蛇の女王の成り代わりは呪いの世界を生きる   作:ロールクライ

10 / 12
現代最強VSバケモノ

 

 

 

「悟!悟?」

「あ?なんだよ。」

「いや、何か止まってたからね。大丈夫かい?もしかして体調が悪いのかい?」

「ちげーよ。なめてんの?」

「なめてないさ。ただ、君の様子が変だったからね。」

「やっぱ、なめてんじゃねえか。」

「なめてないさ。」

はあとため息をつく五条悟。

それを見る夏油傑。

「ただ、お前の話が信じられなかっただけだ。呪力の残絵も何も感じねえ。俺の六眼が何も捉えてないんだよ。」

「・・・へえ?すごいね。あの人。呪力はあったように見えたけど。それすらも見えないのかい?」

「何も?・・・きれいさっぱりすぎてお前があったのも呪霊が見せた幻覚じゃねえのかって思う。」

「・・・そうかい。ねえ悟。」

「なんだよ?」

「今後私がブレるようなことがあれば教えてほしい。」

「・・・。」

 

 

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

いつも通り五条悟は任務にきていた。

「・・・あの話ももう6年前か。」

五条悟は夏油傑を止めることができなかった。

夏油傑の異変にあまり気づけなかった。

五条悟にはそれが心残りであり。

青春に穴をあけたものだった。

「傑が出会ったものか。」

五条悟は少し嫉妬をしていたのかもしれない。

それは本人はそう思っていないだろうが。

あの親友の夏油傑が出会ったという不思議な人物を。

ゾクッ

そんな時だった。

五条悟の目の前に現れたのは6年前に親友が口にしていた人物の特徴とそっくりな"人ならざるもの"だった。

「・・・。」

「・・・。」

沈黙の空間。

五条悟は内心この人物におびえていたのかもしれない。

六眼はあれを人と認識していなかった。

そもそも、六眼は呪力がより詳細にわかるものである。術式についてもわかるにはわかるものの確実にあっていると確信を持てるものではなかった。

過去に分身を出した男を見たがそれは全部が本体と同じ呪力の性質をしていたためにすぎない。

その他にあるものといえば、せいぜい精密な呪力のコントロールができるということか。

それだけの機能しかもっていない六眼がこいつは危険だと。

五条悟に訴えていた。

まるで急に六眼が意志をもったように。

それは人でも呪霊でもない。

本当に人ならざるものだった。

「・・・眼か。お前のそれが私を察知しているようだな。」

五条悟の目の前にいたものは話し出す。

「ふむ。・・・目の因果は六眼まで届くのか?」

目のまえのそれは不思議そうに話すも五条悟はただ冷や汗をたらしながら構えることしかできなかった。

「・・・おい。五条悟。何を考えている。私はお前と戦うつもりはないぞ。」

五条悟は自身がしようとしていたことを見抜かれ驚く。

「いつ名前を知ったのか、教えてお貰おうか。傑にでも教わったか?」

「・・・ようやく話をしたと思えばそんなことか。夏油傑に聞かなかったのか?私は・・・そうだな。名前が見抜けるんだ。」

「へえ。」

五条悟にはこれ以上六眼が映し出す光景に耐えることはできなかった。

「お前がどんな存在であるか確認してやる。」

「はぁ?・・・めんどうだな。」

構える五条悟に心底興味がないような顔をするバケモノは五条悟の駆除対象となった。

「術式順転"蒼"」

まずはお試しのはずだったが。

五条悟の攻撃は特級の呪いですら祓えるものだった。

「ちっ。思ったよりも殺意のある攻撃だな。」

「そんな余裕ないんでね。」

バケモノはすぐさま自身の能力を使い五条悟を吹き飛ばす。

「?・・・ダメージはないな。」

吹き飛ばすだけの能力に殺傷能力はない。だが、そこに無限があったとしても。

だが先ほどいった通りこの能力にダメージはほとんどないに等しい。

そもそも、このバケモノの能力には必中と呼べるものはない。

なので五条悟が警戒しているよりも安全なのである。

黒い物質が五条悟に襲いかかるも無限によって阻まれる。

「赫!」

五条悟が作り出す発散の赤き光はバケモノに直撃した。

バケモノの体の一部は消し飛ぶもすぐさま再生する。

五条悟はその再生力に驚くもそのまま蒼を利用した打撃を使いバケモノを攻撃するもバケモノにあてた瞬間にバケモノはまるで蜃気楼かのように消える。

「分身?!」

すぐさま五条悟は態勢を直す。

「蒼!」

そのままバケモノに攻撃し、さらにそこに蹴りを入れて攻撃する。

だが、バケモノは五条悟の攻撃にひるむことはなく五条悟を吹き飛ばす。

「・・・少し落ち着け。五条悟。」

と突然バケモノが言った。

その言葉をきき、五条悟は動きを止める。

「ようやく、攻撃をやめてくれたか。」

「・・・攻撃したことは謝るよ。」

六眼はいつの間にかこのバケモノを人と認識したのかもうすでに危険だと訴えてくることはなくなっていた。

「なぜ攻撃してきたのだ。正直に言うが、先ほどの攻撃には殺意がこもっていた。」

「それが僕にもわかんないんだよね。防衛本能ってやつかもしれない。」

「・・・そうか。」

その言葉にバケモノ・・・否、彼女は考え込んだ。

「・・・まあいい。私の名はアザミだ。五条悟。もし今後、何か用があればこれを使え。」

アザミは五条悟に変な球体を渡すと消えていった。

「・・・アザミね。」

五条悟の手には球体が握られていた。

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

後書き的なやつ

次回はアザミ視点にしようと思っています。

五条悟がなぜ攻撃したのかは私もあまりわかっていませんが、六眼がアザミの何かを捉えたということにしてください。

目につながりがある。そんな感じです。まあ、なので五条悟の言った防衛本能は結構近いと思われます。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。