蛇の女王の成り代わりは呪いの世界を生きる   作:ロールクライ

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因縁は新宿で

 

 

 

 

「ん?」

私はさまよっていた。

昔の私なら、こんなに原作に関わることなどしなかっただろう。

長く生きてきたからなのか。

私の心情の変化が見て取れる。

なぜなら、釘崎野薔薇を"現在進行形"で助けようとしているのだから。

 

 

「無為転変。」

とある悪意の塊がそう言ったとき、黒き蛇が舞い降りた。

 

 

真人が無為転変と口ずさんだ時だった。

でかい黒い蛇が釘崎野薔薇を丸呑みにしたのだった。

あまりに急な出来事に驚く真人だったが、すぐさま蛇に向かって無為転変をするために触れる。

そして自身の術式をその蛇に対し使ったその時だった。

真人はしゃがみ込み吐瀉物を吐いた。

そこには改造人間も交じっているものの虎杖悠仁が反応したのはそこじゃなかった。

それは純粋な疑問である。

もちろん、改造人間をいくつも作っていること。七海を殺したことなど殺意はふつふつと湧くもそれと同時に困惑と疑問があるのも確かであった。

なぜ、吐いたのか。そもそも、呪霊である真人が吐くのだろうか。

同じく真人自身も困惑していた。

始めはただの呪霊がたまたまここに来ただけと思った。

だから、魂の形を変えてやろうと判断した。

だが、この情報量は人や呪霊のそれとは大きく異なっていた。

一言で表すのなら化け物。それが正しい。

呪霊でも呪術師でもなんでもない他のなにか。

神というべき存在なのだろうか。

神というにしてはいささか正の力がない気もするが。

どちらかといえば、呪力が濃く呪力の量も尋常ではないと真人はそう判断した。

祟り神とかそういう類のものかもしれない。と真人は判断した。

だが、次に真人が前を向けば蛇は消失しそこには虎杖悠仁だけが残っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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死滅回遊が各自閉廷され、五条悟が復活し最後の決戦が始まろうとしたころ、五条悟は思い出したようにいった。

「・・・あっ。」

「どうしたんです?五条先生。」

乙骨がそれに反応しそれに答える。

「いや、そういえば、今って結構負けるかどうかの瀬戸際なわけじゃん。」

「・・・いや、まあ・・・はい。」

乙骨は否定をしたがっているものの五条悟の言っていることはあながち間違いではなかった。

「これ、使えるかなって。」

そういって五条悟が取り出したのは黒き化け物に渡されたものだ。

「これは?」

「まあ、僕の眼で見てもそこまでよく見えないけど。もらったものだからな。今、使わせてもらうよ。」

そういって五条悟は取り出した謎の物質に呪力を込める。・・・もちろん、人のいない場所で。

このことは乙骨しかしらない。

すると、辺り一変の景色が変化し気が付くとそこは白い空間だった。

天井らしき空には時計か歯車のようなものが映っており、領域展開ではないか?と一瞬思ったもののそんなものではないと六眼が否定する。

そして、五条悟が次に瞬きをした瞬間にはおそらくこの領域の主であるアザミがそこにいた。

「・・・はぁ。命の危機の際に使えと言ったが今ここで使うべきではないだろうに。」

アザミは五条悟を見てはすぐさまにそう言った。

「ひどくない?」

「・・・別に。事実を言ったまでだ。だが、やることはだいたい察した。両面宿儺だろう?」

「話が早くて助かるよ。で、もし僕が負けた時ように君には生徒を守ってほしいんだけど。」

五条悟は過去にアザミと戦った際ある程度の実力は察していた。

その際のアザミは本気でないこともわかっている。

だからこの願いをしていたのだ。

だが、アザミの回答は五条悟が予想していたものとは大きく違った。

「・・・断る。」

「マジで?」

「大マジだ。そもそも私にそれを聞く義理がないからだ。」

「・・・そこをなんとか「だが、」・・・?」

五条悟の言葉を遮ってアザミは続ける。

「私と両面宿儺(そいつ)は多少因縁というやつがあるのでな。やるならば、私が先だ。安心しろ。貴様も誰も死なせはせん。」

アザミはそういい手を横にかざす。すると、そこには死んだと聞いていた釘崎野薔薇がいた。

「は?野薔薇?」

「言っただろう。死なせはせんと。」

いつの間にかそこはアザミからもらった道具を使った場所に戻っていた。

一方でアザミは驚く五条悟などを無視しながら新宿の方向へと歩いて向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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