎士に指示を伝えている中、ベータだけは冷静でいた。

 

「ナイト、我らの足元を這い回るドブネズミか、己の力を過信した愚かさをせいぜい悔やむが良い。」

 

「姉さまが苦戦した相手、女神の試練が彼に相応しい相手として呼んだのなら、まさか彼の力は世界を破壊した存在に届くということ?」

 

 

アウロラが一回転して無数の血の槍を放つ。

 

「「?!」」

 

「ふっ、見切った!」

こちらも無数のスライムの槍を放ち、自分に向かってくる血の槍を迎撃する。

 

そして、さらにスライムの槍を増やし、アウロラに向けて放つ。

それをアウロラが迎撃する。

 

 

「魔女に遠距離攻撃で挑もうとは、どうやら私の言った通りのようですな。」

「あれが古代の戦闘技能?」

「思ったより粘るようですが、実力の差は歴然の様子。」

「でも、お互いに打って打たれての繰り返し、」

「ですよね?アレクシア様?」

「えぇ、そうね。あの女は強い。並の魔剣士では手をつけられない攻撃をするわ。でも、彼もそれと同じレベルの攻撃をしている。2人にとってはあの程度、序の口に過ぎないのじゃないかしら。」

 

 

〜〜〜[ナイト視点]〜〜〜

 

 

(ウォーミングアップはこのくらいにして、一気に量を増やす!)

さらに無数のスライムを放ち、血の槍を打ち落としつつ、アウロラを攻撃する。

 

それに合わせてアウロラも血の槍の数を増やす。

(量じゃダメか。では、質ではどうだ⁉︎)

今度はスライムの槍にこめる魔力量を増やして放った。

 

次々と血の槍を突破していくが、

新たに生み出された血の槍によって相殺された。

(全盛期の力は出せないはずなんだがな。『遠距離攻撃で魔女は倒せない』原作の運命力的な奴かもしれんな。仕方ない、血の槍を消し飛ばしてスライムソードで斬りにいくか。)

 

スライムソードを持ち、スライムの槍の量を減らした。

それに合わせて大量の血の槍が迫ってくるが、

 

「アイム…」

ナイトを中心に緻密に練られた黒い魔力が半径10mほどの半球状に広がる。

「テクニカルアトミック」(※詳細は後書きにて)

直後、範囲内に黒い光が充満し、その中の全ての血の槍が蒸発した。

そして、スライムの槍とほぼ同じ速度でアウロラに駆け出す。

 

それに向けてアウロラが血の槍を放つが、

即座にスライムの槍によって相殺された。

 

「近接でトドメをさせば良いんだろう?」

そのままスライムソードで斬って通り過ぎた。

 

そして、アウロラが消える。

(よし、シャドウの所に向かうか。)

再度、高濃度で魔力を可視化し、その間にスライムクローク使って姿を消す。

 

 

〜〜〜[ベータ視点]〜〜〜

 

 

「勝った?」

「勝ったわね。」

「バカなっ、負けた、だと?攻めていたのはアウロラだったはずだ!」

すると、結界にヒビが入り、魔法陣が現れ、扉となった。




1「アイム、テクニカルアトミック」
戦術核(technical nuke)をイメージとした技。
爆破範囲は控えめで、詠唱時間が短い。
精密な魔力操作で範囲を微調整する事もでき、範囲内の味方には当たらないようにする事もできる。
最後の一撃というよりも、技の一つとして使われる。
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