チート一族になりたくて   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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二つの大戦期
明治維新


 幕府が崩壊したことにより新政府が受諾され、国内問題として武士階級をどうするかという問題となった

 

 発言権は蝦夷藩のメンバーが実績が飛び抜けていた為大きく、次点で長州と薩摩、そして佐賀が来て他みたいな感じである

 

 まぁこの時の蝦夷藩はロシアという脅威があるので国内改革を断行したほうが良いと判断し、長州の吉田松陰や大村益次郎、高杉晋作と結託して徴兵制の導入、士族階級の解体、帯刀の禁止、全国民に名字を付ける、学校教育の義務化を早急に可決させ、首都機能は京都と決めた

 

 また蝦夷藩が温めていた超然内閣制度と呼ばれる君主(天皇)の下に首相を置き、首相決定権は元老と呼ばれる天皇が信頼を置ける者が握り、首相は内閣の組閣権限を持つとされた

 

 大日本帝国憲法に近いものである

 

 また断行として廃藩置県は実行されなければならないと宮永一族が力説し、宮永照魔自身が率先して新政府に蝦夷、樺太、沿海州、千島列島を譲渡

 

 ここに宮永天照から続いた蝦夷藩が消滅

 

 照魔はそのまま資本家に転身して藩営だった工場の一部を引き継ぎ、宮永重工業を開設

 

 藩主がこんな感じなので宮永一族のお偉いさんも俺も俺もと資本家に転身

 

 そのせいで新政府の宮永一族の影響力が一時的に低下し、首脳陣が薩長佐で固められる

 

 それでも改革は続けられ、一部武士の不満が爆発し反乱が発生したものの蝦夷藩から引き継がれた軍事工場や軍隊をもって鎮圧し、先進的な軍事制度や学業改革は蝦夷藩からそのまま引き継がれ、これに地租改正や断髪令、太陰暦の導入、司法制度の導入、田畑永代売買禁止令の撤廃と改革が進められた

 

 特に田畑永代売買禁止令は土地の売買を禁止する法律だったので待ってましたとばかりに旧蝦夷の4大財閥が各地の土地を購入して次々に工場を建設していく

 

 どこにそんな金があるねんと大隈重信に宮永一族の面々は突っ込まれたが、幕府に内緒で樺太王国を使い欧米や清と密貿易を2世紀に渡り続けてきた為金は唸るほどあると言い放ち、土地は返したが資本は一族に引き継がれるのを利用して蝦夷藩の溜め込んだ黒字分の利益や工場等をごっそり宮永一族や関係財閥が引き継いだ為、国家予算よりも財閥の資本金の方が大きいという事態が発生

 

 政界から引いたが為に財界では手のつけられない怪物グループの誕生である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮永財閥

 

 蝦夷藩の資本をそのまま引き継いだ財閥であり、鉛筆から軍艦まで全て自社完結できる巨大財閥である

 

 元藩主の宮永照魔が総裁ではなく、宮永蔵元が現在総裁を務める

 

 八幡製鉄所クラスの製鉄所を北海道内に2つも抱え(室蘭製鉄所と函館製鉄所)、富岡製糸工場クラスが5箇所、造船ドックに関しては苫小牧、日高、浦河、紋別、網走、小樽に工廠クラスのが建造されている

 

 宮永一族は最悪北海道単独でも近代の独立国として成り立つ様に動いていたことがわかる

 

 まぁこの一族が本気で日本全土の開発に着手し、八幡製鉄所を賠償金無しの状態で建造するだけに飽き足らず、千葉の浦安にも同様の巨大製鉄所を建てる

 

 しかも欧米に先立ち発見したベッセマー法を取り入れた最先端の製鉄技術を詰め込んだ製鉄所である

 

 鉄道も国際基準の標準軌1435ミリメートルで敷かれ、製鉄所から吐き出される鋼鉄を使い鉄道が敷かれていった

 

 新政府が雇った外国人達も宮永財閥や関連財閥の技術水準が欧米並みと評価し、一部は凌駕している部分も見られるとした

 

 

 

 

 

 近代国家の下地を作りに邁進し、西南戦争等も発生したものの宮永財閥の巨大資本を頼りに強引な開発が続けられ、明治天皇がしっかりと権威を握ることができた1875年より大日本帝国憲法が公布

 

 また欧米との交流が盛んに行われ1894年には日清戦争を、1904年からは日露戦争を史実よりも被害を抑えて勝利し、清から南満州を分捕り、日露戦争でその領地を固定化した

 

 ただこの頃になると宮永財閥の開発独裁も終わり始め、各地の財閥が成長し、切磋琢磨して国力が増強されていく

 

 そして時代は運命の大戦期に突入する

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