第1話 Hello,World!
空が泣いている・・・
そんな空が泣いている土砂降りの中、とある少女は走っていた。
ただただ、無我夢中に走り続けていた。
三玖「はぁ・・・はぁ・・・」
その少女・中野三玖は家出をした。
それは、上杉風太郎と自身の妹である四葉が付き合うことになっており、そのことで彼女はそんな現実を認めたくなかったからだ。
三玖「はぁ・・・はぁ・・・何で・・・何で・・・なの・・・フータロー・・・」
何でなのフータロー・・・?
何で私じゃないの・・・?
何で四葉なの・・・?
何で・・・何でなの・・・?
三玖はそんな風に、心の中で叫んでいた。
ブロロロロロロ・・・!
そこで止めを刺すかのように、自動車はそのまま彼女の方へと走ってきた。
三玖(自動車に轢かれる・・・!)
しかし、その時三玖は逃げなかった。
このままおると、この世界からいなくなる・・・
三玖(もう・・・いんだ・・・お母さんに怒られるかな・・・だけど、生きたって意味ない・・・御免なさい・・・お母さん・・・そして、世界・・・さよなら・・・)
そう思った後に、そのまま三玖はゆっくりと目を閉じた・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
同時刻。
ある日突然、謎の霧に包まれたニューヨーク。異世界との境界が現出した大都市は、その有り様を大きく変える事となる。3年後――異界と現世の交わる地、ヘルサレムズ・ロットと呼ばれるようになったその街は、霧に覆われ青空も見えない、秩序と無秩序が入り乱れた場所になっていた。
???「待てこの猿ぅぅぅ!!!」
そんな中、赤みかかった髪色の青年が灰色の猿のような生物に、追いかけ続けていた。
『全ては!たった一晩で起こりました!ニューヨークと異世界が融合した神秘な街・ヘルサレムズ・ロット!』
ビルのテレビから流れる明るいジャズと共に、大きな歓喜の声をあげるニュースキャスター。
そんな中でも青年は追いかけ続けていた。
すると、何処からかミサイルが飛んできて建物に爆発させた。
その衝撃で青年は、吹っ飛んでしまった。
???「うわあぁぁぁ??!!」
そして、そのまま転がってしまい起き上がろうとしたら、フミっとだれかに顔面を踏まれた。
???「うっ?!」
???「ごきげんよう糞新入り。俺は《ザップ・レンフロ》。待ち合わせ場所にも来ねぇで、こんな所で死にかけてやがるとは、いいご身分じゃねぇか。」
かれの顔面に踏みつけた人物の正体は、銀髪に褐色の肌をした男性。
顔立ちは整っている方で、美形であった。
銀髪の男性・ザップは煙草をふぅ〜・・・と吸っていた。
ザップ「次もお迎えが必要ならば、パパかママにでも頼むんだな。」
???(だ、誰なんだこの人・・・?)
これが青年が彼と出会い、そしてまた後にもとある少女と出会うことになり、これから大いなる戦いが待ち受けていることを、青年は知らない・・・
TO BE CONTINUE・・・・・