不審者提督と艦娘   作:晴朗 波

1 / 1
第壱話 不審者提督が着任しました

吹雪「はじめまして、吹雪です!これからよろしくお願いします!」

 

提督「...フム」

 

艦、娘...

 

人の形をしながらも昔の軍艦程の火力を実現した、兵器。

 

しかも、喋る。

 

...暴言は、流石にまだ吐いてこないか。

 

暴力を振るわれたら、勝てないだろうし、なるべく、関わらないようにしよう...

 

吹雪「…かん!司令官!」

 

提督「ヒッ...な、何だ?」

 

吹雪「初めての任務をしましょう!」

 

初めての、任務...?

 

提督「...具体的に何をするんだ?」

 

吹雪「建造です!」

 

建、造、だと...?

 

つまり、艦娘を増やせと?悩みのタネを増やさねばならぬのか...

 

吹雪「資材はどれくらいにしますか?」

 

資材...ここで大量に資材を使えば暫く建造は出来なくなるだろう。

 

ならば、今ある資材の大半を費やすのみ...!

 

提督「...じゃ、今ある資材の大半を注ぎ込んでくれ。」

 

吹雪「大半、ですか?了解です!」

 

さて、どうなるのか...

 

今回の建造時間は24分らしい、えっ、早くない?仮にも軍艦だよね?

 

不知火「不知火です。ご指導ご鞭撻、よろしくです。」

 

わぁ、目つきが鋭いなーとか言ってる場合じゃねぇわ。

 

物凄い眼光、俺でなきゃ見逃しちゃうね。(現実逃避)

 

提督「や、やぁ、私がここの提督だ、これから宜しくお願いします...」

 

弱気になっては駄目だが、できるだけ関わりたくない...

 

どうしたものか...

 

吹雪「では、部屋に案内してきますね。」

 

提督「あ、あぁ、頼む」

 

吹雪「では、失礼しました。」ペコリ

 

不知火「失礼しました。」ペコリ

 

ギィィィ

 

バタン

 

提督「...フゥゥゥゥ、何とか切り抜けた...」

 

さて、これからどうしたものか...

 

急に、艦隊(?)を任せられた...

 

てか、艦隊って言うくらいなら出撃もあるのか?

 

気になってきたな...

 

そうだ、出撃命令を出してみよう。

 

内線を付けてっと...

 

提督「[本日は晴天なり、本日は晴天なり、駆逐艦吹雪、不知火は、出撃準備出来次第抜錨されたし。目標は鎮守府近海の制海権の奪還、繰り返す、目標は鎮守府近海の制海権の奪還。]」

 

とりあえず、業務連絡はこんなモンで良いのか...?

 

まぁいい、これで大破艦でも出ようものなら元帥も諦めて解雇するだろう。

 

それまでのんびり始末書と退職届でも書くか...

 

 

〜一時間後〜

 

そろそろ戦闘終わってる頃かな?

 

終わったら無線が来る筈だが...

 

無線[-・- --- ・-・-- -・-・・ ・-・・ ・-・-・ -・ ・- ・--- -・-- ・・ -・-・・ -・・・- ・--・ ・---・ --・ ・・- ・・-・ --・-・ ・・・ ・・・・ --・・- -・-・ -・・・ ・・ ・-・-・ -・・ ・・- ・・-・・ ・・- --・・- -・ ・・ ・-・-・ -・-・- --- ・・-・・ ・・ ・---・ ・-・-・ ・・-・・ ・・- --・-・ ・---・ ・・- ・-・ --・-・]

 

流石に無線はモールス信号だよな...聞き取りづらい。

 

え~と、なになに?〔ワレテキカンタイヲゲキメツセリウチシラヌヒニバンホウトウヒダンサレドセントウシセウナシ〕だって?

 

〔我、敵艦隊を撃滅セリ。内、不知火二番砲塔被弾サレド戦闘に支障ナシ。〕...えっ?

 

戦闘に支障なしって事は小破か中破だろうな。

 

言い訳が出来なくなってしまった、どうしよう...




続け
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。