4回目にしてついに主人公のフルネームが
あんまりない気がする今頃主人公の名前が出る話なんて
文才なくてスミマセン
___一夏視点___
勘弁して欲しい周囲は全て女子。
男がそんなに珍しいのか全員が俺を見ている。
幼馴染ですら視線を逸らす始末。
孤独、圧倒的な孤独。
ああ神様お願いします、1人でもいいです男子を此処に___
「__りむら君、織斑君!」
「はっはい!なんですか!?」
考え事をしていた所為か目の前に居る教師の声に驚き声が裏返ってしまった、恥ずかしい。
「自己紹介してて次は"お"の織斑君なので自己紹介してくれないかなぁって」
目の前で屈んで顔を覗き込んでくる眼鏡を掛けた気弱そうな教師の顔とは裏腹に凶悪な大きさの胸が眼前で揺れたので急いで立ち上がった。
「えっえーと、織斑 一夏です」
うっ周囲の視線がもっと、と訴えてる此処で答えないと暗い奴っていうレッテルが。
ここは覚悟を決めて言え!
「以上です!!」
全員で新喜劇かっていう程の見事なこけっぷりをした。
「え!?ダメだったえぶっ!?」
周囲の反応に戸惑っていると頭に凄い衝撃が襲った。
この覚えのある痛みは、まさか!
思って顔を上げると目の前に関雲長が居た。
「げえっ!関雲!?」
さらに頭を衝撃が襲う、俺のバカ野郎。
「誰が中国の英雄か?それとお前はバカだ」
心を読むとは流石です。
「それに何で千冬姉が此処に?それに先生って」
千冬姉が睨んで来た相変わらず凄い迫力だ。
「学校では織斑先生と呼べ分かったな?」
「サー!イエスマーム!織斑先生!!」
千冬姉はクラスを見渡しながら自己紹介を始めた。
「これから一年間、貴様等の担任をする織斑 千冬だ。一年で貴様らを使いモノにする
これから私の言った事には"はい"と答えろ出来なくても"はい"と答えろ分かったな」
その瞬間、クラスに音のビックウェーブが起きた。
「っきゃーっ!!本物の千冬様よーっ!!」
「千冬様に憧れてこの学校に入ったんです!!」
「私なんか千冬様に憧れて九州から来ました!!」
騒ぐクラスを見て頭が痛くなったのか こめかみを押さえている。
「毎年毎年、よくもまぁバカが揃ったものだ私のクラスに集中させているのか?」
「きゃーっ!厳しく調教して下さい!でもたまには優しくして下さい!!」
「千冬様の調教ならウェルカムですーっ!!」
「その手に持ってる鎖で私を飼って下さいお願いします!!」
貶されているはずなのにクラスのテンションは更に上がっていく。
ていうかこのクラス変態比率が高い気がする。
「あの織斑先生は何故その………鎖を持っているんですか?」
俺も気になってた事を眼鏡を掛けた先生が訊ねた。
「ん、もういいか。いいぞコッチに来てくれ」
千冬姉がそう言うと教室に入って来た人の姿を見てクラスが静かになりザワザワと騒ぎ始めた。
それもしょうがないだろう、入って来た人はまるで移送中の凶悪な犯罪者みたいな恰好だったからだ。
頭に麻袋を被り首に両手に両肩に腰に計6個の枷と6本の鎖が自由を奪っていたからだ。
千冬姉がそいつに何かを呟き頭の麻袋を取るとクラスの時が止まった。
何故なら麻袋を取ったソイツは優しげな目をした俺の男友達だったから。
みんなは聞こえなかったかも知れないが俺は聞き取る事ができた「なんじゃこりゃあ………」と
その瞬間、先程にも負けず劣らずの音のビックウェーブが起きた。
____四季視点____
うん、分かっていたよ。
「千冬様が連れているから、まさか2人目!?」
「絶対そうよ!まだメディアにも発表されてない大ニュースよ!!」
「しかもイケメン!優しい顔しながら耳元で優しい言葉を囁かれたい!!」
こういう反応されるだろうなって。
女の人は3人寄れば姦しいとは良く言ったモノだ。
その10倍である、どれほどのモノか考えるまでの無い事だった。
「あー、自己紹介させるから黙れ」
千冬さんがそう言うとクラスが一瞬で静まり、目で自己紹介しろと言った。
「詩乃崎 四季です、好きなモノは色々ありますが皆さんに御忠告を」
皆に見えるように人差し指を立てると次の言葉を待つ様に黙った。
「俺は二重人格者です、もう1つの人格は獣の様な性格をしています無暗に近づくと食べられちゃうかもしれませんよ。俺が寝ている時などに騒ぐと出てきますので気を付けて下さいね」
そう言ってウィンクするとテンションが一気にMAXまで高まった。
「怖ーい!でも食べられてみたいかも!」
「あの顔で獣なんてヤバい!襲われたい!!」
「まさに禁断の箱みたい!怖いけど魅力的ぃ!!」
また騒ぎ始めたクラスに飽き飽きしているのか千冬さんが額に手をあてながら。
「四季の席は窓側の後ろの席だ、制服は机の上に乗っているから後で着替えておけ」
「了解しました、織斑先生」
そう言って席に向かう途中、呆けた顔をしている一夏に笑いかけた。
「しっ四季、お前っ」
「これ以上騒ぎを起こす真似をするなよ織斑………」
一夏が声を掛けようとした時、千冬さんから修羅の気配がして一夏は黙るしかなかった。
俺は笑いながら言われた席に向かうと周囲から視線が突き刺さる。
コレは想像以上に厳しいな一夏の顔が疲れているのも納得できる。
束さんの大変になるとは此処での事も含まれるんだろうなっと思いながら窓の外を眺めていた。