黒方様をご存じだろうか?
それは飛鳥時代に活躍した人間。呪術師として考えられていた。
当時の呪術師にしては強力であり、呪術全盛の平安時代でも通用するレベルだとそう考えられていた。
しかし、平安時代にして黒方様らしき姿を見るものが増したのだ。
黒方様は存在したということになる。
あくまで伝承。存在しても呪術師だろうと。そういうふうに考えているのが普通だった。
実際は現在も生き続ける不死のバケモノではないのか?
そういうふうに考える人が現れ始めた。
否定する者と肯定する者。
その時だった。
両面宿儺は言った。
「黒方様とやらは存在する。それも現状、俺以外の術師じゃ手におえないレベルの実力だった。」
そう答えたのだ。人々はたちまち黒方様という存在を信じた。
両面宿儺が実力を知っている。それは戦ったということを示しているのかもしれない。
だが、両面宿儺はこう答えた。
「あれは、人ならざる者だ。呪いがどうこうの奴ではない。奴とは俺自身とは戦ってはいないが・・・本気でやればどうなるか。」
両面宿儺の回答にみなが驚く。
あの気高き呪いの王が勝ちを確信しないのだ。
両面宿儺の友である者もそれをきくと驚きを隠せなかったという。
この世で最強の呪術師はと問われればそれはおそらく両面宿儺だろう。
ではこの世で最も強い生物は?
こう聞かれれば、誰も答えることができなかった。
黒方様は両面宿儺が姿を消したという情報が出回ったときには目撃情報がめっきり無くなってしまった。
噂では両面宿儺を探す旅に出たやどこかで息を引き取ったなどのことが流れたがどれも真実ではないだろう。
この先、この伝承を聞いたのなら探してほしい。
そして願いを与える神と呼ばれた黒方様を。
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死体しかない平原に二人の男が立っていた。
そのうち片方は老体で電気を纏っていた。
「おい。お前が最強だと思う術師は?」
「・・・遠い昔ですまないがそれは宿儺だ。だが、現状でいうなら黒方様というものだろう。」
「なんだそれ?」
「両面宿儺と渡り合ったとされるバケモノさ。だけど、私としては宿儺の方が強いと思うけどね。」
「そいつのいる場所は?」
「・・・悪いがそればっかりはわからないね。まあ、でも黒方様はともかく宿儺に会いたいなら私の提案にのってくれないかい?」
「・・・いいだろう。参加してやる。」
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誰かが書き残した手記
私は力のない人間だ。
この世の中には本来見えざるものと戦っているものがいることを私は知っている。
それは普通の人とは違う化け物だちだ。
でも、悔しかった。実際に見えざるものが見えたとき私は何もすることができなかった。
その時は呪術師という化け物が助けてくれたが奇跡はそう長くは続かなかった。
私の村が見えざるものに破壊されたのだ。
助けにきた呪術師というものもいともたやすく殺された。
人は脆く。儚い。
だからこそ尊ぶべきだということは理解しているがそれはあくまで人間のみの話であり見えざるものの前には関係がないと言えるだろう。
私も死を覚悟したその時だった。神が降臨してくれたのだ。
神は私の力を欲しいという願いをかなえてくれた。
私は力を手に入れたのだ。あの化け物たちとは違う正真正銘の神の力だ。
あの願いをかなえてくれたあの神は一体どこから君臨したのかもどうでもいい。
私はあの神を信仰するのみだ。
この先にはもう何も書かれていなかった。
これからのこと
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次の話は現代がいい
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明治時代あたりを書いてほしい
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第二次世界大戦あたりをかいてほしい