2019/7/2『まさかそうだとは思わないってぇ!』
【速報】アテナの本体、石化装置《メデューサ》だった(泣)
――いや、まさかそうだとは思わなくない…!? 石化装置ってさ、なんかもうちょっと言葉が拙くて、とんでも技術の結晶で、人の心とか無い系の上位存在で!
……言葉が拙い(合ってる)、とんでも技術(電子生命体)、人の心とか無い(ちょっとそんな予感もしてた様な…?)
意外と一致してたわ()
え、えっと。まず、アテナが石化装置だと判明した理由についてだけど。
これは簡単。レイが爆速で制作した宇宙船(レイゲリオンとか言う著作権に喧嘩売ってる名前)でアテナの本体があるであろう座標に向かったら、拳大のメビウスの輪の様な機械があり、回収してきたそれを俺が見て『これ石化装置やんけ…!』となった、という訳だ。
……因みに当の石化装置は、月と地球の間の中途半端な所で漂っていた。
周囲に他の石化装置は無く、恐らくは地球襲来の際に不具合でも発生し、初期化されて止まってしまったのだろう。
まぁ、原作でもダイヤ電池の形が合わなかったりした初期不良の石化装置もあった訳だし、宇宙空間に残ってしまった石化装置もある……のかなぁ普通…?
……うん。まぁいいや。俺が存在するせいで起きたバタフライエフェクトだったとしても、今俺が生きてる世界は、この世界だ。
こういう事は気にしないで行こう!(現実逃避)
と、言うことでさ。
「レイさーん…? 一体何しようとしてるんですか…?」
『何、って、勿論調査です! 先程パルス式マイクロ波を用いて内部構造を把握出来ないか試してみたのですが完全に吸収されまして! なるほどこのせいで石化装置の襲来に人類は気づくことができなかったのでしょう!そして表面をほんのちょっぴり削って元素分析装置で調べてみたのですがなんとこれが全くの未知の物質だったんです!表面ですらこれならば内部の回路はどの様な素材で作られているのでしょう?そしてこの形状である理由は?動力源は?あぁ不思議な事で一杯です! 唆りますねこれは…!!』
「アッウン…ハイ…」
『れい すこし こわい』
レイに未知の技術を見せてはいけない(戒め)。
はっきりわかんだね(諦め)。
2020/1/1『作戦』
ハッピーニューイヤー!!
ということで、ね。年越しましたよ。
アテナ実は石化装置だった事件から早くも数ヶ月が経過したけど、ここ最近は平和そのものだった。
まぁ、裏で色々進めてはいたんだけど……
あと、レイはレイで石化装置の解析に熱を注いでいる。一応基本的な構造は把握できたらしい。凄ぇ(小並感)。
それと、近々オーバーホールをする予定だとか。アテナはISSのコンピュータに避難させとくけど……ちゃんと直してよ…?
そして、俺とアテナは……
『みく』
「違うよ、『ミク』」
『みク… ミク』
「そうそう! その発音!」
「れイ レい… レイ」
『凄い凄い! やっぱりアテナは天才だねぇ!』
言葉の発音を練習をしていた。……ん? 親バカ? ナンノコトダカサッパリワカランナァ。
これまで通りでも別に問題は無かったんだけど、やっぱり意思疎通に難があると、今後のコミュニケーションにも支障が生じる可能性はあるからね。
『ミク、頼まれていたものが完成しました!』
「え、ほんと!? レイ、ありがとう!」
裏で進めていたこと…というのは、簡単に言えば一つの作戦だ。
その名も――『文明サルベージ作戦』!
作戦の内容を説明する前に、まずは現在のこの世界の状況の振り返りから始めよう(メガネスチャ)。
まず、現在から数ヶ月前。南米に幾千幾万という石化装置が襲来し、石化光線によって全人類と、とばっちりで全ツバメは石化した。*1
人類石化から22時間後には全世界の発電施設が暴走し、火力発電所は大炎上(物理)。全世界から電気が失われ、それに伴いネットを含む全ての都市機能が全世界で壊滅した。
つまり、これまで数千年をかけて人類が築き上げてきた『文明』は、たった十数時間で音を立てて崩れ落ちてしまったという訳――では、まだ無い。
……あ、別に『人類数千年の歴史は、俺のここ《頭》に残ってる』とか言う訳じゃないよ?
そもそも、俺の狙いの『文明』というのは、『データ』の事だ。
絵画や美術品などの現物そのものに意味がある品は別だけど、それ以外の、本や歌に動画やゲームなど…現代で『文明』に値するものは、実体を持たない『データ』が多い。
そして、そんなデータが保管されているサーバーは、非常時などの停電によって機能を停止しても、物理的に破損しない限りはデータが残ったままの物が多い。
つまり、まだデータは残っている分が多いと言うわけだ。
そして『データ』に関してなら、『電子生命体』である俺以上に適任は居ないだろう。
というわけで、今回の作戦の概要だ。
①。地球へ行く。
②。地球全土から、残っているデータというデータを掻っ攫う。
③。地球もしくは宇宙に、3700年以上稼働できるデータバンクを建造し、全てのデータをそこで保管する。
④。人類の復興が終わった時期ら辺で、それを手土産に原作キャラに会いへ行く。そして原作キャラ達からちやほやされる
ね? 簡単でしょ?
……いや、まぁうん。言いたいことは分かるよ。ツッコミどころ満載だもんねこの作戦。
しかし! 第一関門は既に解決しているのである!
「ということで、見せちゃってくださいレイ先生!」
『はい! これはアテナを解析した結果再現に成功した『ヒッグス場操作装置』のプロトタイプを搭載した、地球帰還用小型ポットです!』
と、言うことなんですね!
……ゴホン。少しテンションおかしくなってたな……
さっきレイが披露してくれた、地球帰還用小型ポット。
これの仕組みは至って簡単だ。
外壁には、現時点で用意できる中で一番熱と衝撃に強い素材を使用し、中には地上活動用の小さなロボット――MIKU(命名俺)が入っている。*2
このMIKUの中に俺が入り、地球へ行くと言うわけだ。
勿論大気圏突入の際に爆☆散してしまう可能性もあるので、俺自身のバックアップはこのISSに残しておく。MIKUの信号をロストした時点で、このISSで復活するようになっている。
そしてこのMIKUだが、随分と凄いスペックになっている。
まず制御部分だが、このISSにあったパソコン数台を
そして、レイがアテナを解析して再現に成功し(ちゃっ)た『ヒッグス場操作装置』を搭載……つまり自らの質量を自在に変化させることが可能であり、地上活動時は勿論、大気圏突入の際の摩擦熱も軽減することが出来る。
最後に、上記の物を手作りしたレイと同等の作業が可能な機械腕が搭載されている。
勝ったわ。風呂食って飯入って寝るか(慢心)。
2020/1/2『出発進行!』
本日、俺はMIKUに入って地球に帰還する。
物理的な容量と部品不足のせいでMIKUには碌な通信機能を積めておらず、流石の俺でもこのMIKUに入った状態ではISSと行き来をすることは出来ない。
なので、地球に帰還してからは、ISSと通信できる施設の建造を最優先で行う予定だ。
……
「じゃ、行ってくるね!」
『いってらっしゃい ミク』
『落下目標地点――東京湾。軌道計算――完了。メインエンジン稼働確認。補助推進機稼働確認。システムオールグリーン。……ミク、
「サンキュ、レイ」
ISS(In俺)とレイのスペックをフル稼働して軌道計算を行ったため、その精度はほぼ誤差が生じない程になっている。
ということで、出発進行じゃーい!!
2020/1/3『軌道計算…ズレてたわ(てへぺろ)』
どうしよう。渋谷にクレーターを作ってしまった。
今作の主人公は、人類の築いてきた文明≒電子データを集めて、千空達の石化復活(原作開始)後まで保管する…という計画を立てています。
そりゃね? 原作のDr.STONEも最終話後の様子を見る限り順調に復興していっているんだろうけど。
例えばビー◯ルズみたいな昔の楽曲とか、作中だとリリアンワインバーグの歌とか。もう二度と入手不可能な物もある訳じゃないですか。
それを復興後の人類に渡すのが、今の所のこの作品の終着点ですね。
あ、あと、主人公は地球に帰れたのに石化した人類を復活させる気は無いのか? と思われる方も居るかもですが、無いです。
人類復活ッ! やったね! 第三部完ッ!! ってするのが一番早いとは思います。だけどそれじゃ小説にならんでしょうが…!
ということで、人類を復活させない理由は色々こじつけたので、おそらく数話後くらいに載ると思います。続けばですが。