白髪の獣人を倒し終わってしばらくさまよっていた頃だ。こよりを探す事にした。赤外線スキャナーで確認してもまだ生徒は残っているようでやっぱり実力派が多いと改めて気づいた。
「ラヴリカ、いつでもスーツ変えれるように待機させておいてくれ。」
『了解しました。では、マーク34を待機させておきます。』
マーク34は従来のスーツとは違い、車ごとスーツにしていて自動キャッチ型として作った他のスーツとは違うスーツだ。そして車ごとスーツにしているため一回りデカイスーツとなっている。
「んじゃ、こよりでも探すか。」
リパルサーで外から探す事にしようとしたがエネルギー切れも考えて、少し隠れながら探す事にしたけど歩くとスーツの金属音がする為足部分だけ取り外した。
「ラヴリカ、こよりの位置ってわかるか?」
『博衣こより氏の位置を特定、南校舎の3階です。』
この学園は南と北の校舎に分かれていてその間は通路で通れるようになっているがその通路は2階からしか行けないようになっている。今俺がいるところは北の2階にいる為移動はできるが、若干壊れていたり遮蔽物もないから簡単に移動はできるかわからない。
「ラヴリカ、良い方法は無いか?」
『ですがこの通路は魔力が通っている為、罠の可能性が高いです。』
「んじゃあえてその罠にハマりにいくか。」
そう言って一歩踏み出すと轟音と共に通路が崩れていった。するとラヴリカが後ろから高エネルギー反応があると言い振り返ったその瞬間、ビームのような何かが俺に直撃してきた。
フレア「なんかすごい音したと思ったら誰かいたからつい撃ったけど…まぁ良いよね?」
ノエル「多分大丈夫でしょ!」
瓦礫に埋まってたが無理やり退けさせていた。リパルサーで飛ぼうとしたが足のリパルサーは切り離していたことを思い出した。すると二人組がこちらを見ていたら。
フレア「まだ生きてるかぁ〜」
「その声…フレアさん?」
フレア「ん〜?あっ!君か!」
ノエル「あの時の!」
マリン「ちょっと!!!船長の獲物!!」
立ち上がると二人の横から赤い髪をした生徒がやって来た、どうやら通路を崩した犯人はあの人で間違いないだろう。
フレア「えー?来るの遅くない?」
マリン「うるさい!とにかくあの生徒は船長が倒す!」
ノエル「よし!こないだの手伝ってくれたお礼だから悠斗くんは逃げていいよ!」
「え?」
マリン「え?」
フレア「まぁそれも良いかもね」
マリン「え?船長は?」
ノエル「気晴らしに?」
「なんか…ありがとうございます。」
フレア「次会ったら容赦しないからね〜」
そう言われてこよりのいる方へと向かう為南校舎へと入っていった。瓦礫やらビームの攻撃受けて損傷率が70%以上になってた。ほぼほぼの機能が停止していて飛ぶ事やリパルサーを撃つ位しか出来ない。
「ラヴリカ、いつでも34に変えれるようにしてくれ。」
『了解しました。』
しばらく歩いていると目的の人物を見つけたが...
「ん?こより?」
こより「あーいた!!!でも待って!!手伝ってくれてもいいんだよ!!」
どうやらこよりは誰かと戦っていたようで、相手はなんか人参ぶん投げてたり小さいうさぎ?を召喚して戦っていた。
ぺこら「吹き飛べ!!」
こより「そんなぼーっと立ってるだけ!?」
「あ、あぁ...ごめん」
こよりが俺より後ろに逃げると目の前からうさぎの子がやってきたと同時に超音波で魔法の発動を止めた。
こより「今だ![エアブレード]!!」
風の刃がちゃんと当たったようで相手か少し吹き飛んで行った。
ぺこら「痛ったぁ...まさか2人だったとは...やられたぺこね...」
「あのうさぎは?」
こより「さっき急に攻撃仕掛けてきた先輩。」
「なるほどな...スーツもそろそろ限界だからこの際当たって砕けるか。」
ぺこら「何コソコソ話してるぺこ!」
腕を先輩の方に向けて格納していたミサイルを一発放った。余裕そうな顔をしてでかい人参を取りだした。
「???」
ぺこら「馬鹿ぺこねぇ...このくらい跳ね返してやるわ!」
ミサイルが近づいた瞬間人参を思いっきり降ってミサイルを跳ね返した...と思っていた。
こより「え?」
なんとそのミサイルは人参に刺さったようで予想外だったがまぁいいだろう。爆発して人参ごと先輩が吹き飛んでいって退場して行ったようだ。
こより「これでいいの?」
「良いでしょ、勝ちは勝ち。」
こより「悠斗君がそう言うなら...いっか!」
『悠斗様、スーツがそろそろ限界です。』
「そうか、一旦33は閉まっておこう。」
そう言ってスーツを脱いで格納して行った。奇襲を掛けられてもいいようにナノテクスーツは準備出来ている。
「あーそうだ、あいつらは?ホロ...ホロなんたら...」
こより「ホロックスね、ラプちゃんは先輩に玉砕されてたけどあと...ルイ姉は誰かに負けてたね、あと2人はまだ分からないや...」
「なんだっけか、いろはとクロヱか?」
こより「そうそう、あの二人も結構強いからね〜」
ちょっと話しながら周りを警戒しているとやっぱり外が激戦区となっていた。特に中庭とグラウンドが激戦区だった。
こより「作戦は?」
「無い」
こより「え?」
「無いぞ?」
こより「ほんとに?」
「迷ったら負ける、負けるなら何も考えずに突っ込んだ方がいい。」
こより「脳筋...?」
あやめ「2人発見!」
「!?」
こより「嘘...魔力は極力消してたはず...あっ」
「俺か...」
どうやら俺だけ魔力ガンガンに出していたようで察知されやすかったようだ。
あやめ「まずはそこの獣人!」
「ラヴリカ!マーク34を!」
目の前の鬼が刀を振り下ろして斬撃を放った瞬間にマーク34を召喚して車が教室に突入してきた。そしてそのスーツを着てこよりを庇う形になった。
あやめ「機人なのか...?」
「まぁ近しいけど人間だ。」
あやめ「思ったより強そうだからそっちから相手してやろう!」
ヘイトがこっちに来てくれたおかげでこよりは何とかなった。だがこのスーツは未調整の為実践には本当は向いていないから若干ダメージは入りやすい。
「なら...頑張らないとな!」
あやめ「余には勝てないぞ!」
俺がリパルサーで撃つ間に鬼の人は先に移動して撃った方の手を切り落としていた。切れ味が良すぎて結構焦っている自分がいる。
『悠斗様、右手のリパルサーが機能しません。』
「んなもん見てれば分かる」
左手で拳を作って殴りかかった。鬼の人は両方の刀をクロスさせてガードしていた。その間に両肩と両膝に格納していた小型ミサイルを発射して当てる事に成功した。
あやめ「面白い機能があるな...じゃあ余もやりますか...!」
そう言って鬼の人は刀を構えて一瞬でこっちまでやってきた同時にユニビームで対抗したがまたガードされてそうして斬撃を放っていった。リアクターめがけて放っていて右腕でガードしたが更にダメージが入り腕がボロボロになっていた。
こより「悠斗君!これまずいよ!」
「だな...ラヴリカ、マーク34の装着者をこよりに変更してどこか遠くに連れてってやってくれ。」
『わかりました。』
こより「え!?待って!!!」
マーク34の装着者を変更してこよりに装着させて、どこか別のところに行かせることにした。
あやめ「自首する気か?」
「まさかこんな早くナノテクを使うとはな...」
そう言って俺は胸のリアクターをタッチしてナノテクスーツを装着した。目の前の鬼の人は驚いたようにこっちを見ていた。
あやめ「なんかもっと強そうな姿だな!」
「ここで本気を出すとは俺も思ってなかったから、結構バトロワを甘く見てた。」
あやめ「バトロワが何なのか余が教えてあげるよ!」
またこっちにやってきて斬りかかろうとしてきた。今度はナノシールドで守ることに成功した。殆ど傷は付いていない。今度はこっちから攻撃を仕掛けることにした。
腕をナノシールドから両腕のピストンハンマーに切り替えて鬼の人に向かって思いっきり殴った。刀でガードしていたが相手を吹き飛ばず事に成功した。
あやめ「その能力面白そうだな...!」
「これが俺の本気です。」
あやめ「じゃあこれはどうだ?[ブレイジングスラッシュ]*1!」
刀から炎の斬撃がこっちに斬りつけるようにこっちも両腕をエナジーブレードに変えて斬撃を与えようとした。だが向こうの力が強く斬撃がモロに入った。
「これでもまだ損傷は少ないのか...思ったより実践向きだな…」
あやめ「硬いな...」
直ぐに体制を建て直してエナジーブレードで斬りかかった。相手も刀で応戦してぶつかり合う音が教室に響いていた。
あやめ「レパートリーは少ないな?」
「そんな事もないですよ?」
ナノテクで攻撃型ドローンのファンネルを生み出して腕をリパルサーキャノンに切り替えて思いっきりビームを撃ち込んだ。
あやめ「っ...!?」
完全にガードをする前に隙を着いて撃ち込んだため思いっきり教室を抜けて窓側の方へ外に放り出された。俺はファンネルを格納して外へと出た。
「このスーツは俺の思い通りに武器を生み出して攻撃する事が出来るんだ、つまり想像力が鍵なんだ。」
あやめ「面白い力だな...」
「そうですね。」
あやめ「そういえば自己紹介が遅れたね、余は2年の百鬼あやめだぞ!よろしく!」
「1年の篠崎悠斗です。先輩でしたか。」
あやめ「良い能力を持ってるな!」
「そっちも強いですね...」
俺が空を飛んで空からリパルサーキャノンで撃ち込んでいた。そして先輩は刀で撃ったエネルギー弾を斬っていた。
あやめ「空はちょっとずるいな...」
「これが俺なんですよ。」
また構えてきた。空を飛んでる俺に向かって思いっきり飛んできた様だ。腕から拘束器具を射出して腕と足を拘束させた。
あやめ「斬れなかった...」
「現代器具もいいですよ?」
先輩が地面に落ちて行って俺も空から思いっきりピストンハンマーで叩き付ける形になった。だが直前に拘束器具を壊していたのか分からないが刀でガードされていた。
あやめ「危ないね...何も出来ずに退場になるところだったよ...!」
「どうやって拘束を解いたんですか?」
あやめ「あれくらいは力で何とかなったぞ?」
「なるほど...もうちょっと調整の必要はあったと。」
あやめ「勉強熱心なのはいいことだ!」
刀は炎を纏ってまた攻撃を仕掛けようとしていた。こっちも負けてられずファンネルとリパルサーキャノンを出して戦おうとした。
あやめ「百鬼流...[
二刀から放たれる炎がそれぞれ異なる軌道を描いてこっちに向かってきた。リパルサーキャノンとファンネルで撃ったがどうにもならず、直撃して俺が吹き飛ばされてしまった。
「やばっ...ナノボット使わないと治らないほどのダメージか...」
あやめ「むむっ...壊したとのに治っていく...」
腕部分のナノテクが剥がれていた為ナノボットで修復した。ナノボットはまだ使っていないためまだ治せる範囲ではいた。
「これは...どうするか...」
あやめ「君の想像力?というのが鍵なんだろう?それで頑張ってみるがいい!」
「って言ってもなぁ...今ここで出来るのは...アレかな?」
そう思って俺は腕からエネルギーで形成された鞭を両腕に出した。これなら面白い戦い出来ると思った。
早速鞭を振り回して先輩の刀に向けて鞭を打った。先輩は刀で跳ね返したがもう片方の鞭でまた攻撃を仕掛けていた。お互い2つ武器を持っている状態での攻防が激しく続いていた。
あやめ「君の本気はその程度なのか?」
「じゃあ...これはどうですか!」
鞭を思いっきり打って先輩の1つの刀を手から離れさせた。驚いた様子で地面に落ちた刀を取りに行こうとしたが鞭でさらに遠くに飛ばした。
あやめ「びっくりしたよ、鞭得意なのか?」
「いや、本当は別で得意なのがありますね。」
あやめ「1年にしては強いな、気に入ったぞ!」
「そう言ってもらって嬉しいですよ。」
あやめ「でも後輩に負ける訳にはいかないよ!」
「こっちこそ!」
俺は鞭を戻して改めてリパルサーで攻撃を間髪なく与えていた。先輩は1本の刀でこっちに斬撃を放ってくる為エネルギーシールドで攻撃を防いでリパルサーを撃ち続けていた。
こより「悠斗君〜!!!!」
「え?」
先輩と戦っていたらグラウンドにマーク34を着たこよりがこっちにやってきた。油断した隙に先輩に刀をもうひとつ取られてしまった。
あやめ「2対1か、しかもさっきの子だな!」
「こより、何とかしてでも先輩を挟み撃ちにしたい。」
こより「と言うと?」
「お互いのユニビームをぶつけて爆発を起こして思いっきり吹き飛ばすからその時は頼んだぞ。」
こより「了解!」
そう言ってでかい巨体で空を飛びリパルサーで撃ち込んでいた。俺は近付いて近接格闘で勝負を仕掛けていた。
あやめ「デカイのから先に壊すか...」
確かに最初逃がした時よりダメージはあるようだ。他の生徒と戦ってダメージが入ったのだろう。狙われない為に俺にヘイトを向かせるようにした。
「こっちに集中してくれませんか?」
あやめ「余引っ張りだこだな?」
両刀を振りかざしてきたが両手で無理やり掴んで抑えている。また炎を纏って斬りかかってきてさすがに無理だと思ったがその場の力で抑えていた。
あやめ「その力...どっから来てるんだ?」
「火事場の馬鹿力ってやつですよ...!!こより!!」
こより「OK!!」
俺が先輩の正面から、こよりは後ろからユニビームを撃つことにした。そして一気にエネルギーを解放してユニビームを当てた。
あやめ「んなっ!?」
そうしてユニビーム同士がぶつかり合って爆発と同時に衝撃波が周りに広がった。俺が1番距離が近かった為俺も吹き飛ばされてしまった。こよりのスーツはエネルギー切れのようでこよりが直接こっちに来た。
こより「エネルギー切れだ...それより、悠斗君!」
「あぁ、俺なら大丈夫だ。」
こより「良かったぁ...先輩はどうやら退場したみたいだよ。」
「そうか、マーク34はエネルギー切れか。」
こより「そうみたい、でも上手くいって良かった。」
クロヱ「こんこよ?」
こより「え...?ってクロたんじゃん!!」
「シャチじゃん」
クロヱ「久しぶりに会ったと思えば悠斗は調子に乗ってるねぇ?ここで退場させてもいいんだよ?」
「はいはい、ごめんなさいね。」
クロヱ「もうちょっとマシな再会の仕方あったでしょ...」
このシャチは沙花叉クロヱ、こよりと同じで前からの友達だ。久しぶりに会うが相変わらずのウザさを持ち合わせていた。
こより「あれ?いろはちゃんは?」
クロヱ「ヘマして先輩に負けてた、しかも好きな先輩っていうね...」
こより「それってまさか学園最強の先輩だっけ?」
クロヱ「そうそう、沙花叉マジ大変だったんだよ...」
いろはもこの2人と同じで前からの友達だ。用心棒?みたいな感じで侍をしているが腕は普通にすげえやつだ。
「クロヱはこの先どうするんだ?」
クロヱ「いや〜やっぱ1人勝ちした方が人気出るし?沙花叉は1人で頑張って来るね〜!」
そう言ってクロヱはどこかに行ったが問題なのはその学園最強の先輩って人だ、前にラヴリカを使って調べた事はある。名前は星街すいせいって先輩だった。
学園最強と言われている通り結構な成績を収めているみたいで俺らじゃどうにもできなさそうな程の強さだそうだ。
ここまで見て下さりありがとうございます。やっぱり期間が空くと文章力がほんとにボロボロになりますね...;;