とある兎の研究所の入り口の監視カメラの前
「開けて下さ~い、お届け物ですよ~」
『最近そういう強盗と戦争屋が多いから開けられませ~ん!開けて欲しかったら「じゃあ此処に置いて行きますね~」ちょちょっと待ってーっ!話は最後まで聞くべきだよ~』
アッサリと入り口に背を向けると後ろから焦りながら引き止められた。
「えーと、どうすれば良いでしょうか?」
頬を掻きながらどうすれば良いのかを聞くと。
『うんうん、アッサリと帰ろうしたけど止められた後の丁寧なその対応はシっくんだね~扉オープゥン!』
目の前の扉が開いた…………どうして開けてくれたかは分からなかったが深く考えるのは止めて中に入った。
「きゃる~ん!久しぶりだね~シっくん!ハグハグしよう!ハグハグ~!」
飛び付いて来たのはウサミミを付けた不思議の国のアリスの様な格好をした女の人。
「はいはい、お久しぶりです束さん」
抱き付いている束さんを子供をあやす様にしているが本名は篠ノ之 束なんと俺よりも年上である。
「でもあまり触らない方が良いですよ、依頼終わりで直ぐきたから血や硝煙の匂い酷いでしょ?」
「う~ん、元のシっくんの匂いが良いから気にならないよ~」
束さんがクンカクンカと俺の首筋の匂いを嗅いで来た。
「ちょ、止めて下さい!流石に恥ずかしいですって!」
束さんの肩を掴んで引き離すと残念そうな顔をした。
「あ~あ、良い匂いだったのになぁ~」
「残念そうな声を出してもダメです、そろそろ本題に入りますよ」
懐を探って依頼の物を出すと束さんの気配が少し変わった。
「さっすがシっくんだねぇ~っ!ありがと~!ったく束さんが作ったISのコアを分析解析して複製なんて愚かな事だよね~、そんなこと出来るわけないのに」
最後にゾッとするほど冷たい声は怒りや侮蔑を含んだモノになっていた。
「さっ、早く初期化してキレイにしてあげないとね~」
束さんはコアを持ちながら大きな椅子に腰掛けると大型の機械の手が複数出てきてコアを解析を始めた。
その光景を眺めていると服の袖を引っ張られた。
「お久しぶりです四季様」
「ん、ああ久しぶりだねくーちゃん」
腰まで届く程の綺麗な銀髪に瞳を閉じながら不満げに頬を膨らませる小柄な少女が袖を摘まんでいた。
「えーと、どうしたの?何か不機嫌そうだけど……」
「私の事を忘れて束様とイチャイチャしてらしたからです」
「ゴメンごめん、忘れてなんかないよ。でもどうすれば機嫌を直してくれるかな?」
いうとくーちゃんは頬を少し赤くして俺に手を伸ばしながら。
「前にしてくれた抱っこして下さい」
まだくーちゃんが弱っていた時にしていたが一年以上していない。
「……お安い御用です、お姫様」
キザなセリフを吐きながらくーちゃんを通称お姫様抱っこして胸に抱き上げた。
「っ~~~~~~っ!!」
「照れるくーちゃん可愛い、けど手足をバタバタするくらい嫌なら言わなきゃ良かったのに」
嫌って言葉を聞くと急に大人しくなってしょんぼりした。
「……ごめんなさい、嫌なんかじゃありません少し慌てただけです」
「っ~~!ゴメン!冗談だったんだ許してくーちゃ~ん!」
「はうっ!あわわわわわわ!許しますから頬ずりを止めて下さい~っ!!」
頬ずりを止めてくーちゃんを下に降ろして借宿に戻る事にするとくーちゃんが寂しそうな顔をした。
「もう行くんですか?」
「うん、明日は用事があるし、それにそろそろアリーに代わる時間だしね」
くーちゃんは別にアリーのことは嫌いではないけど束さんが嫌いで理由が現実的な事しか言わないからだそうだ。
「はい、分かりました。あっ束様がこれから大変になると思うけど頑張ってね…っと伝えて欲しいと」
「?これから?計画のせいかな?了解、また来るねくーちゃん」
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くーちゃんに見送られながら宿に戻りテレビなどを見るがあの地獄についてのニュースなどはやってなかった。
『やっぱりニュースにはなってないね』
「ったりめぇだぁ、あそこにぁ公式には何もねぇ所だからなぁ」
ふと溢した一言をアリーは律儀に返してくれた。
『国が隠してた施設だけど束さんの手に掛かれば赤子の手を捻るより簡単なんだろうな』
「ありゃ直接手を出してすらいねぇよ、ISのコアからの警報と情報を解析しただけだからな」
『おおっ怖っ、ISのコアで悪い事は出来ないねぇ怖い恐い人達からの罰があるからねぇ』
「ふはは!兎と血染めの天使(ブラッディ・エンジェル)からか!」
『そゆこと、そろそろ限界だから寝るよ。朝になったら起こしてね約束あるし』
「了解、ゆっくり寝てな」
その後、世界の影で生きていた2人だけど表舞台に引きずり出される事を知らなかった。
クロエのキャラ崩壊が凄まじい事になってしまった
後悔はしてません許して下さい!!
次から原作に入ります!もう少しお待ちを