シド・カゲノーがダンまち世界に転生して、陰の実力者を目指す話
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きっかけはお爺ちゃんとお義母さんと叔父さんがそうであったように
僕はそんな英雄に憧れ、そうなりたいと思った。そう以前までは
あの時の出会いは僕の人生に色濃く残った。
かつて一度だけ、ベルは誘拐されたことがある。
祖父と共に村の農作業に従事する日々を送る中、
ある夜、黒ずくめの見ず知らずの集団が村を襲撃し、逃げ惑う住民を斬り伏せていた。
運悪く祖父が村を留守にしていたため、ベルはその惨劇の中一人取り残され、突然目の前が真っ黒になった。
気が付くとベルは薄暗い小屋の中で拘束されていた。
手足は荒縄で縛られて、口には猿轡を詰められている。
外傷はなかったが、それ以上に恐怖と不安で震えが止まらなかった。
「ちっ村の連中、思ったより金持ってなかったぜ!」
「だけどこのガキは貴族の変態共に高く売れるぜ!」
人さらい目的の盗賊だろう
隣の部屋で盗賊たちが話している。
下品な笑い声が響く。
その事実に、ベルは恐怖した。身をよじり、縄をほどこうともがく。猿轡ごしに叫ぶ。
悔しい
こんな連中にやられるなんて
村での平和の日常を送れなくなるのも、お爺ちゃんが毎日英雄譚がもう二度と聞けなくなるのは嫌だった。
そんな時
「ん。何だ?」
「おい、様子見てこい」
盗賊たちが小屋の扉が開かれようとした、その瞬間。
「ヒャッハー!! てめぇら金を出せ!!」
場違いな、子供の声が響いた。
「な、なんだこのガキ!」
「どっから現れやがった! 殺せ!!」
「おらおらおらぁ!!」
何かが風を切るような音。
そして悲鳴が響いた。
「な、なんだこのガキ! 強ぇぞ!?」
「馬鹿な! 一瞬で三人も!?」
「君たちはスタイリッシュソードの練習台だ」
再び風を切る音。
ベルの鼻に濃厚な血臭が届いた。ベルは恐る恐る、扉の隙間から覗く。
そこに、ズダ袋を被った子供と逃げ惑う盗賊がいた。
「逃げる奴は盗賊だ! 逃げない奴は訓練された盗賊だ!!」
「ひ、ひぃぃぃ!」
「や、やめッ!!」
ズダ袋を被った子供が剣を振った。
「――ッ!?」
物語に登場する英雄にあるまじき台詞と蛮行
どっちが悪党なのかもわからなくなる。
そんな善悪よりも惹かれたのは少年の戦い方
その軌跡の美しさに、ベルは状況を忘れて目を奪われた。剣のことはよくわからない。
だがこの剣は……祖父が語りつくした英雄譚の英雄より凄烈だった。
剣は鮮やかに盗賊の首を刈り、悲鳴は途絶えた。
そして、僕は身体を切り裂かれて吹き出している盗賊の血をあびてしまう
トマトのように赤く染まったベルはただ茫然と、ズダ袋を被った子供を見つめた。
「わざわざ遠征したのに、金持ってないパターンか。ん? まだいるね」
ズダ袋を被った子供はベルの視線に気づき、近づいた。
小屋の中に光が差し込み、ベルとズタ袋を被った子供の目が合う。
「攫われてきた子供か。災難だったね」
ズダ袋を被った子供が剣を振った。その剣筋もただ美しく、ベルの目を魅了した。
それは純粋な子供がヒーローに憧れるように
「帰り道に気を付けなよ、バイバイ」
ズダ袋を被った子供はスタスタと去っていく。
気づくとベルの拘束は切られていた。
「ま、待って!」
ベルは必死で呼び止めた。
「どうしたの?」
ズダ袋を被った子供は足を止め振り返る。
「あ、あなたはいったい誰?」
「僕? 僕はそうだな、まだ修行中だし……通りすがりのスタイリッシュ盗賊スレイヤーさ」
「スタイリッシュ盗賊スレイヤーさん……あの、お願いがあります。」
「んー。何?」
「僕を弟子にしてください。」
「まず、その浴びた血を洗い落そうか」
こうして陰の実力者に憧れる少年と運命的な出会いを果たしたのである。
アポロン・ファミリアと戦争遊戯することになったら助っ人は誰にするか
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ジミナ・セーネン
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ジョン・スミス
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スタイリッシュ・盗賊・スレイヤー
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アルフィア
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リュー・リオン
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七陰の誰か一人