ゲーム開発部の実況部屋   作:愛憎愛華

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Part2.ユン事務所:フィン

カンリ「2人が休憩中にストーリーだけでも進めていい?」

ミドリ「いいですよ」

モモイ「正直何言ってるかわかんないしね」

 


 

フィクサー1『今日も無駄骨かよ!こんな雑用ばっかするためにフィクサーになったわけじゃねえってのに。』

 

フィクサー2『このド底辺じゃみんなそうじゃんか。選ばれし人間だけが登っていくだけだし』

 

フィン『それでも、小さいことからコツコツとやっていけば希望の光が見えると思いませんか?』

 

フィクサー2『そんな楽観的な考え方ができるとかホント羨ましいよ、フィン。』

フィクサー2『いくらなんでも「夜になる前に失踪した猫を探して下さい」とかないでしょ。』

フィクサー2『こんな寂れた事務所にはゴミみたいな仕事しか入ってこないからねぇ。』

 

フィクサー1『そうだろ、フィン!お前だってこんなことやりたくてフィクサーになったわけじゃないだろ!』

フィクサー1『こんなところにいるべき器じゃねぇよ、お前は。』

 

フィン『頑張ればいつかもっと良い事務所に移籍したり、協会直属のフィクサーになれますよ。そしたらきっと……。』

フィン『あれ…?なんだこれ……ポケットに封筒が入ってました。「招待状」って書かれてますね?』

 

フィクサー1『……臭うな』

 

フィクサー2『こんなチャンスをみすみす逃すわけにはいかないわね。』

フィクサー2『しかも書かれてることが本当なら、この「本」ってのに協会が興味を示すかもしれないね。』

 

フィン『なかなか興味深いですけど……図書館って場所に何があるか分からないじゃないですか。』

フィン『とりあえず事務所に報告してから、正式な仕事として片付けましょうよ。』

 

フィクサー1『ゴミ事務所なんかに花なんか持たせてやるもんか!行かないなら俺たちだけでも行くぞ。』

 


 

アンジェラ『フィクサーらしいけど、知り合い?』

 

ローラン『はぁ?フィクサーだから知り合いかって聞くのはだな……』

ローラン『道端で人を捕まえて知り合いかって聞くのと同じだ。』

ローラン『「2人とも人間だから知り合いでしょ?」って聞くのとほぼ変わりないって。』

 

アンジェラ『はぁ……フィクサーの数と種類って本当に多いのね。』

 

ローラン『そういうこと』

 


 

カンリ「今回はモブだけだし、おさらいの時間にしますか。開幕!」

第1幕目

カンリ「ここで新要素、感情レベル。これは相手とマッチした時に溜まっていくよ。詳しくはようつべにある感情レベル講座(ホドちゃんがマーク)を見てね」〔割とマジで複雑すぎてここだけだと書ききれないので〕

カンリ「今回相手の速度ダイスが2.1。こっちが1だから2の敵に一方攻撃されてしまうね。だからマッチ相手は2の敵にして、ページは走れだね。今回相手は両方とも軽攻だからダイスは2つ。走れの回避ダイス2つで避ける!」

カン!

軽攻:刺突2

走れ:回避2

カンリ「あ」

軽攻:打撃1

走れ:回避1

カンリ「おい?」

走れ:打撃1

カンリ「全部最低値じゃん!」

軽攻:刺突1

軽攻:打撃4

カンリ「しかも最大値ぶち込まれてるし!」

第2幕目

カンリ「今回も全部軽攻だし、こっちは攻防でいいかな。相手の速度ダイス値同じだし、さっきと同じ2の敵にいけ!」

カン!

軽攻:刺突3

攻防:刺突6 撃破!

カンリ「その最大値をさっきやれよ!」

軽攻:刺突2

軽攻:打撃3

第3幕目

カンリ「お、これは復習出来そうだね。今、相手は軽防を選んでいます。さて、これに対して1番安定するのはどれでしょうか!モモイ!」

モモイ「え!?えっと……内蔵拾いで高火力を出す!」

カンリ「残念、正解は生存戦略でした」

モモイ「なんで?」

カンリ「ミドリ、答えられる?」

ミドリ「生存戦略は最初に防御ダイスがあるので軽防の最初の回避ダイスを潰せるから……ですね」

カンリ「正解!じゃあ、結果を見てみよう!」

カン!

軽防:回避3

生存戦略:防御3

軽防:防御2

生存戦略:斬撃3

軽防:斬撃1

生存戦略:回避7

モモイ「おお!綺麗に潰した!」

カンリ「と、こんな感じで回避ダイスには攻撃ダイスは相性が悪い。だから防御ダイスか、同じ回避ダイスをぶつけると潰せる。よく覚えてたね」

ミドリ「えへへ〜」

カンリ「おまけに回避ダイス最大値で混乱抵抗値もごりっと回復できたし、言うことなしだね」

第4幕目

カンリ「今度は軽攻だから、モモイ!リベンジだ!」

モモイ「今度こそ高火力の集中攻撃!」

カンリ「正解!この状況なら相手のダイスを高確率で潰せて混乱を狙える高火力をぶつける!」

カン!

軽攻:刺突2

集中攻撃:斬撃5 混乱!

集中攻撃:斬撃3 撃破!

 

ユン事務所 接待完了

 

カンリ「今回は燃やして直ぐに次に行こうか」

 

 


 

フィン『代表、結構時間が経ったのになんの報告もありません。』

フィン『やっぱりあの図書館って場所で何かあったんですよ』

 

ユン『跡形もなく行方をくらますフィクサーは大勢いる。』

ユン『死のうが逃げようが、これ以上連絡がないなら契約違反による事務所除名だ。』

ユン『そしてお前の言う「図書館」は証拠として不十分だ。』

ユン『紙にサインしたら扉が現れて、その中に入っていったなんて。成金のイタズラか、翼の特異点実験の可能性もあるな。』

ユン『この「ユン事務所」ではそんなことに時間を浪費したりしない。』

 

フィン『僕はまだ9級フィクサーですけど、これはなにか違う感じがするんですよ。』

 

ユン『左様でございますか。こんなに勘の優れた9級フィクサー様がこんな薄暗い事務所で働くなんて口惜しい限りですねぇ。』

 

フィン『……。』

 

ユン『よく聞け青二才。お前がまだ知らない狂ったことがこの都市では息をするように起こっている。』

ユン『何が起こっても変だと思う余地すらないんだ。』

ユン『目の前で証拠すら見せられないような仕事は着手する価値すら無い。』

 

フィン『じゃあ、代表の目の前に置いてあるその封筒はなんですか?』

 

ユン『……なんだと?』

ユン『このガキが、何のつもりだ?』

 

フィン『……僕はなにもやってませんよ!』

 

ユン『ちょっと外に出てけ。』

ユン『………あぁ、ユン事務所だ。』

ユン『今度こそいい感じだ。』

ユン『……。』

ユン『こいつらを向かわせるから、ちょっとカネ貸してくれよ。』

ユン『……。』

ユン『いや、今度は本当にいい感じだって。』

ユン『お前の言う通り、無駄かもしれないけどな。』

ユン『……。』

ユン『……俺の方でももう一度確認はできる。』

ユン『あまり、気乗りしないやり方なんだがな……。』

ユン『そうだな、ピッタリのやつが1人いる。』

 


 

アンジェラ『フィクサーは事務所を経由しないと仕事が出来ないみたいね。』

 

ローラン『まあ、形式としてはそうだな。俺の場合はワンオペだったからそうでもなかったけど。』

ローラン『金には目がないのは組織もフィクサーも同じだからなぁ。』

ローラン『どうも世間知らずの子供まで利用するつもりらしいし。』

 


 

フィン『ここが図書館……。』

フィン『うん、代表の言う通りならこれで協会の援助も望めるらしいね。頑張ってみるか。』

 

カン!

アンジェラ『歓迎致します』カット!

 

フィン『初めまして!僕はユン事務所のフィンです。』

フィン『……ここで本当に、多くの情報が詰まった本というものが手に入るんですか?』

 

アンジェラ『はい、もちろんですよ』

 

アンジェラ『どうかあなたの本が見つかりますように。』

 


 

カンリ「さ、初めての高級ページの使い手だよ」

ミドリ「……あの、ひとつ言っていいですか?」

カンリ「なになに?」

ミドリ「相手短期ですし、混乱抵抗値低いですし……もしかしなくても、楽勝では?」

カンリ「ノーコメントで!開幕だよ!」

 

第1幕目

カンリ「フィン君を代表するのはこれだね。準備!」

ミドリ「防御ダイスで勝利すると光回復ですか。扱いは難しそうですね」

カンリ「まあ、ぶっちゃけもう片方が強すぎるからね。準備には生存戦略か単ダイスをぶつけるといいよ」

カン!

準備:刺突3

生存戦略:防御5

準備:防御4

生存戦略:斬撃4

第2幕目

カンリ「ん?ここでは使わないか。殴るなら卑劣だね」

カン!

殴る:打撃5

卑劣:打撃3

カンリ「あ」ミドリ「あ」モモイ「あ」

殴る:打撃3

卑劣:防御3

カンリ「セーフセーフ」

第3幕目

カンリ「また準備か。なら、内蔵拾いで攻める!」

準備:刺突2

内蔵拾い:斬撃3 混乱!

内蔵拾い:斬撃4

第4幕目

カンリ「混乱したけど……あれのためにここは見逃すか」

ミドリ「え、何を」

カンリ「スタート!」

ミドリ「え!?まだセットしてな」

カン!

第5幕目

ミドリ「何してるんですか!?」

カンリ「これね、実績であるんだよ」

ミドリ「そうなんですか!?」

カンリ「そうそう。あと、フィンの十八番も見れてないしね」

ミドリ「十八番?」

カンリ「ちょうど今使ってるやつだね」

モモイ「なになに〜奮闘、使用時次の幕に保護を2得る。どゆこと?( •́ㅿ•̀ )?」

カンリ「保護はひとつごとにダメージを1減らせるんだ。だから極論保護を100得られれば100ダメージをカットするんだよ」

モモイ「強!?」

カンリ「特に序盤は敵が多くて一方攻撃になることが多いからね。そういう時これを使うとダメージを減らせるんだよ」

ミドリ「なるほど、カンリさんが十八番と言うだけはありますね」

カンリ「それに、2コスのダイス3つにしては最大値大きいからね。単純な防御札としても使えるわけ。集中攻撃で!」

カン!

奮闘:防御6 最大値!

集中攻撃:斬撃4

奮闘:防御5

集中攻撃:斬撃5

奮闘:斬撃6 最大値!

集中攻撃:刺突2

第6幕目

カンリ「まって、最大値出しすぎじゃない?」

ミドリ「次突き刺すなので走れで回復狙いますね」

カン!

突き刺す:刺突4

走れ:回避4

突き刺す:刺突1

走れ:回避2

走れ:打撃4 最大値!混乱!

第7幕目

カンリ「ナイス最大値!」

ミドリ「最低値3の卑劣でトドメです!」

カン!

卑劣:打撃5 撃破!

 

ユン事務所 接待完了

 

カンリ「終わった〜」

ミドリ「想像以上に強かったですね」

カンリ「見かけに騙されちゃダメだよ。ページでなんとでもなるのがこのゲームだから」

 


 

ローラン『あぁ。いくらなんでもガキがバラバラになるのは、見てて良い気になれないんだけどな。』

 

アンジェラ『前に言ったでしょ。この都市でこのくらいなら、非常に公平なやり方だって。』

アンジェラ『都市では他人のせいで否応なしに起こることばかりって言ってたわね。』

アンジェラ『でも、図書館は違うわ。』

アンジェラ『この場所に入ってくる者は死を覚悟し、望むものを得るために同意のサインをして入場したの。』

アンジェラ『この過程でどこにも強制力は発生してないわ。すべて、彼らの選択と対価よ。』

 

ローラン『まあ、それはそうだけど。これは……なんかずるいって思うんだ。』

 

 


 

 

カンリ「次は幻想体バトルだね。これは次回に持ち越すとして、今日はどうだった?」

モモイ「初めてやるタイプのゲームで楽しかった!」

ミドリ「頭使うので久々にやり込みそうです」

カンリ「そっか、ならよかったよ。それでは、本日はここまで!また明日〜」

モモイ・ミドリ「またね〜」

 

 

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