陰の協力者になりたくて!   作:ただの厨二病A

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第5話「ワールド・オブ・シャドウ」

 

 

 

〜〜〜[アイリス視点]〜〜〜

 

 

 

「錯綜していますが、確認できているだけで8箇所。集団による破壊活動が確認されています。」

「警備部隊は学園に集中して。私は現場に向かいます。」

「ご武運を」

(一体、何が起きてているの?アレクシアは?)

 

 

その時、アイリスの耳に悲鳴が届いた。

(騎士団の声だ。そう遠くない。)

アイリスは方向転換し、悲鳴の元へと駆けつける。

 

銃撃部隊は化け物の一撃でやられ、魔剣騎士団も化けの物のもつ再生能力に苦戦しているようだった。

「何よこれ。」

アイリスは醜悪な巨体の化け物に対して呟きながら動いた。

 

そこにアイリスは斬り込んで行った。

「離れなさいっ!」

 

「ア、アイリス様!」

「怪我はない?」

「8人殺られました。」

 

「負傷者は一旦後退!この区画も、じきに無人になります!そうしたら…」

アイリスが見据える先、化け物に一撃を浴びせた傷が再生を始めていた。

 

「再生してる。」

「ウソだろ⁉︎アイリス様の一撃だぞ!」

そして、化け物が呻き声をあげながら向かってきた。

 

「あなたたちは下がりない!」

「速さもある、力もある。だけど、所詮は化け物。動きは単調。」

「再生するというなら、」

「再生する間も与えず斬り続けるだけ!」

 

アイリスは反撃も許さないほどの連撃で切り刻むが、

 

「くっ!」

「まだ再生するというの。」

 

「少し時間がかかりそうね。いいわ、付きあってあげる。」

長距離戦の覚悟を決め、剣を構えるが、

 

「一つ教えておこう。それは元人間で、今、痛みを最も感じている。」

アイリスと化け物の間に、漆黒のボディースーツを身に纏った男が現れた。

 

「何者だ!」

「我が名はナイト。」

そして、化け物がナイト目掛けて拳を振るうが、

逆に漆黒の剣で斬られ、漆黒の糸によって動きを封じられた。

 

 

 

〜〜〜[ナイト視点]〜〜〜

 

 

 

(さて、動きは封じたが、)

ナイトは、ミリアに向けて悪魔憑きの治療と同じ様に魔力を流した。

 

(なるほど。注射器で注がれた魔力によって、元の魔力が傷つけられているのか。)

(つまり、矢とか蜂に刺された状態と同じ感じということか。)

(刺さっていることによりダメージはあるが、下手に抜くとさらに傷つける。)

「だとすれば、手遅れか。」

 

(なら、原作のアルファ同様、なるべく傷つけずに終わらせるか。)

 

スライムソードを握り、

注がれた魔力でできた肉体を素早く斬り落とす。

悪魔憑きの治療と同じ要領で魔力を流し、残った部分をはがす。

 

そうして少女の姿となるが、

魔力だけでなく身体もが、ボロボロだと誰の目にも明らかであった。

 

最後に、スライムソードに多くの魔力をこめ、頭を突き刺す。

 

(全て1秒以内にできたし、突き刺されて最も早く意識がなくなるのは脳だし、痛みは最小限だよな?)

そして、ナイトは立ち去ろうとする。

 

「貴様は…」

(まずは無視。)

 

「ま、待て!」

「もう一つ忠告しておく。表世界の最強程度の実力者、裏世界には何人も居る。」

「我ら『シャドウガーデン』の邪魔をしないことだ。」

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