今年もよろしくです。
俺はナノテクスーツの新機能を増やしたくて今日はこよりを俺の家に連れてきて手伝ってもらうことにした。なんとか今は魔法と化学の併用を目指して頑張ろうとしていた。
こより「スーツはちゃんと魔力が全身に通るように改造はしたから、あとは悠斗くん次第だよ。」
今回は新機能として[イーサル・フュージョン]*1の実験をする。成功すれば身体とスーツ両方基礎能力が向上するようになっている。
「やってみるか…」
試しに空を飛んでみるようにした。出力がいつもより出ているとこよりから報告が来た、確かにいつもよりスピードが倍出ていて気持ちが良い。だがエネルギー不足を感じる、スーツも俺の身体両方のエネルギーが足りないと若干感じた。これはただ自分とスーツのエネルギーを増やせば良いだけの話だ。
こより「うーん成功だけど後は土台を固めたら結構完璧だね。」
「出力が多い分、エネルギー消費がとんでもなく多いから今後はそこをなんとかしたいな。」
こより「他にも色々能力やら機能は増えてるんだっけ?今日は全部試すの?」
「全部試しても良いがそんなに時間はない、合金スーツも調整したいし色々やることがあるからほとんどぶっつけ本番だろうな。」
こより「そっかあ…」
「最後に簡単なのを試したいんだけど良いか?」
こより「いいよ?」
俺はこよりに魔法を使うように指示をした。何をするかと言うと魔法発動した瞬間に超音波を発するファンネルを召喚して一時的に魔法を発動するのを妨害する簡単なやり方だ。
「いつでも良いぞ。」
こより「それじゃあ遠慮なく…!」
発動しようとした瞬間にファンネルを起動させこよりの目の前で超音波を発動させた。瞬間にこよりが耳を塞ぐようにして魔法の発動が出来なくなった。
こより「うぅ......やりたかったのってこれなの!?」
「でも妨害にはちょうど良いだろ?」
こより「そうだけど...地味な嫌がらせだねこれ...」
「化学だからこその面白さがあるだろ?」
こより「この方法は思い付かなかった...」
「よし、ありがとな。後は俺がやるよ」
こより「たまに無理するからちょっと心配...」
「安心しろ、バトロワに対して策を作ってるだけだ。」
あと1週間だ、1週間経てば入学と同時にバトロワになる。学園の事を少し調べて見たが色々と施設が充実していたり強者が沢山居るらしい。特に最近の生徒は中々良いと聞いたことがある。
こより「それじゃあ、またね」
こよりを家に返して俺は今まで作ってきたスーツを見ていた。数はあるが用途は沢山ある、そのため物によって使い分けることが多いが、今はナノテクで機能性は充分になっていた。
「問題はバトロワで何を使うかだな。」
ナノテクだけじゃエネルギーが足りずに直ぐに強制退場になる。そのために複数スーツは持って行けるようにしたい。
「この間作ったこのマーク33で良いか。」
このスーツはリパルサーの出力を向上させて両腕にはヴィブラニウムの刃が搭載されている。さらに耐久性を向上させスピードにも特化した便利なスーツだ。ちなみにこのスーツは自動キャッチ型スーツでパーツが個々に別れるようにしている。色はただのシルバーになっている。
「色はこのままでいいか。後は残りの1週間をどう過ごすか。」
今日はなんだか疲れた、もう今日は寝ておこう。
男「このDNAなら...俺の体も強くなれるはずだ...」
そう言って親父の会社に居たとある男がホークのDNAを手に取りDNAカプセルを注射器に入れて自分の腕に注射した。
そしてその男は容姿がだんだん変化してホークっぽさが出てきていた。そしてそいつは壁を突き抜けてどこかに飛び去っていた。
「やべ...寝すぎた...」
時間を見たら10時になっていた。だが通知を見るとこよりからの着信が何件もあったから焦って出るとテレビん付けて欲しいと頼まれつけて見ると1つのニュースが流れ込んだ。
「何があった...?」
こより「なんか研究所が襲われたっぽくて被害者は居なかったけど何か盗まれてないのか確認はしてるらしいよ。」
「こより、今暇か?」
こより「うん、もしかして行くの?」
「もちろん。」
そう言って電話を切って急いで準備をした。スーツはめんどくさかったが便利だから持っていった。
そうしてこよりを連れて行き親父の会社へ向かった。テレビの記者が多いのか分からんが正面は流石に無理だったため近くにいた知り合いの人に裏口から入れらせてもらった。
こより「凄く久しぶりに来た気がする...」
「被害場所は前に来た研究室か...」
被害があった研究室に行くと壁が壊れて研究室の1部も壊れていた様子だった。そこには会社の人と親父がいた
父「2人共来ていたのか。」
「何があったんだ?」
父「研究室の1人が、どうやらDNAを勝手に使用して何処かに消えていったそうだ。そいつの自宅は今調べてもらって行方はまだわからん」
こより「悠斗君からある程度実験の話は聞きました…何のDNAが盗まれたんですか…?」
父「ホークのDNAだ、でも既に自身に注射している。副作用はまだ全部把握はしきれていない、だが暴走して自暴自棄になる可能性もある」
こより「ホーク…良い友達がこよにいるね…」
「もしかしてあれか?“秘密結社”だっけか。」
こより「holoXね!チームに鷹の子がいるから聞いてみようかな。」
「あー…話だけは聞いたことあるな。」
こより「時間がある時に聞いてみるよ」
父「そうしてくれると助かる。」
とりあえず俺とこよりは一旦帰る事にした。この事件は試作品の物が盗まれた事件として批判が殺到していた。会社はしばらく休みになり調査は進めるとのことだった。
ルーナ「あの技術…盗みたいのら!!!」
執事「ですがあのスーツは…」
ルーナ「悠斗なのは知ってるのら!でもあの技術があればルーナも戦えるのら!!」
執事「は、はぁ…なんとかやってみます…」
その頃俺はこよりと先について色々話していた。もうすぐ学園に入学する事と会社の事についてちょっとだけ話していた。
こより「悠斗君のお父さん大変そうだね…」
「しばらくは鎮火作業だろうな…俺らは学園のことだけ考えていよう。」
こより「いや〜なんでもありなバトロワって聞いてるけど怖いよね」
「アホみたいに強い奴らが居るらしいからな」
こより「すぐに負けそうだからな〜…」
「まぁやるだけやってみないと分からないよな。」
こより「なんでもありだし協力しない?」
「会えるかどうかも分からないけど...まぁいいよ。」
そうしてしばらく話を続けていると外の警戒装置が作動して俺とこよりが驚いた様子で立ち上がった。
こより「なになに!?」
「敵意あるやつが家の近くに来たな。久しぶりに警戒装置が作動したっぽい」
俺はすぐさまスーツを着てこよりは戦闘態勢になりいつでもどこからでもかかってこいって感じだった。
だが作動したままだれも家にやってこなかった。
こより「警戒装置壊れてるんじゃない?」
「んなわけ、こないだ確認したけど全然普通だったぞ。」
こより「えー?じゃあなんだったんだろう...」
この装置は何を確認したのかはあいにくカメラは無く確認できないまま謎の出来事となってしまった。
そうしてこの出来事から数日たち、もう学園に入学する前日となった。それまで極限まで自分の能力を磨いていた。
その間どうやら親父の会社はまだ犯人の居場所を特定しておらず捜査は難航しているようだ。
エーテルという魔力の素をスーツと身体に統合することによって通常のスーツと身体の限界を超えることができる